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子どもの「知育」って何?年齢別に見るおすすめの知育や実践方法

子どもの「知育」って何?年齢別に見るおすすめの知育や実践方法

2024年2月8日 公開

小さいお子さんがいる親御さんは、将来のために早くからできることをしてあげたいと考えていることでしょう。私も二児の母ですが、子ども達が赤ちゃんの頃から、何かできることが無いかと試行錯誤してきた親の一人です。

習い事を始め、遊びを通して学びを得たり、外に出て様々な体験ができるようにと考えたりしながら子育てに奮闘してきました。私のように子どもの「知育」教育を考えている方もいることでしょう。

知育教育とは、いったいどんな内容なのでしょうか。年齢別に見るおすすめの知育方法を、私の実際の体験談も交えながら紹介していきます。

親として、子どものためにどんなことをしてあげられるのか、一緒に見ていきましょう。

知育とは?

知育とは、子どもの知的な能力に重点を置いて、幼いころから育んでいく教育のことを言います。

知育は三育《知育・体育・徳育》の1つ

知育はイギリスの学者である「ハーバード・スペンサー」が提唱した「三育」の1つです。
三育とは、知育・体育・徳育の3つからなり、これらを育てることで、人間として生きる力を育てていくことを言います。
三育の中の1つである知育は、その名の通り知識の面を伸ばすことが目的です。
子どもが自発的に疑問を抱き、課題を解決していく過程で、思考力、考察力、判断力と言った様々な側面での「考える力」を育てていくような教育を行います。
難しすぎず楽しく取り組めるように、子どもの年齢や実力に合わせて課題を与えていくことで、自分から取り組み工夫して考えられる、知的な思考能力を養っていきます。

知育と教育の違い

教育とは、人間が社会で生きていく上で、必要なことを学ぶことを言います。
例えば、国語のひらがな、算数の足し算と言った一般常識や、道徳を通して社会性を学んでいくような勉強などです。
机に向かって課題をこなすとイメージして頂けると良いかと思います。
一方で、知育は自発的に興味を持って「やってみたい!」と意欲を持つことが大切です。
自分で試行錯誤をし、成功体験や失敗も繰り返しながらも、子どもの考察力が育っていくことを目的とした教育です。
それらは机の上ではなく、普段の生活や遊びの経験を通して多くを養っていくというところに、違いがあります。

幼児期から知育を始めるメリット

知育は、幼児期からスタートするのが望ましいと言われています。
子どもが幼いころから始めるメリットとは、どんなことがあるのでしょうか。

幼児期の脳はたくさん吸収する

幼児期は、人間が一生のうちで一番成長をする時期です。
脳の発達も著しく、この時期に様々な経験を通して脳に刺激を与えてあげることで、スポンジのようにどんどん情報を吸収していくのです。
成長途中の子どもは、考え方も柔軟です。
自分で考えてチャレンジしてみて、成功や失敗の経験を繰り返し、その経験を活かしながらまたチャレンジに踏み切ることができます。

幼児期から知育を行うことで子どもの可能性が広がる

幼児期の知育で得られる考察力、行動力、想像力、判断力…。これらは、成長する過程や大人になってからも様々な場面で役立ち、生かしていけることでしょう。
子どもの可能性がぐんぐん広がるため、脳が柔軟な幼児期から知育を始めていくことが望ましいと考えます。

年齢別に見る知育の実践例

実際に、知育はどのように行っていくのがいいのでしょうか。
年齢別に見ていきましょう。

【0~1歳】視覚や聴覚を刺激しよう

生まれたての赤ちゃんは、まだ五感の発達が未熟な時期ですが、ママのお腹の中にいる時から、聴覚は発達していると言われています。
産後は、視覚が最初に発達し始めます。
発達が著しいこの時期に、まずは視覚と聴覚から刺激してあげるのがいいでしょう。
この時期の一番の知育は、ママがたくさん話しかけてあげることです。
「かわいいね、きもちいね、眠いね」など、思ったことを何でもいいので話しかけてあげてくださいね。
0歳用の絵本をたくさん読んであげるのもいいでしょう。
0歳用の絵本には、赤ちゃんの耳にとって心地よい音がたくさん含まれています。
たとえば、わんわん、ブーブーといった繰り返しの言葉は、赤ちゃんの耳に届きやすい音です。
特に月齢が低いうちは、色鮮やかな絵本や単純な形で分かりやすい絵本ですと、赤ちゃんも分かりやすく楽しく読むことができるのでおすすめです。
私も、子どもが小さいうちはお気に入りの本を何回も繰り返し読んだり、図書館にも足を運んだりもして、たくさんの本を読み聞かせてきました。
その結果があってか、言葉を話し始めるのがとても速く、おしゃべりな子に育ちました。

【1~3歳】指先の発達を意識してみよう

指先をたくさん動かすことで、脳は大いに刺激されます。
1歳以降は指先を使いつつ、頭をたくさん使う知育おもちゃを活用してみるのはがいいでしょう。
知育おもちゃは、形が単純なものほど子どもの想像力や思考力を刺激してくれます。
私も定番の形の知育ブロックシンプルな積み木を子どものために購入しましたが、姉妹の子どもの性格によって作るものが全く異なり、面白いなぁと実感しました。
おもちゃには様々な商品がありますが、実は何年も長く遊べたのが、1歳の頃に購入したこのシンプルな知育おもちゃ達です。
この時期、パズルもおすすめしたい知育おもちゃの1つです。
最初は上手く組み立てられないのですが、根気強く何度も繰り返しチャレンジすることで、子どもなりに工夫してどんどんできるようになりました。
パズルもまた、何年も繰り返し楽しめた知育おもちゃの1つです。
歩行が安定すれば、子どもの遊び場にも行くことができます。
知育おもちゃや知育遊びがたくさんできるところもあるため、遊びに行ってみるのもおすすめです。
積み木、ブロック、パズル…様々なおもちゃがありましたが、自分の子どもがどんな知育に興味を示すのかもわかりますよ。

