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習い事で目指せ文武両道!武道教室で子供の心と体を鍛えよう!

習い事で目指せ文武両道!武道教室で子供の心と体を鍛えよう!

2024年5月13日 公開

お父さんお母さん世代が子供の頃から、習い事で人気の武道教室。
体を鍛えるだけでなく、相手を思いやる力や礼儀作法も身につくことから、習い事の定番ともなっています。
小さい頃は習っていたお父さんお母さん達も、いざ子供に習わせるとなると安全面や用具を揃える費用などが気になる・・・そんな方が多いのではないでしょうか?
今回の記事では、子供にあった武道教室の特徴や選び方、費用などについて解説していきます!

武道教室に通うメリット

武道教室に通うメリット
集団の中で協力する力よりも、個人の力を高める鍛錬を行うイメージが強い武道。
まずは子供が武道教室に通うメリットをご紹介します。
子供が武道教室に通うメリットとして、以下の3つが挙げられます。

感情のコントロールを学ぶことができる

武道のほとんどは「礼に始まり礼に終わる」と言われるように、勝敗に関係なく試合の終わりにはお互いに敬意を表すことが求められます。
そのため、負けて悔しい思いや勝って喜びを表したい気持ちを抑えて状況に相応しい行動を行うための、感情のコントロールを学ぶことができます。

精神力・忍耐力を育める

子供向け武道教室の多くでは、技の習得を通して人間力を高めることを目的としています。
技を習得するまでに基礎練習を積み重ね、困難に立ち向かう経験は子供の精神力と粘り強さを育んでくれることでしょう。

身体機能を鍛えられる

武道の型や受け身の姿勢などは、日々の立ち振る舞いから指導されることも。
日常生活から姿勢や体幹が鍛えられ、心身ともに強くなれることが期待できます。

武道教室に通うデメリット

武道教室に通うデメリット
心身ともに鍛錬を積み、芯が通った人間力を育む武道教室。
一方で子供が武道教室に通うデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

費用がかかる

武道教室の平均的な月謝は5,000円〜10,000円程度ですが、競技によっては道着や防具、武具などを揃える必要があります。
ほとんどの武道教室ではレンタル用品があるため、子供が続けるかわからない初期の段階では用具をレンタルするなど、費用を抑えながら継続する工夫をしましょう。

怪我のリスクがある

接触を伴う武道教室では、怪我のリスクが付き纏います。
ほとんどの教室では怪我を防ぐために厳しいルールが設けられている、基礎練習の期間を長めにとる、などの対策がされています。
ただ、体を動かす以上怪我は避けられない場合もあることを念頭に置いておきましょう。

集団競技ではない

ほとんどのスポーツと異なり、武道教室はチームプレイではありません。
他の仲間と協力しあって1つのことを達成したり、仲間と困難を乗り越える経験は詰みづらいかもしれません。
その分、自分と向き合う時間は多くなり、しっかりとした人間力を培うことが期待されます。

全国的に教室がある武道5選

全国的に教室がある武道5選
子供向けの武道教室では体の使い方を覚える、型を覚えるなどの基礎から習い始めることがほとんどで、すぐに組み手やスパーリングなどを行うことはありません。
武道の技術そのものよりも、武道の練習を通した体力向上や精神力向上などを主な目的としていることが子供向けの武道教室の特徴と言えるでしょう。
ひとことで武道といっても様々な競技があります。
競技人口が多く、全国的に子供向けの教室がある武道とその特徴は、以下5つです。

空手

集団での練習が多く、武道の中では協調性も養いやすい競技です。
昇級審査で帯の色を変えることをモチベーションにしやすいのが継続の理由です。
女の子の競技人口も多く、男女ともに通いやすい雰囲気も特徴の1つ。
型を重視する流派、寸止めを行う流派など様々な流派が存在するため、教室の流派を知る必要があります。
始められる年齢 6歳〜
準備するもの 道着
月謝 3,000円〜5,000円(プラス年間数千円の入会費・登録費等)

柔道

受け身から練習が始まり、安全に練習できる上に生活の中で怪我を防ぐことにも役立ちます。
お互いに技を掛け合うことが前提のため、相手を尊重し思いやる精神が身につくとも言われています。
どんなに強い選手でも投げられる練習が欠かせないため、粘り強さと忍耐力が身につくとの声が多い競技です。
始められる年齢 小学1年生〜
準備するもの 道着
月謝 1,000円〜5,000円(プラス1万円前後の入会費・登録費等)

