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ピアノを弾ける男子はモテる?ピアノ男子になる魅力とは

ピアノを弾ける男子はモテる?ピアノ男子になる魅力とは

2024年5月13日 公開

最近、習い事はジェンダーレス化が進み、女の子だから、男の子だからという理由で習い事を選ぶことも少なくなっています。
ピアノもその1つ。
ひと昔前はピアノは女の子の習い事と思われていたこともありましたが、今は男女ともに人気のある習い事になってきています。

それでも、やはり昔のイメージがあるのか、
「ピアノを弾ける男子はかっこいい」
「ピアノが弾ける男はずるい」
と、いいイメージを持たれることもある一方、

「男の子でピアノを習うなんて、モテるため?」
「女の子みたい」

というネガティブイメージもあるようです。

我が家も長男が10年以上ピアノを習っており、れっきとしたピアノ男子です。
ピアノを習うことでのメリットだけでなく、ピアノ男子だからこそのメリットも、いくつかありました。
今回は、そんなピアノ男子の魅力について、息子のエピソードとともにまとめました。

ピアノ男子はかっこいい?恋愛対象?世間的評価

ピアノ男子はかっこいい?恋愛対象?世間的評価
ピアノを習っている男子に対して、どんな印象があるでしょうか。
人それぞれ持つイメージは違うかもしれませんが、ピアノ男子が世間的にどう思われているのか気になりますよね。
一般的に言われる特徴や魅力には以下のようなものがあるようです。

ピアノ男子はかっこいい

まず、ピアノを弾けるって、誰でもできることではないので、それ自体が男女問わず「かっこいい」「すごい」という印象を持たれやすいですね。
上手い下手に関係なく、ピアノに向き合い、曲を演奏している姿は素敵に見えることって多いもの。
特に男子は楽器の演奏ができる子が、女子よりも少ない場合も多く、少し弾けるだけでも「かっこいい」という印象を与えることができるかもしれません。
学校の合唱での伴奏や音楽会だけでなく、最近はストリートピアノ文化も浸透し始めていますし、SNSなどで演奏を披露する人もいます。
いろんなところで弾く機会もあるので、「かっこいい」と思われる機会も多いのでしょう。
それが恋愛対象であるのか、モテることに繋がるのかは人それぞれですが、自信を持って「できる!」と言えるものがある人はかっこよく見えますね。

ピアノ男子は知的で賢い

ピアノを弾くというのは、単純な行動に見えて、とても複雑なアクションです。
楽譜を目で見て確認し、右手と左手が違う動きをし、そして鳴った音を耳で聞いて確認します。
楽譜には音符だけでなく、表現記号や強弱記号なども書かれています。
それを瞬時に読み取ったり、練習を繰り返しながら暗譜したりしているので、幼少期からピアノに触れることは脳の発達によい影響があると言われています。
そこから、「頭がいい」「賢い」といった、知的なイメージを持つ方もいるでしょう。
また、ピアノを弾けるだけで、上品に見えたり、育ちがいいと思われたりすることもあります。

ピアノ男子はギャップが魅力

ピアノは弾き方次第で、軽快で明るい表現、大胆で力強く心に響く表現、とても繊細で美しい表現など、色んな表現をすることができます。
いつもは元気いっぱい、やんちゃな男子でも、繊細で美しい音を出していたり、真剣にピアノに向き合っていたりすると、ギャップがあるでしょう。
ギャップという、その意外性に心が惹かれることってありますよね。
ピアノ男子のいつもと違ったピアノを弾く姿に、魅力を感じる方も多いかもしれません。

ピアノ男子はモテない

良い印象を持たれることもありますが、人によって思うことはさまざまなので、反対にネガティブな印象を持つ方もいるでしょう。
例えばピアノ男子は「モテない」という印象。
ピアノは女の子が習うものというイメージを持つ方も、まだ少なくはないので、「女の子っぽい男子だからモテない」という印象になるケースもあるでしょう。
スポーツ男子は今も昔もモテる印象がありますが、まだまだピアノ男子はその魅力が伝わっていないところがあるのかもしれませんね。

ピアノ男子はダサい

「男の子なのに女の子の習い事をしている」
「運動ができないからピアノを習っている」

などのイメージを持つ方もいるかもしれません。
そこから、なんとなく「ダサい」という印象を持たれることもあるようです。
また、気持ちを込めて演奏していると、自分に酔ったようなナルシストという捉え方をされることもあるかもしれません。
習い事もジェンダーレス化していますし、運動系の習い事>文化系の習い事というわけではありません。
徐々に「ダサい」という印象はなくなるかもしれませんが、今世間一般的にはこのような印象を持つ方もいるでしょう。

ピアノ男子の「あるある」は?ピアノ男子で良かったこと

ピアノ男子の「あるある」は?ピアノ男子で良かったこと
ピアノ男子に対する印象はさまざまあるようですが、実際にピアノ男子は自分がピアノ男子であることをどのように思っているのでしょうか。
ピアノ男子の「あるある」や、ピアノ男子で良かったなと思うことについて、ピアノ男子である長男の意見も聞きながらまとめました。

