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”蜜蝋ラップ”でおしゃれに脱プラ生活~繰り返し使えるエコラップ!簡単手作りにも挑戦~

”蜜蝋ラップ”でおしゃれに脱プラ生活~繰り返し使えるエコラップ!簡単手作りにも挑戦~

2020年7月15日 公開

レジ袋が有料化されたことから、”脱プラスチック”が注目されていますね。しかし、まだまだ生活の中には脱プラできていないものが多いのをご存じですか。中でもレジ袋と並んで日常的に使っているのが食品用ラップ。食材を包むなど、様々な用途で使いますが、使用後はゴミに…。そのラップの代わりになると言われているのが、”蜜蝋ラップ”です。洗えば繰り返し使える上に、デザインはおしゃれ。今回はそんな蜜蝋ラップの魅力をご紹介します。簡単に手作りもできるので、私も挑戦してみました!

蜜蝋ラップってどんなもの?

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食品用のラップと聞けば、透明なラップを思い浮かべる人が多いですよね。このラップはプラスチック製で、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどが原料です。その上、添加物も含まれていることをご存じでしょうか。

安くて使いやすいものではありますが、一度使うとゴミに。最近は以前よりも、燃やしてもダイオキシンが発生しにくい原料で作られるようになったとはいえ、ゴミが多くなってしまうのは考えものですよね。

それに対し、ミツバチが作る天然の蝋である蜜蝋を布にたっぷりと含ませた蜜蝋ラップ。蜜蝋は熱で溶けるので、私たちの手の熱で簡単にお皿の形になじみ、包み込めます。

一般的な食品用ラップに比べ、蜜蝋ラップにはどのような魅力があるのでしょうか。

蜜蝋ラップの魅力1.繰り返し使えてエコ

普通の食品用のラップは基本的には1回使ったら捨てますよね。いわゆる、使い捨てのラップです。

それに対し、蜜蝋ラップは使い捨てではありません。洗えば繰り返し使えます

蜜蝋ラップの魅力2.天然の材料だけで作る地球にやさしいラップ

蜜蝋ラップの魅力の2つ目は、天然素材だけで作られていること。地球にもやさしいですし、添加物は無添加なので、私たちの健康にもやさしいんです。
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私も1ヶ月前に蜜蝋ラップデビューをしました。こちらの蜜蝋ラップは実際に私が使っているものですが、原材料は、

・蜜蝋
・コットン
・天然樹脂
・マヌカオイル
・ホホバオイル

の天然の材料のみ。

繰り返し使えますが、もし廃棄する場合も、天然素材だけで作られているので、有害物質を排出することなく自然に還りますよ。
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蜜蝋ラップの魅力3.保温性と抗菌性にすぐれている

ミツバチが作った自然の蝋でコーティングされた蜜蝋ラップは、蜜蝋ならではの保温性と抗菌性が特徴。食品の鮮度を守り、蜜蝋に含まれる抗菌作用で衛生面も安心。

プラス、一般的な食品用ラップよりも、適度な通気性も蜜蝋ラップの魅力。自然に近い状態で、食材を包んでくれます。

蜜蝋ラップの魅力4.なんといってもおしゃれでかわいい!

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蜜蝋ラップはなによりおしゃれでかわいいという点も魅力の1つ。コットン素材の布に蜜蝋を染み込ませており、その布のデザインは好みで選べます。

かわいらしくおしゃれな柄だと、使うのが楽しくなりそうですよね!

蜜蝋ラップの使い方はバリエーション豊富!

具体的に蜜蝋ラップはどのように使えるのでしょうか。その使い方のバリエーションはたくさんあるようですよ。

蜜蝋ラップの使い方#1.保存容器や皿を蓋する

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普通のラップと同じように、保存したい食材や料理を入れた保存容器やお皿を包む役割を果たせます。

手の熱でゆっくりと溶けた蜜蝋が、ぴったりと容器やお皿を包みます。全く難しくなく、やり直しも何度も可能です。一般的なラップのように、ラップ同士がくっつくというストレスもありませんよ!
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蜜蝋ラップの使い方#2.おにぎりやサンドイッチを包む

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おにぎりやサンドイッチの形にも簡単になじませることができるので、そのままお弁当として持っていくことができます。

