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今晩のメニューに牡蠣料理はいかが?栄養満点の牡蠣の食べ方と注意点

今晩のメニューに牡蠣料理はいかが?栄養満点の牡蠣の食べ方と注意点

2016年12月29日 公開

冬の美味しい味覚、牡蠣♡牡蠣といえば生牡蠣、蒸し牡蠣、カキフライ、バターソテーなど…牡蠣そのものの素材の味を楽しむメニューが多いですね。身がぷっくりとして貝柱がしっかりの旬の牡蠣は本当に絶品♡「海のミルク」と呼ばれるほどクリーミーで栄養価の高い牡蠣を家族で楽しみたいというママも多いはず。こちらの記事ではそんなママたちの為にお家で出来る通な牡蠣メニューのレシピから、子どもへの食べさせ方まで丸ごとご紹介!この機会に牡蠣メニューのレパートリーを増やしちゃいましょう♪

栄養たっぷりの牡蠣にはこんな効能が!!

牡蠣に含まれる栄養 | 広島産牡蠣100%配合 カキエキスは日本ヒューマントラス (15354)

冬の到来と共にやってくる美味しい旬の牡蠣♡「海のミルク」と呼ばれる牡蠣は美味しいだけでなく、沢山の栄養素を含んでいます。中でも特に注目して頂きたいのが亜鉛、鉄分、タウリンです。その栄養素を摂ると身体にどんな良いことがあるのか、まずはその効能を見ていきましょう!

亜鉛

牡蛎は成長している間、海水を沢山吸い込み、海中から取り込んだ栄養素を濃縮して溜め込む性質を持っています。その中で特に注目したい栄養素が亜鉛です。皮膚の代謝を促進するため、美肌効果が期待出来るのは女性にとっても嬉しい栄養素ですよね。肌の弾力性を保つコラーゲンを合成する為にビタミンCが必要になる為、鉄分の摂取と同じくレモンと一緒に摂取するのがオススメです。また男性にとっては性欲や生殖能力の低下も防げる為、サプリとしても話題に上っている栄養素です。そして亜鉛は成長ホルモンの機能維持や、骨の成長にも必要です。 子どもの成長はもちろん、母体・胎児・乳児の成長にも大きく影響する栄養素なので、 妊婦や授乳中のママは特に不足させないようにしたほうがいいでしょう。
このように様々な活躍をする亜鉛は、体の臓器や組織などの働きを維持するために 利用されると共に汗や尿からも排出されます。身体に貯めておくことができないので積極的に摂っていきましょう。

鉄分

牡蛎は鉄分の含有率が多いです。女性に起こりやすい貧血は鉄分の不足によって起こる為、牡蠣を食べて鉄分を補うことで貧血の防止に繋がります。また、生牡蠣や焼き牡蠣の横についているレモンは鉄分の吸収を促進してくれるので、ポン酢などをかけて食べる方もレモンも搾って食べるのがオススメです。更に鉄分には体温を維持する働きもあるので冷え性の解消も期待出来、女性には嬉しい効果が満載です♪

タウリン

タウリンはタンパク質を構成するアミノ酸の一種です。 栄養ドリンクなどにも滋養強壮のための成分として入っている栄養素で、生命活動を維持する機能があります。具体的には脳卒中・高血圧の防止・ストレス解消・中性脂肪の除去・胃の強化などの効能があると言われています。
牡蛎に含まれるタウリンは肝臓内の脂肪を取り除き、外に排出する働きがあります。また、アルコールの分解を早め て肝臓への負担を軽くする働きもあるので、お酒好きな方にはもってこいの食材ですね。

子ども・妊婦は食べても良いの??

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これまで牡蠣の栄養とその効能について説明してきましたが、牡蠣には子どもや妊婦にとっても良い効果を発揮する栄養素がいっぱいです。しかし、牡蠣は「食べたら当たるんじゃないか?」というマイナスなイメージを持たれがちで、食べるのを躊躇する方も多いのが現状です。牡蠣を安心して食べられるよう、ここで子どもや妊婦が気をつけたいポイントをチェックしておきましょう。

子どもが食べる場合

子どもに牡蠣を食べさせるときに1番気をつけてあげたいのはアレルギーです。牡蠣の中にあるトロポミオシンと呼ばれるタンパク質がアレルギーを引き起こす原因だと言われています。蕁麻疹や喉のかゆみ、呼吸困難などの症状が表れます。このアレルギーは他の食材のアレルギーと同じで加熱の有無は関係ありません。牡蠣を安心して食べさせられるよう、子どもに牡蠣を与えるのはアレルギーを起こし難くなる2歳を過ぎてからが良いでしょう。そして最初は牡蠣のエキスが入ったもの(スープやオイスターソースを使ったもの)から始め、症状が出ないようであれば身を食べさせても大丈夫でしょう。
※菌が原因の食中毒は潜伏期間がありすぐに症状は出ませんが、アレルギーの場合は1~2時間ですぐに症状が表れますので判断の目安にしてください。

