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習い事を5歳の子供にさせた方が良い2つの理由を解説!おすすめも紹介

習い事を5歳の子供にさせた方が良い2つの理由を解説!おすすめも紹介

2024年2月8日 公開

「5歳の子供に、小学校や将来のために習い事をさせたい」「5歳の子供におすすめの習い事を知りたい」という方は多いのではないでしょうか。

幼児白書Web版「幼児の日常生活・学習に関する調査」では、就学前から習い事をする子供は56.1%と、半数以上であることがわかります。5歳は幼稚園の集団生活にも慣れ、さまざまなことに興味や関心が出てくる時期であり、習い事を始めるのに適していると言えるでしょう。

今回の記事では、複数回小学校1年生の担任を勤めた経験がある筆者が、5歳の子供に習い事をさせた方が良い理由やおすすめについて解説します。

平均費用やふざけてしまう場合の対処法についても紹介しますので、5歳の子供への習い事を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

参照:幼児白書Web版「2022年9月 幼児の日常生活・学習に関する調査

習い事を5歳の子供にさせた方が良い2つの理由

5歳の子供に習い事をさせると良い理由は、以下の2つです。
  • 社会性が身に付く
  • コミュニケーション力が身に付く
5歳から習い事を始めることで、小学校の学習や運動の土台作りにもなります。この章で、5歳の子供に習い事をさせた方が良い理由を詳しく確認しましょう。

社会性が身に付く

5歳から習い事をすることで、就学前の準備として「社会性」を身につけられます。社会性とは、他人とうまく関わるための力のことです。具体的には、以下の力が挙げられます。
  • 自分の気持ちを伝える
  • 相手の気持ちを聞く
  • 挨拶や返事ができるなど
小学校では、40人近い子供たちと集団生活を送ります。そのため就学前から社会性を身につけておくと、学校生活がスムーズに始められるでしょう。また、習い事を通してさまざまな体験をすることで、好奇心を育めます。

コミュニケーション力が身に付く

5歳から習い事をすることで、コミュニケーション力が育めます。同じ年齢の子供はもちろん、さまざまな年齢や性別の子供と関わる機会となるからです。
先生の話を聞いたり他の子供と動きを合わせたりすることで、柔軟に他者と関わる力が育まれます。また、就学前に多様な価値観に触れられることもメリットと言えるでしょう。

5歳児におすすめの習い事【スポーツ】

5歳の子供におすすめのスポーツの習い事は、以下のとおりです。
  • スイミングスクール
  • サッカー・野球
  • 体操教室・バレエ
  • ダンス
幼児白書Web版「幼児の日常生活・学習に関する調査」によると、5歳の子供に人気の習い事は「スイミングスクール」です。水泳学習は小学校1年生から始まるだけでなく、子供の安全面でも重要と言えます。
この章で、5歳の子供におすすめのスポーツの習い事を確認しましょう。

スイミングスクール

水泳は、5歳の子供に1番人気の習い事です。小学校1年生から水泳の学習が始まるため、習い事で水への恐怖心を払拭しておくと良いでしょう。また、全身運動のため体力や心肺機能が鍛えられます。
小学校のプール学習は少ない教師の人数で行われるため、子供一人ひとりの入水時間の確保が難しいことがあります。ゆっくりと水に慣れる時間を習い事で確保することで、水遊びが楽しいと感じられるでしょう。

サッカー・野球

サッカーや野球は地域のクラブでも行われることが多く、始めやすい習い事と言えるでしょう。男の子に人気ですが、最近では女子プロリーグが発足したこともあり、女の子で始める子供も増えています。
ボールを目で追いかけたり、タイミングに合わせてボールを蹴ったりすることで、運動神経や反射神経、体力が高まります。またチームスポーツのため、相手の気持ちを推し量ったり、ルールを守ったりする社会性も身につくでしょう。

体操教室・バレエ

体操教室は、走るだけでなく跳んだり投げたりなどさまざまな動きを行うため、運動神経や体力を総合的に高められます。
また、バレエは柔軟性を高められるだけでなく、良い姿勢を保つ体感も鍛えられます。曲に合わせて踊ることで、表現力や感性も一緒に育まれるでしょう。

