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【種類別】小学生におすすめの習い事!選ぶ際の4つのポイントも紹介

【種類別】小学生におすすめの習い事!選ぶ際の4つのポイントも紹介

2023年12月26日 公開

「小学生の子供に習い事をさせたいと思っているが、どのような種類があるかわからない」「子供に習い事をさせる上での注意点を知りたい」という方は多いのではないでしょうか。

学研教育総合研究所の「小学生の日常生活・学習に関する調査」によると、小学生の72.5%が習い事をしています。小学生から習い事を始めることで、子供の興味関心を引き出すだけでなく、努力する力を伸ばせるでしょう。

今回の記事では、実際に1〜6年生まで幅広い担任経験を持つ筆者が習い事ランキングに基づいて、小学生に適した習い事を紹介します。小学生の子供にどのような習い事をさせるのが良いかわかる内容になっているので、ぜひ参考にしてください。

参照:学研教育総合研究所「小学生の日常生活・学習に関する調査」

小学生習い事ランキングの1位は水泳

小学生で1番人気がある習い事は、水泳です。学研教育総合研究所の「小学生の日常生活・学習に関する調査」では、小学生の習い事ランキングとして以下の結果が示されました。
水泳は、2013年の習い事ランキングから1位を維持しています。体力向上や海や川での水難事故防止を目的に、泳げる方が良いと考える保護者が多いことが理由として考えられます。

小学生の子供におすすめの習い事【スポーツ】

小学生におすすめのスポーツの習い事は、以下のとおりです。
  • 水泳
  • サッカー・野球
  • 自然教室
スポーツの習い事は、体力だけでなく集団生活の基礎を育みます。この章で、それぞれの習い事の良さを確認してください。

水泳

小学生のスポーツの習い事に悩んでいる場合は、水泳がおすすめです。低学年の段階から水泳を習うことで、水への恐怖心を払拭できるからです。
学校の授業でも水泳を習いますが、人数が多かったり入水の時間の確保が難しかったりします。川や海での水難事故も多いため、子供にしっかり泳げるようになってほしい場合は、習い事として水泳に通わせると良いでしょう。
幼児期や就学前から習わせると、小学生に入った段階で水への恐怖心が薄れ、顔つけも抵抗なく行えます。

サッカー・野球

地域のサッカーや野球チームに入ることもおすすめです。チームスポーツのため、運動能力が高まるだけでなく、チームワークや上下関係を学べるからです。
地域や学校で活動するチームであれば、あまり費用もかかりません。体を動かすことが好きな子供で、スポーツの習い事を検討している場合は地域や学校のクラブチームを検討してみましょう。

自然教室

自然教室やボーイスカウトなどの野外活動の習い事もおすすめです。学年を超えて協力しあうため、協調性やチームワークが身に付くからです。
自然教室は月に1回休日に開催していることが多く、子供も体力に余裕を持って参加できます。また、学校では体験できないさまざまな自然体験を楽しめるでしょう。
米作りや畑仕事、自然を活かしたイベントなど、学校教育で大切にされている「生きる力」が身に付きます。

小学生の子供におすすめの習い事【学習】

小学生におすすめの学習の習い事は、以下のとおりです。
  • そろばん
  • 英会話
  • プログラミング・ロボット教室
そろばんは、脳の活性化へのさまざまな効果が実証されています。また2020年より、英語やプログラミング学習が小学校で必修化されました。
社会人になっても活きる能力のため、子供の興味関心に応じて習うと良いでしょう。

そろばん

そろばんを習うことで、集中力が身に付くだけでなく、計算が速くなります。
全国珠算教育連盟の研究では、そろばんによって右脳を鍛えることで、イメージ思考やひらめきを高める効果も上がるという結果が実証されました。
子供の受験を考えている場合は、学習レベルが上がる4年生ごろからそろばんに加えて学習塾へ通うと良いでしょう。

英会話

グローバル化が進んでいる現代において、英語は仕事を始めとしたさまざまな場所で必要なスキルとされています。小学校でも、2020年から英語学習が必修化されました。
1年生から英語に触れるだけでなく、5・6年生からは本格的に教科化されています。英語には抵抗感を感じる子供も多いため、習い事で慣れておくと良いでしょう。