一般的なラップで包むよりも、かわいらしい布でラッピングしているようでおしゃれですよね。

蜜蝋ラップの使い方#3.野菜などの食材を包む

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野菜などの食材を包むのにも適しています。おすすめなのは中途半端に残ってしまった野菜。切り口を包み込むように蜜蝋ラップで包めば、蜜蝋の保温性と抗菌性が鮮度を保ってくれるんです。

通気性がよく、食品が呼吸できるところも魅力。

手の熱で色々な形になじませられるので、包むのも簡単ですよ。

蜜蝋ラップの使い方#4.チーズなどの発酵食品に

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チーズやヨーグルトなどの発酵食品と蜜蝋ラップの相性は抜群。衛生的に保ち、食品の品質を守ってくれます。においも移りにくいので安心です。

保温性と通気性があるので、なんとパン生地を発酵させるのにも一役買うそうですよ。

蜜蝋ラップの使い方#5.ラッピング素材としてもおすすめ!

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おすそ分け時などの、ラッピングにも使えますよ。

例えば、手作りのクッキーなどのお菓子を蜜蝋ラップで包むのはどうでしょう。簡単におしゃれなラッピングのプレゼントになりますし、蜜蝋ラップ自体もプレゼントすれば、さらに喜ばれそうです。

蜜蝋ラップの使い方#6.その他様々な用途で使える

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写真のようにお箸袋にしたり、飲みかけのホットな飲み物の蓋代わりにしたり。

また、アウトドアに持っていけば、お皿の形に変形させて取り皿にすることも可能。簡単に何でも変身できるのは嬉しいですよね。

とっても簡単!蜜蝋ラップのお手入れ方法

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蜜蝋ラップを使った後のお手入れ方法は次の通り。

1.水やぬるま湯で手洗い(洗剤は特に必要ありません)
2.ハンガーや洗濯ばさみにかけ、自然乾燥
3.乾いたら、たたんで保管する


天然素材のものだし、お手入れが大変なのでは?と思っていた方もいるかもしれませんが、特に難しいことはないですよね。

蜜蝋ラップ使用時の注意点は?

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おしゃれでかわいく、地球環境にも優しい蜜蝋ラップですが、注意点もあります。

蜜蝋ラップの注意点1.熱に弱い

まず1つ目の注意点は、蜜蝋ラップが熱に弱い点です。そのため、

・電子レンジでの使用不可
・熱湯や高温のものへの使用不可


なんです。
ラップといえば電子レンジで使うことも多いですよね。しかし、蜜蝋ラップは熱に弱いので、電子レンジでは使えません。

ただ、熱のあるものに使う時には一般的なラップを使う、それ以外は蜜蝋ラップを使う、と使い分けるだけでも、プラゴミを減らすことができそうですよね。また、代わりにシリコン調理グッズを使えば使い捨てのラップを使う必要はなくなります。

その他、おにぎりを握るときにラップを使って握ることもあると思いますが、こちらもNG。冷めた後の食材に使いましょう。

蜜蝋ラップの注意点2.湿気に弱い

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蜜蝋ラップは湿気にも弱いんです。そのため、湿気が多い場所に置いておくと、カビが生えることも。カビが生えると当然ながら不衛生なので使えなくなります。

蜜蝋ラップの注意点3.生肉や生魚には使えない

野菜や発酵食品を保存するのに最適な蜜蝋ラップですが、生肉や生魚には使用できません。なぜなら、生肉や生魚は菌が多いですよね。使った後に熱に弱い蜜蝋ラップは熱湯消毒できないため、不衛生になってしまうからです。

また、酸が強いフルーツを直接包むと、蜜蝋が溶けてしまう可能性もあるので、酸味の強いものは避けましょう。

蜜蝋ラップの注意点4.寿命は1年程度

繰り返し使えるエコなラップの蜜蝋ラップですが、1年くらいするとくっつかなくなることがあるようです。

それでも、1年も使えるということは、食品用のラップを1年使っては捨てることを考えると、相当量のプラゴミの削減につながるでしょう。また、買い替えも楽しみも増えますよね。

