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【保護者必見】小学生は家庭学習で成績アップ!子供とゼロから作る勉強習慣と効果的な方法とは

【保護者必見】小学生は家庭学習で成績アップ!子供とゼロから作る勉強習慣と効果的な方法とは

2024年3月8日 公開

小学生以降の学習習慣を身につける意味でも、家庭学習は大切ですよね。
筆者が以前学習塾で勤務していた際には、「家では勉強のやる気が出ない」「どのように教えてあげたら良いのかわからない」などの相談が頻繁にありました。
この記事では、家庭学習におけるサポート方法を具体的な方法や教材と共にお届けします!

子どもの家庭学習をしよう

子どもの家庭学習をさせよう
小学生の家庭学習では、勉強をする習慣作りにプラスして、子供の興味関心・得意を広げ、苦手を克服する経験を積む事ができます。
ここからは家庭学習の重要性や方法を簡単にご紹介します。

家庭学習はなぜ重要?

小学生の家庭学習は、中学生以降の自立した学習の習慣作りに繋がります。
学校や塾でわからなかった部分を自分なりに復習し、授業の理解度を深めるために予習する、といった学習の習慣作りは学校や塾のみでは難しいと考えられます。
通塾の有無に関わらず小学生のうちから家庭でも勉強する癖をつけるのは重要です。

家庭学習の方法

家庭学習には、学校・塾の宿題を欠かさず行うこと、また、通信教育や市販の教材で親御さんが子どもと一緒に計画を立てながら教えることなどが挙げられます。
以下「家庭学習の親のサポート方法」以降で詳しく解説していきますが、子どもの目標や興味関心に合わせて子どもと一緒に学習方法を選択することが望ましいと考えられます。

家庭学習の親のサポート方法

家庭学習の親のサポート方法
お子さんが将来的に自ら家庭学習を行うようになるためには、親御さんからの環境面・精神面でのサポートが欠かせません。
私が学習塾勤務時に実際に親御さんに提案をしていた、家庭学習のサポートをする際のポイントをご紹介します。

「ながら学習」をさせない

自宅で学習に取り組むスイッチを入れるためには、まずは環境が整っていることが大切です。
「ながら学習」とは、音楽を聞き「ながら」、食べ「ながら」など、何かをしながら学習に取り組むことを指します。
「ながら学習」を避けるためには、以下のことに気を付けてみましょう。
  • 電子機器(テレビやゲーム機など)のスイッチを切る。
  • 勉強をする場所・時間を決める。
  • 勉強道具を全て机の上に揃える。
  • 低学年のうちは特に、姿勢保持用のクッションや視界を区切るパーテーションなど補助具の導入も検討する。

学習計画を可視化する

学習計画を可視化する
いつ、何を頑張るべきかわからない状態で学習に取り組むことは、大人でも難しいですよね。
子供と一緒に、習い事や遊びに行く時間を含めた帰宅後の予定を整理し、無理のない計画を立てましょう。
筆者も、家庭学習の計画を表などで可視化することで、生活習慣を整えるなどの自立を促す結果に繋がったご家庭を沢山見てきました。
さらに勉強するときに、親御さんから褒められることは、子供に大きな力となります。
計画表のできた部分には色を塗るなど、できたことが目に見えるような仕組みがあると、より子どものやる気に繋がります。

学年に合ったゴール設定をする

家庭学習の習慣づけには、お子さんに合った適切なゴールの設定が欠かせません。
達成可能な目標となるよう、お子さんと話し合ってみましょう。
以下は学年ごとの1日の合計学習時間の目安と家庭学習の目的です。

小学校低学年の子どもが目指す家庭学習のゴール

  • 家庭学習時間の目標:毎日20分程度
  • 目的:家庭での学習習慣の定着
低学年は家庭学習の習慣づけを目指し、宿題を優先的に行いましょう。
宿題終了後、余裕があれば、学校で行ったことの復習を行うことで、授業内容のつまづきを早期に解決できます。

小学校中学年の子どもが目指す家庭学習のゴール

  • 家庭学習時間の目標:毎日40分程度
  • 目的:宿題の習慣化+自主学習を開始
中学年では宿題を自分で終わらせられること、さらに自分の得意・苦手に向き合うことを目指します。
宿題の後に図書館で借りてきた本を読んだり、反復練習が必要な計算に取り組むなど、得意を広げ苦手を克服する経験を積むことが理想です。

小学校高学年の子どもが目指す家庭学習のゴール

  • 家庭学習時間の目標:毎日50〜60分程度
  • 目的:宿題の有無に関わらず予習・復習を行う
高学年では自立した家庭学習を行えるよう、親御さんは子供の自尊感情を大切にしながら見守り、励まし、自主性を伸ばすことを意識しましょう。
1日にどのくらいの時間、どの頻度でどの教科を勉強するのか、ドリルの進捗管理など、子供自身が自分のキャパシティを把握できるように、家庭学習の方法を任せる範囲を広げてみましょう。

小学生は家庭学習で十分?それとも塾通いが必要?

