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甘酒が持つ10大効果とは?目的別おすすめの飲み方や米麴と酒粕の違いについて徹底解説!

甘酒が持つ10大効果とは?目的別おすすめの飲み方や米麴と酒粕の違いについて徹底解説!

2018年9月27日 公開

甘酒はお正月の飲み物というイメージでしたが、近年、甘酒が持つ栄養素や効果が話題となり、今や「飲む点滴」と称されるほどになりました。そんな甘酒ですが、材料である酒粕と米麴では、体にもたらす効果が違うことはご存知でしょうか。 今回は、米麴と酒粕の違いについてや、ダイエットや疲労回復など、目的別に最も効果のある飲み方についてご紹介します。甘酒がちょっと苦手…という方にも飲んでもらえるレシピも併せてチェックしてくださいね。日ごろ、育児や家事などに疲れているママこそ、是非試して欲しい!甘酒の魅力をたっぷりお届けします。

甘酒は体に良い効果がいっぱい♡手軽に試せる健康ドリンクだった!

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近年、甘酒は体に良いスーパードリンクであると大人気。美容や健康に良い成分がたっぷり入っており、お正月に限らず飲む人が増えていますよね。季節を問わず、スーパーやコンビニで簡単に手に入るので、手軽に試すことが出来る健康ドリンクともいえるでしょう。

実はこの甘酒。現代人だけでなく、なんと江戸時代の人にも「夏バテ防止」としてよく飲まれていたのだそうです。今回は、そんな古くから歴史のある甘酒の魅力をたっぷりご紹介します。

「飲む点滴」甘酒には『米麴』と『酒粕』の2種類がある

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最近では、飲む点滴などと言われている甘酒ですが、実は2種類存在するのをご存知でしょうか。
米麴を原料とする米麴甘酒と、酒粕を原料とする酒粕甘酒。どちらも含まれている栄養素にさほど変わりはないのですが、飲む目的によって違いがありますので注意が必要です。

どちらもスーパーやコンビニで売られていますので、購入の際はどちらのタイプなのかをよく見てから選ぶようにしましょうね。

◆米麴の甘酒

お米に麴菌を繁殖させて出来る『米麴』から出来た甘酒のことを米麴甘酒と言います。お米に含まれるでんぷんの優しい甘さが特徴です。

米麴の甘酒には、砂糖が含まれていませんので、ダイエットにおすすめ♡また、アルコールも含まれていませんので、お酒が苦手な方でも安心して飲むことが出来ます。

◆酒粕の甘酒

酒粕の甘酒は、日本酒を作ったときに出る酒粕と水、砂糖を加えて作ったものをいいます。よく初詣などでふるまわれている甘酒は、こちらのタイプが多いですね。アルコールの強い香りとまったりとした甘みが特徴です。

砂糖が含まれていますので、ダイエットを目的としている場合は、飲み過ぎに十分注意しましょう。また、アルコールが含まれていますので、誤ってお子さんへ飲ませないよう注意してくださいね。酒粕の甘酒は、米麴に比べてネガティブなイメージが持たれがちですが、酒粕も発酵食品ですので、米麴と同等の健康効果が期待できます。

甘酒の主な栄養素とは?

Mindmap Brainstorm Idea · Free photo on Pixabay (128816)

酒粕・米麴どちらも発酵食品の一種。発酵させることでビタミンや酵素などの栄養素が生まれ、体にとても良い効果を与えてくれます。以下にその主な効果をまとめてみましたのでご覧ください。

【甘酒に含まれる主な栄養素】

・ブドウ糖
・食物繊維
・ミネラル
・必須アミノ酸
・ビタミンB1、B2、B6、B12
・葉酸
・イノシトール
など

甘酒がもたらす効果とは?

Question Mark Hand Drawn Solution · Free photo on Pixabay (128817)

上記にご紹介した栄養素が、私たちの体にどのような影響を与えてくれるのかについて詳しくご紹介しましょう。健康に良い効果から美容に良い効果まで甘酒を飲むメリットはたくさんありますよ!

①美肌効果が絶大!アンチエイジングやニキビ対策まで

女性に特におすすめしたいのが甘酒が持つ美肌効果!甘酒に含まれるビタミンB2の効果により、皮脂の代謝を促し、余分な老廃物を排出することで、ニキビや肌荒れを予防することが出来るんです。お肌の代謝が良くなるだけでなく、血行が良くなりますので、目の下のクマや肌のくすみも改善することが出来ます。

さらに、甘酒に含まれるビタミンセラミドコウジ酸は、シミの原因となるメラニンの育成を抑える作用がありますので、シミ予防も期待出来ます。もちろん、シミの原因となるメラニンの育成が抑えられれば、憧れの美白を手にすることが出来ますよ♡ほかにもアミノ酸ビタミンには、コラーゲンを作る効果がありますので、お肌の保湿効果にもなります。お肌が適度に保湿されていれば、肌のハリを保つことが出来、しわ予防にもなりますよね。

