2歳の英語は効果的?メリットや家庭でできる取り組み方法がわかる
2023年12月26日 公開
グローバル化が進む社会において英語の重要度が年々増していることから、子どもには早いうちから英語を学ばせたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
その一方で、2歳からの英語は意味がないのでは?と気になっている方も多数います。
筆者にも3人の子がいますが、英語を学ばせたいものの始めどきの見極めが難しく、どの教育方法が子どもに合っているのか夜な夜な調べていました。
同じように悩まれている方の参考になればと思い、この記事では2歳ごろの英語教育の始め方やおすすめの学習方法、英語教室へ通うメリットをまとめています。
ぜひ、子どもの「始めどきサイン」を見極めて、効果的な英語教育を始めてみませんか?
英語は何歳から習い始める?幼児期から始めるメリットとデメリット
英語は早期習得が大切ですが、子どもが実際に何歳から習い始めた方がいいか迷っている方に向けて、子育て経験のある筆者がアドバイスします。英語耳を育てたり、楽しく学べたりと幼児のうちに始めるとメリットはたくさん。年齢別に何を習うかも紹介します。
英語教育の理想的な始めどきは?子どものサイン3つ
英語の早期教育は意味がないのではという意見もありますが、実際には2歳の英語教育は効果的といえるでしょう。
なぜなら2歳前後は、自分で身の回りのことをしたり発語が増えてコミュニケーションが取れたりと、精神面の成長が目覚ましい時期だからです。
まだしっかり話すことができなくても、身近な大人のやることや話すことをよく見聞きし観察して、真似っこ上手になる姿を見かけませんか?
多くのことを吸収する時期だからこそ、英語の教育は効果的だと考えられます。
また、0~2歳ごろは耳の発達が盛んでとても多くの音を聞き分けることができる敏感期のため、英語の発音を区別するのに適した時期といえるでしょう。
では、子どもが見せてくれる理想的な始めどきのサイン3つを紹介します。
サイン1:言葉の真似っこや話せる言葉が増えてきたとき
まず、1つ目のサインは、言葉の真似っこや話せる言葉が増えてきたことです。
なぜなら、子どもが真似をしてみよう・話してみようと思ったとき、日本語か英語かなどと区別してはいないからです。
子どもの発達における発語は、ブーブー・ニャンニャンなど音真似から始まるため、ふとしたときに「オッケー」などと返ってきてびっくりした経験がある方もいます。
耳の発達が盛んで聞き分ける力が高いとされる時期に英語に触れることで、独特の発音を聞き分ける力を身につけることができるでしょう。
2歳は脳の発達も急速に進む時期のため、日本語や英語の文章の組み立ての違いにも柔軟に適応できると考えられます。
言葉の真似っこや発語が増えてくる時期は、英語の発音を聞き分け発声の仕方を学ぶのに理想的なタイミングといえるでしょう。
ぜひ、このような子どものサインを見つけたら英語に触れる機会を増やすことをおすすめします。
サイン2:お友達に興味を持ち始めたとき
2つ目のサインは、お友達に興味を持ち始めたときといえるでしょう。
なぜなら、英語教室などへ通うことで遊びを通じてお友達とかかわることができるからです。
2歳は、より活動的になったり興味を持つものが増えたりして世界が広がり、自分と同じ年頃の子がいるのだとはっきり認識し始めるといえます。
英語教室に通うことで、お友達と英語でコミュニケーションをとる楽しさを学ぶことができるでしょう。
また、英語を話す様々な国の人の存在を知るきっかけとなり、多様性を認める心を育むことに繋がっていきます。
コミュニケーションをとることの楽しさから、日本語と同様に英語を習得できるチャンスといえます。
人とかかわることやお友達の存在に興味を持ち始めたサインを見つけたら、ぜひ英語教室に通わせてみませんか?
