大人も溶連菌にかかるって本当?子供がかかったら気を付けたいことご紹介します!
2018年2月7日 公開
溶連菌は子供の病気のイメージ・・・大人もかかるの?
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結論から言うと、これはかかります。一般に子供の病気のイメージが強い溶連菌感染症ですが、決して子供だけの病気ではなく大人にもうつる病気です。
大人が特に重症化しやすいというわけではないのですが、この感染症は大人でも高熱が出ることがあります。大人になると高熱を出す機会が減るので辛く感じますし、また、小さな子供がいるとゆっくり寝ているわけにもいかないという場合も多く、大変な思いをすることも多くなるので、気を付けたい病気です。
大人が特に重症化しやすいというわけではないのですが、この感染症は大人でも高熱が出ることがあります。大人になると高熱を出す機会が減るので辛く感じますし、また、小さな子供がいるとゆっくり寝ているわけにもいかないという場合も多く、大変な思いをすることも多くなるので、気を付けたい病気です。
大人の溶連菌は気づかないことも
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溶連菌は子供がかかるイメージが強い病気なので、大人の場合気づくのが遅くなることがあります。のどが痛いな、熱があるなと思っていても風邪かなとやり過ごしてしまうこともあるようです。
ですが、まれにではあるものの合併症につながることもあるので、溶連菌をきちんと退治しておくことはとても大切。診断には検査を受ける必要があるので、お子さんが溶連菌にかかっていなくても身近で流行していたり、子供が集まる場所に行ったりと思い当たる節があれば受診の際に申告しましょう。
ですが、まれにではあるものの合併症につながることもあるので、溶連菌をきちんと退治しておくことはとても大切。診断には検査を受ける必要があるので、お子さんが溶連菌にかかっていなくても身近で流行していたり、子供が集まる場所に行ったりと思い当たる節があれば受診の際に申告しましょう。
そもそも溶連菌ってどんな病気?
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溶連菌は、正しくは溶血性連鎖球菌と言う細菌。
インフルエンザなどはウイルスが原因となるのに対し、溶連菌は細菌という点で違っています。
この菌にはさまざまな種類があるのですが、病気の原因となる溶連菌としてはとくにA群、B群、C群、G群などがあります。感染症の原因となるのは大部分がA群なので一般にはA群によるものが「溶連菌感染症」と呼ばれます。
小さい子どもの間で流行するのですが3歳未満では熱があまり上がらないケースもあります。
インフルエンザなどはウイルスが原因となるのに対し、溶連菌は細菌という点で違っています。
この菌にはさまざまな種類があるのですが、病気の原因となる溶連菌としてはとくにA群、B群、C群、G群などがあります。感染症の原因となるのは大部分がA群なので一般にはA群によるものが「溶連菌感染症」と呼ばれます。
小さい子どもの間で流行するのですが3歳未満では熱があまり上がらないケースもあります。
溶連菌にかかったらどんな症状が出るの?
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まず知っておきたい代表的な症状は発熱とのどの痛みです。熱は38~39度といった高熱になることもあります。ですが、3歳未満の小さいお子さんの場合ではあまり熱があがらないことも。
のどの痛みがとても強く、何かを飲み込むときに痛むこともあります。
そして、手足などに小さくて、あかい発疹が出たり、舌にツブツブができたりします(イチゴ舌と呼ばれます)。ほかにも頭痛や腹痛、首すじのリンパ節の腫れもみられます。
普通の風邪と違ってあまり咳や鼻水が出ないのも特徴です。
潜伏期間としては、実際に感染してからだいたい2〜5日が目安です。
のどの痛みがとても強く、何かを飲み込むときに痛むこともあります。
そして、手足などに小さくて、あかい発疹が出たり、舌にツブツブができたりします(イチゴ舌と呼ばれます)。ほかにも頭痛や腹痛、首すじのリンパ節の腫れもみられます。
普通の風邪と違ってあまり咳や鼻水が出ないのも特徴です。
潜伏期間としては、実際に感染してからだいたい2〜5日が目安です。
溶連菌にかかったら気を付ける事って何だろう?
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☆できるだけ早く病院へ!
先ほども述べましたが、溶連菌感染症は細菌が原因。つまり、抗菌薬が有効に働いてくれる
のです。つまり、熱やのどの症状を和らげる薬だけではなく、菌そのものに働く薬ということ。せっかく頼れる薬があるのですから、できるだけ早く病院を受診してください。
溶連菌感染症は、検査を受けて、確定診断となります。先ほどもご説明しましたが、もし、お子さんが溶連菌感染症にかかっていてうつったかもしれないなどというときは、その旨を問診のときに伝えておくとスムーズです。
溶連菌感染症は、検査を受けて、確定診断となります。先ほどもご説明しましたが、もし、お子さんが溶連菌感染症にかかっていてうつったかもしれないなどというときは、その旨を問診のときに伝えておくとスムーズです。
☆ホームケアはどうしたらいい?
ホームケアとしては、安静にして水分をじゅうぶんにとること。のどの痛みから食べ物が食べにくいことがあるのでその場合はゼリーなどのどごしのよいものがおススメです。お風呂は熱が下がって来たら様子を見て再開できますが、溶連菌で発疹が出ているとあたためることでかゆみが強くなることがあるので注意が必要です。
☆薬は最後まで!自己判断でやめてはダメな理由とは?