妊婦が食べる場合

食中毒を避けるために必ず85℃以上で1分以上加熱したものを食べましょう。また加熱したものであっても牡蠣に含まれる貝毒で下痢を引き起こしてしまう可能性があるため、個数は3個程度にしておきましょう。胎児の成長に必要な亜鉛は日本人に不足時がちな栄養素だと言われています。個体差はありますが、3個~5個で1日に必要な亜鉛を摂れてしまう牡蠣は、妊婦にも嬉しい栄養食材なんです!
※風邪など体調が良くないときは免疫が下がっているため、牡蠣を食べるのは控えましょう。

牡蠣の下処理を覚えよう!

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さて、ここまでは牡蠣の栄養と注意点について見てきましたが、ここからはママを助けるオススメレシピをご紹介していきましょう♪まずは殻付き牡蠣の剥き方をチェック!!
牡蠣のむき方

牡蠣のむき方

牡蠣殻の縁をぐるっと見て隙間をみつけたらそこからナイフを入れましょう。てこの原理を使ってパカっと殻を開いたら隙間から貝柱を切るようにすると身が千切れず綺麗です。

牡蠣の有名産地から美味しいレシピを盗もう♪

暮らしの気になる数字 〜牡蠣・アンケート結果 2015/11/21〜2015/12/3|広島の地域生活情報サイト【リビングひろしま.com】 (14982)

広島リビング新聞社が行なったアンケートによると、牡蠣に馴染み深い広島県でも定番のカキフライが自宅での牡蠣メニューの第1位!カキフライのあのカリッ、トロっとした食感はたまりませんよね♡では全国の自治体や組合が紹介するメニュー・レシピを見ていきましょう!!牡蠣の有名産地の方も唸るお気に入りレシピが見つかるかもしれませんよ♪

生食用と加熱用のパック牡蠣…どちらが良いの??

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スーパーで売っている袋詰めの牡蠣は生食用・加熱用に分かれていますよね。生食用と聞くと新鮮だから生で食べられる状態なんだと思われがちです、実はその違いは鮮度ではありません。その表記の違いは牡蠣の採れる海域の違いによるもので「生食用」は保健所が指定した海域で獲れた、それ以外は「加熱用」として出荷されているものなんです。
カキは一日300リットルもの海水を吸い込み、その成分を吸収し成長しています。
つまり、その海域の海水に含まれる様々な成分を体内に保有することになります。

河口など湾や沿岸の方が、山や河川からの栄養分やプランクトンが多いので、その分、身も成長し、味も濃く美味しくなるのですが、保健所が定期的に水質を検査し、 ある成分が、規定量以上検出された場合、 その海域で取れた牡蠣は「加熱用」とされるのです。

沖合いに出てしまえば、 水質も良くなり規定値に値する成分も少なくなるのですが、その分、当然、旨味成分や栄養成分も減少してしまう訳です。「加熱用」も一定の検査は行いますが、それでも生食用よりは 河口や沿岸などの、栄養濃度の高い、含有成分が豊富な海域で育った牡蛎が多いのも事実。
生食用…水質の良い沖合で取れたもの。滅菌処理あり
    生食用を加熱して使うと旨味成分が少ない。 

加熱用…栄養分の高い湾や沿岸で取れたもの。旨味成分をほぼそのまま残している
    加熱用を生食すると滅菌処理されてないため食中毒になる可能性がある。

というわけですね。つまり食べ方に合わせてそれ用の牡蠣を選ぶ方が美味しく食べられるということです。

ノロウイルスは大丈夫??

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生、半生の状態で牡蠣を食べる時に注意しておきたいのがノロウイルスです。嘔吐・下痢・発熱などの症状が表れます。牡蠣がノロの1番の原因だと思われがちですが、実は牡蠣だけでなくアサリなどの二枚貝にはノロウイルス感染の危険性があるんです。しかしアサリでノロになったという話はあまり聞きませんよね。その理由はアサリは必ず加熱して食べるというところにあります。生牡蠣を食べる時は衛生面が整っていて、体調が良い状態のときのみにしておきましょう。加熱用の牡蠣は85℃以上で1分以上加熱すればノロウイルスの菌は死滅しますので調理の際に意識しましょう。

ノロウイルス感染症の基礎知識

もしノロウイルスになってしまったら…??
家族内で集団感染を避けるために基礎知識を勉強しておきましょう。

まとめ

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今回の記事では牡蠣の栄養から食べ方まで詳しくご紹介してきました♪栄養満点で美味しい万能食材牡蠣。ぜひ冬の味覚を家族みんなでお楽しみください♡