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子どもが習い事に行きたくない!?考えられる理由と解決策は?

子どもが習い事に行きたくない!?考えられる理由と解決策は?

2024年2月8日 公開

習い事は、子どもの可能性を大いに伸ばしてくれるものです。
これまで頑張って続けてきたかもしれませんが、子どもがある日突然「習い事に行きたくない」と言い出すと、親は困ってしまいます。

我が家の娘も、3歳のころから2年間続けてきた英会話の習い事を、新年度になったことがきっかけで「行きたくない!」と言い出して、親は大変な思いをしたということがあります。
習い事に行きたくないという子どもは、何かしらの理由があって行くのを渋っています。

親としては、出来れば習い事を頑張って継続して欲しいと考えますが、行きたくないと言っているものを無理やり行かせてもいいものなのか、悩ましいところですよね。
子どもはどうして習い事に行きたくなくなるのでしょうか。

行きたくなくなった時の解決策を一緒に考えていきましょう。

習い事に行きたくないと言い出すのはめずらしくない

前は楽しそうに習い事に通っていたのに、ある日突然「行きたくない」と言い出す子どもは、実はめずらしくありません。
大好きな習い事でも、良いことばかりではありません。

長く継続していると、一度は嫌になることもあるでしょう。
行きたくないと言われてしまうと、親としてはせっかく月謝を払っているのにとモヤモヤしたり、技術を落とさないためにも何とか継続して通わせたいと考えたりすることかと思います。
つい子どもを怒ってしまうこともあるかもしれませんね。
しかし、習い事に行きたくないのには、何かしらの理由があるはずです。
「行きたくない」という子どもの気持ちも受け止めつつ、なぜ習い事に行きたくないのか、まずは理由を探っていきましょう。

習い事に行きたくない!?考えられる理由は?

子どもが習い事に行きたくなくなるのには、何かしらの理由があるかと思います。
もしかしたら、子どもに直接理由を聞いてみても言いにくかったり、小さい子だと理由がはっきりしなかったりすることもあるかもしれません。
以下の理由に当てはまるものはないでしょうか。
子どもの意見に耳を傾けつつ、探ってみてください。

習い事に対する子どもの興味が薄い

習い事を始めたきっかけが、親がやらせたいという希望だった場合、子どもがなかなか興味を持てないということがあります。
中には、最初は嫌だったけど習い事を始めてみたら楽しく続けられたという子どももいるかと思います。
しかし、子どもが自分からやりたいと思って始めた習い事でなければ、やりたいという気持ちよりも、やらされているという気持ちの方が強くなってしまうことがあります。
すると、習い事がどんどん面倒に感じてきてしまうのです。
もし、子どもに理由を尋ねてもはっきりしない場合は、飽きているが言い出せないのかもしれませんね。

習い事に過大な期待を寄せている

習い事は、子どもの可能性を伸ばすものです。
その思いが強くなりすぎると、子どもは期待に応えようと必要以上に頑張ったり、プレッシャーに感じてしまったりすることがあります。
過大な期待を寄せられ、良い方に伸びる子も中にはいます。
一方で、習い事が上手くいかなくなると、気持ちが負けて潰れてしまったり、習い事が嫌になってしまったりします。
過大な期待は、時に子どもへの大きな負担にもなってしまいます。

習い事の教室との相性がわるい

習い事自体が好きで通いたいと思っていても、先生との相性が悪いと、教室へ通うのが嫌になってしまいます。
先生も人間ですから、相性が悪いのは仕方がありません。
また、一緒に通う友達とトラブルがあったり、教室内の雰囲気が合わなかったりして、通うのが嫌になるということも考えられます。
何か教室で嫌なことはなかったか、子どもに聞いてみましょう。

習い事のレベルが合わない

個人レッスンですと、習い事も個々のレベルに合わせて行うのが一般的です。
しかし、塾やお勉強系の習い事だと、難易度別にクラス分けをしていることがあります。
難易度が合っていないとクラスの進み具合についていけなくなり、せっかく学習していることも面白くなくなってしまいます。
逆のパターンでは、クラスのレベルが低すぎてつまらなくなっているということも考えられます。

