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中学受験準備はいつから?選び方のポイントや人気ランキングを徹底調査!

中学受験準備はいつから?選び方のポイントや人気ランキングを徹底調査!

2024年1月17日 公開

子どもの中学受験を検討しているという方の中には、「いつから塾に行けばいいの?」「うちの子に合うのはどんな塾?」と悩んでいる方もいるでしょう。

実際に中学受験するお子さんは、難関校を目指すなら3年生の後半から塾に通い始める子が多いといわれています。

わが家には3人の子どもがいますが、上の2人は公立の中学を選択しました。中学受験を目指し受験対策をしたのは現在中学1年生の娘のみです。

個人の学習塾に通い始めたのは小学4年生の4月から、受験を意識し始めて転塾を検討したのは5年生の夏休み、そして、実際に受験に特化した大手個別塾に転塾したのは6年生の4月です。

塾を選ぶときは、「先生との相性」「費用」「通いやすさ」を重点に本人と話し合って考えました。よく考えて選んだ結果、本人も意欲的に勉強が進み、「この塾を選んで良かった。」と親子で満足しています。

塾選びは、合格に向けての大切なポイントの1つです。この記事では、失敗しない塾選びのポイントや人気ランキング、口コミも紹介しますので、中学受験を控え準備を始めようという方は参考にしてください。

中学受験までのスケジュール

中学受験までのスケジュール  (イメージ)
1~2月   2~3月         4月        
入試    合格実績公表       中学受験カリキュラムスタート 
合格発表  新規生徒募集
      新学年準備講座スタート                     

塾に入るおすすめのタイミング

中学受験をするにあたって、いつから塾を選び、いつから塾に入ればよいのか、スケジュールを把握しておくとイメージがしやすいのではないでしょうか。具体的に何年生から塾に入るのがよいのか、おすすめのタイミングを紹介します。 

小学3年生の後半

難関校を目指すお子さんは、3年生の後半には入塾することが多いでしょう。これは、多くの受験対策塾が中学受験に向けたカリキュラムを4年生から組んでいるためです。
中学受験は一般的に1~2月に行われます。塾では受験が終わった2月から新規生徒を募集するため、4年生からのカリキュラムスタートに備え3年生の2月頃から塾に入る子が多いといわれています。 

小学5年生の後半

難関校を希望していないなら、5年生の2月頃や6年生になってからでも充分合格を目指せるでしょう。また、基礎学力が高い子や学習習慣がある子も問題なく受験に向けた勉強をすることが可能です。
「塾の費用をできるだけ抑えたい」「家庭学習の習慣がある」などのお子さんは、5年生の2月頃に塾に入るのもおすすめのタイミングです。

夏期講習や進級キャンペーンなど

塾では、それぞれ夏期講習や冬期講習など、季節ごとに受験に向けた集中コースを設けているところがほとんどです。また、各学年の進級の時期も入会金無料キャンペーンや無料体験を実施しています。
1~2週間のお試し期間に、実際にどんな学習をしているかやどのような教材を使っているかなど、親子で体験できるためおすすめです。このタイミングは、体験することで塾と子どものフィーリングを見られる良い機会でしょう。   

塾選びは合格実績の公表後からスタートがおすすめ

受験が終わると、各塾で合格実績が公開されます。この実績をもとに塾選びを開始するのもおすすめです。志望校の合格実績は大切な情報の1つといえます。実績を見てから情報収集をスタートし、見学や体験授業を受けて決めると良いでしょう。
実際に通わせている先輩ママからの情報やSNSの口コミは、リアルな情報をゲットできる可能性があるため、塾のホームページだけでなくリアルな意見を聞くことも大切です。

塾にはどんなメリットがある?

「中学受験するなら絶対に塾に入らないと合格できないの?」と疑問に思う方もいるでしょう。実際に塾に行かなくても合格している子はいますが、受験に関する情報収集や受験対策の勉強など、親が全面的にバックアップする必要があります。
「そこまでできるか不安」と感じるなら塾に入るのがおすすめです。ここからは、塾に入ることで得られるメリットを紹介します。       

受験の最新情報が入りやすい

受験に関する最新情報は、自分でも学校やネット、情報誌などで収集できます。ただ、相当な時間や労力がかかるでしょう。塾に入ることで、情報を提供してもらえるのはメリットの1つです。
また、入試の過去問題集も多数そろえているところが多いため、受験に対する傾向と対策も指導してもらえるほか、家庭でのサポート方法も教えてくれるでしょう。                           

