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プログラミング教育とは?小学生が学ぶ内容やおすすめの教室を紹介

プログラミング教育とは?小学生が学ぶ内容やおすすめの教室を紹介

2023年12月27日 公開

みなさんは「プログラミング教育」がどのような教育かご存知でしょうか。
2020年度から小学校でプログラミングが必修化となり、小学生のプログラミング学習がはじまりました。とはいえ、プログラミング教育の内容や勉強の目的など、分からない人も多いのではないでしょうか。また、プログラミングはどのように学習するのか、ピンとこない人もいるでしょう。

そこで今回は「プログラミング教育とは?小学生が学ぶ内容やおすすめの教室を紹介」を記事にまとめました。

プログラミング教育とは?

プログラミング教育は、年齢や学習段階によって内容が異なります。小学生のプログラミング教育とは、プログラミング体験を通して論理的思考や問題解決能力などの「プロがミング的思考」を身につける教育です。
そもそもプログラミングとは、コンピューターに実行させる「計画表」といわれるプログラムを記述する作業のこと。そのときに使うのが「プログラミング言語」です。しかし、小学生には難易度が高いため、小学校では専門的な学習は求められていません。小学生は「ビジュアルプログラミング言語」を使って、比較的カンタンにした形で学習します。
プログラミング教育を受けることで、将来社会に出たときに必要な基礎教養を身につけられます。また、2024年度大学入試では「情報」の科目にプログラミングが出題される予定です。プログラミングは将来的にも需要が高い分野のため、小学生から学習することが重要視されています。

小学校で学習するプログラミング教育

小学校で学習するプログラミング教育は、本格的にプログラミングを学習するものではありません。小学校ではプログラミング言語の獲得が目的ではなく、あくまでも「プログラミング的思考」を身につけるのが目的。文部科学省の新学習指導要領において、プログラミング教科の導入はしていません。さまざまな教科を通して、プログラミング的思考を学ぶというイメージに近いでしょう。
以下の図は、文部科学省がまとめた小学生プログラミング教育の実践例です。
上の図は、ブロック型のビジュアルプログラミング言語を使って三角形を作る内容です。このように他の教科とプログラミングを組み合わせて、学びを深めることにつなげています。また、小学校ではICT機器を利用しない学習もあるでしょう。

プログラミングは何歳から学ぶといいのか

プログラミングは年齢関係なく、何歳からでも学ぶことができます。おすすめの年齢は、小学校低学年頃です。そうした理由としては、小学校高学年になると新しい学びに恐れが出てくるようになるからです。そのため、新しい学びに抵抗が少ない年齢からはじめるといいでしょう。
プログラミングの学習には、小学校以外でも学べる教材や環境がたくさんあります。小学校の学習だけでは物足りなかったり、もっと踏み込んで学びたかったりするならおすすめです。楽しく学習できることからはじめてみましょう。

小学生がプログラミングを学ぶメリット・デメリット

小学生がプログラミングを学ぶと、いくつかのメリットやデメリットがあります。ここからは、プログラミングのメリット・デメリットについて紹介します。

メリット

小学生にとってプログラミングを学ぶメリットは、学ぶことで獲得できる「効果」と「将来性」です。詳しくは、順番に解説します。

プログラミングの効果

プログラミングを学ぶことで、論理的思考や問題解決能力を身につけることができます。こうした思考や能力は「プログラミング的思考」といわれ、小学生に求められているスキルです。また、プログラミングやロボットを活用したものづくり教育は、創造性を養います。ものづくりでは、修正や改善を繰り返して試行錯誤する力を身につける絶好の機会です。さらにプログラミングは、アルファベットを使うことが多いため、英語に触れるいい機会にもなるでしょう。

将来の選択肢が広がる

小学生からプログラミングを学ぶと、小学生以降のプログラミング教育や人としての土台を作ることができます。さまざまな事象に対して柔軟かつ多角的に捉え、物事を深く考えることができるでしょう。また、プログラミングは大学の試験に対応できますが、社会人になってからも役立つスキルです。プログラミングを学習することによって、将来的に選択肢が広がるでしょう。
また、近年は世界的にテクノロジーの進化が目覚ましいです。しかし日本では、IT人材不足が懸念されています。ITスキルのある人は、今後も重宝されるでしょう。

デメリット

プログラミングのメリットは多いですが、デメリットはどのような問題があるのでしょうか。続いては、プログラミングを学ぶデメリットについて紹介します。

独学は継続するのが難しい

プログラミングを独学で学ぶ場合は、継続するのが難しいことが考えられます。とくに小学生の場合は、飽きたり挫折しやすかったりする傾向です。子どもの特性として、思うように進まなかったり、問題解決ができなくなったりすると「つまらない」と感じやすくなります。そのため、独学でプログラミングを学ぶのは注意が必要です。可能であれば、専門知識のある講師にプログラミングを教えてもらえると継続しやすいでしょう。

