兄弟の習い事!同じにする?別々?メリットデメリットとは
2024年7月10日 公開
兄弟を育てている方にとって、兄弟の習い事を同じにするか、または別々の異なった習い事をさせるかは、とても大きな問題ではないでしょうか。
私も兄弟を育てるママですが、同じ習い事を仲良くしてもらいたいという気持ちがある反面、2人それぞれの得意なことを伸ばしてあげたい!という気持ちもありました。
結局、兄弟間での教育は公平にしたい、あまり教育費に差が出ないようにしたいという想いから、一緒に通った習い事もありますが、今は全て別々の習い事をしています。
成長とともに、それぞれに興味を持つものが違ってきたからです。
しかし、同じ習い事していた時には、同じ習い事だからこそのメリットも感じました。
今回はそんな私の体験なども踏まえ、同じ習い事を選ぶ場合と、異なる習い事を選ぶ場合のメリットとデメリットを紹介していきます。
また、兄弟それぞれに合った習い事の選び方についてのポイントもまとめました。
兄弟が同じ習い事をするメリット
兄弟が同じ習い事をするというのは、昔からあるあるですよね。
年齢差にもよりますが、一緒に仲良く習い事に通い、切磋琢磨しながら成長していく姿は、親にとっても嬉しいものです。
スポーツ界や音楽界などの著名人の中にも、幼少期から同じ習い事をし、同じ分野で活躍する兄弟や姉妹はたくさんいます。
年齢差にもよりますが、一緒に仲良く習い事に通い、切磋琢磨しながら成長していく姿は、親にとっても嬉しいものです。
スポーツ界や音楽界などの著名人の中にも、幼少期から同じ習い事をし、同じ分野で活躍する兄弟や姉妹はたくさんいます。
兄弟で同じ習い事をするメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。
兄弟で教え合える・競い合える
同じ習い事をすると、兄弟でそれぞれ習っていることに関して話すだけで復習になったり、アドバイスを与えあうことになったりするのはメリットの1つでしょう。
「前、先生にこんなこと言われたよね。今日は気を付けよう」
「課題できた?一緒にやろう」
など、スポーツであっても勉強系、音楽系の習い事であっても、一緒にやれて、助け合えるのは、同じ習い事ならではのメリットと言えます。
「前、先生にこんなこと言われたよね。今日は気を付けよう」
「課題できた?一緒にやろう」
など、スポーツであっても勉強系、音楽系の習い事であっても、一緒にやれて、助け合えるのは、同じ習い事ならではのメリットと言えます。
また、兄弟で競争し合い、1番身近なライバルとして、切磋琢磨しながら習い事を続けられるのも良い点ですね。
ただし、競い合いが激しくなると、時にはどちらかがくじけたり、拗ねたりして、モチベーションが下がることがあるかもしれません。
そんな時はママやパパから、応援の声かけをしてあげましょう。
ただし、競い合いが激しくなると、時にはどちらかがくじけたり、拗ねたりして、モチベーションが下がることがあるかもしれません。
そんな時はママやパパから、応援の声かけをしてあげましょう。
スケジュールの管理がしやすい
習い事を始めると、習い事の時間は予定を入れず空けておく必要がありますね。
同じ習い事であれば、その習い事の日だけを確保しておけばいいので、スケジュール管理が楽です。
もし習い事を休んで振替が必要になったとしても、調整も簡単。
別々の習い事であれば、兄弟それぞれに時間を空けておく必要があります。
同じ習い事であれば、その習い事の日だけを確保しておけばいいので、スケジュール管理が楽です。
もし習い事を休んで振替が必要になったとしても、調整も簡単。
別々の習い事であれば、兄弟それぞれに時間を空けておく必要があります。
また、土日は試合やコンクールが入ることが多いですが、兄弟別々の習い事だと重複すると大変。
同じ習い事であれば、同じ所へ連れていけばよかったり、そもそも重複もしなかったりとスケジュールが組みやすいです。
同じ習い事であれば、同じ所へ連れていけばよかったり、そもそも重複もしなかったりとスケジュールが組みやすいです。
先生とのコミュニケーションも取りやすい
習い事の先生とコミュニケーションが取りやすいのも、同じ習い事をするメリットの1つでしょう。
同じ先生に習っていれば、兄弟それぞれの個性を理解し、相談に乗ってくれることが多いです。
同じ先生に習っていれば、兄弟それぞれの個性を理解し、相談に乗ってくれることが多いです。
私も同じ先生に子どもたちが習っていた時、兄と同じ声かけをしても、弟にはなかなか効果がないことを相談したことがありました。
親だから兄弟のことを何でも分かっているわけでもないので、第三者である先生から見た子どもたちの性格、声かけ方法をアドバイスいただき、とても参考になりました。
親だから兄弟のことを何でも分かっているわけでもないので、第三者である先生から見た子どもたちの性格、声かけ方法をアドバイスいただき、とても参考になりました。
習い事の送迎が楽
まず、ママやパパが子どもを習い事に送っていくのが、兄弟一緒だと楽だという点があります。
