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幼児の算数教育はおもちゃから!就学準備にも◎楽しく数や図形など4つの感覚を身につけよう

幼児の算数教育はおもちゃから!就学準備にも◎楽しく数や図形など4つの感覚を身につけよう

2019年6月19日 公開

早期幼児教育の中でも、特に算数に力を入れてみたいと思っている方もいませんか。とはいえ、まず算数のワークなどから始めても、幼児のお子さんだったら、なかなか取り組んでくれないこともあるでしょう。そんな時は算数教育に役立つ、おもちゃで遊んでみるのはどうでしょうか。遊びだと思うと、子どももハードルが低いので、楽しく取り組んでくれるかもしれませんよ!小学校入学の準備としても役立つ、算数を遊びながら学べるおもちゃをご紹介します。

算数の幼児教育で身につけたい4つの感覚・力

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幼児教育の目的は、「お受験に向けて」や「就学してから困らないように」など様々あるでしょう。もちろん、お受験に向けては実践的なお勉強も必要になってきますが、幼児期のうちから育てたい算数/数学力は次の4つだと言われています。

・数量感覚
・図形感覚
・立体感覚
・論理的思考力


これらは算数の基礎です。小さいころから感覚的に基礎を身につけていると、就学後もスムーズに学ぶことができるようです。

これらの感覚をひとつずつ解説しながら、お勉強としてではなく遊びながら学べる知育玩具をご紹介していきます。

数量感覚を育てるおもちゃ

Digits Counting Mathematics The - Free photo on Pixabay (156523)

数量感覚とは、数の大きい小さい量が多い少ないなどを理解する感覚のことです。将来的には計算力につながる感覚です。

特に幼児期に身につけたいのが、100までのカウント10の構成(〇+●で10になる)です。この2つが感覚的にでも分かっていると、簡単な計算であればすぐにできるようになります。

*プラステン

プラステンは10の構成を感覚的に学べるおもちゃです。小さい子にも手先感覚を養うおもちゃとしておすすめですが、1本の棒に10個ずつチップがさせるようになっているところが、幼児教育にも良いポイントです。

・2本の棒に異なる数のチップをさし、「どっちが多い?/少ない?」と尋ねる
・1本の棒にいくつかチップをさし、「あといくつで10個になるかな?」と考えさせ、一緒にカウントしながら残りのチップをさす


など、数の多い少ないを意識させたり、いくつといくつ合わせれば10になるかを考えさせるのにぴったりです。

*100並べセット

100までの数字プレートを板の上に並べるというおもちゃです。最初はお手本として、数字の書いてある板をしき、その上に同じ数字を並べるという遊び方をし、慣れてきたら何もないところに順番に並べていく…という発展的な遊びもできるおもちゃです。

・一緒にカウントしながら並べていく
・タイムを計って親子で競争して並べる

・順に並べず、10、20、30…などと縦のラインから並べていく

など、親子でさまざまな遊び方を考えてみてはどうでしょうか。100までの数字のカウント力を身につけるのにもってこいです。

*オーチャードトーイ  バス・ストップゲーム

すごろくゲームも数のカウントの練習にぴったりのおもちゃ。こちらのオーチャードトーイも、すごろくよりも単純で数のカウントが楽しく学べるおもちゃです。バスに人を乗せていくゲームなので、車好きの男の子は好きになってくれるかもしれませんね。

・最初は一緒にルールを学ぶ
・ルールを理解したら、親子で対戦してみる


コース上には「+」「-」の指示があるので、数が増える=たし算だけでなく、減る=ひき算の基礎にもなります。

図形感覚をアップさせるおもちゃ

Play Board Game Human Don'T Be - Free photo on Pixabay (156522)

図形感覚とは、形を理解する力です。三角、四角、丸はそれぞれどのようなものか、どのような性質があるのかを理解することです。近年、図形の問題を苦手とする子どもが増えているようですが、幼児期からさまざまな形に慣れ親しんでおくことで、算数の基礎を作ります。

*たんぐらむ

たんぐらむはさまざまな形の積み木を使い、組み合わせて新たな形を作っていく知育玩具です。一見バラバラな形でも、同じ長さの辺があり、それを利用するといろいろな形を組み合わせて作れます。

