ikumama

Top
保育園児に習い事をさせたい!忙しくても上手にやりくり出来る習い事6選

保育園児に習い事をさせたい!忙しくても上手にやりくり出来る習い事6選

2024年2月5日 公開

以前、私が保育士として保育園で働いていた時の話です。
保育園に通う子ども達の中には、もう習い事を始めているという家庭が多くありました。
そのような話を聞くと、乳幼児を持つ家庭では「うちも何か習い事を始めた方がいいのかな…」と悩むかもしれませんね。
しかし、実際のところ両親の仕事が忙しいと、時間的に習い事を始めるのは厳しいのではないでしょうか。
習い事は、種類によって適齢期がありますが、保育園児のころから始めることで特に伸びる習い事が数多くあります。
仕事が忙しい家庭で習い事を始めることは実際に可能なのでしょうか。
保育園児が習い事を始めるメリットや、適切な習い事、時間帯や料金にいたるまで、詳しく見ていきましょう。

保育園児が習い事を始めるメリット

保育園児が習い事を始めるメリット
保育園児のころから習い事を始めるのには、大きなメリットがあります。

習い事の基礎がしっかりと出来上がる

保育園に通っている時期である幼児期は、人間が生きるための基礎を作り上げる時期であり、最も大きな成長を見せてくれてくれます。
習い事を通して得た体験や学習から、まるでスポンジに水を吸い込むように技術や情報を吸収してくれますよ。
例えば、お話がまだできなかった子どもが耳から言葉を聞いて覚え、話せるようになるのがこの時期ですよね。
身体を使う習い事や芸術、言語などの習い事は、保育園のこの時期に始めることで、基礎がしっかりと仕上がります。

社会性が身に付く

幼児期に始める習い事の多くは、お友達と一緒に何かに取り組むというものが多いです。
約束を守る、友達と強力してやりとげる、同じ時間を楽しみ共有するといった体験から、社会性が身に付くというメリットがあります

保育園児の習い事のデメリットは?

保育園児の習い事のデメリットは?
保育園児の習い事には大きなメリットが得られる一方で、実は事前に知っておきたいデメリットもいくつかあげられます。

親の負担が大きい

子どもが小さいうちは、習い事には送迎が必須となり、両親が忙しい家庭ではこれが負担になります。
習い事の時間に合わせて動かなければならないことや、帰ってきた後の家事のやりくりなども負担に思うかもしれませんね。

子どもの生活が乱れる

習い事に時間が取られる分、夕飯の時間が遅くなったり、寝る時間に影響が出たりと、生活が乱れてしまう可能性があります。
本来なら家族でゆったり過ごす時間を習い事に使うので、子どもが慣れるまでは負担に感じるかもしれませんね。

保育園児の習い事は何個まで?

保育園児の習い事は何個まで?
保育園児のことからできる習い事は多くありますが、あれもこれもと頑張っていては、子どもの負担になってしまいかねません。
習い事は、週に1~2個、年長さんになった頃でも多くても3個ほどにしておくのが望ましいでしょう

保育園児の習い事を少なくした方が良い理由

例えば、平日に週3日、夕方に通う習い事をしているとしましょう。
すると、お家でゆったり過ごせるのは平日の2日間だけになりますが、これも習い事の宿題などに時間が取られることもあります。
習い事をしている日は、夕飯や就寝時間が遅くなることを考えると、子どもの負担は大きなものになっているでしょう。
土日に習い事を入れたとしても、子どものお休みが減ってしまい、レジャーやお出かけの予定が組みにくくなることもあります。
保育園児のうちは、家庭での時間も大事にして欲しいと考えますし、頑張っても週に3日ほどの習い事が望ましいと言えると考えます。

保育園児におすすめの習い事6選!

保育園児におすすめの習い事6選!
幼児期から始めて欲しい習い事の中でも、保育園に通いながらも時間の融通が利きやすいものをピックアップして6選紹介します。

①スイミング

月謝の相場 5,000~10,000円
回数 週1~2回
時間帯 15時~18時の間に1時間ほど
幼児期からスイミングスクールに通うことで、泳げるようになるだけではなく基礎的な体力がしっかりと身に付きます。
身体が丈夫になると風邪を引きにくくなることもあり、人気を集める習い事です。
レッスンはお友達と一緒に行うため、きまりを守ったりコーチの話を聞く姿勢が身に付いたりと、社会性も育つことでしょう。
スイミングは小学生のコースが学校の放課後に開設されているため、保育園児が通う幼児コースは比較的早い時間に始まることが多いです。
送迎する大人の仕事の時間の都合によっては通うのが難しいかもしれませんが、子どもは早い時間に帰宅できるので、生活リズムに響きにくいというメリットがあります

