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自転車保険おすすめ7選!加入義務化の自治体も増加中!もしもの時にも安心♡賢い選び方のコツ

自転車保険おすすめ7選!加入義務化の自治体も増加中!もしもの時にも安心♡賢い選び方のコツ

2018年5月21日 公開

これまで任意だった自転車保険の加入も、義務化となった自治体がどんどん増えているのをご存知ですか?そこで今回は、もしもの時に役立つおすすめの自転車保険と選び方のコツをご紹介します。おすすめの自転車保険を参考に、皆さんも是非加入を検討してください。

自転車保険のおすすめは?加入が義務化ってホント?

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これまで任意加入で良かった自転車保険が、全国の様々な地域で「加入義務化」が進んできているのをご存知でしょうか。

その先駆けとなったのが、兵庫県。兵庫県では平成27年10月1日より条例にて自転車保険の加入を義務化しました。その後関西を中心に義務化が進み、平成30年5月現在では以下の自治体が義務化および努力義務としています。

今後も義務化とする地域は増えていくと思われますので、お住いの地域がどのような条例なのかをチェックすることが必要ですね。

◆自転車保険の加入義務化地域

兵庫県、京都府、大阪府、滋賀県、鹿児島県、名古屋市、埼玉県

◆自転車保険の加入努力義務地域

東京都、千葉県、群馬県、鳥取県、徳島県、愛媛県、香川県、熊本県、福岡県

何故自転車保険加入が義務化されたの?

Question Mark · Free image on Pixabay (117721)

これまで任意で良かった自転車保険ですが、一体何故「義務化」が進められているのでしょうか。
実はその背景には、自転車の重大事故による高額な賠償事例が急増しているからなのです。たかが「自転車の事故」と思っていたら大間違い!特に自転車に乗るお子さんがいる家庭では、思わぬ事故で加害者にも被害者にもなりうることが想定されます。

自治体は、こういった万が一の事故の時に「被害者の保護」と「加害者の経済的負担軽減」を目的に、自転車保険の加入を義務化するようにしているのです。

実際に起きた高額賠償事例ケース①:賠償額9.521万円(神戸地裁)

平成25年当時11歳の少年が、夜間に自転車で走行していたところ、歩道と車道の区別のない道路にて、歩行していた62歳の女性と正面衝突。

女性は、頭の骨を折るなどし、意識不明の重体に。その後、女性は寝たきりの生活を強いられることとなりました。
もちろん、事故の加害者は未成年ですので賠償金の支払い命令は母親に出されました。このことは当時大きなニュースとなり、子供の起こした事故の場合、親が責任を負う場合があることを世間に知らしめた事例でもあります。

実際に起きた高額賠償事例ケース②:賠償額4.746万円(東京地裁)

平成26年1月に出た判決です。男性が昼間に、信号無視をし、赤信号で交差点を直進。青信号で歩行中だった当時75歳の女性と衝突。
その後、女性は脳挫傷などで事件から5日後に死亡しました。

車ではなく、自転車の事故であっても、歩行者を死亡させてしまう可能性があることを、自転車に乗る側はもっと自覚する必要があると思わせる事故でした。

賠償金を支払えない場合はどうなるの?

Hammer Court Dollar · Free photo on Pixabay (117723)

自動車事故だけでなく、自転車の事故であっても1億円近い賠償命令が出されることもあることがわかりましたよね。
しかし、こんな金額、普通の人であればまず支払うことが出来ない額でしょう。その場合、自己破産などをして支払いを免れることが出来るのかというと、そうではありません。

こういった重過失による高額な賠償金は、破産法における免責対象となっていないため、自己破産をしたとしても、支払い義務が消滅するわけではないのです。事故内容にもよりますが、自分または家族が加害者となり、被害者に重大な損害を与えてしまった場合は、時には一生をかけて償わなければならないケースもあるのです。

自転車保険の加入義務!罰則はあるの?

