妊婦の風疹感染は何故危険なの?そもそも風疹ってどんな病気?
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風疹は、多くの場合子供の頃に感染しているか、予防接種を受けているので、大人になってかかることはないのですが、中には抗体が出来ておらず、大人になってから初めて感染してしまう人もいるのです。
風疹自体は、それほど重い病気でないため、怖がる必要はないのですが、妊婦さんが感染してしまうと、お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼすため、注意しなければならないのです。
風疹自体は、それほど重い病気でないため、怖がる必要はないのですが、妊婦さんが感染してしまうと、お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼすため、注意しなければならないのです。
◆そもそも「風疹」とは?
風疹とは、風疹ウイルスに感染することで発症する感染症のこと。春から夏にかけて流行することが多く、くしゃみや咳など飛沫感染する病気です。この風疹の感染力は、インフルエンザの数倍にも値すると言われており、非常に強い感染力を持っています。
感染した場合、2~3週間の潜伏期間を経て、首または顔などに赤く小さな発疹が現れ始めます。その後、発疹は全身に広がっていき、発熱やリンパ節の腫れ、関節痛などの症状が現れることがあります。
しかし、多くの場合3日から1週間ほどで症状が落ち着いてくるため、昔の人は「三日ばしか」と呼んでおり、さほど重篤な病気ではないのが特徴です。感染した人の4分の1くらいは、無症状の人もいるため、本人も気づかないうちに感染していることもあるそうです。
感染した場合、2~3週間の潜伏期間を経て、首または顔などに赤く小さな発疹が現れ始めます。その後、発疹は全身に広がっていき、発熱やリンパ節の腫れ、関節痛などの症状が現れることがあります。
しかし、多くの場合3日から1週間ほどで症状が落ち着いてくるため、昔の人は「三日ばしか」と呼んでおり、さほど重篤な病気ではないのが特徴です。感染した人の4分の1くらいは、無症状の人もいるため、本人も気づかないうちに感染していることもあるそうです。
◆お腹の赤ちゃんへの影響は?
妊婦さんが風疹に感染した場合、母体にはそれほど影響はないのですが、心配なのはお腹の赤ちゃんへの影響です。胎盤を通して風疹ウイルスがお腹の赤ちゃんに感染してしまった場合、「先天性風疹症候群」を引き起こす恐れがあったり、最悪の場合、流産・死産となってしまうケースもあるのです。
特に、赤ちゃんの器官が作られる時期に感染してしまうと、目や耳などあらゆる器官に障害が残ってしまう危険があるのです。ママの妊娠週数が進むにつれて、そのリスクは減っていきますが、妊娠初期~中期は特に気を付けたいt時期ですね。
特に、赤ちゃんの器官が作られる時期に感染してしまうと、目や耳などあらゆる器官に障害が残ってしまう危険があるのです。ママの妊娠週数が進むにつれて、そのリスクは減っていきますが、妊娠初期~中期は特に気を付けたいt時期ですね。
先天性風疹症候群(CRS)とは?
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先天性風疹症候群(CRS)とは、妊婦さんが風疹に感染したことで胎内感染をし、生まれてくる赤ちゃんに先天性の障害が現れる病気のことを言います。
妊娠初期の場合、約70%の確率で赤ちゃんに障害が出ます。特に、赤ちゃんの器官が作られる妊娠12週未満の場合、母体が風疹ウイルスに感染すると、胎児は約80%の確率で感染し、そのうちの90%以上が先天性風疹症候群を発症すると言われているのです。
これほど高い確率で発症する危険性があることを、妊娠・出産を控える妊婦とその家族は知っておく必要がありますね。
妊娠初期の場合、約70%の確率で赤ちゃんに障害が出ます。特に、赤ちゃんの器官が作られる妊娠12週未満の場合、母体が風疹ウイルスに感染すると、胎児は約80%の確率で感染し、そのうちの90%以上が先天性風疹症候群を発症すると言われているのです。
これほど高い確率で発症する危険性があることを、妊娠・出産を控える妊婦とその家族は知っておく必要がありますね。
◆先天性風疹症候群の症状とは?
先天性風疹症候群の主な症状は以下のとおりです。
【現れやすい症状】
・難聴
・白内障
・糖尿病
・発育遅延
・小眼球
・精神発達遅滞
・網膜症
・肝脾腫
・先天性心疾患
これまでのデータによれば、妊娠3ヶ月頃に母体が風疹ウイルスに感染すると、目や耳、心臓に症状が現れやすく、それを過ぎて感染する場合、難聴や網膜症が現れやすいとなっているそうです。
【現れやすい症状】
・難聴
・白内障
・糖尿病
・発育遅延
・小眼球
・精神発達遅滞
・網膜症
・肝脾腫
・先天性心疾患
これまでのデータによれば、妊娠3ヶ月頃に母体が風疹ウイルスに感染すると、目や耳、心臓に症状が現れやすく、それを過ぎて感染する場合、難聴や網膜症が現れやすいとなっているそうです。
◆先天性風疹症候群の診断方法は?
先天性風疹症候群の診断方法は、新生児の症状やウイルス遺伝子の検出だけでなく、感染した赤ちゃん本人や臍帯血から血液を採取し、風疹IgM抗体の検出が確定診断として用いられます。
この風疹IgM抗体は、胎盤を通過することがないため、赤ちゃん本人が感染し、抗体を作りだしたという証拠となるのだそうです。
この風疹IgM抗体は、胎盤を通過することがないため、赤ちゃん本人が感染し、抗体を作りだしたという証拠となるのだそうです。