・最初は簡単な型はめパズルのように遊ぶ
・徐々に難しい形のものに挑戦していく
・難しければ最後の1つだけ子どもにはめさせるなど、ヒントをあげながら遊ぶ

このほかにも「さんかくたんぐらむ」というものもあり、三角の積み木だけで、さまざまな形の形成に挑戦できるものもあります。感覚的に図形の性質を学べるおもちゃです。

*図形パズル

こちらは単純な型はめパズルのパネルもありますが、さまざまな形を組み合わせて円、四角、六角形ができる複雑なパネルまで、3枚がセットになったパズルです。

・簡単な型はめパズルを遊び、その形の名前を教える
・複雑な型はめパズルで遊び、最終的にできた形を教える(「これとこれを組み合わせたら、丸になったね」など)

カラフルな積み木で、遊んでいても楽しくなりそうですね。形の名前も覚えられるので、図形学習の基礎をしっかり固められそうです。

立体感覚を身につけられるおもちゃ

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立体感覚とは、形の高さ、奥行きなどを把握する能力です。この立体感覚というのは、経験がないとなかなか想像がつかなものです。展開図を組み立てたらどのような立体の形になるのか、どことどこの辺が交わるのかなどの算数の授業。苦労したという大人もいるでしょう。

平面のものを立体にする、という経験は机上だけではなかなかできないことなので、幼児期にたくさん経験を積んでみましょう。

*LaQ

LaQは小さなピースをカチッと組み合わせていくことで、立体的なものを作れる創造的なパズルおもちゃです。工夫次第でどのようなものでも作れるところが魅力。

・最初はお手本を見ながら、その通りに作っていく
参考動画などを見ながら作ってみる
・作ったものをアレンジするなど、手を加えてオリジナルの作品を作る


最初は難しいかもしれませんので、お手本通りに確実に作り、コツをつかむのがポイントです。小さな平面的なピースを組み合わせることで、立体のものが作れるということを感覚的に学べます。

*ピタゴラス

ピタッと磁石でくっつくので、小さな子でも組み立てやすいプレートが魅力的なピタゴラス。こちらも立体感覚を育てるのにぴったりなおもちゃです。

・最初はお手本通りに作っていく
・さまざまにアレンジして作りたいものを作っていく
・作ったものを展開し、平面図にしてみる


簡単なものから複雑なものまで、自由に作らせてみて、その展開図はどのようなものか見てみるのも、算数のお勉強につながりますね。

論理的思考力を育てるおもちゃ

Thought Idea Innovation - Free photo on Pixabay (156519)

論理的思考力とは、「こうだったから、~という結果になる」「~という結果だったから、次は●●となるだろう」など、筋道を立て説明できる結果に基づいて問題解決のための筋道を推測できる力です。お勉強にはもちろん、コミュニケーション能力や生活力にもつながる力ですね。

この力を育てられるおもちゃを2つご紹介します。

*オセロ

昔からよく知られた対戦ゲームのオセロは、相手の出方を推測しながら、先々の手までを考えることが必要なゲームです。また、過去の経験を生かして、勝つための筋道を導き出すこともできますね。

・ルールを把握するまでは子どもとチームを組んで、勝ち負けはなしでやってみる
「こういう場合はどうする?」と声掛けしながら、どちらに置けば有利かを考えさせる
・ゲームが終わった後は数のカウントの練習にも

オセロの他、将棋やチェス、囲碁なども早期教育のために取り入れる家庭もあるようです。遊びながら、考える力を身につけられるのはいいですね。

*ブロックス

ブロックスは最大4人でできる、対戦型ゲームです。相手の置いたピースと重ならないようにたくさんのますを取れれば勝ち。

・最初は一緒に、徐々に勝ち負けを意識して
「ここを取られないようにするには、次はどこに置けばいいと思う?」などと相手の出方を推測させるような声掛けをする

勝つためにはどのような筋道を立てるといいのか、考えるようになるのが目的です。うまい手を使ったら、すかさず褒めるのがいいですね。

楽しく遊びながら算数力をアップ!

Mother And Daughter - Free photo on Pixabay (156545)

遊びながら算数が学べるおもちゃを紹介しました。気になるおもちゃはありましたか?

幼児にとってお勉強は、まず嫌いにならないことが大切。楽しくやれるのが一番です。そのためには「親子で一緒に」は重要なポイント。ママもパパも一緒に楽しんでいるということが、抵抗なく取り組めるきっかけになります。一緒に楽しく遊びながらの幼児の算数教育を始めてみましょう!