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自転車保険の義務化を制定した地域では、自転車に乗るすべての人が保険に加入しなければなりません。しかし、「義務化地域であることを知らなかった」「知っていたけど加入していなかった」という場合、罰則はあるのでしょうか?

現段階では、どの地域でも「罰則」は設けられていません。しかし、罰則がないからといって、保険に加入しなくてよいわけではありません。何故なら、先のように高額な賠償金を支払わなければならなくなるかもしれないからです。

数千万円~数億円の賠償金となれば、罰則よりも重大ですよね。もしもの時の備えとして、自転車保険に加入することは大切なことだと言えるでしょう。

◆住民じゃないけど…義務化の地域で自転車に乗る場合は?

住民でなくても、加入義務化の地域で自転車を使用する場合も、保険加入義務の対象となる場合があります。職場の近くでのみ使用するなど、お住いの地域でない場合も、「義務化」であるかどうかは確認する必要がありますね。

自転車保険の選び方ポイント5つ

City Bike Obike Munich Bicycle · Free photo on Pixabay (117727)

そもそも自転車保険とは、個人賠償責任補償が特約で付く傷害保険または個人賠償責任保険のことを指します。自転車走行中のケガで入院や通院した際の自分の補償だけでなく、相手にケガを負わせてしまった場合の損害賠償にも備えられます。

まだまだ知られていない自転車保険の選び方のポイントをご紹介しましょう。

1. 家族プランのある保険を選ぶ

子供がいるご家庭の場合は、なるべく家族プランのある自転車保険に加入するようにしましょう。家族プランとは、家族の人数が何人でも一定の保険料の支払いで、家族全員分の補償を受けられるものです。

個人プランに別々で加入するよりも、月々の保険料が安くなるので、子供だけでなくパパやママが自転車に乗るご家庭や、通園の際に子乗せ自転車を利用するママは、家族プランに加入したほうが断然お得ですよ!

2. 個人賠償責任補償が手厚いものを選ぶ

個人賠償責任補償とは、自転車事故を起こし、相手に損害を与えた場合に課せられる高額な賠償金に対する補償のことを指します。

前述のとおり、数千万円の高額な賠償金の支払い命令が下された判例はいくつもありますので、決して他人事ではありません。一般的には、自転車保険の個人賠償責任補償の金額は、数千万円~3億円程度に設定されていますが、1億円近い賠償金を課せられたケースもあるため、最低でも1億円以上の補償がある保険を選ぶのが良いでしょう。

3. 乗る頻度が高い人は傷害補償が手厚いものを選ぶ

自転車に乗る頻度が高ければ高いほど、それなりに事故に遭う・事故を起こすリスクは高くなっていきます。通勤や通学など頻繁に自転車に乗る人は、加害者になるケースだけでなく、自分が被害者になることも想定に入れ、保険を選ぶようにしましょう。

ケガの程度にもよりますが、通院や入院、手術などが必要になったときのためにも傷害補償が手厚いものを選ぶのがおすすめです。自転車保険の中には、入院・手術に対しての補償はあるが、通院に対しての補償がないものもあります。補償内容もくまなくチェックして選びましょう。

4. 示談交渉サービスがあるものを選ぶ

自転車保険を選ぶ際は、示談交渉サービスが付いているものを選びましょう。示談交渉は、当事者に代わって保険会社のプロが被害者または加害者と話をしてくれますので、知識もなくパニック状態になっている時には非常に心強いと思います。

当事者同士で話をするよりもスムーズに解決してくれるので、話し合いの際にさらなるトラブルを招いてしまう心配がありません。

5. 月額の保険料は無理のない額を選ぶ

自転車保険と言っても、月額の保険料は様々です。数百円のものから数千円のものまであり、補償内容によって変わってきます。

しかし、保険料って意外と家計の負担になりますよね。もちろん、万が一のときのためにも、補償が手厚く、サービスの良いものに加入することが大切ですが、あまり自転車に乗らないのに、高額な保険料のものに加入する必要はないですよね。

