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塾の月謝の相場は?子どもにかかる平均年間費用や授業料の比較などを紹介

塾の月謝の相場は?子どもにかかる平均年間費用や授業料の比較などを紹介

2023年12月26日 公開

みなさんは、塾の月謝の相場をご存知ですか?学習塾は幼稚園児から高校生までの幅広い年代に対応し、学習力の向上に対応しています。とはいえ、どのくらい費用がかかるのか気になりますよね。塾によっては、支払いが高額になる場合もあるでしょう。そこで今回は、塾の月謝の相場や平均年間費用について紹介します。ぜひ、塾選びのポイントもご覧ください。

月謝の相場は?月謝以外の費用も紹介

塾の月謝の相場とは、月にかかる授業料の平均のことです。塾の月謝は、学年や授業形態によっても料金が異なります。また、実際に塾に通うとなると、月謝以外の費用も必要になるでしょう。まずは、各年代の月謝の相場と月謝以外の費用について紹介します。

各年代の月謝の相場

月謝の相場は、各年代で幅があります。以下の表は、年代ごとに学習塾の費用の平均を比較した結果です。子どもの学校が公立か私立かによって、費用の平均が異なります。
公立 私立
幼稚園 11,621円 17,636円
小学生 81,158円 273,629円
中学生 250,196円 175,435円
高校生 120,397円 171,149円
表の補足として、平均費用の説明をします。幼稚園児は私立に通う4歳児から学習塾の費用が高くなる傾向ですが、あまり大きな差はみられません。小学生では、私立に通う子どもの学習塾の費用がぐっと高くなります。とくに金額が大きくなるのは、中学受験のカリキュラムがはじまる4年生頃です。中学生は、私立より公立の方が費用が高い傾向です。私立中学校は中高一貫校が多いため、受験を目的とした通塾の必要性が少なくなると考えられます。意外にも高校生の学習塾の費用は、中学生よりも低くなる傾向です。

月謝以外の費用

月謝以外にも必要になる費用には、どのようなものがあるのでしょうか。ここからは、月謝以外の費用について詳しく紹介します。

入会金

入会金とは、塾に入会する際に必要な費用です。継続的ではなく、初回のみに費用が発生します。ただし、すべての塾で必要になるわけではありません。学校の学習を補助する目的とした補助塾では、入会金が不要なことが多いです。

教材費

教材費は、主に塾で使うテキスト代です。選択する科目数によって、教材費の金額が異なります。そのため、どのような科目が必要になるかを事前に確認をしておきましょう。

特別講習

通常の授業以外で行われる講習として、特別講習があります。特別講習とは、長期休みを利用した季節講習や入試直前の講習などです。特別講習では、普段の授業料よりも料金が高くなる傾向があります。もちろん事前に金額の確認は必要ですが、特別講習の参加が任意かどうかの確認も大切です。塾によっては、半ば強制的に参加を求める塾もあるでしょう。

試験代

模試などのテストを受けるために、試験代が必要になります。学年や模試の種類によって金額は異なりますが、受験を控える小学6年生や中学・高校3年生では試験の機会が増える傾向です。そのため、試験の参加の義務や回数などを事前に確認しておきましょう。

運営費

運営費は冷暖房などの光熱費や、塾の設備に必要な施設費などです。必ずしも運営費が必要になるとは限らないため、事前に確認しておくと安心です。

塾の相場は?各年代の平均年間費用一覧

塾の相場の中では、年間にかかる平均費用が気になる方も多いでしょう。ここからは、月謝も含めた平均年間費用を年代別に解説します。まずは、塾の平均年間費用の一覧表をご覧ください。
公立 私立
幼稚園 83,000円 91,000円
小学生 208,000円 375,000円
中学生 356,000円 326,000円
高校生 363,000円 447,000円
塾の平均年間費用を比較すると、私立高校生の費用が最も高い傾向です。また、公立小学校と中学校では費用の差が大きくなります。とはいえ、塾の費用は通塾の目的や授業形態などの利用状況によって異なるでしょう。続いては、各年代の塾の費用や利用状況について詳しく解説します。

幼稚園児の塾相場

幼稚園児の通塾は、小学校に受験する目的が多くなります。各年代よりも比較的費用は安く、通塾する割合も少ない傾向です。幼稚園児の学習は塾よりも通信教材を利用したり、そもそも受験を考えていない家庭が多かったりする場合があります。

