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マイペースな子供にはどんな習い事がおすすめ?協調性も身につけられる習い事を紹介

マイペースな子供にはどんな習い事がおすすめ?協調性も身につけられる習い事を紹介

2024年5月13日 公開

マイペースな子供は一人っ子が多いと言われていますが、一人ひとり個性が違うので「兄弟がいるけどこの子だけ家族の中ですごくマイペースな子」というご家庭もあると思います。

私も2人の子供がいますが、兄に比べ妹がすごくマイペースで何をするにも自分のペースを崩すことはしない強者です。
そんなマイペースな子は協調性が他の子と比べて薄いです。

親としては子供のうちから協調性をつけて社交的になってほしいものですよね。

ですがマイペースな子ならではの強みがあるのも事実です!

そのマイペースな子ならではの特性を生かした習い事や、協調性が付きやすい習い事を紹介していきますので是非最後までご覧くださいね!

マイペースな子供の特徴と強み

マイペースな子供の特徴と強み
まず初めに一つお伝えしたいことがあります。
マイペースと聞くとマイナスなイメージがあると思いますが、マイペースということは決して悪いことではありません!
マイペースな子供には、他の子にないマイペースならではの強みがあります。
その特徴と強みを5つご紹介していきます。

自分のペースを乱さない

この言葉は「ザ・マイペース」という感じがしますが実はこれは良くも悪くもマイペースな子の一番の特徴です。
他人に合わせるのは苦手ですが、自分のペースを大事にするので何事に関しても着実に物事を進めることができます。

決断力がある

マイペースな子供は他人に合わせるのは苦手なので何かを決断する時は必ず自分の意思で決めることが多いです。
「これは自分がやりたいことなのか」「これは嫌いだけどこれは好き」などキッパリした性格の子が多いため迷うことがあまりなく決断力が高い傾向にあります。
なので習い事を決める際も「自分がやりたいこと」でなければ長続きはしないでしょう。

冷静に判断できる

マイペースな子供は自分の世界観を大切にしています。
何事も焦らずに冷静に考えることが出来るので、壁にぶつかったとしても冷静に判断することが出来ます。

ストレスに強い

あまり周りの目を気にしないのがマイペースの特徴でもあるので、誰かに何かを言われたりしてもそこまで「気にならない」です。
そして自分のペースで物事を進めていくので焦りや我慢なども他の人に比べて少ないのでストレスを感じることはほぼありません。

他人の評価に左右されない

他人が「こうした方がいいよ」とアドバイスをしても「自分はこうしたいから」と自分の意志を強く持っているため良くも悪くも他人の評価に左右されることはありません。
その判断が間違っていても「次頑張ればいい」と前向きなのもマイペースならではの強みかもしれませんね!

マイペースな子の課題と解決策

マイペースな子の課題と解決策
マイペースな子供、そして一人っ子には大きな課題が2つあります。
それは「協調性の薄さ」と「計画性があまりない」ということ。
放っておくと大人になって社会に出たときに子供が苦労するかもしれません。
そうならない為にも課題をしっかり理解して、子供のうちから改善する必要があります。

協調性の薄さ

マイペースな子はよく言えば「自分のペースを乱さない子」ですが裏を返せば「協調性がない」ということです。
協調性とは自分とは意見が異なる他人と協力して同じ目標を目指す能力のことを言います。
正直マイペースな子は周りに合わせることが出来ないので意見がぶつかった時に「自分の意見をつき通してしまう」子が多いです。
これは社会に出るともちろん大変ですが、学校生活の中でも苦労してしまうでしょう。
そんな子の解決策としてはコミュニケーションをたくさんとること。
そして自分は「マイペースで人に合わせるのが苦手」だと自覚することです。
自覚することは幼いころは難しいので小学校へ入学し、グループでの発表などグループで話し合うことが増えるので学校生活で自覚する子が多いそうです。
コミュニケーションに関してはたくさん友達を作ることで身につきます。
幼稚園や学校、習い事先などでたくさん友達を作るところから始めると良いですね。

