早期教育を始めるメリットはない?早期教育の種類と体験談も公開
2024年8月5日 公開
「早期教育」という言葉を最近テレビやネットで目にすることが増えました。
この記事では早期教育の基本の情報やメリットやデメリット、そして実際に早期教育を行った体験談などを紹介しています。
また、早期教育を始めるにあたって気を付けなければならない事や注意しないといけない説明なども最後にお伝えしています。
現在「早期教育」について興味がある方は、是非最後までご覧ください。
早期教育の基本情報
ではまず「早期教育」とはどんなものでどんな種類があるのか。
早期教育と名前が似ていますが、よく聞く「幼児教育」の違いなどもご紹介します!
早期教育と名前が似ていますが、よく聞く「幼児教育」の違いなどもご紹介します!
早期教育とは?
早期教育は0歳の赤ちゃんから小学校に入学するまでの6歳の人生の中で、一番脳の発達が活発な期間に行われる教育のことです。
特定のスキルを身につけることで脳の発達を促進させるので、物事の吸収が早いこの年齢が早期教育の対象年齢になっているということですね。
実は調べてみると日本では江戸時代から取り入れられていた教育方法のようです!
最近では小学校で必須科目となっている英語と水泳、ダンスなどを早期教育として行っている家庭が多いようですよ。
幼児教育との違い
「早期教育」と「幼児教育」は名前も似ていますが、実は対象年齢などは同じですが目的や内容が異なります。
早期教育は特定のスキルを身につける目的に対し、幼児教育は基本的な生活習慣や社会性など総合的なスキルを身につける目的があります。
内容も早期教育は学習のみの教育ですが、幼児教育は言語や感情、運動能力など幅広い領域をカバーする教育ができます。
早期教育の種類
一言に早期教育といってもたくさんの種類があります。
その中でも大きく5つの種類に分かれているのでひとつずつご紹介します!
その中でも大きく5つの種類に分かれているのでひとつずつご紹介します!
①先取り学習
言語や数など小学校に入ってから学ぶものを先取りする学習は、早期教育に含まれています。
小学1年生から始める「ひらがな」や「カタカナ」。算数であれば足し算や引き算などを早期教育期間中にマスターします。
小学1年生から始める「ひらがな」や「カタカナ」。算数であれば足し算や引き算などを早期教育期間中にマスターします。
学習塾に通ったり、通信教育や市販で購入できるドリルなどで学びます。
②音楽
音楽関係で幼少期から始めると良いとされているピアノですが、これも早期教育です。
他にもバイオリンやギターといった楽器類や、歌唱やリトミックなどもあり、音楽系の早期教育は幅広く行われています。
年齢に応じてクラスが開設されている教室や個人レッスン、オンラインレッスンで学ぶことができます。
③スポーツ
スイミングやサッカー、野球や空手などの武道は、早期教育期間の幼いころから始める子が多いです。
親のすすめであったり技術を身につけるためだったり、目的やきっかけは様々ですが幼少期からスポーツをすると体力の向上が望めます。
その基礎体力をつけるためにも体操教室やスイミングを検討する家庭もあります。
④英会話(外国語)
2020年から小学校の必修科目として追加された外国語ですが、早期教育期間中に英会話を学ぶご家庭が増えています。
私の周りでも0歳のころから英語に親しみを持てるように、子供向けの洋楽を自宅で流したり簡単な英語を普段から取り入れている家庭がありました。
英会話教室やオンラインスクール、通信教育などで学ぶことができます。
⑤その他の早期教育
代表的なものをご紹介しましたが、上記の他にもたくさん早期教育としてすすめられているものがあります。
例えば絵画などのアート、そろばんなどもあり早期教育には様々な種類があるので子供の個性や伸ばしたい部分に寄り添って選べます。
早期教育のメリットとデメリット
早期教育に現在興味がある方や検討しようとしている方は、これからお伝えする早期教育のメリットとデメリットを参考に決めてくださいね。
早期教育のメリット
早期教育のメリットはたくさんあります。
その中でも個人的に大きなメリットだと思った3つを一つずつご紹介していきます。
その中でも個人的に大きなメリットだと思った3つを一つずつご紹介していきます。
小学校に入ると授業につまずきにくい
未就学児のころから早期教育として学んでいますから、小学校の授業でも他の子よりも物事の吸収が早く理解が早くなります。
そのため国語や算数などのテストでも良い点が取れたり、授業の内容の「分からない」部分が少なくなるでしょう。
当然先生にも褒められる事が増えるので、本人のやる気も上がるかもしれませんね!