②ダイエット効果も!便秘解消や代謝促進におすすめ

美肌効果だけではなく、女性にはダイエット効果も見逃せませんよね。米麹甘酒には、砂糖が一切含まれておらず、お米を発酵させる段階で生成されるブドウ糖やオリゴ糖の自然な甘みで作られています。

このオリゴ糖には、腸内環境を整える作用がありますので、便秘解消効果が期待できます。溜まっていた老廃物が排出されれば、自然に代謝も上がり、痩せやすい体へと変化するでしょう。

また、ダイエット中で甘い物を控えている方にも、これらの自然な甘さを感じることの出来る甘酒は、罪悪感を感じずに飲むことが出来ると言えますね。

③頭皮の健康に効果的♡薄毛・抜け毛・美髪対策に!

甘酒に含まれるアミノ酸が、体の代謝を促すことにより、全身の血行不良が改善されますので、頭皮の血流が良くなります。それにより、毛根にも十分な栄養がいきわたるため、加齢による薄毛予防にも効果的です。

さらに、年齢と共に、髪のパサつきや乾燥が気になる方も、甘酒に含まれている豊富なビタミンB群が皮脂代謝を促してくれますので、頭皮が健康的になり、必然的に美しい髪を手に入れることが出来るのです♡これは女性にとって嬉しいですね。

④アレルギー予防にも効果がある

現代人の多くは、あらゆるアレルギーに悩まされています。その代表的なものが花粉症食物アレルギーですよね。実は、これらのアレルギー予防や改善にも効果があるという研究データも残されており、非常に注目されている食材なのです。

花粉症の場合、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れることで起こると言われていますが、甘酒の持つ腸内環境を整える作用により、アレルギー症状を改善する効果が期待できるのです。

また、食物アレルギーについても同様で、アレルギーの原因となる「たんぱく質の未消化」を改善する「分解酵素」が甘酒には含まれていますので、腸内に未消化のままたんぱく質を残してしまうという現象を予防することが出来るのだそうです。これにより、食物アレルギーを予防・改善することができるのです。

ただし、これらの効果は個人差があり、飲みすぎてしまうと、逆に他のアレルギー反応を起こしてしまったという例もあるそうですので、十分注意しましょう。

⑤疲労回復に役立つ!

冒頭でもお伝えしたとおり、江戸時代の人は、お正月の飲み物というより、夏バテ防止のために甘酒を飲んでいたという歴史が残されているほど、甘酒には疲労回復効果が期待できるんです。

疲労回復に効果のある栄養素と言えば、アミノ酸ですが、甘酒の酵素作用により、このアミノ酸が吸収されやすくなり、体に必要なエネルギーにすぐ変えることが出来るのです。そのため、疲労回復、特に夏バテに効果が期待出来るというわけなんですね。

⑥高血圧予防にも!

私たちの血液中には、「アンジオテンシンI」というホルモンが含まれているのですが、塩分の多い食事をとったり、ストレスを感じていたり、肥満だったりすると、『ACE(エース)』という酵素が働きだしてしまいます。すると、このACE酵素の影響により、アンジオテンシンIが、体に悪影響を及ぼす「アンジオテンシンⅡ」に変わってしまいます。

このアンジオテンシンⅡは、血管を収縮させる働きがあり、老廃物を体の外へ排出させにくくしてしまうのです。そのため、人は高血圧になってしまうのですが、実は甘酒に含まれているペプチドという成分が、アンジオテンシンⅡに変わってしまうのを防ぐ効果があるのです!

これにより、血圧の上昇が抑えられ、高血圧の予防につながるというわけです。高血圧が気になる方には是非おすすめですよ♡

⑦がん予防にも効果的!

甘酒に含まれる食物繊維が腸内で分解されると、短鎖脂肪酸という成分を生み出します。この短鎖脂肪酸は、大腸粘膜や腸管などの活動のエネルギー源となり、活発に働くことでがんに対する免疫が付くと言われています。

また、豊富な食物繊維により、便通が整い、排便時に発がん性物質も一緒に排出してくれる働きもあるのです。そのため、最近では、がん予防にも効果があると見られています。特に玄米を原料とする甘酒が、これらの効果を高めてくれるというので、積極的に摂取したいものですよね。

⑧コレステロール排出作用がある

甘酒には、コレステロールを排出する作用があり、コレステロール値の高い食べ物を控えると同時に体の中から排出することで、コレステロール値を下げる効果が期待出来ます。日ごろから食べ物にばかり気を遣ってしまいますが、コレステロールというのは、体内で作られているものがほとんどなので、これらを排出することが出来れば、自然とコレステロール値を下げることが出来ますね。

⑨精神疾患にも効果的

意外にも、甘酒にはうつ病などの精神疾患の改善にも役立つことが分かっています。不眠症やうつ病など現代人の主な精神疾患の原因の1つは、腸内に増殖する悪玉菌にあることが分かっています。

悪玉菌が増殖すると、便秘や肥満の原因だけでなく、精神不安や不眠、うつ病などを引き起こしてしまうのだそうです。甘酒を飲むことで、酵素パワーや豊富な食物繊維により、腸内環境が整い、善玉菌を増やすことが出来ると、これらの精神疾患の改善にもなるのだそうです。

また、セロトニン・別名「幸せホルモン」を増やし、精神を安定させる作用も期待できますよ!