剣道

「稽古を続けることによって心身を鍛錬し人間形成を目指す武道」(全日本剣道連盟HPより)を謳っており、反射神経などの身体機能と内面の成長が期待できます。
防具があり怪我を防ぎやすいことから女子も比較的多めです。
始められる年齢 4、5歳以降〜
準備するもの 道着、袴、竹刀、防具、タスキ、道着や竹刀用バッグなど(初めのうちはジャージで参加可能なところも多い)
月謝 5,000円〜15,000円(プラス数千円の入会費等)

ボクシング

運動量が多く接触が激しい競技のため、選手・子供を守る厳密なルールが設けられています。
相手の攻撃を防ぎながら自分の攻撃を繰り出すことを3分間継続するため、体力と集中力が同時に育めるのが近年人気のポイントです。
始められる年齢 6歳以降〜
準備するもの バンテージ、グローブ、シューズ
月謝 5,000円〜10,000円(プラス数千円の入会費等)

合気道

勝敗をかけて競う競技ではないため、安全かつ自分のペースで練習ができます。
力や体力は他の競技に比べると必要とされておらず、親子で習いやすいのも人気の理由の1つです。
階級など技の習熟度がわかる仕組みはないため、目的意識を持ってじっくりと取り組みたい子供向けです。
始められる年齢 3歳以降〜
準備するもの 道着または袴、場合によっては木刀や杖など
月謝 2,000円〜6,000円(プラス数千円の入会費等)

マイナーながら人気が高い武道3選

マイナーながら人気が高い武道3選
上記5つほどの競技人口はないものの、自主性や礼儀なども身につくことから密かな人気を集める武道は以下の3つです。

薙刀(なぎなた)

女性の護身術として古来より伝わる剣術です。
剣道と同じように心身ともに成長することを目的としているため、集中力も鍛えられます。
始められる年齢 小学1年生以降〜
準備するもの 道着または袴、薙刀、防具
月謝 3,000円〜5,000円(プラス数千円の入会費等)

少林寺拳法

どんな相手からも身を守る護身術として誕生した武道で、女の子の親からの人気も高い競技です。
自己鍛錬を目的としながらも段級位制があり、昇級試験を受けて帯の色を変えるのをモチベーションにでき目標を立てやすいのも特徴です。
始められる年齢 規定はないが一般的には3歳以降
準備するもの 道着
月謝 3,000円程度プラス数千円の入会費。
月謝ではなく年会費(1万円弱)やお布施の形をとる場所も多い。

相撲

勝敗に関係なく取り組みが終わったらお互いに礼をする決まりがあり、感情のコントロール力をつけられるのが人気の理由です。
基礎練習を積み重ねることで強くなれることから忍耐力も身につけられると言われています。
始められる年齢 3歳以降〜
準備するもの ジャージ、まわし
月謝 500円〜5,000円(プラス数千円の入会費・登録費等)

武道教室の選び方

武道教室の選び方
競技・教室数ともに多数存在する武道教室は、どのように選んだら良いのか迷ってしまいますよね。
武道教室は体が未発達な年齢は対象外になることが多く、ほとんどは6歳ごろから受け入れが始まります。
子供にあった教室を選ぶには、以下の2点に留意して選んでみましょう!

プログラムや雰囲気を重視する

武道教室は、教室の講師によって雰囲気ががらりと変わります。
「子供向け」と同じように謳っていても、大人向け教室のおまけのような厳しいプログラムであったり、高い年齢層の子供向けであったりと、多様な教室が存在します。
例えば空手教室では、以下のようなプログラムが一般的です。
  • 挨拶、出欠確認
  • 柔軟体操、準備体操:10分程度
  • 基本の型の練習、組み手などの応用練習:40分程度〜
  • 挨拶、掃除など
武道教室は一般的には他の習い事よりも厳しい雰囲気の教室が多いですが、実際に体験教室などに参加してみて、子供が萎縮して無理をしてしまわないか確認しましょう。
また子供の怪我を防ぐ決まり事の有無、怪我をした際の対応などを確認することも大切です。

目的・目標に合わせて選ぶ

どの武道でも、心身の鍛錬を目的としています。
相手の力を受け流す合気道、型を重視する空手など、競技によって特色がはっきりと分かれています。
子供がどのような強さを身につけることを目標としているのか、昇級制度の有無によるモチベーションの強さなど、子供自身と一緒に話し合って武道教室を選びましょう。

まとめ

まとめ
子供の習い事として根強い人気のある武道教室。
武道教室で培った精神力・身体能力は、子供の人生に長く良い影響を及ぼしてくれることが期待できます。
子供に無理のない範囲で、楽しく通える教室を見つけましょう!