送迎が1回で兄弟分済むので、ママやパパの負担は少ないですよね。
習い事が別だと、それぞれに送迎が必要になります。
ただし、兄弟で同じ習い事でも、曜日や時間帯が別というケースでは送迎をそれぞれしないといけないこともあります。
送迎が1回で兄弟分済むので、ママやパパの負担は少ないですよね。
習い事が別だと、それぞれに送迎が必要になります。
ただし、兄弟で同じ習い事でも、曜日や時間帯が別というケースでは送迎をそれぞれしないといけないこともあります。
体験がしやすい
習い事を始める前に体験をすることも多いですが、最初は人見知りや場所見知りなどで、体験を恥ずかしがったり、嫌がったりすることもあります。
そんな時兄弟で同じであれば、一緒に体験にすーっと入りやすいかもしれません。
そんな時兄弟で同じであれば、一緒に体験にすーっと入りやすいかもしれません。
また、兄が先に習っているものを弟が習う場合には、体験がしやすいというのもあるでしょう。
兄の送迎に弟がついていき、教室の雰囲気などもある程度分かっている中なので、体験しやすいというのはメリットの1つです。
兄の送迎に弟がついていき、教室の雰囲気などもある程度分かっている中なので、体験しやすいというのはメリットの1つです。
割引が使えることも
習い事によっては、兄弟2人以上で通っていると、入会金や月謝に割引があるところも。
経済的にも嬉しいメリットがある場合もあります。
経済的にも嬉しいメリットがある場合もあります。
兄弟が同じ習い事をするデメリット
反対に兄弟が同じ習い事をするデメリットは何でしょうか。
兄弟で差ができたときにつらい
同じ習い事をしていると、良きライバルになることもありますが、差ができてしまった時はつらいかもしれません。
どうしてもモチベーションが下がるので、声かけするだけでは立ち直れず、ママやパパも見ていてつらいと思ってしまうことも。
どうしてもモチベーションが下がるので、声かけするだけでは立ち直れず、ママやパパも見ていてつらいと思ってしまうことも。
比較してしまう
兄弟で同じ習い事だと、ママやパパもそうですが、先生などの周りの人から、比較されてしまうこともあるでしょう。
その比較が競争心ややる気に繋がることもあるかもしれませんが、兄弟と言えど別の1人1人の人間。
それぞれの良いところを見てくれるならいいですが、単純に比較だけをしてしまうのは良くありませんね。
その比較が競争心ややる気に繋がることもあるかもしれませんが、兄弟と言えど別の1人1人の人間。
それぞれの良いところを見てくれるならいいですが、単純に比較だけをしてしまうのは良くありませんね。
片方が合わないケースもある
一緒の習い事を始めたとしても、実は片方はあまりその習い事が好きではなかった…ということもあります。
ただ、一緒に始めたので辞めにくい、辞めたいと言い出しにくいという雰囲気になってしまうこともあるでしょう。
ただ、一緒に始めたので辞めにくい、辞めたいと言い出しにくいという雰囲気になってしまうこともあるでしょう。
1人が嫌になると兄弟みんな嫌になることも
同じ習い事なだけに、1人が行きたがらなくなったら、他の兄弟も行きたがらないというケースもあります。
我が家も、1人が休んだら「僕も今日休む…」と一緒に休みたがることがありました。
2人で仲良く続けていたからこそ、相方がいないと行きたくないとなるのかもしれませんね。
我が家も、1人が休んだら「僕も今日休む…」と一緒に休みたがることがありました。
2人で仲良く続けていたからこそ、相方がいないと行きたくないとなるのかもしれませんね。
兄弟が別の習い事をするメリット
では、兄弟が別の習い事をする場合のメリットはどうでしょうか。
その子に合った習い事をさせてあげられる
兄弟とはいっても、興味関心、また得意なことは違います。
その子が本当にしたい習い事を、それぞれにさせてあげられるのは、別々の習い事だからこそでしょう。
その子が本当にしたい習い事を、それぞれにさせてあげられるのは、別々の習い事だからこそでしょう。
個性を伸ばしやすい
別の習い事であれば、兄弟を同じことで比べることがないので、個性を伸ばしやすいというメリットもあります。
その子自身の得意なこと、個性を伸ばしてあげやすいです。
その子自身の得意なこと、個性を伸ばしてあげやすいです。
その子だけの時間が作れる
家の中、お出かけはいつも一緒な兄弟。
しかし、別の習い事をしていると、その時だけは1人だけの時間になります。
習い事を応援するのも兄弟一緒ではなく、その子だけを応援できる時間が作れます。
しかし、別の習い事をしていると、その時だけは1人だけの時間になります。
習い事を応援するのも兄弟一緒ではなく、その子だけを応援できる時間が作れます。
私自身も普段は兄弟それぞれに向き合う時間が取りにくいこともありますが、別々の習い事のときは1人の子のことだけを見て、比べることなく応援できるなと思っています。
兄弟が別の習い事をするデメリット
では、デメリットはどのような点でしょうか。
送迎が大変