計画性があまりない

「やりたくないときにやらない」とキッパリしているのがマイペースの特徴であり課題だと言えるでしょう。
「今宿題する気分じゃないからやらない」「今日は習い事に行きたくない」など自分の気持ち優先で考えてしまうので計画性があまりありません。
そうなると将来困るのは子供自身ですよね。
なので今のうちに改善する必要があります。
その解決策は「1日のスケジュールを組むこと」です。
例えば「今日15時から習い事に行くから習い事が終わったら一緒に買い物に行こうね」「学校の宿題は14時までにすませて15時から習い事に行くよ」などざっくりで構いません。
1時間刻みのスケジュールを組むと大人でも嫌になってしまうので簡単で大丈夫なので「〜時に」と時間を正確に伝えるようにしてみてください。
学校の時間割も習い事の曜日や時間も毎週ほとんど決まった時間です。
これを続けていると自分から「今日は水曜日だから15時から習い事だね」と時間を気にして計画性が自然に身につくようになります。
実際にマイペースな私の娘はこれでだいぶ計画性がつきました。
まだ幼稚園の子で時計が読めない子は「長い針が12で短い針が3になったら〜」など時計の勉強もしながら教えてあげると一石二鳥になると思います!

おすすめな習い事と理由

おすすめな習い事と理由
マイペースな子には習い事や学校生活で自然に協調性をつけていくのが一番好ましいです。
なので習い事で協調性が付きやすいと言われている習い事、またはマイペースな子に向いている習い事をご紹介していきますので是非参考にしてみてください!

①野球

野球はスポーツ系の習い事の中でも一番協調性が付きやすいと言われています。
チームの中にポジションがあって自分は自分のポジションを守らなければなりません。
一人っ子やマイペースな子は「計画性があまりない」と先程紹介しましたが、このポジションを守るためにはどうしたらよいのか考え、計画をたてる必要があります。
仲間と力を合わせ勝利を狙う野球は協調性、計画性ともに自然に身につけることが出来るでしょう。

②サッカー

サッカーも野球同様に同じ理由でチームで力を合わせることで協調性が身につきます。

③スイミング

スイミングは個人競技ですが、指導や練習は集団で行っているスイミングスクールがほとんどです。
その中で他の子とコミュニケーションを取ったりしているうちに自然と協調性が身につくかもしれません。
そしてスイミングは自分の頑張り次第でスキルアップが出来るので、自分に自信を持つこともでき、マイペースな子は自信が付くとよりやる気が出る傾向があるのでみるみる成長していくかもしれませんね!

④空手

自分自身を鍛えることが出来る空手は精神力の向上が望めます。
礼儀作法をしっかり教えていただけるので人との接し方も自然と自分から関わりを持とうとするかもしれません。
これは私の娘の話ですが、マイペースな娘は人とのかかわりが苦手で協調性がゼロの子でした。
ですが空手を習い始めて基本的な「挨拶」から教わり、自分から少しずつですが先生や友達、スーパーの店員さんなど知らない人にも自分から挨拶をするようになりました。
協調性が付いたことで友達も増え、社交性も深めることが出来ました。

⑤テニス

テニスは「シングルス」「ダブルス」の2種類があり、協調性を深めるのであればもちろん仲間と協力して試合をする「ダブルス」が好ましいです。
そもそもテニスは相手の行動を先読みするなど洞察力や観察力が大切になるスポーツなのでシングルス・ダブルスのどちらも計画性が身についていきます。

習い事を選ぶ際のアドバイス

習い事を選ぶ際のアドバイス
たくさんある習い事の中でどれが一番子供にあっているのか、協調性や社交性をつくのはどんな習い事なのか気になるところはたくさんあると思います。
習い事を選ぶ際のアドバイスを3つご紹介します!

①子供が興味あるものを選ぶ

マイペースな子や一人っ子は自分が興味あるものでないと長続きしません。
「協調性を付けてほしいから」と親が背中を教えてあげるのはもちろん良いことですが、あまり無理強いに習い事を決めてしまうとすぐに飽きます。
まずは子供が好きなこと、得意分野を伸ばしてあげると良いですね。

②口を出しすぎない

マイペースな子は他の子に比べて全てがゆっくりです。
野球を習っても習字を習っても「集団の時間配分に合わせる」のが苦手のため本人は頑張っているつもりでも他の子との差がはっきりすることがあります。
「何で周りに合わせられないの?」「他の子は出来るのに」など他人を比べたり習い事に対して口を出しすぎるとやる気をなくしてしまいます。
本人はふざけているわけではなく真剣に頑張っているのに親にそう言われると辛くなりますよね。
口を出したくなるところですが、グッとこらえて見守ってあげるのが一番良いでしょう。