ダンス

ダンスは、運動能力を高めるだけでなく、リズム感や音感、表現力も身につけられます。スポーツが苦手な子供でも楽しく学べるためおすすめです。
友だちと動きを合わせることで、コミュニケーション能力や協調性が身につきます。また全身を使うことで、基礎体力もアップするでしょう。

5歳児におすすめの習い事【学習】

5歳の子供におすすめの学習の習い事は、以下のとおりです。
  • 英語
  • ピアノ教室
  • 学習教室・そろばん
英語は、小学生だけではなく今後さまざまな場面で活躍する能力です。5歳から習うことで英語への抵抗感を減らしたり、海外の文化を理解したりすることにつながるでしょう。
この章で、5歳の子供におすすめの学習の習い事を確認しましょう。

英語

英語は、2020年から小学校で必修化されました。教科として始まるのは小学校高学年ですが、1年生から年に数回英会話の学習が取り入れられています。
英語を話すことに恥ずかしさを感じる子供も多いため、就学前から習い事で楽しく触れておくと良いでしょう。ネイティブ講師とコミュニケーションを取ることで、発音やリスニングの感覚も身につきやすくなります。

ピアノ教室

ピアノも、就学前から人気の習い事の1つです。5歳からピアノを習うことで、リズム感や音感が自然と身につきます。
小学校では、低学年から鍵盤ハーモニカの学習が始まります。ピアノを習うことで、鍵盤ハーモニカだけでなくリコーダーや合奏など他の音楽活動でも活躍できるでしょう。
ピアノは両手の指を器用に動かすことが必要なため、脳へさまざまな好影響もあるとされています。子供の心を豊かにし、脳を活性化させるピアノは5歳におすすめの習い事です。

学習教室・そろばん

小学校の学習を先取りしたい場合は、学習教室に通うこともおすすめです。
小学校では、ひらがなや数の概念など、基本的なことから学びます。しかし、就学前に少しでも習得しておくことで、余裕を持って学習に取り組めます。
学習教室以外にそろばん教室も、子供の暗算力やひらめき力を高める上で有効です。

習い事を5歳の子供にさせるなら2〜3つがベスト

5歳の子供に習い事をさせる場合は、2〜3つがベストです。たくさん習い事をさせると、スケジュール管理が大変なだけでなく、子供にも負担がかかってしまうからです。
幼児白書Web版「幼児の日常生活・学習に関する調査」によると、幼児の習い事にかける平均的な費用は約11,523円でした。習い事によって費用は異なるものの、月謝が5,000円程度と考えると2〜3つの習い事に通わせている保護者が多いと予想されます。
習い事を始める際には、習っているスポーツや音楽が嫌いにならないように、教室や先生との相性、指導方針を確認しておくと良いでしょう。子供の得意なことを保護者が見て理解した上で、習い事の検討がおすすめです。

習い事で5歳の子供がふざけるときの対処法

5歳の子供がふざける時の対処法としては、以下の3つが挙げられます。
  • やってはいけないことはしっかりと注意する
  • 些細なことでもできたことを褒める
  • 習い事の先生に注意したり学びに戻るよう促したりしてもらう
5歳の子供はまだ幼いため、習い事でふざけてしまうことがあります。ふざけてしまって学びにならなかったり、友だちの学びを阻害してしまったりする場合は、ダメなことを具体的に伝えましょう。また、小さなことでもできたことを褒めて、認めることが大切です。
習い事の先生がしっかり注意してくれているか、学びに戻れるように促してくれているかもチェックすると良いでしょう。

5歳のうちに習い事を始めよう!

5歳は、小学校に入学する前の準備段階と言えます。身の回りのことができるようになり、発達も目覚ましい時期であることから、習い事を始めるのに適した時期です。
習い事を始める上で1番大切なのは、子供自身の気持ちです。まだ自己表現がうまくできない5歳だからこそ、子供の興味のあるものや様子から、習い事への意思を尊重しましょう。
就学前にある程度習い事で学習やスポーツの力、社会性を身につけておくことで、ゆとりを持って小学校に入学できます。小学校生活のスムーズなスタートのためにも、5歳からの習い事を検討すると良いでしょう。