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【鏡開き】2018年はいつ?地域によって違う??意味は?知っておきたいアレコレ徹底解説!

【鏡開き】2018年はいつ?地域によって違う??意味は?知っておきたいアレコレ徹底解説!

2017年10月31日 公開

お正月の行事である【鏡開き】のこと、本当のところちゃんと説明できるかといったら『どうかな?』と思っている人も少なくないかもしれません。せっかく鏡開きをするなら、こどもにもちゃんと意味を伝えてあげたいですよね。鏡開きの知っておきたい!と解説します。

鏡開きってなに?

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【鏡開き】とは、新年を迎えるにあたり、年神様にお供えした鏡餅を下げていただくお正月の行事のことです。

『小さいころからなんとなく接してきた行事』だとなんとなくやり過ごしていたという方も多いかもしれませんね。お正月の飾りやお供えはしないというご家庭も、あるかもしれません。

日本の年中行事はいろいろな意味が込められていたり、家族の無病息災を祈っていたりとステキな伝統のあるものです。こどもたちにも伝えていきたいですよね。

行事として、家族・こどもとやってみるなら、しっかり話して教えてあげられるようにしたいところです。
鏡開きの日や意味、やり方などまとめてご紹介しますので、参考にしてみてください!

鏡開き◇2018年はいつ?

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鏡開きの日は【1月11日】です。これは毎年同じで、変わるものではありません。従って、2018年の鏡開きも【1月11日】となります。
鏡開きは、松の内(1月7日)の後に行われる行事とされています。

ただ、ここまでは【一般的に】とされているものなのです。鏡開きの日は、地域によって違いがあるんですよね。

関西地域では【1月20日】、京都・近隣一部地域では【1月4日】に行われるところもあるようです。
関西地域では、松の内も1月15日までとされていて、一般的な松の内よりも長いことになりますね。

これを書いているわたしは、関西地域に嫁ぎました。はじめのころ、他の地域で育ったので、鏡開きやとんどの時期に戸惑いを感じましたね。
地域のとんどのお知らせが年があけても来ないし、鏡開きの話題もあまり聞かないから、いつなんだろうと不思議に思っていたことを覚えています。

鏡開き◇地域によって違う理由って?

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【地域によって違う】というよりは、【関東と関西で違う】と考えた方がいいかもしれません。

関東が1月11日、関西が1月20日となったその理由は、かの徳川家光公の命日に由来するといわれています。
それまでは、関東も1月20日に鏡開きが行われていました。しかし、家光公が亡くなったのが4月20日で、月命日である20日は忌日として避けられるようになったそうです。
そのため、1月20日に行われていた鏡開きも1月20日を避け1月11日に変更されたのだそうです。

関西では、徳川家の影響を強く受けることなく、家光公の月命日を忌日とする風習が定着しなかったともされています。

鏡開きが1月11日に変更になったことから、松の内も短縮され1月7日までとなったようですね。鏡開きは松の内が終わってからですものね。


自身が住んでいる地域が、1月11日なのか1月20日なのか、はたまた1月4日なのかはやはり確認しておきたいことですよね。
地域の年長者や親、祖父母などの親戚に確認しておけば間違いないですよね。

ちなみにわたしが嫁ぐ前の中国地方では関東と同じでした。

鏡開き◇やり方&マナー

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鏡開きは、お供えを下げてきて終りというものではありません。では、どのようにやるのか確認しておきましょう。

鏡開きはお供えされていた鏡餅を下げてきて割るわけですが、この時に【刃物を使ってはいけません】
もともと武家の行事として始まっているため、包丁などの刃物で切ることは切腹を連想させるとしてよくないといわれています。

正式には【木槌でたたく】のだそうです。木槌で開くと縁起がいいのだそうですよ。
そう簡単には割れないかもしれませんね。金槌を利用するという場合もあるようです。

最近では鏡餅の形をしたパッケージに小さな切り餅がたくさん入っているというものがあり、これだと割る必要がないので簡単かもしれませんね。
全体としてはお餅型のパッケージで、本物のお餅でかたどられているわけではないので、情緒はないかもしれませんが、気にならないのであればおすすめ です。


鏡開きの意味って?

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はじめにもご紹介した通り【お正月に年神様にお供えした鏡餅を下げていただく】という行事です。
年神様は穀物の神でもあります。穀物の神にお供えした、鏡餅には神が宿るとされていました。

鏡餅をいただくことで、無病息災・健康長寿・子孫繁栄・良縁とさまざまなご利益をいただけると
されています。

年神様に感謝をしながら、美味しくいただき、その年の無病息災を祈る行事といえますね。

鏡開き◇鏡餅は食べる

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鏡開きの意味でもご紹介した通り、下げてきた鏡餅はいただく(食べる)ところまでが鏡開きです。
【お供えしていた鏡餅を下げて食べる】この一連のことが鏡開きですので、下げて終りということではないので注意してください。

画像のような、パッケージの中に切り餅が入っている鏡餅は、しっかり対策がされているので心配いりませんが、お餅をついて鏡餅を作ったというように、お餅をそのままお供えしているような場合は少し注意が必要です。

注意したい点は、お餅がどうしてもカビてしまいやすいということです。食べる際は、カビの部分を多めに取り除いて食べるようにしましょう。
カビさせない工夫として、2日に1度程度で焼酎などアルコールで表面を拭くようにするとカビにくいとされています。

『鏡餅のカビは食べても平気』ということをいわれる場合もありますが、そこはやはりカビですから、食べないほうがいいでしょう。
カビを取り除く場合、刃物を使っても仕方がないでしょうね。2cm~3cm多めにそぎ落とすくらいはしなければならないでしょう。

鏡開き◇鏡餅を美味しく食べるレシピ

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鏡開きの仕上げといえば、鏡餅をいただくということですが、鏡餅の食べ方があるでしょう。一番多いのは【お雑煮】や【おしるこ(ぜんざい)】でしょうか。

せっかくいただくなら、美味しくいただきたいですよね。美味しくいただくためのレシピをいくつかご紹介します。

鏡開き◇鏡餅?酒樽?違いはなに?

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お正月の行事である鏡開きですが、鏡開きといえばもうひとつ知っているものがありませんか?結婚式やお祝いの席で酒樽の蓋を木槌でたたき割るというのがありますよね。
どちらも、神様にお供えをして、下ろしたものをいただくということには変わりないのです。

酒樽の方は、鏡割りといったりもしますが、結婚式などのお祝いの席でのことが多く【割る】とは縁起が悪いので【開き】とされます。

鏡開きも鏡割りもどちらも同じものを指していることになりますね。

まとめ

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鏡開きについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

鏡餅は、お供えとしての意味だけでなく【年神様に前年の豊作を感謝し、新しい一年の豊作を祈るため、年神様をお迎えする依り代】という意味もあります。
年神様の依り代をいただくことで、神様のパワーを直に受けて、無病息災を祈るということになります。

どうしてそんな行事をするのか、意味をわかっているのとわかっていないのとではやっぱり違いますね。
家族が健康で一年を過ごすことを祈るためにも、しっかりと意味をもって行事ができるといいですね。
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