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クーラー病・冷房病って?女性や子供はなりやすい?この夏を乗り切るための予防と対策とは

クーラー病・冷房病って?女性や子供はなりやすい?この夏を乗り切るための予防と対策とは

2020年6月9日 公開

これから本格的な夏がやってきますね!気温が上がってくるとそれに伴ってクーラーを使う機会が増えてきます。そんな中、毎年夏になるとなんだか体調が悪くなってしまうという方はいませんか?そういう方は、もしかするとクーラー病・冷房病かもしれません。今回はクーラー病・冷房病とはどんなものか、どんな対策ができるのかをご紹介します。夏になると体調を崩してしまうという方はぜひ参考にしてみてくださいね。今年の夏はクーラーと上手に付き合いながら、元気に乗り越えましょう!

クーラー病・冷房病って?主な症状もご紹介

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クーラー病・冷房病とは、クーラーの使いすぎで身体の体温調整がうまくできなくなってしまい、自立神経が乱れることを指します。そのため、正確には病名ではなく、さまざまな症状に対しての俗称です。自律神経失調症の一つとして医学的には診断されます。

本来、人の身体は体温調整機能ができるようになっていて、暑い時には汗をかいたりして、体内の熱を出そうとします。また、寒い時には血管が収縮したり筋肉を震わせて熱が身体から逃げないようにします。この機能をつかさどるのが自律神経です。

しかし、この体温調整機能は温度差5度くらいまでしか対応できません。そのため、冷房が強く効いた室内と暑い屋外を行き来していると身体が追い付かなくなってしまいます。そうして体温調節している交感神経や副交感神経のバランスが崩れてしまい、自立神経失調症となるのです。

女性は男性に比べると筋肉が少なく、基礎代謝量が低い方が多いです。体温を上げる機能が弱いことや血管の収縮・拡張機能も低めで、足先などの血流量が少なくなります。女性が冷え性になりやすいのはこのことが原因でもあります。

また乳幼児はもちろん、成長過程の子ども、お年寄りも体温調節が苦手なので、注意が必要です。

クーラー病・冷房病の主な症状

クーラー病・冷房病にはさまざまな症状がありますが、代表的なものご紹介します。

倦怠感 疲労感 だるさ 食欲不振 不眠
頭痛 肩こり 神経痛
足腰の冷え むくみ 腰痛
腹痛 下痢 便秘
生理不順 生理痛


特に乳幼児は体調が悪いことを自分で言葉にできないので、注意してみておく必要があります。  
ここからはクーラー病・冷房病の対策についてご紹介していきます。できることから始めてみてくださいね。  

クーラー病・冷房病の予防と対策①クーラーの使い方に注意しよう

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・クーラーの温度は外気温との差が5~7度以内になるように設定する
・冷風は体に直接当たらないように吹き出し口の向きに注意する
・冷気は下にたまりやすいので、赤ちゃんは高い場所に寝かせる
・冷房機能より、除湿を使う
・扇風機などと併用する
・外出する時などは遮光カーテンを閉める


クーラーの温度設定は真夏で27度前後にして外気温との差をできるだけ少なくすることで、自律神経への影響を少なくできます。
子どもは汗のかき具合を見ながら温度調整してみてください。

また、今年の夏は感染症も流行しているので換気にも注意しましょう。
ほとんどのクーラーが換気はできないといわれているので、適度に窓を開けることをおすすめします。

・新鮮な空気が部屋全体に行き渡るように風の入り口と出口をつくる
・空気を流れるように複数の窓を開ける
・換気扇や扇風機などを回す


換気は2時間に1回5~10分程度を目安に行いましょう。                            

クーラー病・冷房病の予防と対策②足元を冷やさない

クーラーの調整だけでは寒いという方はひざ掛けやレッグウォーマーを使って足を冷やさないことが大切です。ここでは足元の寒さ対策グッズをご紹介します。

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クーラー病・冷房病の予防と対策③簡単にできる運動を

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・立ち上がって少し歩いてみる
・軽い屈伸運動 つま先を上げ下げする
・30分毎に背伸びをする
・家の階段を昇り降りする


筋肉が身体の熱を作りだすので、日頃から歩いておくことで冷えにくくなります。
なかなか動くのが難しい場合は上記のような軽い運動をするだけでも変わってきますよ。

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ヨガも身体をあたためることができます。初心者の方にもおすすめですよ!

クーラー病・冷房病の予防と対策④食事にも気をつけよう

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・3食しっかり食べる
・冷たいものばかりではなく温かいものも食べる
・身体をあたためる食材を食べる

(しょうが・にんにく・唐辛子・ネギ・玉ねぎ・ニラ・大根・人参・ごぼう・かぼちゃ・サバ・鮭・牛肉・鶏肉・ラム肉・チーズなど)

身体を作るのはやっぱり食事。しっかり食べてスタミナをつけることも大切です。暑いからと偏食になってしまうと、一層自律神経が乱れてしまいます。身体をあたためる食材を使ったレシピをご紹介します!

おすすめレシピ①身体をあたためるおすすめスープ

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主な材料
鶏手羽元
鶏もも肉
干ししいたけ
長ねぎ
大根 
にんにく
しょうが
雑穀

おすすめレシピ②夏の冷えを乗り切る!ししとうのパスタ

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主な材料
ししとう
桜えび
小ねぎ
にんにく
赤唐辛子
パスタ麺

クーラー病・冷房病の予防と対策⑤暑い日でも入浴を

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・暑いからといってシャワーで済ませず、お風呂に浸かる
・お風呂はぬるま湯でゆっくり時間をかけて浸かる


お風呂でゆっくりすることでリラックスできるだけでなく、水圧で血流も良くなります。
子供と一緒にお風呂でゆっくりお話しするのもいい時間になりますよ。
お風呂に入る前と後にはしっかりと水分補給も忘れずにしてくださいね。

クーラー病・冷房病の予防と対策をしっかりしてこの夏を乗り切りましょう

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これまでクーラー病・冷房病の予防と対策をクーラーとの付き合い方・食事・運動・入浴という4つの観点からご紹介してきました。

暑い夏の時期、ずっとクーラーの涼しい風に当たっていたいという方もいらっしゃると思います。しかし大人も子どもも1日ずっと室内でクーラーに当たって過ごす生活には注意が必要です。身体を冷やしすぎず、暑さと上手に付き合いながら今年の夏を乗り越えましょう。