「新生児のお風呂」ってどうすればいいの? 慌てないためには準備が大切!
2017年1月5日 公開
新生児のお風呂がうまくいかない人に。お風呂前はきちんと準備してますか?お風呂後も赤ちゃんはケアが必要なんです。
新生児のお風呂は大変?!
生後1か月までの赤ちゃんを「新生児」といいますが、新生児期のお風呂って注意しなければいけないことが実は多すぎて大変って知っていましたか?
体調管理はもちろん、大人と同じ浴槽は避けないといけないし、首が座ってないから身体を洗ってあげるのもすごく大変なんです。お風呂上りも保湿や消毒といったケアが必要になるのでママもパパも大忙し!
新生児の入浴時間はほんの少しの時間なのに、お風呂の準備から赤ちゃんに洋服を着せ終わる頃にはちょっと疲れてしまうこともあるでしょう。しかし、慣れない新生児のお風呂の時に慌てないためにもここで予習をしておきましょう。
また指導は受けたけど心配…というひともここで復習をしておきましょうね。
体調管理はもちろん、大人と同じ浴槽は避けないといけないし、首が座ってないから身体を洗ってあげるのもすごく大変なんです。お風呂上りも保湿や消毒といったケアが必要になるのでママもパパも大忙し!
新生児の入浴時間はほんの少しの時間なのに、お風呂の準備から赤ちゃんに洋服を着せ終わる頃にはちょっと疲れてしまうこともあるでしょう。しかし、慣れない新生児のお風呂の時に慌てないためにもここで予習をしておきましょう。
また指導は受けたけど心配…というひともここで復習をしておきましょうね。
お風呂に入れる前に赤ちゃんの体調をチェックしよう!
via pixabay.com
新生児も乳幼児もお風呂に入れる前には体調チェックが必要になります。赤ちゃんの具合が悪そうなのにお風呂に入れてしまっては可哀そうですし、さらに体調を悪化させてしまいます。
では赤ちゃんをお風呂に入れる前の体調チェックポイントを確認しましょう。
では赤ちゃんをお風呂に入れる前の体調チェックポイントを確認しましょう。
表情はぐったりしていませんか?
新生児でもお腹が痛かったり、暑かったり、寒かったりすると泣いて訴えてきます。ですが具合が悪いと泣き声に元気がなかったり顔色が悪かったりします。
赤ちゃんの顔を覗きこんでぐったりとした表情はしていませんか?また顔色が青ざめてはいませんか?このような場合のときには無理にお風呂に入れてはいけませんし、様子をみて回復が見込めないときは早急に病院に行きましょう。
赤ちゃんの顔を覗きこんでぐったりとした表情はしていませんか?また顔色が青ざめてはいませんか?このような場合のときには無理にお風呂に入れてはいけませんし、様子をみて回復が見込めないときは早急に病院に行きましょう。
熱を出していませんか?
赤ちゃんを触って熱いと感じませんか?顔も赤く火照っているな…と感じたら熱を測ってみましょう。出来れば赤ちゃん用の体温計が望ましいですが、ない場合は大人用でもかまいません。脇に挟み、赤ちゃんが動かないようにして測りましょう。
熱がある場合は今日のお風呂は止めておきましょう。赤ちゃんは自分で体温調節が出来ないので悪化する恐れがあります。どうしても、という場合は温かいタオルで身体を優しく拭いてあげる程度にしましょう。
熱がある場合は今日のお風呂は止めておきましょう。赤ちゃんは自分で体温調節が出来ないので悪化する恐れがあります。どうしても、という場合は温かいタオルで身体を優しく拭いてあげる程度にしましょう。
授乳・ミルクはお風呂の30分前には終わらせましたか?
お風呂に入れたいのになかなか泣き止んでくれない…。体調が悪いようには見えないといった場合はお腹が空いているのかも。ですが、お風呂の30分前には済ませておくことが重要です。
ミルクや母乳をあげてから間もないと吐き戻してしまう原因になります。なのでお風呂前にもし授乳・ミルクをあげたら必ず30分は時間を空けましょう。またお風呂のあとに授乳・ミルクをあげる場合も30分空けないとミルクや母乳を吐いてしまいますよ。
ミルクや母乳をあげてから間もないと吐き戻してしまう原因になります。なのでお風呂前にもし授乳・ミルクをあげたら必ず30分は時間を空けましょう。またお風呂のあとに授乳・ミルクをあげる場合も30分空けないとミルクや母乳を吐いてしまいますよ。
新生児のお風呂は準備が大切
via pixabay.com
新生児をお風呂に入れるためには事前の準備がとても大切になります。特にママやパパが1人で入れる場合にはきちんと準備をしないと後で慌ててしまいます。
例えば洋服を準備していなかったから湯冷めさせて風邪を引かせてしまったり、石鹸類を近くに置いていなかったばっかりに、滑るお風呂で動き回るハメにも…。
ではお風呂の前にどんな準備が必要となるのか確認してみましょう。
例えば洋服を準備していなかったから湯冷めさせて風邪を引かせてしまったり、石鹸類を近くに置いていなかったばっかりに、滑るお風呂で動き回るハメにも…。
ではお風呂の前にどんな準備が必要となるのか確認してみましょう。
ベビーバスにお湯を張りましたか?