小学生は家庭学習で十分?それとも塾通いが必要?
家庭学習がしっかりできていれば、小学生全員が塾に通う必要はありません。
しかし、以下の3点に当てはまる場合には、学習塾に通うことも視野に入れた方が良いでしょう。
  • 明らかに学校の授業を理解できていない・定着度に不安がある
  • 学習習慣の定着が難しい
  • 中学受験を検討している(中学受験用プログラムは小4から開始が多い)
ここでは、塾に通うか考えている方に、塾通いのメリットやデメリット、選び方についてご紹介します。

小学生の塾通いのメリット

小学生のうちから塾に通うメリットは、以下のようなものが挙げられます。

基礎学力の向上と苦手・つまづきの克服

小学生の学習内容は中学・高校の学習内容の土台となり、ちょっとしたつまづきが後に大きな差を生むこともあります。
わからない時に質問しやすく、子供のレベルに合わせたカリキュラムを組んでくれる塾では、基礎固めをしっかりと行うことができると考えられます。
ここでは、塾に通うか考えている方に、塾通いのメリットやデメリット、選び方についてご紹介します。

学習の習慣化ができる

家ではどうしても集中できない、親御さんが子供の家庭学習のサポートに時間を作れない場合などには、塾のサポートによる学習の習慣化が期待できます。

小学生の塾通いのデメリット

小学生のうちから塾に通うメリットは、以下のようなものが挙げられます。

経済的な負担

学習塾の中でも個別指導塾では受講費が高くなる傾向があり、経済的な負担となることが考えられます。

子供の心身の負担となる懸念

学習塾は学校が終わった後に開講するため、塾に通うこと自体が負担となってしまう・塾のテストで不安になってしまう等、子供の心身への疲労がみられる事があります。

集団指導塾・個別指導塾の選び方

塾には大きく分けて数十人程度に向けた授業を行う「集団指導塾」と、個人または数人までの少人数に向けた授業を行う「個別指導塾」に分かれます。
子供の性格などとの相性を見ながら選ぶ事が望ましいです。

集団指導塾が向いている子の特徴

集団指導塾が向いている子には以下のような特徴が挙げられます。
  • 周りの子との競争意識や仲間意識で学習のモチベーションが上がる
  • 学習習慣がある程度身についており、予習や復習などができる
  • 集団の中の発言や質問が苦ではない

個別指導塾が向いている子の特徴

個別指導塾が向いている子には以下のような特徴が挙げられます。
  • 質問をするタイミングや学習の進度などを自分のペースで決めたい
  • 他の教科と比べて明らかな苦手な教科がある
  • クラブ活動や習い事も忙しい

小学生の家庭学習におすすめな通信教育比較

小学生の家庭学習におすすめな通信教育比較
通信教育も子供にあった家庭学習を進める上で大いに役立ちます。
時間や場所を選ばずに自由に学習でき、苦手箇所のみを重点的に補填することもできるのが通信教育の魅力です。

通信教育の選び方

ひと口に通信教育と言っても、タブレットやオリジナル教材などたくさんの形式が存在します。
子供に合った通信教育を選び、家庭学習の継続に繋げるポイントを紹介します。

通信教育が向いている子の特徴

通信教育が継続できる子の特徴には、以下のようなものが挙げられます。
  • タブレット教材など、通信教育ならではの学び方にはまる見込みがある
  • 家庭で習慣づけのサポートがある
  • 自分のペースで学びたい気持ちが強い

値段で選ぶ

通信教育の受講料は、月額1,000円程度から10,000円程度まで幅広いです。
子供の家庭学習の補助に使う、受験用に受講するなど、目的に合わせて家計の負担にならない範囲で選ぶのが理想です。

学習形態で選ぶ

通信教育はタブレットなどの電子機器を用いるものや、紙媒体でドリルのように解くもの、また、成果物を郵送して添削が返送されてくるものまで多様な学習形態を選ぶ事ができます。
子供と一緒に相談し、子供自身が魅力を感じている通信教育を選ぶのが良いでしょう。

