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秋の七草にはどんな種類があるの?名前や花言葉を覚えて子どもと一緒に季節の草花を楽しもう!

秋の七草にはどんな種類があるの?名前や花言葉を覚えて子どもと一緒に季節の草花を楽しもう!

2020年6月18日 公開

春の七草は知っている方も多いですが、秋の七草は知っていますか。春の七草といえば、1月7日に1年間の無病息災を祈り七草粥を食べますよね。春の七草の時期には、スーパーに七草がセットで店頭に並ぶので知っている方も多いでしょう。しかし、秋の七草は知らない方や7種類の草花を言えないという方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、秋の七草の7種類の草花の名前や花言葉をご紹介します。春の七草との違いもチェックして、子どもと季節の花を楽しみましょう。

秋の七草の由来を見てみよう!

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春の七草も秋の七草も、身近な野や山に生えていて、手に入れやすいものを集めて始まりました。秋の七草は、万葉集に記されている山上憶良(やまのうえのおくら)の2首の歌から始まりました。

・「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花
この歌の意味は、「秋の野に咲いてる草花を指折り数えると7種類ある」となります。

・「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴  朝貌の花
この歌は、秋の野に咲く7種類の草花のことです。

・萩(はぎ)
・尾花(おばな)
・葛(くず)
・撫子(なでしこ)
・女郎花(おみなえし)
・藤袴(ふじはかま)
・朝貌(あさがお)
(当時桔梗は、朝貌と呼ばれていました。)

以上の7種類が秋の七草です。

秋の七草と春の七草はどんな違いがあるの?

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春の七草と秋の七草の違いは、主に2つあります。どこが違うのか見ていきましょう。

①七草の種類が違う

知っている方も多いですが、まずは春の七草を見ていきましょう。

・セリ
・なずな
・ごぎょう
・はこべら
・ホトケノザ
・すずな
・すずしろ

上記の7種類をお粥にして、1月7日に1年の無病息災を祈り、お正月料理で疲れた胃を休める為に食べます。

②秋の七草は食べられない

春の七草と秋の七草の違い2つ目は、春の七草は食べるが、秋の七草は食べません。
春の七草は、七草粥として1月7日に食べますが、秋の七草は観賞用の草花なので粥にして食べません。

秋の七草は、行事には使われず秋の風景を楽しむために使用されますが、薬草としての効果があるものが秋の七草として集められています。

秋の七草の種類と花言葉を見てみよう!

①萩(はぎ)

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萩は、草かんむりに秋という漢字で秋を代表する花の1つです。秋のお彼岸にお供えするおはぎの名前の由来にもなっています。

【効能】
下痢止め、鎮咳

【花言葉】
・思想
・内気
・想い
・前向きな恋
・柔軟な精神

②尾花(おばな)

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尾花という花は聞きなれないと思いますが、すすきの別名のことです。すすきの穂が動物の尾に似ているので尾花と呼ばれていたのが名前の由来といわれています。

【効能】
解熱、利尿

【花言葉】
・勢力
・生命力
・活力
・隠退
・悔いなき青春
・心が通じる

③葛(くず)

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葛餅や葛湯で知っている方も多い植物です。葛の根を乾燥させてつくる葛根は風邪や胃腸不良などの時に使用される治療薬としても有名ですね。

【効能】
悪寒、保温、二日酔い

【花言葉】
・治療
・活力
・根気
・努力
・芯の強さ
・恋のため息

④撫子(なでしこ)

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撫でたいほど可愛い子に例えられたり、日本の女性の清楚さを表現するときに使われる大和撫子の撫子はこの花です。撫子は淡紅色の花を咲かせます。

【効能】
利尿、むくみの解消

【花言葉】
・純愛
・無邪気
・才能
・大胆
・いつも愛して

⑤女郎花(おみなえし)

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花の美しさが美女を圧倒するため、というのが女郎花の名前の由来といわれています。優雅で美しい花として古代の人に親しまれていたので、多くの歌や句でもよまれています。

【効能】
解毒、消炎

【花言葉】
・美人
・親切
・儚い恋
・約束を守る

⑥藤袴(ふじはかま)

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花の色が淡紫色で、筒状の弁の形が袴に似ているので藤袴という名前が付けられました。現在では、絶滅危惧種に指定されていて、野生の藤袴を見ることはほとんどありません。

【効能】
利尿、糖尿病

【花言葉】
・遅延
・躊躇
・思いやり
・あの日を思い出す
・優しい思い出

⑦朝貌(あさがお)【桔梗(ききょう)】

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朝貌については諸説ありますが、現在では桔梗が定説なので桔梗につい見てみましょう。

桔梗の形の良さから多くの武将の家紋に使われてきました。最も有名なのが明智光秀の水色桔梗の家紋です。桔梗も現在は絶滅危惧種に指定されています。

【効能】
去痰、鎮咳

【花言葉】
・清楚
・気品
・誠実
・従順
・変わらぬ愛
・優しい温かさ

秋の七草を覚えてみよう!

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秋の七草を覚えるのに有名な2つの覚え方をご紹介します。

①語呂合わせで覚える

秋の七草の7種類を覚えている方におすすめの覚え方です。有名な2つの語呂合わせをご紹介します。

・お好きな服は?
お:おみなえし
す:すすき
き:ききょう
な:なでしこ
ふ:ふじはかま
く:くず
は:はぎ

・ハスキーなお袋
は:はぎ
す:すすき
き:ききょう
|
な:なでしこ
お:おみなえし
ふ:ふじはかま
く:くず

②リズムで覚える

春の七草と同じリズムで五・七・五・七・七で覚えることができます。

まずは春の七草をおさらいしてみましょう。
・せりなずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ これぞ七草

秋の七草
・はぎききょう くずふじはかま おみなえし おばななでしこ 秋の七草

上記のように春の七草と同じリズムでも覚えることができますよ。

秋の七草を覚えて子どもにも教えてみよう!

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いかがでしたか。春の七草は知っていたけど、秋の七草を知ったのは初めてというかたもいたのではないでしょうか。秋の七草は食べのることはありませんが、秋の風景として楽しむだけでも季節を感じられますよね。花言葉や覚え方もご紹介したので、秋な七草を初めて知ったという方もお子様と一緒に秋の七草を楽しんでみましょう。