【4~6歳】言葉や学習に目を向けてみよう

理解力がアップし、やれることも増えている時期です。
疑問や興味を持ち、自発的にチャレンジしてみる機会も多くあることでしょう。
自然や生き物、日本の行事などに触れ、いろんな経験をさせてあげてくださいね。
言葉の理解力を深めるため、しりとり遊びやなぞなぞ遊びをしてみるのがおすすめです。
遊びを通して、楽しく言葉の引き出しを増やしてあげましょう。
文字パズルや文字積み木など、知育おもちゃもワンステップ進んだものを取り入れるのがおすすめです。
複雑な知育ブロックにも挑戦できるため、子どもと相談しながら何か用意してみてもいいですね。
絵本の読み聞かせは、是非続けて欲しいと考えます。
言葉の発達に刺激を与えてくれるだけでなく、登場人物の心情を想像したり、物語の展開を予想したり…子どもの思考力をより深めてくれることでしょう。
私はこの時期、家庭の通信教材なども取り入れていました。
自分1人では知育教育はなかなか難しいと感じましたが、教材に子どもと一緒に取り組むことで、思考力を深める手助けをしてくれていたと実感しています。

知育におすすめ!おもちゃブランド

私の子どもも実際に愛用していた知育おもちゃのブランドをいくつか紹介します。

ボーネルンド

ボーネルンドは知育おもちゃを数多く取り扱っているブランドです。
積み木は素材の触り心地も良く、作りも丈夫。何年も飽きずに遊んでくれました。
ブロックなどの商品展開も多くあります。
ボーネルンドのおもちゃを取り扱った遊び場もあり、子ども達が大好きで小学生になった今でも遊びに行って知育おもちゃを楽しんでいます。

Sassy(サッシー)

Sassyはアメリカ発祥のブランドで、ベビーショップなどで赤ちゃん用のおもちゃを多く取り扱っています。
色のコントラストが鮮やかで、形も赤ちゃんが分かりやすく、興味をひくかわいらしいデザインです。
絵本もおもちゃも我が家の子ども達は大好きで、お気に入りになっていました。

ピープル

ピープルは赤ちゃんの興味を引くような知育おもちゃの商品展開が豊富です。
西松屋などの身近なベビーショップで多く取り扱いがあり、値段も手ごろで気軽に試せるところが魅力的でした。
また、幼児期〜小学生まで対象とした知育ブロック「ピタゴラス」は、子どもが夢中で遊びながら思考をめぐらし、楽しく知育ができるおもちゃ。
せっかく遊ぶなら、楽しみながら脳を刺激してあげたいですね。

学研

学研は楽しみながら知育ができるおもちゃの商品展開が豊富ですが、キャラクターのおもちゃが多いのが、学研の魅力です。
しかし、一番おすすめしたいのが昔ながらの学研のブロックです。
シンプルな作りながら、幼児期〜小学生まで長く楽しめる知育おもちゃです。
年齢があがるにつれ、より複雑で思考をめぐらせた作品ができあがります。
子どもの目に見える知育の成長には、親も楽しめるかと思います。

知育を行うおすすめの習い事

知育は親子の関わりを通し、家庭でも実践できるものです。
しかし、親は知育のプロではありませんから、やってあげられることには限界があるかもしれませんね。
知育をもっと深堀し、より確かな教育をしたいと考えているのであれば、知育系の習い事がおすすめです。
特に幼児期は、幼児教育の習い事は勉強よりも知育に力を入れていることが多くあります。

通信教材

絵本教材やおもちゃ、DVDを活用して、お家で学習ができる通信教材です。
こどもチャレンジポピーなどが有名ですね。
幼児期の通信教材は勉強だけでなく、身の回りの現象や不思議に注目し、子どもの興味や関心を引き出してくれる内容となっています。
子どもが課題にチャレンジし、「できた!」という成功体験を大いに得られることでしょう。
我が家ではポピーを受講していましたが、毎月届く教材を遊び感覚で行っていました。
ポピーは教材にシールを貼ったり、迷路や間違い探しなどを直接ドリルに書き込んだりします。
子どもながらに知恵を絞りながら、毎月楽しく取り組んでいました。

幼児教育

幼児教育の教室に通うことで、子どもが主体的に学び、「できた!」「わかった!」という成功体験を繰り返し得ながら、思考力を深めていきます。
小学校に進学すると、「勉強」や「教育」の色が強くなりますが、学習や学びの基礎を身に付けるためにも、幼児教育で「知育」をふかめていくのがいいでしょう。

子どもの知育を始めてみよう

知育を行うことで、こどもの可能性はどんどん広がります。
幼児期の成長が著しい時期に、自分で考えチャレンジし、成功や失敗を繰り返しながら思考力を深めていけるといいですね。
ぜひ「知育」に注目し、できることから始めてみてくださいね。