小学生の塾相場

小学生の通塾では、目的によって塾の種類と費用の相場が大きく変わります。目的には大きく分けて2つあり、中学受験か学習補助のためかのどちらかです。中学受験に対応した塾の年間相場は、40〜120万円ほどです。目指す中学校によって、費用が高くなったり安くなったりします。また、通塾を開始する学年によって支出総額が異なるため、入塾の時期も大切です。補助塾の年間相場は10〜20万円ほどで、比較的安くなります。補助塾の入会金は不要な場合が多いですが、中学受験対応の塾では2,3万円ほどかかるでしょう。

中学生の塾相場

中学生の塾は、通学する中学校が公立か私立かによって違いがあります。とくに公立では、高校受験を目的として入塾する場合が多いでしょう。そのため、入塾する学年によって費用が異なります。中学3年生の年間相場が最も高い傾向です。また、月謝の目安は1〜8万円ほどで、通塾状況によって幅があります。授業形態が集団か個別かによって金額が異なるため、事前に詳細を確認しましょう。

高校生の塾相場

高校生の通塾の割合は高く、大学受験を視野に入れている場合が多いです。入塾のタイミングは、入学後か学校生活が落ち着いてからかのどちらかに分かれるでしょう。また、授業形態は個別よりも集団の方が費用をおさえられます。高校卒業後は就職などで進学以外の進路を選択する場合もあるため、通塾の必要性がそれぞれ分かれるでしょう。

塾選びのポイント

塾の費用は、通塾の目的や学年などによって異なります。しかし、決して安い支出ではないことが明らかでしょう。そのため、塾を選ぶ際にはポイントをおさえることが大切です。続いては、塾選びのポイントについて紹介します。

費用の安さ

塾の費用は、家計に大きな影響があります。そのため、費用が安いというのは重要なポイントです。しかし、費用の安さだけで塾を選ぶのは注意が必要です。いくら費用が安くても、子どもの学力につながらなければ意味がありません。大切なのは、費用と学習内容が見合っているかどうか。とくに小学生などの低年齢の時期は、学習に向かう意識の教育が大切になります。指導方法や学習環境を見ながら、塾の費用を上手におさえましょう。

塾の費用をおさえるポイント

塾にもよりますが、費用をおさえるポイントは以下の通りです。
  • 入会キャンペーンなどの割引制度を利用
  • 選択する科目をしぼる
  • オンラインコースを選択
  • なるべく特別講習を控える
  • 学力が高い場合は特待生制度を視野に入れる
塾に言われるがままに支払ってしまうと、あとから後悔します。なるべく無駄な支出をしないように、割引制度などは積極的に利用しましょう。子どもの性格や生活スタイルによっては、オンライン学習もおすすめです。

目的を確認

塾をはじめる前に、塾に通う目的をしっかり確認しましょう。もし中学受験をするのであれば「なぜ受験するのか」など、具体的な目的をはっきりさせることが大切です。通塾するうえで、そうした目的は親子の持続力に影響します。通塾に対して、親子が納得しているかどうかが1番大切です。

子どもに合うかどうか

たとえ実績のある塾であっても、指導方法や学習環境などが子どもに合うかどうかの見極めは必要になります。おすすめの方法は、体験授業への参加です。実際に体験することで、塾の雰囲気や通っている子どもの様子などが分かります。さまざまな塾での体験を通して比較することで、子どもに合った塾を選ぶ判断がしやすくなるでしょう。また、子どもの学習状況には変化がつきものです。塾のサポート体制もなるべくチェックしてください。

塾の相場と目的を把握し、無理のない教育費用プランを

塾の相場は、学年や在籍する学校によっても異なります。受験を目的にした場合は、年間40〜100万円前後の費用がかかるでしょう。塾に通う目的によって、月謝の相場に違いがあります。中学受験では費用を払える前提でカリキュラムが構成されているため、事前の準備も大切です。
まずは、塾に通う目的をはっきりさせましょう。家族のライフプランもふまえて、今後の教育費用のプランを決めてからでも遅くはありません。大切な子どもに合った教育環境を与えられるように、親の知恵や情報をフル活用しましょう。