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SNSが子供の安全を脅かす…?!ネットの危険から我が子を守るためのポイントとは

SNSが子供の安全を脅かす…?!ネットの危険から我が子を守るためのポイントとは

2017年10月25日 公開

TwitterやFacebook、インスタグラムなど近年ではさまざまなSNSが登場していますよね。それらを利用しているママや子供も多く、さまざまな情報が常に行き来しています。しかし、こうしたネット・SNSには危険が隠れていることもよく理解してください。些細な写真が誘拐などの犯罪に繋がる危険が、ネットには隠れているんですよ。それを守るためにも、対策をしながらネットを活用するようにしましょう。

SNSには子供に危険なものがたくさん

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普段何気なくママやパパが使っているTwitterやFacebook、インスタグラムなどのSNSですが、これらには危険がたくさん潜んでいることを知っていますか?またみんなに見てもらおうと写真を上げているかと思いますが、その写真にもさまざまな情報が載っていることを理解しているでしょうか?
何もネットを使う、写真を上げることが悪いといっているのではありません。ただ、こうしたSNSなどのネットを使う時はよく注意してあげなければ、我が子を危険に晒してしまう恐れもあることを知ってもらいたいのです。最近は特に幼児を狙った性犯罪が多く、ニュースでも取り上げられていますが、こうした犯罪にSNSなどのネットが絡んでいる場合も多いのです。
また近年自分の携帯を持つ子供も増えてきましたよね。多くのママは子供の使う携帯に制限をかけているかと思いますが、それも全ての犯罪から子供を守れるとは限りません。子供をネット犯罪から守るためには、よく家族でSNSの利用の仕方について話し合っておきましょう。知らないまま情報がたくさん載った写真を上げ続けたり、GPS機能が付いたアプリを使用し続けるのは、いささか危険な行為ですよ。

何気なくママが上げている写真も危険?!

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私自身もインスタグラムやTwitterを利用して、娘の写真を上げることがありますが、この写真を撮るときは細心の注意を払っています。特に周りに情報となる建物や風景、娘の指紋などが入らないように写真を撮っています。
最近では技術も進化しており、番地が書いてある建物や風景などだけでも住所が特定できるようになっています。他にも写真から指紋を盗み取れる技術もあるため、ピースサインをしている写真や手をこちら側に広げている写真は危険とも喚起されています。このように、何気なくママやパパがSNSに上げている写真にも私たちが住んでいる場所を特定させてしまう情報がたくさん詰まっているのです。
私たちがそんな犯罪に巻き込まれるわけ…と安易に考えるのは大変危険です。公にされていないストーカー犯罪は世に多くありますし、ネットの写真を使って犯罪をたくらんでいる組織もいると聞きます。特に乳幼児の裸の写真はそういった趣味のある人たちにとっては格好の的。知らない間に性的犯罪のサイトに利用されているケースもあります。

たかが写真と思うなかれ。写真には子供の情報がたくさん

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スマートフォンやデジタルカメラで写真を撮ると、その写真はデータとして残りますよね。実はこの写真データもとても危険なんです。アプリなどの位置情報を有効にしていると、この写真を投稿した時点で①撮った場所②撮った日時などの情報が流れてしまうのです。そのため簡単に特定ができてしまい、犯罪者の目に留まってしまった場合には犯罪に繋がる恐れもあります。
また写真データと共にコメント欄に子供の名前を載せてしまうのも危険です。写真と子供の名前さえあれば、どこの誰だか特定ができる時代になっています。そのため知らない人間が子供に「○○ちゃん(くん)」と声を掛けて、誘拐してしまうことも考えられます。子供に知らない人についていってはダメと多くの家庭が教え込んでいるでしょうが、名前を呼ばれてしまえば知っている人かな?と勘違いしてしまいます。可愛い我が子を見てもらおうと何気なく上げた写真が、犯罪に繋がることもあるのでよく注意しましょう。

公開している人を限定しているから、は対策にならない

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写真の公開を「友達限定」「知っている人のみ」にしていれば安全と思ってはいませんか?実はこれも危険なんです。たとえ自分が友達限定に設定していても、抜け道はたくさんあるんです。例えば、その友達が写真を保存して、アップロードしたり、共有をした場合には多くの人の目に写真が流出する場合もあります。そしてその写真を見た別の人が共有をして行って…と延々に共有されてしまうと、自分は限定していたのにも関わらず多くの人に見られてしまうのです。なので友達限定にしているから大丈夫というわけではないのです。インターネット上に「秘密」というものはありません。アップした時点で多くの情報が「公開」されてしまう危険もあることを十分に理解して、対策をするようにしましょう。

子供をSNSの危険から守るためにできることは?