おしゃれなおすすめ蜜蝋ラップ①APIARY MADE カラフルキッチンアソート3枚セット

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オーガニックコットンを使用した蜜蝋ラップなので、直接食材を包むのにも適したもの。S、M、Lサイズの3枚セットなので、どのサイズを購入すればいいのか分からないという方は、まずこちらで試してみるのがおすすめです。

手の熱で変形させやすいので、包みやすい薄さが魅力です。

おしゃれなおすすめ蜜蝋ラップ②HEXTON 蜜蝋ラップスターターキット 3枚セット

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私も購入した、HEXTONの蜜蝋ラップのスターターキットです。こちらもS、M、Lの3枚セットなので、サイズ感が試しやすいですよね。おしゃれな北欧風の柄がかわいいです。

おしゃれなおすすめ蜜蝋ラップ③SuperBee 蜜蝋サンドイッチバッグ 10サイズセット

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10個の様々なサイズがセットになったSuperBeeの蜜蝋ラップ。オーガニックコットン100%使用の天然素材だけを使っています。

柄は定番のシンプルなものばかりで、使いやすそうです。

蜜蝋ラップは手作りも可能!

蜜蝋ラップは手作りも可能なんです。自分の好きな布の柄を使って作ってみるのも楽しそうですよね!

オリジナルの蜜蝋ラップなら、もっと使うのが楽しくなりそうですよ。

<蜜蝋ラップの材料>

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・コットン100%の生地(形は自由でOK、食材をそのまま包むならオーガニックのものがおすすめ)
・蜜蝋(写真のように粒状のものがおすすめ)
・クッキングシート
・新聞紙
・アイロン

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晒蜜蝋といって、蜜蝋から不純物を取り除き、日光にあってて脱色した蜜蝋です。色は白なので、蜜蝋ラップづくりに最適。

<蜜蝋ラップの作り方>

【Sustainable】丁寧な暮らし|何度も使えるエコな蜜蝋ラップの作り方|地球環境を考える|プラスチックフリーを目指して

1.新聞紙の上にクッキングシートを敷く
2.その上に生地を広げる
3.パラパラと蜜蝋を置く(重ならないように)
4.クッキングシートをもう1枚上から重ねる
5.高温に設定したアイロンをかける
6.蜜蝋を溶かす
7.蜜蝋が足りないところに足して、4から6を繰り返す
8.全体に蜜蝋を溶かせたら、つるして乾かす


蜜蝋ははみ出してもOK。とても簡単に作れることが分かっていただけたのではないでしょうか?

蜜蝋ラップキットで蜜蝋ラップを作ってみました!

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蜜蝋ラップは簡単に作れると分かりましたが…。本当に簡単に自分でも作れるかどうか不安…という方もいますよね。そんなときは蜜蝋ラップのキットを使って作ってみるのはいかがでしょうか。

私も前々から作ってみたかったものの、不安があったので、キットを使って作ってみました!
このキット以外に用意するものは、

・新聞紙(4〜5枚)
・クッキングシート
・アイロン
・アイロン台


です。
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パラパラと適当に蜜蝋を布の上に並べます。重ならないようにだけ意識しました。
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クッキングシートを上から乗せて、アイロンを当てていきます。じゅわーっと蜜蝋が溶けていくのが面白かったです。
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本当に適当に蜜蝋を置き、アイロンを当てていったのですが、布全体に蜜蝋が溶けていきました!
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冷めたら下のクッキングシートから外して完成です!ちょっと蜜蝋がはみ出たところがありましたが、指で取ると、簡単にポロポロと取れました。

本当に簡単に手作りできましたよ!
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蜜蝋ラップで楽しくおしゃれに脱プラ生活

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一般的な食品用ラップの代わりに蜜蝋ラップ使う魅力は、ただただプラゴミを減らすだけでなく、他にもたくさんあることが分かりましたね。

地球の未来のことを考えて脱プラ生活を目指すのはとても良いことですが、その中でも楽しみながらやるのが一番。見た目はおしゃれでかわいいものがたくさんある蜜蝋ラップなので、ぜひ、お気に入りの蜜蝋ラップを見つけましょう。

そして、楽しみながら少しずつ、プラスチック製のラップの消費を減らしていけるといいですね。手作りもおすすめですよ。