また、個人賠償責任保険に別途加入しているなど、重複している内容の保険に加入している場合もあると思いますので、補償内容と保険料のバランスを考えて選ぶようにしましょう。

子連れにおすすめの自転車保険7つ

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子供がいる家庭におすすめの自転車保険を7つご紹介します。加入の申し込みについては、ネットで手軽に加入できるものから、コンビニで加入できるものまで様々です。それぞれのポイントをおさえて、各ご家庭に合ったプランを選んでくださいね。

①au損保「自転車向け保険 Bycle」

Bike Street · Free photo on Pixabay (117732)

大手携帯会社でお馴染み「au」の保険です。現在、自転車保険ランキングで1位に輝いている人気の保険となります。

【詳細】

保険料:月額740円~
個人賠償保障:最大2億円以上(※ブロンズコース2億円、シルバー、ゴールドコース3億円)
補償対象となる事故:交通事故全般
入院日額:8.000円~(※自転車事故の場合)
通院日額:ブロンズコースはなし、シルバーコースから2.000円~
付帯サービス:示談代行サービスおよび自転車ロードサービス
加入方法:ネット申し込み(au携帯以外でも可能)
※au契約者以外でも加入OK

au損保の自転車保険は、交通事故全般に補償されるだけでなく、個人賠償補償の対象が日常生活全般に補償されるのが主な特徴です。

子供が知人宅で物を壊してしまった、ベランダから植木を落として階下の住人にけがをさせてしまったなども補償対象となります。

②ちゃりぽ「自転車あんしん保険」

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保険料・補償内容のバランスが取れた自転車保険「ちゃりぽ」。こちらの家族あんしんプランは2種類あり、「あんしんプラン」と「もっとあんしんプラン」があります。
違いは、通院補償の有無!ライフスタイルによって選んでくださいね。

【詳細】

保険料:年額9.800円~(※月々816円ほど)
個人賠償補償:最大1億円
入院日額:6.000円
通院日額:1.000円(※もっとあんしんプランのみ)
死亡・後遺症保険額:400万円
付帯サービス:示談代行サービス
加入方法:ネット申し込み

ちゃりぽの場合、加入内容の詳細をスマホのマイページより確認できるというシステムです。万が一の時の連絡先も表示されますので、すぐに連絡が出来て便利ですね。

③NTTドコモ「ドコモサイクル保険」

Lock Bicycle Wheel · Free photo on Pixabay (117738)

大手携帯会社NTTドコモ主催の自転車保険「ドコモサイクル保険」。ドコモユーザーであれば、マイドコモのページより簡単に加入でき、携帯電話料と一緒に保険料が引き落とされる仕組みなので、面倒な口座の手続きが不要です。

【詳細】

保険料:月額990円(家族プランの場合)
個人賠償補償:最大5億円
補償対象となる事故:交通事故全般
入院日額:3.000円
死亡・後遺障害保険額:550万円
付帯サービス:示談代行サービス
加入方法:ドコモの携帯およびスマホより申し込み

ドコモサイクルの最大の魅力と言えば、個人賠償補償額が最大5億円という点でしょう。ほかの保険と比較して最も高い補償額です。ただし、通院に対する補償はないので、注意してくださいね。
また、au損保と同じで、日常生活全般の事故に対しても補償されます。

④DeNA自転車保険

Wheel Bike Cyclist · Free photo on Pixabay (117740)

顧客満足度№1にも輝いたDeNAトラベルが運営する自転車保険。保険料もリーズナブルで、補償もバッチリという家族向けにおすすめの保険です。

【詳細】

保険料:月額300円~(※コースによって異なる)
個人賠償補償:最大1億円(※充実コースの場合最大3億円)
補償対象となる事故:交通事故全般
入院日額:1.500円~
死亡・後遺障害保険額:最高100万円(※充実コースの場合最高300万円)
付帯サービス:示談代行サービス
加入方法:ネット申し込み

