子供のいない夫婦は仲がいいってホント？子なし夫婦のメリットデメリットと人生の楽しみ方のコツ

2018年12月7日公開

近年、子供のいない夫婦は増加傾向にあります。子供が欲しくても「作れない」、経済的に不安で子供を「作らない」など、その理由は様々です。子供がいない夫婦は不幸なの？子供がいない夫婦は周りから白い目で見られなければならないの？など、子なし夫婦ならではの不安や悩みを抱えている方も多いようですね。しかし、実は子供のいない夫婦の方が、いつまでも仲良しでいられるのはご存知でしたか？そこで今回は、子なし夫婦のメリット・デメリットについてまとめてみました。子供がいなくたって、夫婦は幸せに暮らせます。子供がいないからこその「人生の楽しみ方」を見つけて、夫婦仲良くハッピーに年を重ねていきましょう。

子供のいない夫婦は年々増加している！

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年々増加していると言われているのが、子供のいない夫婦の割合。厚生労働省が調べたデータによると、子供のいない世帯の割合は、1970年には全体のわずか18.9％だったのに対し、2015年にはなんと39.2％にまで増加していることが判っています。

その理由は各家庭によっても異なり、意識的に子供を持たない夫婦から、子供を授かりたいと思っているがなかなかできない夫婦など様々です。原因の多くは、「晩婚化」や「不況」によるものであるとされています。

最近では、意識的に子供を作らない夫婦のことを、DINKs（ディンクス）と呼ぶんだそうです。これは、Double Income No Kids（2収入、子供なし）の頭文字を並べたもので、こういった人生の選択をしている人も増加傾向にあります。

つまり、必ずしも結婚をしたら出産をするという時代ではなくなって来ているのです。

子供がいない理由は？

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子供のいない夫婦は、何故子供のいない人生を選択したのでしょうか？以下に、その代表的な理由を挙げてみました。

・子供が嫌い、要らない
・子供を育てる自信がない
・仕事が好き、キャリアを捨ててまで子供を作る気はない
・経済的に困窮しているから •
・自分の時間が欲しい、束縛されたくない
・不妊治療をしても授からなかったから
・夫婦2人だけの時間を大切にしたい
・親の介護で忙しい

考え方は、人それぞれです。決して、正解があるものではないので、そこは周りの人もしっかり理解することが必要ですね。ここ数年は、不況の影響もあり、子供を育てることが経済的に困難であると判断する人も多くいます。不妊治療なども高額なため、長年続けていると、莫大な費用になり、泣く泣く断念する人も増えているんだそうです。

子供のいない夫婦のメリットとは？

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日本の古くからの考え方には、「将来、結婚して家庭を持ち、子供を産み育てることが人間として大きく成長できる」という考えの人も多く、「子供を産む＝立派なこと」「家庭を持つ＝社会的信用性がある」と思われがちです。

それ故に、子供のいない夫婦は、肩身の狭い想いをするのではないか？など、不安に思う人も多くいます。しかし実は、子供のいない夫婦にも多くのメリットがあるのをご存知ですか？
なかなか授かることが出来なかった人も、自ら「子なし夫婦」を選択した人も、子供がいない人生だからこそ楽しめる毎日がたくさんあります。

以下に、子供のいない夫婦ならではのメリットをご紹介します。

1.　お金が貯まりやすい

子供のいない家庭の場合、当然ですが子供にかける教育費などがないため、貯金がしやすいというメリットがあります。特に冒頭でもお話したDINKｓ（ディンクス）のような共働き夫婦の場合は、より豊かな生活を送ることが出来るでしょう。好きなものが買えたり、旅行や外食なども自由に楽しめます。

経済不況が続く中で、将来のことを考えると誰もが貯金したいと考えますので、このメリットはかなり大きいと思います。住宅ローンも、共働き夫婦であれば返済額が高くなるので、その分少しリッチな駅前のマンションを購入出来るなど、経済的に余裕が出ると思います。

2.　やりたい仕事を続けられる

特に女性にとって大きなメリットとなるのが、仕事のこと。女性の場合、妊娠・出産をすると、働き続けることは困難になっていきますよね。せっかく頑張って、ある程度の地位を築き上げたとしても、出産や育児のためにそれまでのキャリアを捨てなければならないという人は大勢いるでしょう。

勿論、子育てと言う大きな仕事を任されるわけですから、胸を張って良いことではあります。しかし、仕事で認められるということは、また少し別の感覚ですよね。「社会から認められたい」「社会と繋がっていたい」と思う女性は、数多く存在するんです。その点、子供のいない女性は、思う存分やりたい仕事を続けることが可能。