受験のモチベーションをキープできる

中学受験には、高いモチベーションを維持することが必要です。小学生にとって、勉強に対するモチベーションを常に持ち続けることは、難しいことではないでしょうか。
塾には、同じ目標に向かって頑張っている仲間がたくさんいます。中学受験の雰囲気を味わうことで、勉強に意識を向けられるでしょう。塾内のテストや模試の結果など、競争心がわく環境は塾ならではです。
中学受験のモチベーションをキープできることも塾のメリットの1つです。 

失敗しない塾選びのポイント

「うちの子は塾に入るのがよさそう」と思っても、多数ある塾の中で自分の子に合う塾を選ぶのは大変です。ご家庭に合った塾を見つけられるよう、塾選びのポイントを紹介します。
塾選びのポイント
  • 志望校に特化しているか
  • 合格実績はあるか
  • 指導形式の相性はよいか
  • 通いやすい環境か
  • トータルの費用はどれくらいか

志望校に特化しているか

塾を選ぶとき、「志望校に特化した塾か」は必ず見ておきましょう。志望校によって受験対策は変わってきます。「〇〇中学対策コース」といったコース分けをしている塾も少なくありません。
「難関校を目指す」「子どもの個性を伸ばしてくれる中学を志望している」など、志望校をある程度セレクトしておくと塾を選ぶ際スムーズに進みます。 

合格実績はあるか

過去に何人の合格者を出しているかもチェックしておくとよいでしょう。特に難関校を目指す親子にとって、合格実績は重要なポイントではないでしょうか。合格実績が多い塾は、レベルの高い子どもたちが通っている傾向があります。
レベルの高い仲間と切磋琢磨しながら勉強するのは、難関校を目指す子にとって良い環境といえるでしょう。合格実績をチェックすることも、塾選びのポイントの1つです。                                

指導形式の相性はよいか

塾には主に「集団指導」「個別指導」があります。うちの子にはどの指導形式が合っているのか、相性を見てから決めるのもポイントです。
集団指導の塾は、1人の先生が十数人の子どもを指導し、個別指導の塾は、1人の先生が1~3人の子どもを指導します。
集団指導の塾では、中学受験に向けたカリキュラムで授業を進めるため、同じ目的を持つ仲間と共に勉強できるメリットがあります。複数人の中でも、物怖じせず質問ができる子や、負けず嫌いの子には相性が良いでしょう。
個別指導の塾は、その子のペースで勉強を進められるメリットがあります。人数が少ない環境のため、集中して勉強に取り組めることや、気軽に質問ができることから、マイペースな子や、内気な子におすすめです。
我が家の娘は、人見知りで内気な性格なので個別指導塾を選びました。おかげで先生とも早く打ち解け、質問もできていたようです。その子の性格に合わせて選ぶことをおすすめします。                       

通いやすい環境か

通いやすさも塾を選ぶときに重要なポイントです。家族が送迎できる環境ならあまり心配ないですが、お子さんが1人で通うケースがほとんどではないでしょうか。公共交通機関を使う際、駅やバス停付近の治安の良さや、移動時間も選ぶときのポイントです。
特に塾の帰りは、夜遅い時間帯になるので心配です。塾に来たタイミングと塾から帰ったタイミングで、親御さんにお知らせメールを送るなど、安全面をサポートしてくれる塾もあります。
お子さんがストレスなく、安全に通えるよう通いやすい環境かどうかもチェックするとよいでしょう。                        

トータルの費用はどれくらいか

塾の費用には、毎月の月謝だけではなく入会金や教材費、各時期の特別講習費など、総額にすると年間80~120万円ほどかかるといわれています。
この費用は、集団指導塾か個別指導塾かで違いがあり、集団指導塾より個別指導塾の方が高い傾向があります。
また、低学年のうちは授業料が抑えられていても、高学年になるにつれて費用が上がる塾がほとんどです。受験までにトータルでいくらかかるのか、事前にチェックしておきましょう。                          