プログラミング・ロボット教室

ネット社会である現在、アプリ・ゲーム開発で必要なプログラミングが注目を集めています。小学校では英語同様、2020年からプログラミング学習が必修化されました。
「命令を出して試行錯誤し、正解に辿り着く」というプログラミング的思考は、学習だけでなくさまざまな面で役立ちます。
プログラミングは難しくつまづく子も多いため、習い事でゲームや簡単なロボット作りなどから触れておくと良いでしょう。

小学生の子供におすすめの習い事【芸術】

小学生におすすめの芸術の習い事は、以下のとおりです。
  • ピアノ
  • 書道・習字
芸術系の習い事は女の子に人気ですが、感受性を磨けるため男の子にもおすすめです。自己表現も力を身に付けさせたい場合にも、検討してみてください。

ピアノ

子供の音感を育てたい場合は、ピアノがおすすめです。小学校低学年のうちからピアノを習うことで、自然に音感やリズム感を養え、歌やその他の楽器演奏にも活かせます。
学校でも鍵盤ハーモニカやリコーダー、合奏など楽器に触れる機会があるため、習っておくと授業で役立つでしょう。

書道・習字

書道や習字の習い事もおすすめです。書道・習字を小学校低学年から習わせることで、きれいな字を書く習慣が身に付くからです。
学校での書道・習字の授業は年に数回と多くありません。そのため学校の授業だけで、きれいな字を身につけることは難しいです。
きれいで読みやすい字はその人自身の印象を高めるため、大人になっても役立ちます。子供に整った字を身につけさせたい場合は、習い事として学ぶと良いでしょう。

小学生の子供の習い事を選ぶ4つのポイント

習い事を選ぶ際は、以下の4つのポイントを意識しましょう。
  • 子供の興味に合った習い事を選ぶ
  • 費用を考慮し家計に余裕を持つ
  • 子供の体力に応じて習い事の数を決める
  • 親も習い事の内容に関わりを持つ
習い事を有意義なものにするために、子供の興味・関心に合ったものを選ぶことが重要です。実際に習い事に通うのは子供であるため、大人がさせたいものを習わせても興味がなかったら意味がありません。この章で、習い事を無駄にしないためのポイントを確認しましょう。

子供の興味に合った習い事を選ぶ

習い事選びでは、子供の興味・関心を出発点とすることが重要です。親がやらせたいだけのことを習わせても長続きしないからです。また、親と子供の関係を悪くすることもあります。
特に自分の意見を持ち始める高学年では、子供の意見を尊重した習い事選びが大切です。どうしても習わせたいことがある場合は、その習い事の楽しさを伝えて子供を納得させてから行いましょう。

費用を考慮し家計に余裕を持つ

習い事を始める前に、費用を考慮して家計に余裕があるか確認しましょう。子供に習い事を継続して通わせるためにも、家計に余裕のある予算の設定が大切だからです。
習い事はお金がかかるため、家計に負担がかかりすぎないように慎重に検討する必要があります。

子供の体力に応じて習い事の数を決める

習い事の数は、子供の体力に応じて決めましょう。たくさん習い事をして、友達との関わりや遊ぶ時間が減ってしまうと、子供のストレスが増えるからです。
場合によっては、学校生活に支障が出る場合もあるので、子供の体力を見ながら習い事を増やしていくと良いでしょう。

親も習い事の内容に関わりを持つ

親が習い事の内容に関心を持つことは、習っている効果を引き出すために欠かせません。先生に任せっぱなしにすると、子どもの気持ちが緩んでしまうからです。
「楽しかったか」「目標を達成できたか」など、子供のことを気にかけていることが伝わるように関わると、やる気を引き出せます。習い事の先生と共に働きかけていくことが、子供の成長にとって大切です。

まとめ

小学生の習い事で1番人気なのは水泳です。しかし1番大切なのは、子供と向き合い興味関心のある習い事を選ぶことです。子供の気持ちを出発点として何を習わせるか決めることで、習い事の効果を最大限に引き出せるでしょう。
習い事を始めるのに遅いことはありません。習い事をさせることで、子供を褒めたりコミュニケーションをとったりする機会につながります。現在は幅広い習い事の種類があるため、子供の興味に合ったものを選びましょう。