どうする!? インフルエンザの予防接種は受けたほうがいい?受けないほうがいい?

毎年12月~2月にかけてピークを迎えるインフルエンザ。10月に入ると各医療機関でインフルエンザワクチン接種が始まります。今年はどの型が流行るとか、いつ頃打つのがいいとか、そんな話題がメディアを賑わすことももはや毎年の恒例行事になってきた感もあります。しかし、このインフルエンザワクチンが本当に有効か疑ったことはないでしょうか? ワクチン接種肯定派も否定派も世の中にいます。そのためママたちは溢れる情報の中で右往左往してしまいがち。 何が正しいのか本当のところは正解はないのかもしれませんが、自分でよく考えて納得したうえでワクチン接種をするかどうかの判断をしてほしいと思います。

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2016/11/04 公開 | 349 view

どうする!? インフルエンザの予防接種は受けたほうがいい?受けないほうがいい?

インフルエンザと風邪って何が違うの?

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インフルエンザは38度以上の高熱、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感を伴う全身症状を特徴とします。潜伏期間は通常1~2日で、急激に進行します。

原因ウィルスはA型、B型、C型とあります。流行する型のほとんどはA型かB型で、もっとも一般的な種類で感染力が強いのがA型です。唯一人だけでなく鳥・豚・馬などにも感染するインフルエンザで冬場の12月~1月に多く、38度を超える熱と全身症状が特徴で1日程度で解熱します。
B型は人のみに感染するインフルエンザです。感染力は強いものの高熱にはなりにくく、免疫を持った人が多いため、A型ほど流行しません。ただし症状を自覚しにくく体内にウィルスが残留する期間が長いため、人に移してしまう可能性が懸念されます。消化器系の症状(下痢をする。嘔吐する)があり解熱まで1日半~2日を要します。
C型も人のみに感染するインフルエンザです。ほかのインフルエンザとの違いとしてA型B型が季節性のインフルエンザであるのに対して、C型は通年性であることが挙げられます。C型は免疫力の弱い5歳以下の子供がかかることがほとんどで、大人にはあまり感染しません。C型は感染力の弱さから大人に感染することはほとんどありません。また一度感染すると終生免疫を獲得するため、人生で二度かかることはありません。

普通の風邪は1年を通してみられ発症後の経過は緩やかであり、発熱も軽度です。くしゃみや喉の痛み、鼻水・鼻づまりなどの上気道の症状が主にみられます。原因ウィルスはライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなどです。

インフルエンザと風邪はその症状や原因ウィルスが違いますが、発症したら基本は安静に過ごします。その昔、私が子供のころはインフルエンザといっても特に治療はなく、布団にもぐって解熱を待つのが一般的でした。インフルエンザはちょっとひどい風邪という認識だったのです。いつ頃からかインフルエンザは非常に怖い感染症に仕立て上げられてしまいましたが、大人しく寝ていれば1週間程度で元気になる病気なのです。

そもそも熱は体の免疫システムが正常に働いている証拠

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熱が出たらママもパパも大慌て。出てはいけないものが出てしまった!と、ひたすら必死に解熱しようとします。

でもちょっと待って!

そもそも熱が出るってどういうことなのでしょうか?

その昔、太古の昔よりヒトは目に見えない細菌やウィルスと闘ってきました。「外から入ってきた外敵を退治して、体の健康を維持する力」のことを免疫といいます。人間の体は約60兆個もの細胞からできていて、その細胞一つ一つに、「これは自分の細胞である」ということが認識できるようなシステムが備わっています。そこに自分の細胞ではない“異物”が入ってくると、これを排除しようとします。一度ウィルスなどの抗原にさらされるとヒトは体内に抗体を作り、次に同じウィルスに感染した時その病気を発症しないシステムを体内に作り上げたのです。ちなみに予防接種はこの免疫システムを利用したものです。

風邪薬は症状を和らげてくれますが、原因ウィルスを殺してはくれません。それをするのは私たちの体ということになります。

くしゃみや鼻水はウィルスを外に出す働きをしていますし、嘔吐や下痢も同じです。そして発熱も免疫反応の一つ。ウイルスは体温が37度前後だと活発に活動しますが、体温がさらに上昇すると、ウイルスは熱に弱いためその増殖は抑えられていきます。つまりインフルエンザに罹患した時高熱が出るのはウィルスを自分の体温を上げて撃退するためなのです。

抗ウィルス薬はウィルスを体の中で増殖するのを防ぐだけで死滅させるわけではありません。
高熱は苦しいですが、これは体がウィルスを退治しようと頑張っているために出る反応で、ヒトが長い年月をかけて獲得してきたウィルスと闘うための術なのです。

ではインフルエンザの予防接種はどうしたらいいでしょう?