得意なことが増え視野が広がる
例えば元々おとなしくスポーツに興味なさそうだった子が実はスポーツが大好きで野球を習って才能が開花した!なんてこともあるかもしれません。
早期教育をすることで色々なジャンルに挑戦し、今まで気が付かなかった子供の個性や才能に気付くことができる可能性があります。
得意なことを見つけるという意味でも早期教育のメリットと言えるでしょう。
自分に自信が持てる
早期教育をすることで様々なことにチャレンジし、子供自身の自己肯定感が高まります。
それによって自信がつき「次はこんなことをしてみよう!」と難しいことでも自分で考え取り組むことができるようになります。
あまり自分で判断ができない子や何をしても続かない子は早期教育によって改善されるかもしれませんね。
早期教育のデメリット
メリットで紹介した部分は早期教育を行うにあたって大きな魅力でしたが、実はデメリットもあります。
個人的に大事だと思うデメリットを3つ紹介しますので是非参考にしてください。
子供にストレスを与えてしまう恐れがある
早期教育は幼いころから習い事をしスキルを身につけるものですから、当然友達と遊ぶ時間が減ります。
幼児期は遊ぶことが主体の時期ですから、その時期に「習い事がある」というのは子供にストレスを与えてしまう場合があります。
「遊びたいときに遊べない」となると友達とのコミュニケーションや協調性も身につけることが難しくなってしまいます。
早期教育において一番のデメリットと言っても良いでしょう。
スキルが必ず身につくとは限らない
メリットで「得意なことが増える」と紹介しましたが、必ずしも早期教育を行ったからと言って子供全員がそうなるとは限りません。
スキルを身につけてあげたいと思って早期教育を検討しても、結局子供にストレスを抱えさせてしまうだけだったという話も聞きます。
こればかりは子供の個性や性格によって異なりますので「子供が頑張っていないから」と決めつけて叱るのはやめましょう。
無理をして体調を崩すことがある
子供はまだ完全に成長しきれていません。
その中で習い事や、自宅でも学習を繰り返していくうちに急に熱を出したり、睡眠不足になったり、ストレスを感じたり心身ともに疲れていく場合があります。
上記の他にも食欲不振になったり蕁麻疹などが出てくる場合もあるようです。
もちろん早期教育を行った子供全員がなるわけではないですが、無理をさせ過ぎてしまうと取り返しがつかなくなってしまうので注意が必要です。
早期教育に関する体験談
では次に早期教育を実際に行ったことがある保護者、現在早期教育を行っている保護者の体験談をご紹介いたします。
ネットでの情報や私の周りの方から聞いたお話などもいくつかお伝えしますので、参考までにご覧ください。
①特性を見ながらの早期教育
子どもたちに好きなことを深めて色んな興味を広げてほしいと思ったので、それぞれの特性を見ながら早期教育をしていました。
あくまでも興味を広げることを優先して、特に結果は求めないように気をつけました。
あくまでも興味を広げることを優先して、特に結果は求めないように気をつけました。
早期教育は費用がそれなりにかかり、付き合う親も大変でした。
正直、早期教育はその子の将来に大きく関わるとは思えませんが、やって良かった点は子どもたちとの幼少期を一緒に過ごせたことかなと思います。
正直、早期教育はその子の将来に大きく関わるとは思えませんが、やって良かった点は子どもたちとの幼少期を一緒に過ごせたことかなと思います。
②無理をさせ小児科で叱られる
子供に将来苦労してほしくなかったので早期教育をしようと思い、ネットや本などを参考に0歳児から始められる英会話スクールに通わせていました。
幼稚園へ行くようになってからは友達もできるようになり、習い事がある日でも遊ぶ約束をしてくることが増えました。
習い事があるから遊べないというのが子供にとって大きなストレスになってしまっていたようで、蕁麻疹が出たり熱を出したりしていました。
小児科の先生に「子供に無理をさせていないか」と問われ、早期教育のことを相談した時に「こんな子供に教育を強要してはいけない」と叱られてしまいました。
それから習い事をやめ、友達と過ごす時間を優先したところ子供の不調も無くなりました。
子供の為と思い始めたことが子供を苦しめていたんだと思いすごく後悔しましたが、早期教育をして成功している家庭もあるので、よく分からないですね。
