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ピアノ教室は3歳からがおすすめ!通うメリット&習う内容をご紹介

ピアノ教室は3歳からがおすすめ!通うメリット&習う内容をご紹介

2023年12月27日 公開

子どもにピアノを習わせたいと考えるママやパパにとって、いつから習わせるかという問題はとても悩ましいポイントですね。
その上で「3歳から」という選択肢を持つ人は多いかもしれません。
なぜなら、ピアノ教室では「3歳から」を対象にしていることが多いからです。
3歳という年齢は就園する年齢であり、個人差は大きいですが、コミュニケーション能力がぐっと伸びる時期。
教室のルールなども少しずつ守れるようになると、習い事も始めやすいです。

しかし、それでも「うちの子は3歳でも、落ち着きがないし、ピアノを習わせるのは早いのでは?」と習わせるのを悩むパパやママもいるかもしれません。

私も息子を3歳からピアノ教室に通わせています。
落ち着きもなく、まだ十分に言葉でコミュニケーションを取れる段階ではなかったので、早いかなと思ったのですが、3歳頃の子どもを多く教えている先生だったので、途中でぐずっても、飽きてしまっても、臨機応援に対応してくださいました。
そして、大丈夫かなという不安よりも、3歳からという早めの年齢で、ピアノを習わせて良かったなと思う点の方がたくさんあったと感じています。

今回は、そんな3歳の時期にピアノを習わせるメリットを紹介していきます。
また、3歳ではどんなことを学ぶのか、途中で飽きてしまっても大丈夫なのかなどについても、経験談を交えてまとめました。

3歳からピアノ教室へ通うメリット

早速、3歳からピアノ教室へ通う場合のメリットを見ていきましょう。

メリット①音楽に親しめる

音楽を楽器で演奏すること、歌うことは、年齢が高くなるほどハードルが高くなりやすいです。
パパやママも経験があるかもしれませんが、「上手に演奏したい」「間違えたら恥ずかしい」などの感情が出てくると、音楽を楽しむことよりも、失敗への不安や緊張の方が大きくなることがあります。
3歳でピアノを始めると、まだ大きな失敗をするような難しい内容はなく、音楽に親しむところからスタートします。
不安や緊張よりも、純粋に音楽を楽しめる年齢です。
それに加え、「上手に弾きたい」「周りよりも上手くなりたい」などの向上心も、個人差が大きいですが、芽生え始める時期でもあります。
音楽を心から楽しみ、上達するのも楽しめる。
3歳はそんな時期であると言えます。

メリット②絶対音感がつきやすい

ピアノを習う際に、「絶対音感」を身につけることを期待するパパやママがいるかもしれません。
絶対音感とは、音を聞いたときにその音の高さ(音階)を正確に認識できる、音楽的能力の1つです。
この絶対音感は、耳の発達がピークになる3~5歳頃の幼少期のトレーニングによって身につきやすいです。
6歳以降になると、絶対音感は習得しづらいと言われているので、3歳という早い年齢のうちであれば、絶対音感を身につけられるかもしれません。
絶対音感を持つと、ピアノだけでなく、他の楽器の演奏や、作曲をするときなどに役立つことがあります。
音楽を続けるにあたって、メリットがあると言えるでしょう。

メリット③リズム感・感受性が身につく

ピアノを習うと、演奏するだけでなく、先生の演奏を聞いたり、お手本の曲をCDやYouTubeなどで聞いたりと、音楽を聞く機会が増えるでしょう。
たくさん音楽を聞くことで、リズム感が身についたり、音楽から刺激を受けて感受性が豊かになったりすることがあります。

メリット④HQ(人間性知能)を向上させる

脳科学者の澤口俊之先生によると、ピアノはHQ(人間性知能)を高めるのに、とてもいい習い事だと言います。(※1)
HQとは、人間らしく生きていくための本能的な能力のことです。
人間性が豊かで、良好な人間関係を築きやすく、また集中力や自己防衛力、思考力も育ちやすいとのこと。
これは、ピアノを弾くときに両手、足(ペダリング)で異なる動きをし、また目で楽譜を見て、耳で音を聞くという作業が、脳への良い刺激となり、脳の構造が良い方向に変わるためだと言われています。(※1)
幼児期はこのHQをいかに育むかが、幼児教育としての主流になりつつあります。
人間の脳は3歳までに80%、6歳までに90%と言われることからも、小学校受験や早期教育を考えている方にとっても、ピアノを3歳というタイミングで習わせるのは良いタイミングと言えるかもしれません。
(※1)ピティナHP:「今こそ音楽を!第三章:脳科学的観点から」より引用

メリット⑤協調性が身につく

ピアノ教室の中には、3歳児を集めてグループレッスンを行う教室もあるでしょう。
グループレッスンの良いところは、みんなと一緒に音楽を楽しめること。
子ども同士が刺激し合い、協調性を身につけながら、一緒に成長していくことができます。

3歳からピアノ教室で何を習う?

