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我が子の運動神経はどうかしら?知っておきたいポイント2つと関わり方

我が子の運動神経はどうかしら?知っておきたいポイント2つと関わり方

2016年9月30日 公開

柔道、水泳、体操、陸上等、メダルラッシュのリオオリンピックに感動をたくさんいただいた方も多かったのではないでしょうか? もしかしたらその姿に、未来の我が子の姿を重ねていらっしゃる方も多いかもしれませんね。 あるいは、「運動神経って遺伝じゃないの?我が家は無理無理~」という方も。 パパママの運動の好き嫌いに関わらず、運動神経の発達が、お子様にとって、どう影響するか、ご存知ですか? 発達のポイント2つと0歳から4歳までにできることをお伝えします。 毎日の生活の中で無理なくできるので、知っておくと、お子様との毎日の過ごし方が変わり、もっと楽しくなりますよ。

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ポイントその1 運動神経は遺伝?

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運動神経とは、走る、蹴る、投げる等の全身を使った大きな動きだけでなく、目や耳の器官を含め、状況、目的に応じて体を適応させる能力が高く、スポーツにおいては上達が早いことを言います。
骨格の形や大きさ、筋肉の性質は遺伝子によって決まる先天的なものですが、筋力や持久力などはトレーニングによって伸びる、後天的なものです。
では、その差はどうして生まれるのでしょう?
運動神経の発達に影響するのは「環境」です。
神経系の発達は、20歳を100%とした場合、5歳頃にはその約80%に達し、12歳頃にはほぼ100%に達します。
一般的には、2歳から12歳までの間に、どのような体の使い方をしたか、が大きく影響すると言われています。
「遺伝」だけを言い訳にはできないようです。
運動特性の遺伝は次のようになります。有酸素運動の遺伝率は約40~50%、筋力および筋肉量の遺伝率は約50~60%、持久力の「遅筋線維」と瞬発力の「速筋繊維」の混在率の遺伝率は約45%、身長の遺伝率は約80%、スポーツでの全般的な競争力の遺伝率は約66%だそうです。
これはあくまで要素であって、本人のトレーニング次第で変化する、ということですね。

ポイントその2 運動神経と学力の密接な関係

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身体を鍛えることの意義について、運動性能が高まるということはすなわち頭頂葉の働きが高まることを表します。さらに脳を連携させて働かすと全体の脳の働きも高まってきますので、「頭が良くなる」ということにもつながります。とくに運動にイメージを伴うことで、前頭葉の働きも高まります。
一流アスリートほどイメージの力を使い、また、進学実績もよいことが多いです。「勝つためにどうするか」と戦略が必要とされるからです。今は、「自分の頭で考える」ことが要求される時代です。「運動だけできればいい」「勉強だけできればいい」という偏りがないからこそ、引退後に別分野でも活躍されていますね。

0歳~1歳の時に運動神経の発達のためにするべきこと

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では具体的にどんな関わり方ができるでしょう?

五感が未発達なこの時期、まずはできるだけスキンシップを取って触覚を刺激します。ベビーマッサージや赤ちゃん体操は親子で楽しめますね。また、子守歌や読み聞かせで聴覚を、揺れ動くモノや鮮やかな色使いのモノなどで視覚を刺激します。毎日ワンパターンではなく、発育に応じて色々な新しい刺激をプラスしていくのがポイントです。

例えば首が座ればおんぶすることも五感の刺激になります。お座りするようになったら、少し遠くにモノを置いてみることで、次の段階のハイハイにつながっていきます。ハイハイする頃にはボールや車など、動くおもちゃも、お子さんの行動範囲を広げます。お子様を観察し、ちょうどのレベルより「できるかなどうかな?」という、「ちょっとだけ難しいこと」を提供するのがポイントです。

2歳~4歳に運動神経を伸ばす、効果的な関わり方

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1歳を過ぎたら、午前中はできるだけ外遊びや散歩に出かけます。太陽光を浴びることで、ビタミンDの生成や、体内時計の正常化、またお昼ごはんもよく食べるので、体づくりが進みます。お昼寝中に家事や夕飯の準備ができたり、夜の寝つきもよくなります。

階段上り下りやジャンプ、かけっこ、鉄棒ぶら下がり、ボール投げなど、毎日の生活の中で運動の種類を増やすことで、脳内のシナプスも張り巡らされていきます。スイミングなどの全身運動や、片足立ちなどのバランス感覚、視野拡大などの器官を鍛えることも、体のベース機能の向上につながります。

体全体を動かすことを意識しつつ、指先を使うおもちゃなどで細やかな動きにも対応できるよう、発達のバランスを意識するのがポイントです。

小学校受験でも運動神経を見られるのはなぜ?

2013年04月 アーカイブ|きらきら★子育てブログ:城南ルミナ保育園 立川 (864)

ちなみに、国立筑波大学附属小学校の受験には、「クマ歩き」という、運動があります。一定距離をクマのように四つん這いになり走ります。これは脚の力が強くないと、速く進む事はできず、つま先で地面をしっかりと蹴る力があるかどうかがポイント。また、腕で体のバランスを支えるためにある程度の重さに耐えられなくてはならないので、腕力も必要です。全身運動であり、体の使い方、バランス感覚を見られます。

脳で理解する力を、体でどう反応、行動、表現できるかを運動で試験課題としている点から、能力の発達ベースと運動神経との関連性を物語っていますね。
参考:筑波大学付属小学校の入試に頻出!「クマ歩き」まとめ – NAVER まとめ

まとめ

パパママが笑顔で楽しそうに、一緒に遊んでくれることが、お子様にとっては何よりの喜びです。
楽しいと脳はリラックスし、ストレスがないので、脳の発達度合いも高まります。
また、そこでホメてもらえることは、その時の取り組みを「好き」にする第一歩です。

「好きこそものの上手なれ」で、やっていて楽しいから、気分がいいから自然と練習するし、練習が楽しいから上達します。
遊びを通じて、「楽しい!」「気持ちいい!!」という体験をたくさんすることが、運動神経の発達においてもポイント、ですね♡