③興味がなく続かなかった
幼少期、早期教育として息子にスポーツを勧めたことがありましたが、うちの子はアクティブな子ではなく学習したいタイプの子でしたので、うまくはいかなかったです。
長女は、3歳でピアノとソルフェージュを習い始めてピアノも購入したのですが、本人がまったく興味を示さなかったので1年半で辞めました。
高い稽古代だっただけにちょっともったいなかったなと正直思いました。
長女は、3歳でピアノとソルフェージュを習い始めてピアノも購入したのですが、本人がまったく興味を示さなかったので1年半で辞めました。
高い稽古代だっただけにちょっともったいなかったなと正直思いました。
④遊びを取り入れ楽しく教育する
0歳のうちは、お昼寝の時間も不規則なので、自宅でできる教材を購入してみました。
絵カードや、かたはめパズル、図形シートなどおもちゃ感覚でできるものなどたくさんあり、おもちゃ代わりに与えて、一緒に楽しんでいます。
絵カードや、かたはめパズル、図形シートなどおもちゃ感覚でできるものなどたくさんあり、おもちゃ代わりに与えて、一緒に楽しんでいます。
はじめての子育てで、子どもとどう接したらよいのか分からなかったので、月齢に応じた使い方の冊子があり、とても参考になりました。
⑤費用が結構かかる
子供の将来を考えて2歳からスイミングスクールへ通い早期教育を始めました。
体力向上と健康面を考えてスイミングを選びましたが、子供に合っていたようで安心していたのですが一つ大きな壁がありました。
体力向上と健康面を考えてスイミングを選びましたが、子供に合っていたようで安心していたのですが一つ大きな壁がありました。
それは費用が結構かかることです。
スクールによって変わると思いますが、子供が成長してクラスが上がるごとに月謝も上がっていくシステムで子供の習い事にすごくお金がかかります。
もちろん子供のためになっていると思えば安いものかもしれませんが、当時は早期教育を目指し始めたものの今じゃなくていいのでは?と思うように。
早期教育を検討している人は費用のことも調べておく必要があるので注意してくださいね。
早期教育を始める時の注意点
早期教育を行うにあたって、注意しないといけないことがあります。
現在早期教育を行っている方はもちろん、早期教育に興味がある方はこちらをしっかりと理解した上で検討してください。
子供が興味を持ったものを優先する
早期教育だけでなく、習い事を始める際に一番大切なのは「子供が好きなこと・やりたいものを優先する」こと。
親が一方的に子供に習わせたいからといって決めてしまうと、もちろん長続きはしません。
時間も費用も無駄になってしまいますし、子供がストレスを感じてしまいます。
時間も費用も無駄になってしまいますし、子供がストレスを感じてしまいます。
なので習い事をして、もし合わなそうだと判断したらすぐに辞めさせてあげましょう。
必要以上に口を出さない
子供の学習の進み具合や、取り組み方が気になるのも分かりますが、子供がしていることに何でも口を出したりするのはやめましょう。
子供なりに頑張ろうとしているのに横から「こうした方がいいんじゃない?」「もっと頑張らないと」と声をかけられると嫌になります。
なので必要以上に子供の学習に関して口を出さないようにしましょう。
他人と比べない・否定しない
早期教育をしていると、自然に同じ環境の子と仲良くなるでしょう。
そんな時に「あの子は出来ているのにあなたはダメね」と他人と比べ子供を否定してしまうと子供は傷つきます。
早期教育を始めるスタートが同じであっても人は得意不得意があり、成長スピードも異なります。
なので自分の子が他の子に比べてゆっくりだとしても、焦らずに見守ってあげましょう。
なので自分の子が他の子に比べてゆっくりだとしても、焦らずに見守ってあげましょう。
早期教育についてのまとめ
早期教育についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
早期教育をするために確認しておきたいメリットやデメリット、注意点などをふまえたうえで家庭で相談し、早期教育を始めるようにしてくださいね。
早期教育は種類や学習方法もたくさんあるので、子供にあったものをご一緒に見つけてあげてください。