視力低下の心配

プログラミングを学ぶデメリットとして、視力低下の心配があります。とくに保護者が気になる問題点といえるでしょう。パソコンなどのICT機器にはブルーライトが使われているため、目や脳に悪影響を及ぼします。そのため、ICT機器の使い方が重要。たとえばノートパソコンの代わりにデスクトップを使ったり、休憩をはさみながらパソコンを使うなどの対策をしましょう。
また、プログラミングはロボットや玩具などでも学習できます。小学校低学年では、ICT機器以外のプログラミングに挑戦するのもおすすめです。

小学生向けのプログラミング学習方法

小学生にとってプログラミング教育が大切であることが分かりましたが、プログラミングの学習方法にはどのような方法があるのでしょうか。ここからは、小学生向けのプログラミング学習方法を紹介します。

プログラミング教材

プログラミング教材はさまざまな種類があり、自宅でも気軽に取り組むことができる存在です。プログラミングを気楽にチャレンジしたいならおすすめ。しかし独学になる場合が多いため、つまずいたときの対応が必要になるでしょう。

スクラッチ

スクラッチは、子どものプログラミング教材として認知度が高い教材です。アメリカのマサチューセッツ工科大学が開発した教材で、プロックを動かすことでキャラクターに動きをつけます。ゲームやアニメーションなどをつくることも可能です。小学校低学年からおすすめの無料教材です。スクラッチは計算論的思考や創造力、自己表現などを養うことができます。

ビスケット

ビスケットは、4歳から使えるプログラミング教材です。直感的に操作できて比較的カンタンな内容のため、低学年でも飽きてしまう子もいるでしょう。ビスケットはスマホやタブレットでも操作ができるため、気楽に取り組みやすいのが魅力的。特別な知識は必要なく、子どもの創造力を引き出す教材です。

レゴブースト

レゴブーストは、レゴ社が販売するプログラミングキットです。ブロックを組み立てて、タブレットを使ってプログラミングをすることで、レゴを動かすことができます。レゴは購入する必要がありますが、プログラミングに必要なアプリは無料。レゴや工作が好きな子にはおすすめです。

プログラミング教室

プログラミング教室には、さまざまな教室があります。全国的にも教室の数は増えていますが、オンライン教室も豊富です。専門の講師に教えてもらえる環境は、魅力的でしょう。教室を利用することで、プログラミングを着実に習得することができます。

キュレオ

全国教室数No.1のキュレオは、IT企業のサイバーエージェントが教材を開発している教室です。教育版マインクラフトの教材を使って、ゲーム感覚でプログラミングを学べます。個別指導が中心のため、自分の実力にあわせて進められるので安心。また、タイピングスキルが正しく身につくのもポイントでしょう。
コースは初級コースと中級コースがあり、小学生は初級コースを推奨しています。もちろん無料体験レッスンも可能です。

りたりこワンダー

りたりこワンダーは、プログラミングだけでなくロボット製作も行っている教室です。テクノロジーを活かしたものづくり教室として、関東を中心に展開しています。コースにはオンラインコース、ゲーム&アプリエキスパートコース、ロボットクリエイトコースなど、6つのコースがあります。未就学前の年長から習うことができ、ものづくりが好きな子どもたちにおすすめの教室です。

スタープログラミングスクール

小学生向けのおすすめの教室として、スタープログラミングスクールがあります。少人数制のクラスを中心に、個性にあわせた指導を行っています。無料体験レッスンもあり、オンラインでも受講可能です。また、コースはキッズプログラミングコース、scratchプログラミングコース、scratchエクストラコースがあります。発達段階やスキルにあわせてコースを選べます。

テックキッズスクール

テックキッズスクールは、本格的にプログラミングを学びたい人向けの「継続学習コース」と、初心者向けの「短期体験コース」があります。テックキッズスクールは子ども向けの内容だけでなく、プログラミングをしっかり学べる環境が整っている教室です。
また、教室の運営はIT企業のサイバーエージェント。プロ使用のプログラミング言語を使って、ゲームやアプリの開発も可能です。教室は、渋谷校かオンライン校のどちらかを選ぶことができます。

【まとめ】プログラミングは低学年からおすすめ。教室を利用すると習得が早い

プログラミング教育は、プログラミング体験を通して論理的思考や問題解決能力などの「プログラミング的思考」を身につける教育です。プログラミング教育を学ぶことで、社会で必要な基礎教養を身につけられます。2025年度からはじまる大学入試に備えるだけでなく、社会人としても重宝されるスキルになるでしょう。
プログラミングは低学年からはじめることで、意欲的に学ぶことができます。創造性や試行錯誤する力などを養い、多角的な視点から物事を捉えることができるようになるでしょう。
ただし、独学の場合は注意が必要です。はじめやすい教材はたくさんありますが、プログラミング教室を利用するとスキルを着実に習得できますよ。