ユーザーからの信頼の厚いDeNAの自転車保険は、満75歳までの方なら誰でも加入することが出来ます。保険料がリーズナブルなので、通院補償はないのですが、最低限の保険に入りたいという方にはおすすめですね。

⑤セブンイレブン「自転車向け保険」

Paris Parisian France · Free photo on Pixabay (117741)

大手コンビニのセブンイレブンで加入する自転車保険は、24時間365日、お近くのセブンイレブンに設置してあるマルチコピー機にていつでも加入することが出来ます。事前にスマホなどで登録をしておけば、店頭での手続きも簡単スピーディーに行えるので、忙しい方にも安心です。

【詳細】

保険料:年額7.210円(月々601円)
個人賠償補償:最大3億円
入院日額:4.000円
死亡・後遺症保険額:最高290万円
付帯サービス:示談代行サービス
加入方法:マルチコピー機設置のセブンイレブンより

通院補償はなく、対象となる事故は自転車事故のみのシンプルな保険。簡単に加入したい・最低限の保険でOKという方におすすめですね。ネット加入が苦手な方でも、近くのセブンイレブンで加入できるというのもメリットでしょう。

⑥JCBトッピング保険「自転車プラン」

Bicycle Vehicle Transportation · Free photo on Pixabay (117742)

とにかく面倒な申し込み手続きを省きたい!保険料を安くしたい!という方におすすめしたいのが、JCBトッピング保険「自転車プラン」です。JCB会員限定の保険ですので、すでにJCBカードをお持ちの方ならほとんどの場合、加入できます。

【詳細)

保険料:月額280円~
個人賠償補償:最大1億円
入院日額:1.000円
通院日額:1.000円~(※基本コースでは対象外)
死亡・後遺症保険額:最高100万円
付帯サービス:示談代行サービス
加入方法:ネット申し込み

基本コースならなんと月額280円というリーズナブルな保険料で、家族プランが加入できるのは最大のメリットです。示談代行サービスもあり、最大1億円の個人賠償補償も付いてくるので、JCBカードをお持ちの方なら是非加入したいところですね。

お手持ちのカードの種類によっては、加入できないこともありますのでホームページにて確認してください。

⑦コープ「団体じてんしゃ保険」

Building Wall Bike · Free photo on Pixabay (117743)

コープの組合の方なら簡単に加入でき、コープデリの利用料と一緒に引き落としされますので、面倒な口座の手続きも不要です。クレジットカードをお持ちでない方でも気軽に入れるのがメリットでもありますね。

【詳細】

保険料:年額5.140円(月々428円)※加入1型の場合
個人賠償補償:最大1億円
入院日額:2.000円~
通院日額:1.000円~
死亡・後遺障害保険額:1.100万円~
付帯サービス:示談代行サービス
加入方法:ネット申し込み

コープの団体じてんしゃ保険は、日常生活においての賠償事故にも対応しており、家族全員が補償対象となりますので、子供のいる家庭にはおすすめの保険です。小さな子供がいるご家庭であれば、コープの会員になっている方も多いので、是非詳細を確認してみて下さいね。

入院日額は少なめですが、死亡・後遺障害保険額はかなり高額な設定となっていますので、この点では大きなメリットと言えそうです。

まとめ

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いかがでしたか?自転車保険の加入について知らなかったという人も多いのではないでしょうか?

電動自転車での交通事故など、近年ニュースで多く取り上げられ、自転車に乗るときの心構えについて改めて考えさせられる機会が増えてきていますよね。特に子供の自転車走行は、「気を付けてね」と何度言っても、目を離した隙に思わぬ事故を起こしてしまう可能性が十分にあります。

自動車と違い、免許も不要で、特別な講習も要らない自転車ですが、いまいちど自転車の乗り方について親子で考えてみるのも良いかもしれません。また、まだ保険に加入していないという方は、是非この機会に検討してみて下さいね。