習い事で嫌なことがあった

急に習い事に行きたくないと言い出すケースでは、前回の習い事でたまたま嫌なことがあったということが考えられます。
例えば先生に注意を受けた、友達と喧嘩をしてしまった、上手くできずに恥をかいてしまったことなどが挙げられます。
これらの嫌なことは一時的なもので、子どもが自分の力で乗り越えていけることです。
習い事をお休みしてしまうと休み癖に繋がりかねないため、本当に行きたくないのか一時的に行きたくないだけなのか、見極めが必要になります。

習い事が忙しすぎる

習い事を掛け持ちしていると、子どもが忙しい思いをしてしまいます。
本人は楽しんで通っていても、少しずつ疲れやストレスが溜まってきていて、「今日は休みたいな、行きたくないな」と感じてしまうことも、時にはあるでしょう。
たまには自分の好きなことをしたり、友達と遊びに行ったりしたいという気持ちが沸いてきても、不思議ではありません。

習い事に行きたくない時の対処法

子どもが習い事に行きたくないと言い出すことには様々な理由が考えられますが、どんな理由であれ頑張って続けて欲しいと思うのが、親の気持ちかと思います。
では、どのような対処法をしていけばよいのでしょうか。

怒らないで話を聞こう

子どもが習い事に行きたくないと打ち明けた時に、親が頭ごなしに怒ってしまうと、子どもはどんな気持ちになるでしょうか。
様々な理由があるはずなので、まずは子どもの話に耳を傾け、なぜ行きたくないのか話し合ってみましょう。
ただし、子どもは親には言いにくい理由で行きたくなくなっているということも考えられます。
しつこく無理に理由を聞きださず、子どもが言える範囲の言葉で聞いてあげてください。
子どもと習い事の環境も考慮しながら、本当はサボりたいだけなのか、本当に理由があって行きたくないのか見極めていきましょう。

思い切って休ませよう

習い事は継続も大事ですが、行きたくないのであれば無理に行かせなくても大丈夫。
習い事を休んでも、成長に影響はありません。
遅れは、子どもの気持ちが落ち着いてからでも取り戻すこともできますよ。
習い事を休むことで子どもの気持ちが落ち着き、本当に行きたくないのかじっくり考える時間を作りましょう。
一旦「行きたくない」という嫌なことから逃げることで、本当は頑張って続けていきたいのかどうか見えてくることもあります。
また、習い事を「休んでいいよと」と子どもが言われた時に、「やっぱり行きたい」と反対の気持ちが芽生えることもあります。
休んでみたけれどやっぱり行きたい気持ちが沸くことがなく、そのまま何日も休みたくなるようなことがあれば、習い事は継続していくべきかどうか一度検討する時なのかもしれません。

習い事の成果を褒めよう

習い事は教室や先生のところに通わせて指導してもらうものなので、親が介入することはあまりないということもありますよね。
教室にまかせっきりにすると、子どもが頑張っている成果が親からは見えにくくなっていることもあります。
子どもにとっては、頑張りは親にしっかり見てもらい、認めてもらいたいものです。
教室にまかせっきりにせず、時々子どもの頑張りや成果にも目を向けてあげましょう。
成果を褒めてやる気を引き出してあげることも、習い事の継続には必要不可欠なことです。

子どもが習い事に行きたくないときには話を聞いてあげよう

我が家の娘ですが、英会話の習い事に行きたくないと言い出した時には大泣きして毎週困っていたため、思い切って1ヶ月レッスンをお休みして様子を見ることに決めました。
すると、2回目のお休みの時に自分から「クラスが変わって英会話が難しくなってから、面白くなくなった」ということをお話してくれたのです。
先生ともよく話し合い、一年間内容が重複してしまうけれど、レベルを下げたクラスに通わせて貰い、今はまた楽しく通っています。
習い事は子どもの可能性を伸ばすことができるものです。
しかし、頑張りすぎるあまり行きたくなくなってしまっては、子どもの可能性を潰してしまうことになりかねません。
もし習い事に行きたくなくなってしまった時は、一回休んで立ち止まり、本当に行きたくないのかどうか、子どもに寄り添いながら原因を見極めていくことが大切です。
無理なく楽しく、子どもが本当に楽しめる習い事を継続していけるといいですね。