サイン3:自分の身の回りのことを自分でやり始めたとき
3つ目のサインは、自分の身の回りのことを自分でやり始めたときです。
一見英語とは関係がないように感じられるかもしれませんが、自分でやりたいという気持ちは「なにかに挑戦したい」・「新しいことをやりたい」とも捉えることができます。
つまり、英語は普段聞く日本語とは異なる新しい言語となり、英語でコミュニケーションをとることに挑戦したいと興味を持つ時期といえるでしょう。
例えば「靴下を履いてみたい」とした場合に、英語や日本語でどのように表現するのか、経験や気持ちと関連付けながら学べます。
こうした経験の積み重ねが、英語を訳さずそのまま理解できる英語脳を育てることに繋がると考えられます。
自分のことを自分でやりたいサインを見つけたら、英語教育を始める理想のタイミングといえるでしょう。
2歳からの英語教室は意味がない?始めるメリット2つ
2歳から英語教室に通うことは、意味がないのではと気になりますよね。
意味がないと感じる理由は、「英語を実際に話す姿が見られない」からだと考えられます。
2歳は言葉を話し始める時期ではありますが、早い子では2歳前から遅い子では4歳ごろからと個人差が大きいのも事実です。
しかし共通していえるのは、0~2歳は耳の発達が目覚ましく多くの音や言葉をインプットしている時期ということです。
習うのを辞めてしまったのに、成長してから英単語が出てきたり英語をすんなり理解したりする姿に驚いた経験をした方も多数います。
英語を話さないからといって、英語を聞き分けられていないわけではありません。
英語教室でネイティブの英語に触れることができる点は、メリットが大きいといえるでしょう。
では、すぐに感じられる英語教室に通うメリットを2つ紹介します。
メリット1:ネイティブの先生と触れ合える
英語教室に通う1つ目のメリットは、ネイティブの先生と触れ合える点です。
生きた英語に触れることができるだけでなく、先生の国の遊びや考え方など、文化に触れることができるため、非常に魅力的といえます。
また、英語教室によってはネイティブの先生が必ずしもいるとは限りません。
英語の語学だけにとどまらず、英語圏の遊びや文化に触れられることは貴重な体験となることでしょう。
ネイティブの先生や生きた英語に触れさせたいと考えている場合には、体験教室などを通じてよく確認することをおすすめします。
メリット2:自分主体の目線で英語を学ぶことができる
英語教室に通う2つ目のメリットは、自分主体の目線で英語を学ぶことができる点です。
自分主体の目線で英語を学ぶとは、子どもが今伝えたいことを講師が汲み取り、英語でなんというかすぐに知ることができることを意味します。
通信教材などでは「この場合の返答の仕方」や「物の単語」を学べますが、受動的な英語学習といえるでしょう。
一方、英語教室では実際のやり取りを通じて英語を学べるため能動的な英語学習といえます。
「好きな色はなに?」と聞かれ、「青と答えたい」気持ちを汲み取ってもらい、「Blue」(ブルー)と学ぶといった具合です。
実際に自分が言いたいことや伝えたいことに紐づいて英語を学ぶことができるため、鮮明に記憶に残ることでしょう。
知識として知るだけでなく、しっかり英語を身につけたい場合には英語教室が適していると考えられます。
2歳におすすめの英語学習方法3つ
英語教育の始めどきのサインを見つけたら、どのような学習方法が効果的なのか気になりますよね。
発語の有無や子どもの性格によって、英語の適した学習方法はさまざまです。
英語を学習する手段として大きく3つに分類されます。
- 聞き流し英語
- 英語通信教材
- 英語教室
これらの方法をおすすめする理由と選び方について、説明していきます。
方法1:聞き流し英語
場所を選ばず家庭で取り組みやすい方法として、聞き流し英語はいかがでしょうか。
聞き流し英語とは、英語での会話のやり取りや子どもが親しみやすい童謡が収録されたCDをただ流しておくだけの学習法です。
CDなど音源を流すだけでいいので、車の中や家の中など場所を選ばず、家庭でできる英語学習として取り組みやすい点が魅力です。
インプットに長けた時期のため、たくさんの英語に触れることで将来の財産が増えるといえるでしょう。
聞き流し英語は、以下に当てはまる子どもにおすすめの学習方法といえます。
- まだ発語が少なく、言葉でのコミュニケーションがとれない
- 人見知りや場所見知りが強い傾向がある
- 歌うことが好きであったり、声真似して発声したりする傾向がある
ただし、英語を聞き流したからといって、すぐさま英語が話せるようになるわけではありません。
無料アプリやYouTubeなど気軽に学習に取り組めるものが多数あるため、ぜひ試して子どもの様子を確認してみてはいかがでしょうか。
方法2:英語通信教材
家庭で取り組むことができる学習方法のひとつとして、英語通信教材をおすすめします。
英語通信教材は、CDやDVD、テキストなどの教材を購入し自宅で取り組む学習方法です。
英語通信教材は、資料請求で実際の学習を疑似体験することができ、絵柄や声のトーンが合うかどうかや一緒に楽しめそうか確認できます。