病院で処方された薬を飲み始めて、症状が治まってくると飲むのをやめてしまうこともあるかもしれません。ですが、それはNG。きちんと薬を飲み切らないと、十分な効果が得られず、まれにですが心臓弁膜に障害などを起こすリウマチ熱や、急性糸球体腎炎といった合併症につながる可能性もあるからです。
お子さんの場合は、薬を飲み切ったあとに、日数を置いて、尿検査に来るよう言われることがあると思います。これは、腎炎などの心配がないかをチェックするのが目的。小さなお子さんの場合、尿検査の尿を摂るのも一苦労!ですが、きちんと受けておくと、安心ですよ。
お子さんの場合は、薬を飲み切ったあとに、日数を置いて、尿検査に来るよう言われることがあると思います。これは、腎炎などの心配がないかをチェックするのが目的。小さなお子さんの場合、尿検査の尿を摂るのも一苦労!ですが、きちんと受けておくと、安心ですよ。
子供の場合登園・登校はしても大丈夫?
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溶連菌感染症は、ほかのお子さんにうつす場合もあるので、登園・登校できない場合もあります。通園、通学されている保育園・幼稚園・子ども園などによっても、違いがあるかもしれませんが、厚生労働省のガイドラインによると、抗菌薬を飲み始めてから、24~48時間経過してから、というのが目安。登園のためには、病院を受診して、医師の登園許可の書類をもらってくださいね、と園などから言われることもあると思います。
園や、主治医の指示にそって、登園・登校を再開してくださいね。
園や、主治医の指示にそって、登園・登校を再開してくださいね。
【感染しやすい期間】
適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後1日 間
【登園のめやす】
抗菌薬内服後 24~48 時間経過しているこ と
こちらは、厚生労働省の出している、保育所での感染症対策のガイドライン。溶連菌感染症の場合、登園できない期間の目安になります。
また、この目安が過ぎても、治療の継続、つまり薬を飲み続けることは必要です。
お子さんが登園・登校を再開する場合でもお薬を飲むことは必要なので気を付けてくださいね。
お子さんが登園・登校を再開する場合でもお薬を飲むことは必要なので気を付けてくださいね。
子供がかかったら要注意!大人にもうつる場合が!
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溶連菌感染症は飛沫感染と、経口感染。家族内で感染する可能性も大いにあります。
お子さんがかかってしまったときは、お子さんも、ママやパパ自身もマスクを着用したり、手洗いとうがいを徹底するなどの対策が必要になります。
食事の時に、お子さんの咳から菌が大人のお皿に入ってそのまま飲み込んでしまうなんてことも。お子さんが溶連菌にかかっているときは食事のときの場所を工夫したり、食事時間をずらすこともひとつの対策です。
また、大人から子供にうつることもあります。
お兄ちゃんやお姉ちゃんから、ママに、ママから小さい赤ちゃんに、なんてことのないように、気を付けたいですね!
お子さんがかかってしまったときは、お子さんも、ママやパパ自身もマスクを着用したり、手洗いとうがいを徹底するなどの対策が必要になります。
食事の時に、お子さんの咳から菌が大人のお皿に入ってそのまま飲み込んでしまうなんてことも。お子さんが溶連菌にかかっているときは食事のときの場所を工夫したり、食事時間をずらすこともひとつの対策です。
また、大人から子供にうつることもあります。
お兄ちゃんやお姉ちゃんから、ママに、ママから小さい赤ちゃんに、なんてことのないように、気を付けたいですね!
大人は溶連菌のとき仕事に行ってもいいの?
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基本的には、他の人にうつしてしまう場合があり、また、ママやパパ自身の体調もすぐれず、からだも辛いはずなので、休めるとベストです。
どうしても休めないときもあると思いますが・・・できれば、周りの方のためにもお休みできるといいですね!
どうしても休めないときもあると思いますが・・・できれば、周りの方のためにもお休みできるといいですね!
溶連菌にかからないためにはどうしたらいいの?
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溶連菌には、抵抗力が弱っているときに感染・発症しやすいものです。
予防法は、免疫力を高めること。どんな病気にも言えることではありますが、普段から規則正しい生活を心がけて、栄養・睡眠を十分にとることがまず基本です。
そして、十分な手洗いと、流行しているという情報があれば、外出時にはマスク着用を心がけてください。
予防法は、免疫力を高めること。どんな病気にも言えることではありますが、普段から規則正しい生活を心がけて、栄養・睡眠を十分にとることがまず基本です。
そして、十分な手洗いと、流行しているという情報があれば、外出時にはマスク着用を心がけてください。
☆産後のママは免疫力低下気味なので注意を!
産後のからだも、免疫力が低下しているもの。溶連菌にも気を付けてください。
産後の免疫力低下についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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産後の「免疫力の低下」に隠れたストレスと病気の関連性とは!? – ikumama
産後の母体のダメージというのは、見て図れるものだけではありません。大きくなった子宮が戻ったり、剥がれ落ちた胎盤の止血をしたりと、見えないところで大忙しなのです。どうしても生まれた赤ちゃんに周囲の目が向きますが、ママの身体もいたわらなければならないのが産褥期です。ダメージを受け、抵抗力が落ちた身体でもスタートする育児。満足に睡眠食事のできない生活は母体に無理をさせます。そういう生活を続けているともしかしたら病気になってしまうかもしれませんよ。
こちらの記事では、産後の免疫力の低下、また病気への関連もご紹介しています。合わせてチェックしてみてくださいね。
まとめ
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私自身も、ワーキングマザーを始めたばかりのころ、よく体調を崩していました。溶連菌感染症もそんなときにかかった病気のひとつ。息子がかかった溶連菌がうつってしまい、39度近い熱が出て、とにかくのどが痛くて、つばを飲み込むのもつらかった覚えがあります。疲れていたり、忙しくしていると体調を崩しがち、ですが、大人になって高熱は本当につらいものです。ワーキングマザーのママだけでなく、ママはみんなお疲れだと思います。どうか、無理をせず!時には自分のからだもいたわってくださいね。
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