新生児の赤ちゃんは免疫力が低いためすぐに細菌に感染してしまい病気に罹ってしまいます。なので1か月検診でお医者さん・助産師さんからOKサインをもらうまではベビーバスを使いましょう。
お風呂に入る前に入れておくととってもスムーズに赤ちゃんをお風呂に入れることができます。また冬であれば浴室も暖めておきたいので、少し高い位置からシャワーでベビーバスにお湯を張っておきましょう。
ただし、保温性の低いベビーバスだと温度が下がってしまうのが早いので、お湯を張ってから入れるまでの時間が長いとお湯の張り直しになるのでなるべく入る直前にお湯を張ることがポイントです。
お風呂に入る前に入れておくととってもスムーズに赤ちゃんをお風呂に入れることができます。また冬であれば浴室も暖めておきたいので、少し高い位置からシャワーでベビーバスにお湯を張っておきましょう。
ただし、保温性の低いベビーバスだと温度が下がってしまうのが早いので、お湯を張ってから入れるまでの時間が長いとお湯の張り直しになるのでなるべく入る直前にお湯を張ることがポイントです。
ベビーソープやシャワーは動かなくても届く範囲にありますか?
浴室の造りによってはシャワーの位置は難しいかもしれませんが、なるべくベビーバスから手が届く範囲にあるとお風呂で動き回らずに済みます。新生児は首が座っていないので、きちんと支えていないと首や頭が動き回って大変です。
ベビーソープも手の届く範囲にあると楽です。泡を使うとどうしても滑りやすくなってしまうので、お風呂の中では極力動き回らない方が安全に赤ちゃんをお風呂に入れてあげられますよ。
ベビーソープも手の届く範囲にあると楽です。泡を使うとどうしても滑りやすくなってしまうので、お風呂の中では極力動き回らない方が安全に赤ちゃんをお風呂に入れてあげられますよ。
洋服やタオルの準備はしてありますか?
赤ちゃんの洋服を着させる順に広げておき、その上にバスタオルをひし形に用意しておくとお風呂から上がったときにすぐに赤ちゃんの身体を拭けるので楽ですよ。また身体を拭いたあとにバスタオルを取れば洋服をそのまま着せられますから赤ちゃんが風邪を引く確率が下がります。
赤ちゃんが風邪を引かないためにも、お風呂上りに必要なものは一か所に集めておくと、服を着させるとともに保湿や消毒などのケアも時間を取らずにパパッとできますよ。
赤ちゃんが風邪を引かないためにも、お風呂上りに必要なものは一か所に集めておくと、服を着させるとともに保湿や消毒などのケアも時間を取らずにパパッとできますよ。
おすすめのベビーバス
via pixabay.com
新生児は免疫力が低いのでベビーバスを使いましょう。ここでは使いやすいベビーバスをご紹介しますので、まだベビーバスを買っていない人は参考にしてみてください。
via www.amazon.co.jp
ベビーバスとバスチェアがセットになっているので、ママやパパが身体を洗っている時はイスに座らせておけますし、ベビーバスに入れて使用すればママたちの腕や手が疲れません。
縁の部分にはベビーソープや温度計がついているので湯温計を買う必要もないですし、ソープを床に置いてつまずいてしまうこともありません。
縁の部分にはベビーソープや温度計がついているので湯温計を買う必要もないですし、ソープを床に置いてつまずいてしまうこともありません。
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我が家で使用しているベビーバスになります。止水栓が温度計の役割を果たしているので、38℃を超えると色が変わるので湯温計要らず。縁にベビーソープが置けるようになっています。
ベビーバスが大きいので浴室が小さい場合はいっぱいっぱいになってしまいますが、赤ちゃんがゆったりと入れる大きさがあり暴れても平気なくらい広いです。畳むとコンパクトになるのでしまう場所を取りません。
ベビーバスが大きいので浴室が小さい場合はいっぱいっぱいになってしまいますが、赤ちゃんがゆったりと入れる大きさがあり暴れても平気なくらい広いです。畳むとコンパクトになるのでしまう場所を取りません。
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空気を入れるとかなり大きくなります。新生児用のズレ落ち防止の小股ガードがついているので足を跨がせておけばズレ落ちる心配を防いでくれます。
片付けも排水口が大きく、引掛けフックもついているので乾かすのに便利です。
片付けも排水口が大きく、引掛けフックもついているので乾かすのに便利です。
新生児をお風呂に入れてみよう!