まず、兄弟それぞれに別の習い事に連れて行かなければならないので、送迎も大変です。
忙しい時期は、「今日はどっちの、何の習い事だっけ?」と混乱してしまうこともあるでしょう。
忙しい時期は、「今日はどっちの、何の習い事だっけ?」と混乱してしまうこともあるでしょう。
我が家も私は次男、夫は長男など手分けして送迎しています。
スケジュールが重複すると困る
それぞれがやりたい習い事の曜日が同じ日だったり、その日に別の用事が入ったりすると、スケジュールの管理が大変です。
我が家もよく2人の子どもの土日の習い事日が重複したり、仕事などの別の予定が重複し、習い事に送迎できるのか、休まなければならないかを夫と相談する必要が出てきています。
2人分×習い事の数だけスケジュール確保が必要なので、管理も大変です。
我が家もよく2人の子どもの土日の習い事日が重複したり、仕事などの別の予定が重複し、習い事に送迎できるのか、休まなければならないかを夫と相談する必要が出てきています。
2人分×習い事の数だけスケジュール確保が必要なので、管理も大変です。
費用に格差が出てくる
習い事が違えば、その月謝等も異なります。
我が家はどうしてもピアノや作曲などの習い事をしている長男が高くなりやすく、ドラムやスイミングなどの次男と比べ、2万程度差があります。
家庭から習い事にかけられる費用には限度があるので、これ以上次男にはかけてあげられず我慢させてしまっている部分があり、少し不公平感があり申し訳なく思うこともあります。
我が家はどうしてもピアノや作曲などの習い事をしている長男が高くなりやすく、ドラムやスイミングなどの次男と比べ、2万程度差があります。
家庭から習い事にかけられる費用には限度があるので、これ以上次男にはかけてあげられず我慢させてしまっている部分があり、少し不公平感があり申し訳なく思うこともあります。
兄弟の習い事の選び方
同じ習い事をする、違う習い事をする、それぞれにメリットデメリットがありますが、結局はどのように兄弟の習い事を選べばいいでしょうか。
その子自身の好きなことを探る
まずは、それぞれの子自身の好きなこと、興味があること、友だちが習っているから習いたいと思っていることを探るのがいいかもしれません。
それが兄弟一緒であれば、同じ習い事を習わせるといいですし、違うのであればその子の興味に合わせて選んでみましょう。
それが兄弟一緒であれば、同じ習い事を習わせるといいですし、違うのであればその子の興味に合わせて選んでみましょう。
不公平感は他でフォロー
同じ習い事であれば問題ないことが多いですが、別の習い事だとスケジュール、費用にはどうしても不公平感は出てきます。
そんな時は、いつまで習い事を続けるのか、生涯のトータルで公平にするなど、長い目で考えてみてもいいかもしれません。
また、我慢ばかりさせてしまっている兄弟がいる時には、習い事がない日に特別なお出かけをするなど、習い事以外でのフォローを考えてみましょう。
そんな時は、いつまで習い事を続けるのか、生涯のトータルで公平にするなど、長い目で考えてみてもいいかもしれません。
また、我慢ばかりさせてしまっている兄弟がいる時には、習い事がない日に特別なお出かけをするなど、習い事以外でのフォローを考えてみましょう。
送迎や費用に無理がないか確認
習い事も自分で通えるようになるまでは、送迎が必要です。
また、習い事には費用がかかります。
2人それぞれの送迎、支払いに無理がないか、負担が大きすぎないか確認しましょう。
また、習い事には費用がかかります。
2人それぞれの送迎、支払いに無理がないか、負担が大きすぎないか確認しましょう。
感染症が流行った時の対処を考えておく
インフルエンザや風邪など、感染症の流行時期は習い事を休まなければいけないこともあります。
習い事をしている本人が元気でも、兄弟が感染症にかかっていれば、お休みして欲しいという教室も。
習い事をしている本人が元気でも、兄弟が感染症にかかっていれば、お休みして欲しいという教室も。
もし、兄弟が感染症にかかってしまった時の教室のルールなども確認しながら、その習い事が続けやすいかどうか、振替などが取れるかどうかも、習い事を選ぶときのポイントにするといいかもしれません。
感染症はどうしても兄弟間、家族間でかかりやすいものです。
対処法も考えながら、習い事を選ぶといいでしょう。
感染症はどうしても兄弟間、家族間でかかりやすいものです。
対処法も考えながら、習い事を選ぶといいでしょう。
兄弟一人ひとりの興味や適性に合った習い事を選ぼう
兄弟で同じ習い事をするのも、別々の習い事をするのも、それぞれにメリットデメリットがあります。
まとめて同じ習い事をしてくれると親としては楽ですが、兄弟と言えど、個性は違います。
一人ひとり、それぞれの興味や適性を見て、習い事を選んであげるのがいいのではないでしょうか。
まとめて同じ習い事をしてくれると親としては楽ですが、兄弟と言えど、個性は違います。
一人ひとり、それぞれの興味や適性を見て、習い事を選んであげるのがいいのではないでしょうか。