通信教育の比較10選

小学生の家庭学習におすすめな通信教育はこちら!月額、学習方法、特色をご紹介します。

東進オンライン学校

東進オンライン学校は、大手の四谷大塚と東進の講座を自宅で受けられることが魅力です。
学習の目的とペースに合わせて自由に講座を選択できるため、徹底的に苦手を克服する事ができます。
公式サイト https://www.toshin-online.com/
月謝 2,178円〜(12ヶ月一括払いの場合)
学習方法 オンライン映像授業、実力テスト、月例テスト
対象年齢 年長〜中学生

スマイルゼミ

スマイルゼミでは、教科書に準拠した内容で学習が可能です。
専用タブレットに蓄積されるデータから、最適の学習プログラムを生成してくれます。
公式サイト https://smile-zemi.jp/
月謝 2,980円〜
学習方法 タブレット
対象年齢 年少〜中学生

Z会

Z会はハイレベルな学習内容を提供しており、中学受験を狙う子供にもおすすめです。
普通科目の他に、考える力を育てる「経験学習」や「みらい思考ワーク」と言ったオリジナルの教材もあります。
公式サイト https://www.zkai.co.jp/
月謝 4,505円〜
学習方法 紙教材による添削指導またはタブレット
対象年齢 年少〜高校生

すらら

すららはゲーミフィケーションサイクルなどの子供のやる気を継続させる仕組みが多いのが特徴です。
5教科全てで無学年学習に対応しており、1人1人のレベルに合わせた家庭学習が可能です。
公式サイト https://surala.jp/
月謝 8,228円〜
学習方法 タブレット
対象年齢 学習範囲は小学生から高校生まで。
対象年齢は設定なし。

進研ゼミ小学生講座

進研ゼミ小学生講座は教科書準拠の内容で、プログラミングや英語なども受講できる幅広い講座内容が魅力です。
学習付録や勉強の到達度に合わせてゲームができるごほうびコンテンツなど、楽しく家庭学習を継続できる工夫が満載です。
公式サイト https://sho.benesse.co.jp/
月謝 3,250円〜(12ヶ月一括払いの場合)
学習方法 紙教材による添削指導またはタブレット
対象年齢 小学生

うんこゼミ

うんこゼミではクイズ方式で隙間時間に気軽に勉強ができ、かつ学習を進めるともらえる「ブリーコイン」とオリジナルグッズを交換できます。
家庭学習の習慣づけの入り口におすすめです。
公式サイト https://app.unkogakuen.com/register/
月謝 2,480円
学習方法 タブレットまたはスマートフォン
対象年齢 小学3年生〜6年生

サブスタ

サブスタでは「教科書の重要ポイントの整理」「動画」「テスト」「動画で答え合わせ」の4段階のステップで、20分程度で学習が可能です。
専任の学習アドバイザーが学習計画を立ててくれ、学習内容がわかりやすいことも大きな特徴です。
公式サイト https://sabusuta.jp/
月謝 4,900円〜
学習方法 タブレット
対象年齢 小学生〜中学生

スタディサプリ

スタディサプリは、プロ講師の映像授業を、学年を超えて見放題なのが嬉しい特徴です。
子供1人で簡単に操作可能なテキストで勉強してコインを貯めると、「サプモン」というペットの育成・アバターの着せ替えが可能になり、楽しく継続できる仕組みがあります。
公式サイト https://studysapuri.jp/course/elementary/
月謝 1,815円〜
学習方法 タブレットやPC
対象年齢 小学生〜高校生

ワンダーボックス

ワンダーボックスはアプリ教材とアナログの教材キットを組み合わせた教材で、感性や創造力、表現力、論理的思考力など幅広い力を養います。
学ぶこと自体に楽しさを感じ、学校の勉強の枠に囚われない発想力を身につけたい方におすすめです。
公式サイト https://box.wonderlabedu.com/lp/entries/base/
月謝 3,700円〜
学習方法 オリジナル教材キットとタブレット
対象年齢 4才〜10才

小学ポピー

小学ポピーは教育出版社の「新学社」が制作する教科書に沿った教材を扱う通信教育です。
計画や進捗など、家庭学習をサポートする仕組みがありながら授業内容の基礎固めができるのが特徴です。
公式サイト https://www.popy.jp/shogaku/
月謝 2,755円〜
学習方法 紙教材
対象年齢 2才〜中学生

小学生は家庭学習で成績アップを狙おう

小学生は家庭学習で成績アップを狙おう
小学生の効果的な家庭学習は、子供に合わせた目標設定と親御さんのサポートがベースとなっています。
子供の特性や目的に合わせて、塾や通信教育、市販教材を使用しながら無理のない範囲で楽しく学習習慣を身につけましょう!