③まず得意分野を伸ばしてあげる

一番初めから協調性を付けることができる習い事をするのには少しハードルが高いかもしれません。
そんな時は子供が得意そうな習い事を提案してあげましょう。
音楽が好きなら「ピアノやダンス」、書くことが好きなら「習字や絵画」などとりあえずは長続きできそうなものを選んでください。
マイペースな子や一人っ子は何か一つのものをずっと続けていると自信が生まれて、自ら次のステップに進もうとします。
習字やピアノ、英会話など個人で頑張るようなことであっても先生や他の子と接する機会は0ではないので協調性や社交性はゆっくりながらも身につくのではないでしょうか。

マイペースな子供の習い事の体験談

マイペースな子供の習い事の体験談
では実際にマイペースな子や一人っ子はどんな習い事をしているのか、その習い事でどのように成長したのかなどの体験談をいくつかご紹介します。
ネットでの情報もありますが、ほとんどは筆者の友人の子の話をリサーチしてきたので信憑性が高い体験談となっております。
同じ一人っ子・マイペースな子といっても個人差があるのでご理解くださいね。
●子ども:3歳 習い事:スイミング
うちの娘は一人っ子で性格もおっとりとしたマイペースなので保育園でもなかなか馴染めず集団での遊びも参加しないで一人で遊ぶことが多い子でした。
ですが保育園から近所で教えてくれるスイミング教室の手紙が配られ、体験だけしてみようと思い行ったのですが、娘がすごく嬉しそうに参加しているのを見て本格的にスイミング教室への入会を決めました。
マイペースながらも先生の指導をしっかり守り頑張る娘は少しずつではありますが、社交性が身について来ているような気がします。
●子ども:8歳 習い事:野球
うちの子は小学校2年の男の子で、元々マイペースな性格ではありましたが学校の授業でグループを作り、クラスの子と話し合うのが苦手な子でした。
このままでは協調性がない子に育ってしまうと思いネットで調べ、近くの野球チームに入会することを決めました。
元々スポーツが好きで得意な子だったので野球は凄く楽しそうに通っていましたが、最初はやはり周りに合わせるのが大変そうに思いました。
野球を習って1年半ほどですが現在は周りに合わせることもでき、学校でもクラスの子と意見を交換するなど社交性が身についてきているようです。
●子ども:6歳 習い事:サッカー
うちは3人兄弟の子供がいて上の兄2人は協調性もあり社交性もあるので心配はしていなかったのですが、一番下の子がどうもマイペースでゆっくりな子でした。
上の兄2人は幼いころからサッカーを習っていてチームに入っており、下の子も5歳のタイミングで兄と同じくサッカーを習い始めました。
周りを見ることも出来ない子だったので結局自分のペースで練習し、周りに迷惑をかけてしまうのではないかと思っていたのですが兄2人もいるという安心感もあってか思ったより早く周りに馴染めていました。
自分の役割をきちんと理解してチームメイトと作戦を立てている姿を見ると「本当にあのマイペースだった子?」と不思議に思えるほど今は社交的になっています。
●子ども:7歳 習い事:空手
これは私、筆者の娘の話ですが元々ピアノを習っていたため他に習い事は考えていませんでした。
兄が1人いますが兄は娘と違い社交性の塊のような子で誰とでも仲良くなり合わせることが出来る子でした。
ですが娘は「自分はこう思っているから」「自分のペースですべて進めていきたい」という考えのザ・マイペース。
ピアノは個人レッスンなので顔を合わせて話すのは先生のみ。
学校ではうまくやっているようでしたが親としては早い目に協調性はつけて欲しいなと思っていました。
兄はピアノと空手をしているので空手の送迎や大会などがあると娘も付いてくることがあり兄の空手を身近で見ていました。
そして自分から空手もやってみたいと相談され、一度体験に行くと凄く新鮮で楽しかったらしく、現在も兄と2人で空手教室へ通っています。
空手を習って変わったことは本当に社交性が身につきました。
周りをよく見て判断することが出来るようになり、空手を習わせて良かったと思います。

マイペースな子供の習い事まとめ

マイペースな子供の習い事まとめ
マイペースな子供におすすめの習い事を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
協調性や社交性、計画性も他の子と比べると薄いですが成長の過程で必ず身につきます。
身につきますが「出来るだけ早めにつけてあげたい」と考えているのならやはり習い事がおすすめです。
どんな習い事をするのかは個人の自由ですが、出来るだけ子供が好きそうな、長続きできるような習い事を選ぶ方が良いですね。
学校生活や習い事でマイペースな子供が一歩前進できるように親のサポートが必要になるので頑張っていきましょう!