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妊娠中辛い”痔”の原因や治し方は?薬や手術についてなど気になる疑問を一挙解決!

妊娠中辛い”痔”の原因や治し方は?薬や手術についてなど気になる疑問を一挙解決!

2019年4月4日 公開

妊娠中痔になって痛い、何とかしたいけれど一体どうすればいいの?そんな不安を抱えている人も多いですよね。実は妊娠中は痔になりやすく、約7割の妊婦さんが経験しているとも言われています。そんな辛い痔、一体なぜ妊娠中は起こりやすいか知っていますか?ここでは妊婦さんがなぜ痔になりやすいのか、その原因はもちろん自分でできる治し方5選も詳しく紹介!また薬の使用や手術は受けられるのかについても、解説していきます。気になる疑問を一気に解消していきましょうね!

妊娠中なぜ痔になりやすくなるの?その原因は?

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そもそもなぜ妊娠中は痔になりやすいのかというと、その大きな原因はズバリ便秘です。妊娠しお腹が大きくなると、腸を圧迫します。圧迫されると腸が思うように機能できなくなり、排便がうまくいかず便秘になってしまうのです。

さらに妊娠中は黄体ホルモンが多く分泌されます。この黄体ホルモンには、腸の動きを鈍くする働きもあるため、さらに便秘になりやすくなってしまうのです。

妊娠中なりやすい痔の種類は?

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痔と一言にいっても、切れ痔・痔瘻(じろう)・いぼ痔など様々な種類があります。では妊娠中はどのタイプの痔になりやすいのでしょうか。

いぼ痔

痔の中でも一番なる人が多いと言われているのが「いぼ痔」です。いぼ痔はその名の通り、いぼのようなふくらみが肛門の内側又は外側にできます。ちなみに、肛門の内側にできるいぼ痔を「内痔核」、外側にできるいぼ痔を「外痔核」と呼ぶんですよ。

【内痔核の特徴】
・痛みが少ない
・排便時に血が出る
・症状が悪化すると肛門の外までイボが飛び出す

【外痔核の特徴】
・腫れて激しく痛む
・出血は少ない

いぼ痔は触って自分で確認することができるのも特徴の一つです。排便時などにいぼのようなものができていたら、いぼ痔の可能性が高いと言えますね。

切れ痔

硬くなった便で粘膜が傷つけられ、切れてしまった状態を「切れ痔」といいます。切れ痔の特徴は、排便時に激しい痛みと出血があるという点です。また排便後もしばらく痛みと出血が続くので、このような症状がある場合は切れ痔の可能性が高いです。

妊娠中の痔の治し方や予防法5選!

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妊娠中痔になってしまった場合、できれば自力で治したいと考える人も多いですよね。ではどうやって治せばよいのか、チェックしていきましょう。

水分をしっかり取ろう

水分が不足してしまうと、便が固くなってしまい切れ痔の原因になります。そのため水分をこまめにとり、便を柔らかくするよう心がけることが大切です。目安としては1日1.5リットル以上摂取すると良いでしょう。

ただし一度にたくさん飲むのは体への負担も大きいので、こまめに少しずつ摂取してくださいね。また妊娠中はカフェインをあまりたくさん取ると良くないので、カフェインが入っていない麦茶などがおすすめです。

食物繊維や乳酸菌を摂取しよう

「食物繊維」は腸の中で水分を吸収し膨らむので、柔らかい便がたくさん作られます。さらに腸の働きを活発にしてくれるため、便をスムーズに輩出してくれるのです。

食物繊維をたくさん含む食材は以下の通り!
・シイタケなどのキノコ類
・わかめなどの海藻類
・みかんやグレープフルーツなどの柑橘類
・ジャガイモなどのイモ類など

また環境を整えてくれる善玉菌を増やす働きがある、「乳酸菌」を積極的に摂取することも大切です。

乳酸菌を多く含む食材は以下の通り!
・ヨーグルトやチーズなどの乳製品
・味噌などの発行食品

他にも腸の環境をコントロールするビタミンE(ホウレン草・アボカドなど)、胃の運動を良くするビタミンB(鰻・落花生)なども便秘改善にはおすすめです。

適度な運動をしよう

妊娠中は体が偉くて、つい座りっぱなしや寝ころびっぱなしになってしまうこともありますよね。でも同じ姿勢でいると、肛門に血が溜まってしまうことで、痔になりやすくなってしまいます。そのため体調を見ながらウォーキングなど、適度な運動を心がけましょう。また体を動かすことで血行が良くなることで、腸の動きも活発になり便もスムーズに出るようになるのです。

お尻を清潔に保とう

お尻を常に清潔に保つことも、痔を治すためには大切なことです。特に排便後お尻を清潔にしておかないと、菌が繁殖し痔が悪化してしまいます。そうならないためにも、排便後はウォシュレットなどを使い、常に清潔に保ってくださいね。

刺激の強い食べ物は控えよう

妊娠中人によっては、辛い物が食べたくなるなんて人もいるかもしれません。でも辛い物など刺激の強いものは肛門を刺激し、痔を引き起こしたり悪化させる原因になるのです。

さらに唐辛子などの刺激物には、カプサイシンと呼ばれる物質が含まれています。このカプサイシンは、腸の粘膜を傷つけ消化不良を引き起こしたり、消化器官の働きを弱めてしまう働きもあるため、便秘や下痢の原因にもなるのです。全く食べてはダメという訳ではありませんが、痔の時はできるだけ控えた方が良いでしょう。

妊娠中の痔の治療方法は?薬の処方や手術はできるの?

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妊娠中の痔は自然治癒することも多いため、基本的には痔の治し方でも紹介した生活改善で対処する場合が多いです。でも痛みがひどい、お尻から大量出血してしまったという人もいるでしょう。そんな人たちはどんな治療法が用いられるのでしょうか。

軟膏や座薬などの薬が使われることもある

症状がひどい場合は、軟膏や座薬などの薬を用いられる場合があります。ほとんどの場合が非ステロイドの赤ちゃんへの影響が少ないものを処方されることが多いです。ただし症状によっては、ステロイドを使うこともあるので、担当医と相談の上決めると良いですよ。

また市販の薬を使う人もいますよね。ただ市販の薬の中には妊娠中使えないものもあるので、必ず産婦人科で使用できるか確認してから使用するようにしましょう。

痛みがひどい場合は手術も可能

痔の症状がひどく、痛くて動けないという人もいます。そんな人の場合、妊娠24週以降で経過も順調であれば手術を受けることも可です。もちろん手術をすることで赤ちゃんに悪影響が出るということはありませんので、安心してくださいね。

ただし腫れがひどい場合は、手術に時間がかかり体に負担がかかることもあるなど、症状によっては手術が難しい場合もあります。まずは担当医に相談してから、手術をするかどうか検討すると良いですよ。

妊娠中の辛い痔は正しい治し方や治療法で乗り切ろう!

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妊娠中痔に苦しむ人は多いですが、日ごろの生活を少し変えるだけで、症状が改善されたり予防につながることも多いです。今回紹介した治し方を参考に、ぜひ辛い痔を乗り越えてくださいね。もし改善されない場合や痛みがひどい時は、担当医に相談の上薬や手術を検討するのも一つの手です。独断で薬などを使うと、トラブルの元なので必ず相談しましょう。痔とうまく向き合い、楽しい妊娠ライフを送ってくださいね♡