なぜ、赤ちゃん返りをするのか?
赤ちゃん返り
赤ちゃん返りとは、今まで出来ていたことを出来ないと主張したり、怖がったりする行為です。特に卒乳、妹や弟の出現で自立の1歩を踏み出す年齢によくみられます。本人の意思や主張が強くなり、母親に対して自身の存在をアピールするようになります。
赤ちゃんがえりの原因
なぜ赤ちゃん返りするのかは、決まった原因はありません。その子を取り巻く環境や変化が関わることが多く、原因はそれぞれです。
産休中の過ごし方が、赤ちゃん返りに影響する?
産休中は、子どもを保育園に預けることができますから、自分時間を作りやすい状態ですね。
今までできなかった、あれやこれやを片付けたり、友だちとのランチもイイかもしれません。
そんな自分時間の確保と同じように、親子時間の確保もしていきましょう。
子どもたちは知っています。
「ママが仕事を休んでいる」ことを。
子どもの気づきに、答えてあげることが「お兄ちゃん、お姉ちゃん」になるための勇気づけになるのです。
私が保育士の頃、第2子出産のため、産休中ママの子どもたちを何人も保育してきました。
そして、産休前と変わらず園に預けられている子ども達の中には、情緒不安定になる子が見られました。
なぜ?
時間のなかった産休前より、時間にゆとりのある産休中の方が、子どもが不安定になるのでしょう?
それは、自分時間と親子時間のバランスが関係しているのです。
まとめ
でも、それには上の子自身の自己肯定感が高くなければなりません。
自分は、愛されている。
自分は、大切にされている。
自分は、お兄ちゃん、お姉ちゃんになっても大丈夫。
そう思える心を、産休中に育ててあげてください。
言葉にして伝えましょう。
「あなたが大切よ」
「あなたを愛してるよ」
「あなたを信頼しているよ」
「ずっとずっと大好きだよ」
そして、抱きしめてあげてください。
産休中にしっかりと上の子の心をキュッとつかんでおくことで、出産後はあなたのサポートをしてくれる素敵なお兄ちゃん、お姉ちゃんになってくれることでしょう。
自分時間と親子時間、上手くバランスをとって出産後の穏やかな子育てのための準備をしておきましょう。
そうすることで、赤ちゃん返りすることなく、情緒の安定した心で子どもは成長していくのです。
ぜひ、親子で赤ちゃんを迎える心の準備をしてくださいね。
今まで自分のことは何でもできて、しっかりした子どもだったのに、ママの産休に入ったとたん、「できないできない」病になるのは、このためです。
そんな子どもたちのサインを、「めんどくさい」と片付けてしまわないようにしましょう。