via pixabay.com
赤ちゃんをお風呂に入れる準備が整ったら早速お風呂に入れてあげましょう。新生児の赤ちゃんは首が座っていないし、よく動き回るためしっかりと首元を持って片手で支えなければいけません。もう片方の手は素早く赤ちゃんの頭や身体を洗ってあげましょう。
赤ちゃんのお風呂を慌てることなく入れてあげるためにもポイントを覚えておきましょう。
赤ちゃんのお風呂を慌てることなく入れてあげるためにもポイントを覚えておきましょう。
目や鼻、耳に水が入らないように気を付けて
目や鼻、耳に水が入ってしまうと暴れて泣いてしまう原因になります。顔を洗う時はガーゼに水を含ませて軽く拭いてあげるか、よく泡を立ててから目や鼻に入らないように気を付けて洗ってあげましょう。
また洗い流すときもシャワーで洗い流すのではなく、ガーゼに水を含ませてふき取るように泡を洗い流しましょう。
また洗い流すときもシャワーで洗い流すのではなく、ガーゼに水を含ませてふき取るように泡を洗い流しましょう。
赤ちゃんの首元、耳の後ろの骨を持つようにすると安定します
赤ちゃんを洗う時は片手で赤ちゃんの首元、特に耳の後ろの骨を親指と人差し指で持つようにするともう片方の手で洗いやすくなります。
ただ首の近くなのであんまり力を入れて持ってしまうと痛がって泣いてしまったり、まだ頭の骨や脳が未熟なためダメージを与えてしまう可能性があるので、暴れるからといって強く掴むのはいけません。
ただ首の近くなのであんまり力を入れて持ってしまうと痛がって泣いてしまったり、まだ頭の骨や脳が未熟なためダメージを与えてしまう可能性があるので、暴れるからといって強く掴むのはいけません。
肌と肌が触れ合っているところは念入りに
肌と肌が触れ合っているところは汚れが溜まりやすくなっているので念入りに洗います。赤ちゃんが動き回ると洗いにくいのですが、諦めて洗わないでいると汚れが溜まり、嫌な臭いがしたり湿疹の原因となるのできちんと洗ってあげましょう。
首周りには口からこぼれたミルクや母乳が溜まりやすく、綺麗に洗えていないとチーズのような臭いがすることがあるのできれいにふき取ったとしてもお風呂で念入りに洗うことが必要です。
首周りには口からこぼれたミルクや母乳が溜まりやすく、綺麗に洗えていないとチーズのような臭いがすることがあるのできれいにふき取ったとしてもお風呂で念入りに洗うことが必要です。
新生児はお風呂上りに念入りなケアが必要です
via pixabay.com
新生児のお風呂上りはやることがいっぱいあります。まだまだ生まれたばかりで身体が未発達なので、赤ちゃんの扱いに気を付けながらお風呂後のケアをしてあげましょう。
意外とがさがさ? 赤ちゃんの肌が荒れないように保湿をしよう
赤ちゃんは肌が荒れやすいので保湿をしてあげましょう。ローションは赤ちゃん用のモノを使うことがポイントです。大人用のローションですと刺激が強すぎて赤ちゃんの肌を傷つけてしまうためです。
お臍の消毒は念入りに
赤ちゃんのお臍の消毒は念入りに行いましょう。特に臍帯(さいたい)が取れたあとに消毒が不十分だと臍炎や臍肉芽腫という病気になってしまう危険があります。綿棒に消毒液を付けてお臍の縁を綺麗にふき取ってあげましょう。
臍炎(さいえん)は新生児期にへその緒が取れたあとその傷口が感染し,おへそとそのまわりが赤くなって腫れる赤ちゃんの病気です.おへそがじくじくと湿っ ていたり膿や出血がみられることがあります.悪化すると炎症がお腹の中に拡がったり,ばい菌が全身に回って危険な状態になることがありますので,早いうち に小児科や小児外科を受診してください.
耳と鼻を綿棒で綺麗にしてあげよう
耳と鼻を綿棒で綺麗にしてあげましょう。またお風呂上りだと水滴が入り込んでいて赤ちゃんにとって不快なので、それを取ってあげるのです。
特に鼻は汚れが溜まっていると息がしづらくなったり、詰まって赤ちゃんが寝られない原因になります。しかし、奥まで綿棒を突っ込んでしまうと赤ちゃんが痛がって泣いてしまうので、取れる範囲で綺麗にしてあげましょう。
特に鼻は汚れが溜まっていると息がしづらくなったり、詰まって赤ちゃんが寝られない原因になります。しかし、奥まで綿棒を突っ込んでしまうと赤ちゃんが痛がって泣いてしまうので、取れる範囲で綺麗にしてあげましょう。
まとめ
病産院で新生児のお風呂の入れ方について褒められた人でも、自宅に帰ってみるとうまくいかないのが新生児のお風呂。しかし、準備をするかしないかで赤ちゃんのお風呂の「楽さ」はずいぶんと違うものです。
慣れない新生児のお風呂で慌てないためにも準備をしっかりとして、赤ちゃんが風邪を引くことがないようにママも赤ちゃんもお風呂に慣れていきましょうね。
慣れない新生児のお風呂で慌てないためにも準備をしっかりとして、赤ちゃんが風邪を引くことがないようにママも赤ちゃんもお風呂に慣れていきましょうね。