特技・趣味を堂々と「ピアノ」と言える

まず、長男がピアノ男子で良かったと思う点は、自己紹介する時や特技・趣味を聞かれた時に、「ピアノが弾けます!」と自信を持って言えることだそうです。
このような自己PRが堂々としやすいのは、ピアノを習っていて良かったと思える点の1つかもしれません。
女の子の場合でも「ピアノが弾けます」というのは大きなPRポイントになると思いますが、男の子はギャップからか、「お、ピアノ?!すごい!」という反応も多いです。
長男も普段は友だちとふざけるのが好きな男子ですが、学校行事や発表会などでピアノを弾くと、「ピアノ上手なんだね!」といろんな方から褒められることが多く、それが自分の自信となり、自己肯定感に繋がっているようです。

男女ともに友だちができやすい

ピアノが弾ける男子であるということが話題になることも多く、男女ともに友だちができやすいのも、ピアノ男子あるあるかもしれません。
ピアノを少しでも習ったことがある子からは、
「どんな曲を弾いてるの?」
「今、何の曲を練習しているの?」

などと話しかけられ、そこからピアノ曲の話に繋がっていくこともあります。
ピアノには詳しくない子も、今流行っている曲を弾くと、いろんな子が、
「この曲は弾ける?」
「次、この曲弾いてみて!」

と寄ってきてくれることがあるそうです。
女子が弾いていれば、近寄るのを遠慮してしまう男子も、同じ男子が弾いていれば気軽に声をかけやすいということもありますよね。
音楽というのはカテゴリも多く、それぞれに詳しい/詳しくないというのはありますが、嫌いな人は多くいません。
だからこそ、ピアノで音楽を奏でられることで、男女ともに話題が広げやすく、親しくなりやすいというのも「あるある」かもしれません。

ピアノから趣味が広がりやすい

ピアノを習っていると、音楽の趣味が広がりやすいというのも「あるある」ではないでしょうか。
長男もピアノから作曲に興味を持ち、中学校からは吹奏楽を始め、ドラムなどにも趣味を広げています。
ピアノで習ったクラシック曲だけに詳しくなるというわけでなく、ポップスや洋楽、ジャズに民族音楽など幅広く興味を持つようになりました。
今は楽器のリぺア(修理)にも興味を持ち、将来の仕事として、本格的に考えるように。
長男だけでなく、周りを見ても、ピアノだけを頑張っているという子は少なく、さまざまな楽器の演奏や曲作り、バンド活動などをやっているピアノ男子も多いです。

忍耐強い

男子ならではの「あるある」ではありませんが、ピアノを習っている子は忍耐強い子も多いです。
1つの曲を完成させるには、何度も何度も練習し、1つ1つの課題をクリアしていかなければなりません。
それを繰り返すことで、忍耐強さが身に付いていきます。
努力してきたという事実が自信となり、自己肯定感が上がることで、自分らしい生き方をしていけるでしょう。

ピアノ男子が弾けたらかっこいい曲

ピアノ男子が弾けたらかっこいい曲
ピアノを習い始めたら、発表会などに出る機会があるかもしれません。
そんな時、ピアノ男子たちはどんな曲を弾いているのか気になりませんか?
もちろん男女ともに人気のある曲はありますが、特に男の子に人気のある曲というのがあります。
その中の曲を6曲紹介します。

「森のかもつれっしゃ」(田丸信明)

ピアノ入門の教本「ぴあのどりーむ4」の曲です。
森の中を貨物列車が走る様子を描いた曲で、電車など乗り物の好きなピアノ男子に人気があります。

「子どもの集会」(ブルグミュラー)

曲名の訳され方はさまざまですが、ピアノを続けていると多くの人が開くであろう教本のブルグミュラー「25の練習曲 Op.100」からの曲。
明るく爽快なメロディーなので、子どもらしい元気さを表現できる曲です。

「真夜中の火祭」(平吉 毅州)

子どものためのピアノ曲集「虹のリズム」の中の曲です。
ピアノの発表会などでの定番曲ですが、男の子が弾く率がとても高い曲かと思います。

「スーパーマリオブラザーズ」

小学生くらいになると、クラシック曲もいいですが、ゲーム音楽やアニメのテーマ曲なども人気になってきます。
中でも人気なのが、スーパーマリオブラザーズ。
ゲームをしているように、楽しく弾けます。
楽譜の難易度もさまざまなので、子どもに合ったものを選べる点もいいですね。
他にも、同じゲーム音楽の「ドラゴンクエスト序曲」、アニメからは「名探偵コナンメインテーマ」「ルパン三世のテーマ」なども人気です。

「タランテラ」(モシュコフスキー)

南イタリアの民俗舞曲である、「タランテラ」。
他にもタランテラという曲はありますが、モシュコフスキーの「タランテラ」は場面がさまざま切り替わるところが面白い曲です。
シーンを想像しながら弾くと、かっこよく仕上がります。

「子犬のワルツ」(ショパン)

ピアノの詩人と呼ばれるショパンの有名な曲です。
誰もが知っている名曲だけに、弾けたらかっこいい!と思われること間違いなし。
元気よく子犬が遊んでいる様子を想像しながら弾くと、とても楽しい曲です。

ピアノ男子はかっこいい!ピアノを通して子どもの成長を見守ろう

ピアノ男子はかっこいい!ピアノを通して子どもの成長を見守ろう
「ピアノは女の子の習い事」という認識が変わり、ピアノ男子が注目を集めています。
ピアノを弾けたら、男女関係なくかっこいいですが、男子の場合は意外性もあってか、更にかっこよく見えることもあるようです。
何より、自分の得意なこと、好きなことが明確であることは素敵なことです。
ピアノは1曲1曲仕上げる中にも、いろんな成長が見られます。
ピアノを通して、子どもの成長を見守ってみるのはどうでしょうか。