3歳からピアノを習うメリットはたくさんあると分かりました。
では、3歳ではピアノ教室でどのようなことを習うのでしょうか。
教室によってもレッスンの内容は大きく異なりますが、参考に知っておきましょう。

歌やダンスを取り入れたリトミック

最初は音楽や教室に慣れてもらうために、歌やダンスを取り入れたリトミックから始める教室も多いようです。
リトミックとは音楽に合わせて体を動かしたり、歌ったりしながら、音楽に慣れ親しんでいく活動のこと。
3歳よりも小さな子どもも習うことができます。
最初からピアノに触るよりも、体を動かして楽しく音楽に触れられます。

鍵盤遊び

ピアノの鍵盤は重く、まだ3歳の子が1本の指で弾くのには、負担となる場合が多いです。
そのため、最初は軽い電子キーボードの鍵盤で弾いたり、指ではなくグーの形で鍵盤を叩いたりする鍵盤遊びを取り入れる教室もあります。
リズムに合わせて鍵盤を叩いたり、歌と手拍子も取り入れながら弾いたりなど、リトミックの要素も強い内容です。

リズム練習

音楽に合わせて、太鼓をたたいたり、鈴を鳴らしたりなどのリズム練習をすることもあります。
ピアノを弾くにはリズム感、拍感も大切です。
さまざまな楽器を取り入れながら、リズム遊びをしていきます。

片手から両手へピアノ練習

ピアノの練習はまずは片手から行います。
右手である程度弾けるようになったら、次は左手の練習…とスモールステップで進みます。
片手でもある程度弾けるようになったら、交互に弾いたり、同時に弾いてみたりと、徐々に両手の練習に進んでいくことが多いです。

音楽ワーク

音楽に関するワークへ、シールを貼ったり、塗り絵をしたりする活動を取り入れている教室もあります。
3歳の時期は、いかにレッスンに飽きないようにするかも大切。
いろんな活動を通して、音楽に親しみを持っていきます。

3歳からのピアノ教室を選ぶポイント

3歳からピアノを習うなら、どのようなポイントに注目して教室を選ぶといいでしょうか。

教室のレッスン内容・指導方針

まず大切なのは教室のレッスン内容と指導方針です。
個人レッスンなのか、グループレッスンなのかによっても、レッスン内容が大きく異なってきます。
どのようなレッスンをするのか、カリキュラムや使う教本など、尋ねてみるといいでしょう。
また、発表会はあるのか(参加が絶対条件である教室も)、将来的にコンクールに出場したり、音高・音大に進学したい際には対策をしてもらえるのかなども確認するといいかもしれません。
楽しくピアノを習えたらいい、コンクールなどに挑戦させたいなど、ピアノを習う前にある程度親としての方針が決まっているようなら、その考えに合った教室を選びましょう。
その他、先生が生徒にどのようなことを求めているか、というのも教室によって違うことが多いです。
3歳でありながらも、きちんと座れる、話が聞けることが前提であるという教室も中にはあります。
自分の子どもが、その教室の方針に合っているかも確認しておきましょう。
私の息子が通っているピアノ教室では、3歳くらいの幼児期の子へは先生が作成したオリジナル教本や絵カードなどを使ってレッスンをしていました。
また、その日の気分などに合わせて、やることを子ども自身に選ばせるなど、臨機応変に対応してくれたので、3歳だった息子も楽しく通うことができたと思います。
口コミをみたり、実際に体験に行ったりしながら、レッスン内容や指導方針について探っていくといいでしょう。

通いやすさ

教室を選ぶときには、通いやすさも大切です。
3歳になると、就園している子も多い年齢なので、園が終わってから通う、または休日に通うということが多くなるでしょう。
その場合、教室が遠いと親も子も大変です。
また、距離もそうですが、費用についても確認しておいた方がいいでしょう。
月謝はもちろん、発表会やコンサートを開く機会が多い教室だと、そのたびに特別に費用がかかります。
衣装などにもお金がかかることもあるので、無理なく通わせられる教室を選ぶといいでしょう。

先生との相性

子どもと先生の相性もとても大切です。
小さい頃は親子で一緒に通うことが多いため、パパやママがフォローできますが、成長して1人でレッスンに行くようになった時、相性が良くないと子どもがつらくなってしまうことがあります。
3歳くらいの子どものレッスン対応が得意な先生もいれば、反対に苦手な先生もいます。
長く続けるためにも、教室を選ぶ際に先生との相性、教室の雰囲気も確認しておきましょう。

まとめ

「3歳はまだピアノを習うのには早いのではないか。」
「まだ3歳だし、レッスンにならないかも。」
などと心配するパパやママも多いと思います。
しかし、今回ご紹介したようなメリットに魅力を感じるのであれば、3歳からピアノ教室へ通うことを考えてみてはどうでしょうか。
悩んでいるよりも、実際に体験へ行ってみると、意外と大丈夫だと思えるかもしれませんよ。
心配しているうちに、子どもはあっという間に4歳、5歳となっていきます。
後で後悔しないよう、行動してみてください。