高齢出産の基礎知識!なぜリスクが高くなるの?出生前診断って何?安心して出産を迎えるために
2019年9月16日 公開
高齢出産はリスクがある、というのを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。ただなんとなく、聞いたことがあるだけだと不安に感じますよね。そこで、高齢出産の基礎知識をまずは知ってみるのはいかがでしょうか。高齢出産だとなぜリスクが高くなるのか、事前に何か準備できることはないの?などの疑問がある方は必見です。近年話題の「出生前診断」とはどのようなものなのでしょうか。ぜひ知識を身につけて、安心して出産を迎えましょう!
高齢出産の基礎知識①何歳からが高齢出産?
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年齢を重ねるごとに出産は大変になる、というのを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。「高齢出産」と言われる年齢は、具体的にはいくつからなのでしょうか。
✔︎ 「高齢出産」は一人目は35歳以上、二人目は40歳以上
一般的には一人目は35歳以上、二人目は40歳以上を指します。近年、晩婚化が進み初産の年齢が30歳以上、という方は珍しくありません。2015年における出生児の母親の平均年齢は、第一子が30.7歳、第二子が32.5歳、第三子が33.5歳(※)とあり、年々上昇傾向にあるそうです。
(※出典:内閣府「婚姻件数、婚姻率の推移」)
(※出典:内閣府「婚姻件数、婚姻率の推移」)
高齢出産の基礎知識②リスクが高くなる原因は?
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そもそも、出産には母親そして赤ちゃん共にリスクがあります。ではなぜ、高齢出産だとリスクが高くなると言われているのでしょうか。
✔︎ 年齢を重ねるごとに卵子も老化する
リスクが高くなる原因の一つは、年齢を重ねるごとに卵子自体が老化してしまうからです。卵子が老化すると、染色体異常が増加しダウン症の発症率が上がると言われています。このことにより、結果的に流産・早産・死産が増えてしまうのです。
✔︎ 病気にかかりやすくなる
年齢を重ねると、何かしら病気にかかってしまう機会が増えてしまいます。妊娠中は特に、子宮筋腫や子宮内膜症などの合併症にかかる確率も上がると言われています。
✔︎ 体力の低下
若い頃よりも疲れやすくなった、と感じる方は多いのではないでしょうか。妊娠中はもちろん、一番体力の必要な出産時に体力が衰えていると、出産自体が長引いてしまう原因に。また、産後の回復にも体力が必要ということも頭に入れておきたいですね。
高齢出産の基礎知識③出生前診断は受けたほうがいい?
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高齢出産の増加にともない、出生前診断(出生前検査)を受ける方も増加しているというのをご存知でしょうか。高齢出産はリスクが高いから胎児に何か影響があるかもしれない、と考える方が増えているからといえるでしょう。出生前診断とはどのようなものなのか、ご紹介いたします。
✔︎ 出生前診断とは?
これから生まれてくる赤ちゃんの発育に、異常がないかを診断することです。生まれる前に診断することで、分娩時やその後の療育を最適に行うことが目的です。診断方法は、エコー検査や採血で行う「非確定的検査」、羊水や絨毛を検査する「確定的検査」があります。
確定的検査は直接母体に針を刺し、羊水中に含まれる胎児の細胞、そして絨毛を採取します。そのため、「非確定的検査」よりも母体に負担があり、流産につながる可能性もあります。
確定的検査は直接母体に針を刺し、羊水中に含まれる胎児の細胞、そして絨毛を採取します。そのため、「非確定的検査」よりも母体に負担があり、流産につながる可能性もあります。
✔︎ 出生前診断は受けた方がいい?
胎児の発育の異常が分かれば、分娩までにそれに応じた治療と産後の療育ができるというメリットがあります。ただし、すべての異常が治療できるわけではなく、中には「知らない方がよかった」と感じる方も。その両方を考えた上で夫婦で決めましょう。また、検査の内容によっては受けられる方が限定されている場合もあります。
高齢出産の基礎知識④デメリットだけではない!
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高齢出産だと、大変なことばかり・・・と思ってしまう方もいるかもしれません。ですが、高齢出産だからこその良い点もたくさんありますので、ご紹介していきます。
✔︎ 周囲に先輩ママが多い
妊娠中や産後に一人で抱え込んでいると、さらに辛くなってしまいます。35歳以上になると、周りには先輩ママが何人かは見つかるのではないでしょうか。頼りになる経験者を近くで見つけて、不安なことを相談してみるといいですね。
✔︎ 人生設計を立てやすい
高齢出産だと、ある程度のキャリアや人生経験をすでに積んでいるため、妊娠中から産後も含めた人生設計を立てやすいのではないでしょうか。
高齢出産の基礎知識⑤事前に準備できることは?
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高齢出産だとリスクが上がりますが、何か事前にできることはないの?と考える方もいるのではないでしょうか。妊娠から出産までは10ヶ月もあります。事前に準備できることはないのでしょうか?
✔︎ 体力作り
年齢に関係なく、妊娠から出産、そして産後は眠れない日々が続くため、とにかく体力が必要です。ですが、妊娠してから焦って急に体力作りをするのは危険です。妊娠したい、と思ったらまずは体力作りに励みましょう。また、妊娠中には太り過ぎないために、無理のない程度で軽い運動も取り入れてみましょう。
✔︎ ポジティブな気持ちに
出産は何が起こるかわからないので、日々不安を感じる方も少なくありません。ですが、体力作りとともに大事なのはポジティブな気持ちに切り替えることです。考えすぎず気楽な気持ちでいる方が、日々元気に過ごせそうですよね。バランスのとれた食事にも気をつけて、ぜひ楽しい妊娠生活を送ってくださいね。
基礎知識で高齢出産による不安を少しでも解消しよう
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いかがでしたか?妊娠や出産そのものにリスクがあり、不安に思う方は多いでしょう。高齢出産だとさらにリスクが上がるため、様々な知識が必要になることも。
ただ不安に思うのではなく、リスクを知った上で出産に備えましょう。近年話題になっている出生前診断についても夫婦でよく考えてみる機会を作るのも良いでしょう。
今まで色々な人生経験があるからこそ、乗り越えて素敵な出産に臨まれてくださいね。
ただ不安に思うのではなく、リスクを知った上で出産に備えましょう。近年話題になっている出生前診断についても夫婦でよく考えてみる機会を作るのも良いでしょう。
今まで色々な人生経験があるからこそ、乗り越えて素敵な出産に臨まれてくださいね。
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