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【子ども向け】歴史を学べる絵本8選!読み聞かせしながら親子で時代をタイムスリップ!

【子ども向け】歴史を学べる絵本8選!読み聞かせしながら親子で時代をタイムスリップ!

2019年7月9日 公開

「歴史」と聞くと小学校高学年から学ぶ教科…と思われている方も多いですよね。しかし、子どもたちは急に教科書で歴史を学んでもなかなか興味やイメージが沸きにくいもの。そこで何でも興味を持ちやすい幼児期から「こんな時代があった…」と絵本でイメージをつかませるのはどうでしょうか。フィクションの多い絵本でも、その時代背景などを想像し、理解力を高められます。そこで今回は子ども向けの歴史が学べる絵本をご紹介します。親子で過去へタイムスリップした気分で、読んでみませんか?

子ども向け歴史絵本①せいめいのれきし

幕の上がった舞台上で繰り広げられるのは、地球が誕生してから現代までのお話。それは決してフィクションではなく、これまで地球上で繰り広げられた、いのちのバトンのお話です。

知識のたくさん詰まった絵本「せいめいのれきし」は、ロングベストラーを誇り続ける、大人が読んでも面白い本。2015年には改訂版が発売され、監修者による「深読み!絵本『せいめいのれきし』」という解説本も話題になりました。

幼児期の子どもたちが読むのには少し長いですが、何日かに分けて読んであげるといいですね。虫の苦手な子どもたちが気持ち悪いと感じやすい虫や爬虫類なども、作者バートンさんの絵で書かれていると平気。自分たちの命が、こんな壮大なドラマがあった後に受け継がれてきたのだとイメージがしやすいはずです。

子ども向け歴史絵本②きょうりゅう

「これはだれ?」と出てくる骨組み。それはまさしく、人間が誕生する前に地球に住んでいた恐竜の骨です。恐竜が実際に地球上に存在していたなんて、知らない子どもには想像もつきにくい世界ですよね。

カラフルな絵本で、恐竜のことなんて全然知らないという子どもたちにもおすすめの絵本です。めくって答えを見るという、ワクワク感もあります。しかし、ただのクイズ形式の絵本かと思いきや、小さなトリケラトプスを大きなティラノサウルスが追っている骨組みが載っているなど、小さなストーリーも感じられます。

図鑑で恐竜を学ぶのもいいですが、まずは絵本で物語を感じながら読み進めるもおすすめです。

子ども向け歴史絵本③文明の迷路

人間が誕生し、それぞれの創意工夫により開かれていった文明。そこからは人々がより豊かに暮らすための知恵を絞った姿が想像できます。

そんなさまざまな文明により築かれた古代都市の世界を迷路で楽しめるのが、こちらの「文明の迷路」です。迷路は少し難しいのですが、絵をただ楽しんだり、添えられた解説を読んだり、長く楽しめる絵本。

世界の歴史を遊びながら楽しく学べます。大人も楽しめる、盛りだくさんな絵本です。

子ども向け歴史絵本④ピラミッドーその歴史と科学

世界4大文明のひとつ、エジプト文明。その文明の中心にあったピラミッドを芸術・宗教も交えながら解説した絵本です。

絵本というより、少し図鑑のようなページもありますが、ピラミッド3千年の歴史をぎゅっと凝縮させ、その時代背景や流れを絵から学び取ることができます。絵本作家として有名なかこさとしさんの著書です。

大人が読んでも勉強になることがたくさん。子どもと一緒に夢中になってしまうのではないでしょうか。

子ども向け歴史絵本⑤むかしむかしの子どものくらし絵本

子どもが歴史を学ぶなら、まずは子どもたちの歴史から。昔の子どもたちはどのように暮らしていたのか、どのように遊んでいたのか。そこから見えてくるのは、今とは違う時代背景。

この絵本は1巻から5巻まであり、最終巻の5巻では現代の子どもたちのことも書かれています。歴史の中で子どもたちの日常はどのように変わっていったのか。シリーズ全巻読んで、時代の流れを感じるのも勉強になります。

子ども向け歴史絵本⑥江戸の子ども 行事とあそび12ヶ月

日本にはかつてちょんまげ姿のお侍さんがいて…今では想像できない町の姿。子どもたちには想像ができませんよね。そんな江戸時代には子どもたちはどのように暮らして遊んでいたのでしょう。1年間の行事とあそびについて知ることができる絵本です。

今も残っている行事も遊びもあるでしょう。代々親から子へ、命だけでなくさまざまな文化も受け継がれてきた、という歴史を感じることができる本です。

子ども向け歴史絵本⑦絵本 江戸のまち

「江戸の子ども」と同じく、江戸時代の様子を描いた絵本。こちらは主に街の様子を描き、人々の暮らしについて知ることが出来る絵本です。

「絵本 江戸のまち」には江戸のまちの風景が人の表情、暮らしぶりを交えて描かれています。絵をただ眺めているだけでも、様子を感じ取れますよ。まるで江戸時代へタイムスリップしたような気分になるかも。

子ども向け歴史絵本⑧さくら

令和やそれ以降の時代を生きる子どもたちに、学んでほしい本当にあった戦争の話。タイトルの「さくら」の花のように美しくお国のために命を散らせることがよいとされていた時代…戦時中に生まれた少年の成長を描いた物語です。

日本、韓国、中国の3つの国の絵本作家が共同でつづった平和シリーズの絵本。全くの昔のことではなく、未だなお、どこかで起こってもおかしくない戦争のことを考えさせられます。

親子で平和について考える、きっかけの絵本になりそうです。

まとめ

Narrative History Dream - Free image on Pixabay (158809)

歴史の絵本とひと言に言ってもさまざまな形の絵本があります。ただ、教科書や図鑑では学べない雰囲気、様子などを感じ取れるのが絵本の最大魅力。そこには命があって、今の私たちと同じような生活があったことが分かるでしょう。

歴史を難しく感じさせず、興味を持ってもらえる幼児期に、時代を旅する歴史絵本に触れてみませんか。