子供のお迎えや預け先を気にすることなく、バリバリ仕事が出来るのは素晴らしいことですね。

3.　夫婦いつまでも仲良くいられる

子供のいない夫婦の方が、お互い自由過ぎて仲が悪いとか、子供がいないから離婚しやすいと思われがちですが、実は全くの逆。子供のいない夫婦は、いつまでもラブラブでいられることが多いのだそうです♡

子供が生まれると、お互いのことを「パパ」「ママ」と呼び、名前で呼び合うことが少なくなる夫婦が殆どですよね。更に、子育て中は、2人の時間を持つことがなかなか出来ませんので、すれ違いが多くなっていくと言われています。

また、子供がいると、子育てのことでアレコレと喧嘩になりがち。「パパは全然手伝ってくれない」「ママは子供ばかりの世話で、俺のことを何もしてくれない」など、知らぬ間にお互いの不満が増えていき、終いには「考え方が合わない」などと離婚してしまうケースが後を絶ちません。

しかし、子供がいない場合は、子供の教育のことで喧嘩をすることもありませんし、お互いの時間を上手に作りながら、2人の時間も作るので、デートしたり、旅行をしたり、楽しむことが出来るんですよ！
お互い、一生のベストパートナーとして絆を深めていくそうです。素敵ですね！

4.　とにかく自由でいられる

子供のいない夫婦は、そうでない夫婦に比べると自由が利きます。時間やお金に束縛されることがないので、ストレスも溜まりにくいかもしれません。子供がいるとどうしても生活の中心は子供になってしまうので、好きなものを食べたり、旅行に行ったり、夜更かししてテレビを見たりなんて到底出来ません。

時間だけでなく、お金の自由も減ります。子供の物も買わなければいけませんから、節約生活を強いられることも多いですよね。ママだっておしゃれしたいけど、お金も余裕がないし、子育て中は汚れるからと好きなファッションを楽しめないママも多いんです。

その点、子供がいないと、自分たちのためにお金と時間を使えるため、妻もいつまでもキレイに若々しさを保つことが出来ますし、夫も趣味に時間とお金を費やすことが出来るわけです。これはこれで、素敵な人生だと思います。

子供のいない夫婦のデメリットとは？

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子供のいない場合のメリットが多くあったのに対し、デメリットもいくつかあります。実際に子供のいない人生を歩む決断をした友人が言っていましたが、ふとした瞬間に「これでよかったのかな？」と気になってしまうのだそうです。

これから子供のいない人生を選択する人は、メリットとデメリットをよく考えたうえで決断してくださいね。

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子なしハラスメントという言葉ぱご存知ですか？子なし夫婦を悩ませる偏見は、どんな形で彼女たちを苦しめているのでしょうか。今回は子なし夫婦のメリット・デメリットや気になる離婚率や老後の不安について紹介します。

1.　老後の不安

多くの子なし夫婦の人が「老後が不安である」と感じているそうです。どちらかが先に亡くなった場合、残されたほうは、子供がいないとやっぱり寂しいものですよね。子供がいないと、親戚づきあいもあまりしなくなりますので、なおさら「孤独」を感じてしまうそうです。

そうならないためにも、共稼ぎをして、老人ホームなどの施設に入る資金を貯めたり、同じような立場の友人を作るなど、老後に向けての準備を考える人も多いようです。

2.　離婚しやすい

子供がいないと、夫婦仲が良いという一方で、離婚率が高いという事実もあります。特に結婚3年目の子供のいない夫婦の離婚率は60％にも上るのだそうです。その大きな理由としては、子供がいないと簡単に離婚できてしまうから。

子供がいれば、子供のために…と思って、よっぽどのことがなければ、お互い我慢しますよね。子育て中のママであれば、経済的にも不安になるため、離婚はなるべく避けるでしょう。しかし、共働きの子供のいない夫婦となれば、それなりにお互い貯金もあり、個々で生きていく力があります。それにより、ちょっとしたことでも離婚しやすいというデメリットもあるんです。

更に、結婚生活のマンネリ化や子供がなかなか授からないプレッシャーなどで夫婦間に亀裂が生じるケースもあります。身軽であるが故のデメリットと言えますね。

3.　両親に孫の顔を見せてあげられず申し訳ないと感じる

やはり娘や息子が結婚したら、気になるのが「孫の誕生」ですよね。親世代からしたら、結婚=出産が当たり前と思っているため、まさか自分の子供が「子なし夫婦」になるなんて！とショックを受ける人も少なくありません。