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こうしたSNS上の犯罪から我が子を守るためにも、近状を呟くときや写真をアップするときにはよく注意して行うようにしましょう。また写真アプリやSNSアプリを使う際にも、GPS機能をオフにするなどして、現在地を発信しないように気をつけましょう。

危険回避のためにできること
・写真を撮るときは建物・住所など情報となるものが映らないように注意する
・写真やアプリでGPS情報を記録しないように設定する
・顔がはっきりわかるような写真は危険を理解した上で載せる
・投稿時には子供の名前や友達の名前など明確に分かる形で載せない
・子供の裸の写真投稿も避ける
・近状や赴く情報(日時や場所)などもあまり投稿しない

SNSがきっかけで誘拐事件やストーカーに発展することも珍しくはありません。そんなわずかな情報で…と思っていると、我が子が危険に晒されてしまう可能性もあるのでよく注意しましょう。また子供が自らの携帯で写真をアップするような場合には、よく上記のことを喚起して、自分の身を守るように促しましょう。

写真をSNSにアップするときはよく考えてからあげよう

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近年では世界中の人達とつながりあえる便利な時代となってきましたが、それと同時に犯罪と隣り合わせという危険な状況でもあります。私たちがそれを自覚せずにこうして、普通に生活できるのはまだ自分たちがそういった危険な犯罪に巻き込まれていないだけの話です。いつ自分たちにこうした悲劇が降りかかるかわかりません。ネットに上げる写真はその第一歩といっても良いでしょう。写真を上げることは、自分を知ってもらうことと同様に、情報を提示していることでもあります。
写真をSNSにアップする際には、情報となる建物が載っていないか、コメントに子供の名前や自分の名前を載せていないかだけでも最低限確認した方が良いでしょう。特に特定するような人は私たちとは全く関係のない人がやっている可能性が高いです。それらの心理はただ、「面白いから」「幼い子が好きだから」「リア充がうざいから」といった理由です。それらに巻き込まれないためにも、ネットに潜む危険をよく理解しておきましょう。

SNSは利用する子供も大人も危険に晒されている

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ネットの危険は子供だけでなく大人もいっしょです。最近ではネットを使って出会いを探している人や、詐欺をしている人もいます。これらは自分たちがしっかりと「引っ掛からない」といった意識がないと、知らぬ間に犯罪に巻き込まれることになります。SNSという便利なものが普及している現代で、ネット犯罪から自分たちを守るのはまず「自分たち」です。

パソコンやスマホで危ないサイトは見ない

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近年パソコンやスマホの乗っ取り犯罪が増えています。特に見分けがつかないのが、大手メーカーのメールです。大手メーカーのロゴは入っているし、あたかも請求書やメルマガのように見せかけているメールでも、記載してあるURLに入ってしまったら個人情報を抜き取られた、という事例も数多くあります。こうしたメールや乗っ取りは危ないサイトにより多く載っています。子供は興味本位でなんでも見てしまう傾向があるので、事前にパソコンやスマホに制限をかけておいたり、親の監視下で操作させた方が良いでしょう。特に幼い子供にママやパパの携帯をいじらせる場合には、変なサイトにアクセスしないように見守ってあげましょう。

おかしいと思ったらすぐに報告させるようにする

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子供には最近おかしなことがあったらすぐに言うように、と伝えておきましょう。特にネット犯罪について家族で話し合っておくと良いでしょう。ネットはなんでも調べられる利便性がありますが、同時に自分の発言や投稿が問題として見られるケースもあります。こうしたことから自分を守るためにも、最近ネットやリアル(現実)で変な人に話しかけられた、変な人を見た、ネットでこんなサイトにアクセスしてしまったなどのことがあったらすぐに言うようにと教えておきましょう。些細なことが犯罪に繋がることもあります。あの時気づいていれば…では遅いので、早めに異変に気づくためにも、おかしいと思ったことはすぐに伝えるように家族で共有しましょう。

まとめ

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ネットだけの犯罪から、ネットから現実への犯罪と近年ではネットに絡む犯罪が多くなっています。何気なく使っているネットが、自分や家族を危険に晒す可能性もあることをよく理解しておきましょう。ネットで平和を訴えることもできる時代ですが、それらを悪用しようとする人たちもまだまだ多くいます。そうした「悪」から自分や子供を守るには、ネットに潜む危険をよく理解し、対策しながら使っていくことが大切です。
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