人気塾おすすめランキング

ここからは、首都圏の人気塾おすすめランキングを紹介します。
人気塾ランキング
  • 1位 啓明館
  • 2位 SAPIX小学部
  • 3位 四谷大塚
  • 4位 日能研
  • 5位 市進学院
  • 6位 栄光ゼミナール
  • 7位 早稲田アカデミー
  • 8位 臨海セミナー
ここからは各塾の比較表を紹介します。
対象学年 授業形態 強み 主な合格校 月謝
啓明館 小学2年生
~6年生
集団 受験:
難関校向け
開成中学
麻布中学
武蔵中学
12,000~
31,680円
SAPIX
小学部
小学1年生
~6年生
集団 受験:
中堅校~難関校
開成中学
麻布中学
桜蔭中学
20,900~
59,900円
四谷大塚 小学1年生
~6年生
集団 受験:
中堅校~難関校
開成中学
麻布中学
筑波大駒場
中学
13,200~
79,750円
日能研 小学1年生
~6年生
集団 受験:
中堅校~難関校
開成中学
麻布中学
慶應義塾
普通部
8,900~
37,800円
市進学院 小学1年生
~6年生
集団 受験:
中堅校~難関校
江戸川取手
中学
市川中学
東邦大東邦
中学
小学6年生
月1回
15,070円
栄光
ゼミナール
小学1年生
~6年生
集団 受験:
中堅校~難関校
開成中学
麻布中学
武蔵中学
教室によって
異なります
早稲田
アカデミー
小学1年生
~6年生
集団 受験:
難関校向け
開成中学
麻布中学
武蔵中学
15,400~
45,210円
臨海
セミナー
小学1年生
~6年生
集団 受験:
中堅校~難関校
開成中学
駒場東邦中学
女子学院中学
6,600~
44,000円

1位 啓明館

啓明館は、中学受験専門塾です。比較的新しい塾で大手塾と比べると認知度は低いですが、毎年難関校の合格者を出す実績があります。

2位 SAPIX小学部

SAPIX小学部は、認知度も高く合格実績もトップレベルなことから人気が高い塾です。優秀な生徒が集まる傾向があり、切磋琢磨しながら勉強に取り組めます。

3位 四谷大塚

四谷大塚は、知名度だけではなく、合格に向けてのフォロー体制が整っていることが人気の理由の1つです。

4位 日能研

日能研は、知名度や合格実績が高い塾の1つです。受験勉強だけでなく、子どもの思考力を伸ばす指導方法で、人気があります。

5位 市進学院

市進学院は、子ども1人ひとりに担当の先生がつく担任制が人気の理由です。いつでも質問ができる環境があり、学力の向上に結びつくでしょう。

6位 栄光ゼミナール

栄光ゼミナールは、中学受験だけではなく、高校受験や大学受験でも有名な塾です。子どもや家庭に向きあい、最適な「合格プラン」を提案してくれます。

7位早稲田アカデミー

早稲田アカデミーは、難関校合格実績が高いことで人気があります。志望校合格に向かって「本気でやる子を育てる」を教育理念に掲げています。

8位 臨海セミナー

臨海セミナーは、集団指導と個別指導両方を受講することが可能です。また、通塾管理システムを採用しており、安心して通えます。

中学受験は親のサポートが肝心

中学受験する小学生は、高校受験や大学受験と比べ、「目的を持って自ら勉強する」ことはまだ難しい年代です。志望校合格のためには、親のサポートが必要でしょう。
中学受験を成功させるため、以下の「親ができること」を参考にしてみてはいかがでしょうか。

勉強する環境を整える

自宅で学習する際、集中できる環境を整えることは親ができることの1つです。テレビやスマホは子どもの集中力が乱れる原因になるので、側に置かないようにしましょう。

塾や学校のスケジュール管理

中学受験する子どもは、学校や塾の予習・復習など学習面で多忙な毎日を送ります。自宅学習が多く睡眠時間が削られてしまうと、朝起きられなかったり、授業に集中できなかったりする可能性があります。
生活リズムが乱れないよう、スケジュール管理も親ができることの1つです。

体調管理

体調管理も大切です。栄養面では塾にお弁当を持たせたり、バランスの良い食事を一緒に楽しんだり、親の無理のない範囲でサポートしましょう。また、十分な睡眠が取れているかもチェックすることをおすすめします。

心のケア

塾や学校での人間関係や学習面で、心に不安を抱える子どもは少なくありません。子どもの変化に気を配り、「何があってもあなたの味方だよ。」という話しやすい空気を作ることで、子どもの心のケアになるでしょう。

モチベーションを上げる

中学受験に対するモチベーションは、周りがどれだけ発破をかけても自分から上げようとしなければ上がらないものです。親は、中学受験の必要性やメリットを子どもに説明することでモチベーションを上げるサポートをしてあげましょう。          

まとめ

中学受験を検討しているなら、子どもに合った塾を選ぶことが大切です。
難関校を目指すなら小学3年生の2月には入塾できるよう、情報収集を始めましょう。人気ランキングや解説を塾選びの参考にしてみてください。
また、中学受験は親のサポートが肝心といわれています。子どもが高いモチベーションをキープできるよう、親は環境を整えること、心身のサポートをするなど、家族みんなで協力し志望校合格を目指しましょう。