楽なお産・産後の回復にも役立つ!自宅でできるカンタン骨盤体操!
2016年12月9日 公開
分娩時に、分娩がなかなか進まない「軟産道強靭(なんさんどうきょうじん)」という症状があることをご存知ですか?年齢や体質、子宮の奇形などが原因になりやすいようですが、楽な分娩のために、妊娠中から軟産道の柔軟性や伸展性を高めるからだのケアの実践方法をお話しします。
分娩時の軟産道強靭とは?
via pixabay.com
軟産道は分娩時に赤ちゃんや胎盤などが通過する場所のことで、膣、外陰、会陰などから構成されています。「軟産道強靭」とは、この軟産道が十分伸展せずに分娩の進行が遅れることです。
軟産道強靭の原因はさまざまですが、妊婦さんの栄養不足、筋力不足、骨盤の歪みが影響した股関節の可動域の不均等や加齢により、軟産道の筋組織は委縮していくために、組織の柔軟性や伸展性が乏しくなり、高年齢での初出産では軟産道が強靭する事も予測に入れて、分娩前からのからだケアが大切になります。
軟産道強靭の原因はさまざまですが、妊婦さんの栄養不足、筋力不足、骨盤の歪みが影響した股関節の可動域の不均等や加齢により、軟産道の筋組織は委縮していくために、組織の柔軟性や伸展性が乏しくなり、高年齢での初出産では軟産道が強靭する事も予測に入れて、分娩前からのからだケアが大切になります。
軟産道を柔軟にするメリット
分娩時に赤ちゃんの通り道となる軟産道の組織は、膣、外陰、会陰などから成り立ちます。
この組織を柔軟にして収縮・伸展を良くする事は、分娩を楽に進行させるのはもちろんのこと、会陰切開を回避したり、骨盤底筋のダメージを少なくして、産後の尿漏れ、痔の予防、産後の骨盤のリカバリーと体型や体力の回復も早くなる、などのメリットも期待出来ます。
何よりも、分娩の進行がスムーズなのは、赤ちゃんの負担が少なくなるので、赤ちゃんにとっても嬉しいメリットになりますね。
この組織を柔軟にして収縮・伸展を良くする事は、分娩を楽に進行させるのはもちろんのこと、会陰切開を回避したり、骨盤底筋のダメージを少なくして、産後の尿漏れ、痔の予防、産後の骨盤のリカバリーと体型や体力の回復も早くなる、などのメリットも期待出来ます。
何よりも、分娩の進行がスムーズなのは、赤ちゃんの負担が少なくなるので、赤ちゃんにとっても嬉しいメリットになりますね。
ウォーキングやマタニティヨガだけでも軟産道は柔軟になる?
赤ちゃんの育つ子宮が収まる骨盤が歪んだまま運動したり、低下した脚力や足底筋でウォーキングする事は、かえって軟産道を緊張させてしまう恐れもあるので、運動の習慣が無い妊婦さんはもちろん、積極的に運動をする妊婦さんにこそ、軟産道を柔軟にするからだのケアをお勧めします。
軟産道を柔軟にするからだのケア【その1】
寝たまま出来るかんたんリラポーズ(リラックスポーズ)
《実践方法》
①から③の流れでポーズを作りましょう。
①背骨を反りながら
②骨盤を前傾させて
③股関節(脚)を外に開く
①から③の流れでポーズを作りましょう。
①背骨を反りながら
②骨盤を前傾させて
③股関節(脚)を外に開く
《実践方法》
①から③の流れでポーズを作りましょう。
①背骨を床にピッタリつける
②骨盤を後傾して、尾骨・座骨を持ち上げて肛門を締める意識を持つ
③股関節(脚)は内側に近づく
①から③の流れでポーズを作りましょう。
①背骨を床にピッタリつける
②骨盤を後傾して、尾骨・座骨を持ち上げて肛門を締める意識を持つ
③股関節(脚)は内側に近づく
★さらに効果を上げるポイント★
リラポーズ1と2をセットで3回繰り返す。
リラポーズ1の時大きく息を吸う
リラポーズ2の時大きく息を吐く
リラポーズ1の時大きく息を吸う
リラポーズ2の時大きく息を吐く
軟産道を柔軟にするからだのケア【その2】
寝たまま筋力を高めるリラポーズ
《実践方法》
①リラポーズ2から、足裏で床を踏んで、
尾骨・座骨から空中に持ち上げる。
②お腹を突き出すような姿勢で10数える間維持する
③背中からゆっくり下ろす
①リラポーズ2から、足裏で床を踏んで、
尾骨・座骨から空中に持ち上げる。
②お腹を突き出すような姿勢で10数える間維持する
③背中からゆっくり下ろす
★さらに効果を上げるポイント★
妊娠35週までは子宮が高い位置にあると、ママの膀胱や軟産道への圧迫が軽くなり、股関節、脚への負担も軽減するので血流が良くなり、
赤ちゃんへ酸素や栄養が届きやすく、赤ちゃんの子宮の中での動きが楽になります。
足裏で床を押すために、脚力の低下を防ぎ、骨盤底筋の収縮も活発になり、分娩時に優位になります。
赤ちゃんへ酸素や栄養が届きやすく、赤ちゃんの子宮の中での動きが楽になります。
足裏で床を押すために、脚力の低下を防ぎ、骨盤底筋の収縮も活発になり、分娩時に優位になります。
軟産道を柔軟にするからだのケア【その3】
寝たまま開脚力を高めるリラポーズ
《実践方法》
①腰の下にクッションを敷いて膝を抱える
②息を吐きながら膝を脇の下に近づけるように開く
③②が楽な人はさらに軽く膝を伸ばす
①腰の下にクッションを敷いて膝を抱える
②息を吐きながら膝を脇の下に近づけるように開く
③②が楽な人はさらに軽く膝を伸ばす
★さらに効果を上げるポイント★
脚を持ち上げて開脚する習慣こそ、楽な分娩に役立ちます。さらに開脚動作を加えると、股関節・骨盤・背骨の柔軟性を高めて、骨盤底筋や膣の収縮が良くなります。下肢に停滞した静脈血やリンパ液の循環もよくなり脚の疲労回復にも役立ちます。
からだのケアはいつやるのが良いでしょうか?
リラポーズを実践する場所は、柔らかすぎなければ、ベッドや布団の上で行いましょう。
おすすめの時間帯はリラポーズ1と2は朝の目覚めの時、リラポーズ3と4は夕方、もしくは就寝前ですが、いつ実践しても効果はその都度実感していただけると思います。
おすすめの時間帯はリラポーズ1と2は朝の目覚めの時、リラポーズ3と4は夕方、もしくは就寝前ですが、いつ実践しても効果はその都度実感していただけると思います。
リラポーズの回数や頻度はどのくらい?
via pixabay.com
毎日それぞれのポーズを1回づつでも繰り返す事で、妊娠中が気持ち良く心身が快適になり、分娩時に驚くほどの成果を楽しみにして毎日実践しましょう。
最後に
via pixabay.com
今回は楽な分娩のための、軟産道を柔軟にするからだのケアとして誰でも出来る3つのリラポーズをご紹介しました。
4つのリラポーズが定着したら、さらに妊娠中を快適にして、分娩に役立つからだのケアをご紹介いたします。
4つのリラポーズが定着したら、さらに妊娠中を快適にして、分娩に役立つからだのケアをご紹介いたします。
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