②リトミック教室

月謝の相場 3,000~7,000円
回数 月2回~週1回
時間帯 10時~16時の間に30分~1時間ほど
音楽を通して子どもの能力を伸ばすことを目的としています。
音感やリズム感など、音楽的な感性だけではなく、運動能力やバランス感覚、記憶力や集中力も整います。
また、お友達と一緒に取り組む習い事なので、協調性を育てたいというお子さんにもおすすめです。
リトミック教室の多くは0歳~6歳までの教室となっており、幼児期にしかできない習い事です。
そのため、午前中からレッスンが行われることが多いですが、土日にも開設している教室があることや、1ヶ月辺りの回数が少ない教室もあることから、忙しくても通いやすい習い事です

③ピアノ教室

月謝の相場 5,000~7,000円
回数 週1回
時間帯 13時~19時の間に30分
土日は午前からレッスンを行う場合もあり
幼児期のピアノ教室は、音感やリズム感を鍛えることを目的としています。
身体の成長に合わせ、ピアノを弾く練習も行っていきます。
集中力や表現力を身に付けたいという方におすすめです。
音楽を長く続けてもらいたいと考えている方は特に、基礎を整えるためにも幼児期から始めることを検討していただきたいです。
集団で行う教室もあれば、年中さん以降ですと早くも個人レッスンを行ってくれる教室もあります。
個人レッスンですと、親の仕事や送迎の都合に合わせて時間を組んでもらうことも可能なので、送迎の点では心配が少ない習い事かもしれません
また、大手の教室ですと土日にレッスンを行っているところもあります。

④英語教室

月謝の相場 5,000~7,000円
回数 週1回
時間帯 13時~19時の間に1時間ほど
英語は、早くから始めることで英語耳が育つため、幼児期から始めることが推奨される習い事の1つです。
お友達と一緒にレッスンを受けるため、社会性を身に付けるためにもおすすめです。
小学生のクラスが学校の放課後にあるため、幼児クラスは比較的早い時間に設定されていることが多いです。
しかし、英語教室は大手の会社が多く参入しており、そういった教室では忙しい家庭のために土曜日の教室や、平日でも夜遅い時間に幼児クラスを開設していることも多く、仕事の都合に合わせて申し込むことができるかと思います

⑤幼児教育

月謝の相場 2,000~10,000円
(年齢や教室によって幅があり)
回数 月1~週2回
時間帯 10時~19時
幼児教室では、子どもが楽しく勉強に取り組んだり、勉強をするための習慣が身に付いたりします。
早いうちから勉強に力を入れたいという方に向いている習い事です。
ただし、年齢や教室によって月謝や回数にはかなりのばらつきがあるため、お近くの教室を比較してみるといいでしょう。
小学生が放課後に塾として通うこともあるため、幼児向けの教室では早い時間から行うことが多く、特に年齢が低いうちは早い時間帯が多いようです。
個別対応している教室では遅い時間にも開設していることもあるようなので、忙しい家庭では相談してみてもいいかもしれませんね

⑥通信教材

月謝の相場 1,500~3,000円
回数 月一回 教材が家庭に届く
時間帯 お家で好きな時にできる
習い事の時間を摂るのがどうしても難しいという方におすすめなのが、幼児の通信教材です
気軽に始めやすく他の習い事に比べても安いことから、人気を集めています。
夜の家族の時間に親子で一緒に取り組んでも良いですし、お休みの日にも遊びの感覚で楽しく学ぶことができます。

保育園児の習い事は無理に始めなくてもいい!?

保育園児の習い事は無理に始めなくてもいい!?
保育園児の習い事のメリットについて、たくさんお伝えしてきました。
子どものためを思うと魅力的ではありますが、やはり時間的に忙しくて難しそう…と思う方もいるかもしれません。
ここで紹介した習い事は、幼児期には是非取り入れてほしいものばかり。
その重要性から、スイミングやリトミック、英会話などは保育園でも行っている習い事として多く取り入れられているものです
他にも私が働いていた保育園では、体操教室、習字教室、お茶の作法など、保育園の習い事として定期的に行われているものもあります。
保育のカリキュラムの一環で行っているのであれば子どもの負担も少ないですし、忙しい家庭には、ありがたいサービスですよね。
もしそれらを取り入れている保育園に通っているのでしたら、無理に習い事を新しく始めなくても、幼児教育としては十分行き届いているかと思います。
子どもが成長して、もし続けたかったり新しく始めたかったりした時に、改めて習い事を検討してみるのも方法です。

保育園児からの習い事を検討してみよう

保育園児からの習い事を検討してみよう
習い事のネックと言えば、送迎や時間、親と子の負担になるといったことが挙げられます。
しかし、保育園児のうちからでも習い事をさせて、将来の可能性を広げたいと考えている方もいることでしょう。
保育園児にも通いやすいような曜日や回数、時間帯に設定している習い事は多くあるため、お仕事の都合に合わせつつ検討してみてくださいね。