英語通信教材のメリットとしては、以下の点があげられます。
- 自宅で一緒に楽しみながら学習できる
- 子どもにあった学習ペースで取り組むことができる
- 繰り返し学習することができる
- 兄弟がいる場合、一緒に学ぶことができる
人見知りや場所見知りが強い傾向がある子どもには、適した学習方法といえるのではないでしょうか。
2歳におすすめの英語通信教材について、いくつか例をあげて紹介します。
費用 | お届け頻度 | 特徴 | 付属品 | |
---|---|---|---|---|
こどもちゃれんじEnglish | 1,570円 (月額税込) |
2ヶ月に1回 | 英語を真似して話す・聞く力を育てる、 引き出すおもちゃが届く |
発達に応じたおもちゃ |
Sanrio English Master | 334,980円 (一括税込) (4年間分) |
契約時に一括 もしくは2分割 |
物語・体操・歌などから、日常会話での 表現を網羅している、FONIXあり 専用アプリあり |
タッチペン 英語絵本 |
ディズニー英語システム | 5,600円 (月額税込) ※条件あり |
契約時に一括 | 同じフレーズが繰り返しでてくること でインプットしやすい アウトプットの場合もサポートあり |
タッチペン ぬいぐるみ |
- 月払いは、気軽に始めたりやめたりできる
- 教材を一括して購入するタイプは学習内容が一通り網羅されている
- 教材を一括購入しても代金は分割できる場合も
いずれも体験教材の用意があるため、積極的に活用して子どもの好みやライフスタイルに合う教材を選んでみてはいかがでしょうか。
方法3:英語教室
人とのコミュニケーションを直にとることができるのは、やはり英語教室です。
2歳の英語教室は、教室に通い講師と遊びやコミュニケーションを通じて英語に触れる学習方法です。
英語教室のメリットとしては、以下の4つがあげられます。
- 遊びを通して英語を学び、学習したことをすぐにアウトプットできる
- 外国人講師のネイティブな発音に触れることができる
- 自分が英語で伝えたいことを学ぶことができる
- 同じ年頃の子と一緒に遊べることが楽しい体験となる
英語教室には、親子で参加するものと子どものみで参加するものがあるため、子どもの性格に合った教室を選ぶことをおすすめします。
それでは、おすすめの英語教室を例にあげて比較してみましょう。
費用 | レッスン時間 | 講師 | レッスン人数 | |
---|---|---|---|---|
ペッピーキッズクラブ | 9,430円前後(月額税込) | 1回60分、週1回 | 日本人講師 外国人講師 |
7~12名 |
ECCキッズ | ミニキッズコース 8,800~11,000円 ※地域によって異なる |
1回30分、週1回 | 外国人講師 | 親子6組 |
ヤマハ英語教室 | 5,280円(月額税込) | 1回50分、月3回 | 日本人講師 | 親子3組以上 |
英語教室によって、費用・レッスン時間・講師などそれぞれ異なる特徴があります。
費用は、同じレッスン内容であっても地域によって異なる場合が多く、月額受講料のほか施設管理料や入学金がかかる場合がほとんどであるため、事前に確認することが不可欠です。
体験教室を開催している場合がほとんどのため、あらかじめ教室の雰囲気やレッスンの様子、講師の印象を確認すると安心して通うことができるでしょう。
体験教室を通じて、通いやすい教室を見つけてみてはいかがでしょうか。
英会話教室の月謝やそれ以外の費用とは?子供の年齢別にご紹介
英会話は子どもを持つ親に人気の習い事。習わせ始めるときに気になる月謝の目安と、その他の必要な費用をご紹介します。英会話教室に実際にどのくらいかかるのかイメージできるように、子どもの年齢別にご説明しています。
2歳からの英語教室は効果的!子どもにあった教室や教材で取り組む
2歳は、耳の発達がまだまだ盛んな時期であり、英語の発音をはじめさまざまな音を聞き分けられるため、英語教室や英語教育を始めるのに最適な時期です。
年齢とともに音を聞き分ける力は弱まってしまうため、2歳の英語教室・英語教育が早すぎるということはありません。
むしろ、たくさんの音を聞き分けインプットしているため、理想的といえます。
また、言葉真似が上手にできるようになるため、英語の発音もネイティブに近い状態で学習することができるでしょう。
2歳の言語習得の大事な時期に英語を学ぶことで、英語脳を育てられることは大きなメリットとなるのではないでしょうか。
とくに英語教室では、同じ年頃の子とかかわるきっかけとなり社会性が身につくだけでなく、英語を楽しいものとして受け止められると考えられます。
ぜひ、子どもからの始めどきサインを受け取り、子どもやライフスタイルに合う学習方法で英語を習わせてみませんか?
2歳の英語は効果的?メリットや家庭でできる取り組み方法がわかる|ikumama
2歳の子どもに英語を習わせたいけど、まだ早いか不安なママやパパに向けて、早くから習い事を始めるメリットをご紹介します。英語耳を鍛えるには、年齢でリミットがあったり、楽しく始められるのは実は2歳だったりと、英語教室は今が最適なのです。