インフルエンザ・ワクチンの肯定派、否定派共に意見が一致しているのは
ワクチンが、特定の型のウィルスにしか効かないこと、接種後免疫が形成
されるまでに2週間を要すること、免疫持続期間は高々3ヶ月であること、
一定の確率の副作用を伴うこと、医者によっては 費用がかさむこと、その
ほかに あまり知られていないが、現状のワクチンは血液中には抗体を形成
できるが、鼻や喉の粘膜には抗体を誘導できないので、インフルエンザ
の感染そのものを防ぐ力が弱いこと、などである。           
インフルエンザの予防接種は不必要に私には思えます。
私は10年に一度程度インフルエンザに罹患します。予防接種した年にもインフルエンザに罹患しましたし、接種しなくても罹患しない年もありました。インフルエンザに罹患する年の方が経験的に少ないです。息子が中学受検の年、私がインフルエンザに罹ってはいけないと予防接種をしましたが、受検一週間前にインフルエンザを発症するといった笑えない話もありました。息子はその年予防接種をしなかったにも関わらず、インフルエンザには罹りませんでした。
2002年に厚生労働省が、『乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に対する研究』で、1歳から6歳までの子供について、インフルエンザワクチンの効果は、20%~30%です。それっぽっちかよと思う人もいるでしょう。
もっとビックリ、実は、効果は4%です。

この有効率の求め方が、驚きです。普通なら100人ワクチンを打って、20人がかからなかったと思うでしょう。

どう求めるかと言うと、100人ワクチンを打ったグループで、16人が発症した。もうひとつが100人ワクチンを打たずに20人が発症した。その差は、僅か4人。この4人を打たずになった20人で割ると20%になる。本当だったら4%しか効かないのに数字を膨らますために、姑息な出し方をしている。
ワクチンが本当に効果があるのかますます疑問になりますね。
インフルエンザの予防接種の効果を検証したものに有名な前橋レポートというものがあります。これは、1979年に前橋市の小学校でインフルエンザワクチンを打った何人かが副作用で熱性痙攣を発症したため、前橋医師会がインフルエンザワクチンの効果を調査をしたものです。

医師会は5年かけて周辺都市(前橋、高崎、安中、伊勢崎)と協力して大規模な疫学調査をしました。

それがこのグラフです。
揺れ動くインフルエンザワクチンの実力

揺れ動くインフルエンザワクチンの実力

簡単に説明すると、ワクチンを打った2都市とワクチンを打たなかった2都市のインフルエンザの罹患率が、変わらなかったということです。

ただし、「前橋レポート」発表後に、「インフルエンザ・ワクチンはインフルエンザの予防効果がある」という主張も専門家から数多くなされました。その中で注目すべきなのは、「前橋レポート」を詳細に検証することによって、逆に「インフルエンザ・ワクチンは有効」であることを証明した数々の主張です。

このデータを見てまず気づくのは「罹患率が高すぎる」ということです。小学生の4〜5割がインフルエンザにかかるというのは、よほどの大流行でなければ考えにくいでしょう。「咳がひどい」「熱が出た」「鼻水が多い」という症状を見て、「インフルエンザにかかった」と判断してしまったと考えるのが自然です。つまり、「重い風邪」がインフルエンザとして数えられてしまい、ワクチンの効果がきわめてわかりにくい状態になってしまったと考えられます。

 インフルエンザ・ワクチンへの信頼は一時薄れてしまったものの、その後の検証で少しずつ信頼は回復し、現在では接種率は40%弱程度になっています。

1994年に小学生の集団接種は廃止され、任意接種に変わりました。毎年の感染症は個人で防衛すべきという考え方を厚生労働省がしたためです。予防接種を受ける・受けないの判断は個人に任されるようになりましたが、その分私たちは予防接種に対する知識を持ち、十分に納得したうえで接種する・しないを決める必要があります。

まとめ

さて、ここまでお読みになっていかがでしたか?

ワクチンの是非は今に始まったことではありませんが、接種の責任が国から個人へと移ったことでもしもの時(強い副反応が出た時)の責任も個人が負うようになりました。国による救済制度はありますが、体を元に戻すと保障するものではありません。改めて考えると接種の判断は難しいですね。

インフルエンザには予防接種しても罹るときは罹ります。予防接種しなくても罹らない時は罹りません。私は、普段から規則正しい生活をし免疫力を上げてウィルスに対抗できる強い体を作ることが一番大切と考えます。ヒトは太古より幾度もウィルスや細菌にさらされることによって免疫を獲得し、強い体を作ってきました。
必要以上にインフルエンザを怖がらず過ごしましょう。

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