事実、親世代の方が嫁に対し、「妊活」を勧めるケースもあり、それが原因で離婚に至ることもあるそうです。そんな待望の孫を見ることができないとなれば、悲しむご両親の顔が目に浮かびますよね。

子なし夫婦の多くは、「親孝行が出来なかった…」と考えてしまう人も少なくないのだそうです。

4.　交友関係が狭まる

結婚して子供が生まれると、子供の成長と共に交友関係も増えていきます。ママ友やその家族との繋がり、親戚づきあいも深まっていきます。しかし、子供がいないとそのような付き合いもないため、交友関係が狭まります。

しかも、周りが子育て中の場合、生活時間が異なるためすれ違いも多くなり、自然と疎遠になりがちです。ママ友など、面倒な付き合いを避けられる一方で、少し寂しい想いをすることになるでしょう。
特に男性より女性の方が、交友関係が狭くなったと感じる人が多いようです。

子供の有無で「人生の幸福度」は変わらない！

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日本では、結婚し子供を産み育てるというのがスタンダードな価値観で、結婚＝出産が当たり前と思っている人が多くいます。

そのため、何らかの理由により子供を授からなかった夫婦に対して、「子供がいなくてかわいそう」「大変だけど子供がいたほうが幸せなのに」などと言った偏見が絶えません。

しかし、前述のとおり子供がいない夫婦にだってメリットもたくさんあります。実際に、アメリカの大学の研究チームが行った調査によると、夫婦関係の満足度は「子供の有無に関係ない」という結果が出ており、むしろ子供のいない夫婦の方が幸福度が高いというデータもあるのです。

何故、子なし夫婦の方が人生の幸福度が高いのか？

子供のいる夫婦に比べ、子なし夫婦の方が「人生の幸福度が高い」理由は、子供のいる人生の方が浮き沈みが激しいからなのだそうです。

受験に失敗した、イジメに遭った、反抗期で言うことを聞かない…など、子供のことでなにかとストレスを抱えやすいのは事実ですよね。
時には夫婦喧嘩の原因にもなるでしょう。

それと比べ、子なし夫婦の場合は、お互いのことを理解し合い、尊重し合えるだけの「ゆとり」があります。そのため、意外にも子供のいない夫婦の方が仲が良く、幸福度も高いのです。

子供がいなくても人生を楽しくするコツ3つ！

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子供がいなければ幸せじゃない…なんて思う人もいますが、決してそうではありません。どんな人生を送ろうと、その人それぞれがどう生きるかが大切なんです。世間で活躍している多くの著名人の中でも、子供のいない夫婦は大勢います。
ここでは、子供のいない夫婦の楽しみ方をご紹介します。

①互いに愛情表現をしっかりする！

子供のいない夫婦であれば、絆を深めるためにも愛情表現をしっかりする事が大切。

「いつも有難う」
「ご飯美味しかったよ」など、自然な言葉で良いので日頃の感謝の気持ちを相手に分かりやすく伝えてあげましょう！そうすることで、自然と会話も増え、気持ちも和むはずです、ちょっとした事ですが、とても大切なことですよ♡

②スキンシップを大切にする

やはり夫婦円満の秘訣は、スキンシップですよね。手をつないでデートしたり、そばに寄り添ってテレビを見るだけでもOK。一緒に居るときは、出来るだけスキンシップを大切にすると愛情も絆も深まるんだそうですよ。

③記念日を大切にする

お誕生日、結婚記念日など、2人にとって大切な日を一緒に祝うことが大切です。
長年一緒に居ると、うっかり忘れてしまいがちですが、女性は特にこういった「記念日」を大切にする人が多いので、イベントごとはしっかりと押さえておくほうが良いでしょう。

プレゼントを渡したり、たまには外食したりすると喜ばれます。マンネリ化を防ぐことも出来ますので、是非習慣づけて下さいね！

まとめ

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様々な事情で子供のいない人生を選択された皆さん。苦渋の決断をされた方も、そうでない方も、誰もが幸せになるために毎日頑張っているんですよね。この人生の選択に、良いも悪いもありません。周りがどう思おうと、夫婦2人にとって幸せならそれがベストな生き方なんです。

どうか、胸を張って、2人だけの人生を楽しんでください。きっと、どんなカップルよりも絆の深い夫婦になるはすです。

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