⑩認知症の進行抑制効果も!

米麹甘酒に含まれるフェルラ酸は、アルツハイマー型認知症の進行抑制効果・予防効果が期待出来るということが分かってきました。これからの日本は、少子高齢化となり、認知症患者数も増加する傾向にありますので、少しでも予防することが出来たら嬉しいですね。

甘酒は目的によって飲み方が異なる!

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甘酒は、だいたい1日に200ml(コップ1杯)を毎日摂取することで、効果が得られると言われています。低カロリーな飲み物ではありますが、飲み過ぎてしまってもそれ以上の効果が得られるわけではないので、注意してくださいね。

また、目的別で飲むタイミングも変わってきますので、以下に詳しくご紹介します。

◆ダイエット目的なら朝に飲むのが効果的♡

前述したとおり、甘酒には基礎代謝をアップさせる働きがあるため、ダイエット目的で飲む方は、朝起きて飲むのが効果的です。甘酒の糖分は、素早くエネルギーに変わる特徴もありますので、朝食の代わりに飲むのも良いでしょう。

ダイエット目的で飲む場合は、酒粕よりも米麹甘酒がおすすめ♡酒粕甘酒だと、アルコールと砂糖が含まれていますので、逆効果となってしまいます。気を付けてくださいね。

◆疲れを取りたい人は寝る前に飲むのが効果的♡

疲れを取りたいという場合は、夜眠る前に程よく温めた甘酒を飲むのがおすすめです。温かい甘酒を飲むことで、体温が一時的に上昇し、下がったときに眠りにつきやすくなります。
また、甘酒に含まれる疲労回復成分や栄養成分により、寝ている間も疲れを癒してくれますので、続けて飲めば、翌朝のスッキリ感が違うはずです。

ちょっと寝つきが悪いなと感じたり、寝てもあまり疲れがとれないという方は1度やってみてください。

◆美容&健康目的なら夜に飲むのが効果的♡

甘酒に含まれるアミノ酸やビタミンB群など、肌荒れ予防や肌の保湿に効果を発揮してくれます。そのため、お肌のターンオーバーとなる夜に飲むのがおすすめ♡私たちが寝ている間に、体が栄養を吸収し、その栄養を肌や体のあらゆるところへ届けてくれるため、美容や健康目的であれば夜に飲むのが効果的ですね。

甘酒が苦手な人にもおすすめしたいレシピ8選

Strawberry Dessert Strawberries · Free photo on Pixabay (128819)

甘酒の味って、好きな人と嫌いな人に分かれますよね。甘酒のタイプによっても、アルコールの有無のなどにより味が異なりますが、これだけ美容・健康に効果があると言われると、これまでちょっと苦手だったという人も試してみたくなったはずですよね。

そこで、甘酒が苦手な人にもチャレンジしやすい、様々なレシピをご用意しました。ダイエット中のヘルシーおやつから、夕食のおかずになりそうなものまで様々です。そのまま飲むのに飽きてしまったという方も、是非チェックしてみてくださいね。
米麹甘酒に豆乳を加えただけのシンプルドリンク。レンジで温めれば、豆乳の甘さが引き立つ美味しい甘酒が完成します!

米麹特有の粒々も、ミキサーにかけて潰して飲むことも出来るので、比較的初心者向けのレシピかなと思います。
豆乳と甘酒は相性抜群!今度はプリンで戴いちゃいます♡甘さを抑えたデザートなので、ダイエット中でも安心。とても簡単に作れるので、子供のおやつにも良さそうですね。
ダイエット食として今注目の「もち麦」を使ったレシピ。茹でたもち麦と甘酒、キャベツの千切りを入れてレンジで加熱するだけ!

簡単&ヘルシーなのに、もち麦効果で満腹感も得られます。これは忙しい朝ごはんにぴったりですね。
こちらはプリンではなく、豆乳と甘酒を使ったゼリーのレシピ。寒天で固めるだけなので、手軽に作れるのも魅力。よく冷やして暑い夏に食べたら、夏バテ予防になりそうですね。
こちらも暑い夏におすすめな甘酒のカキ氷。甘酒の甘ったるさが苦手な方も、カキ氷でなら食べやすいと思います。ヒンヤリ冷たく、甘酒パワーで疲労回復、夏バテ予防にもなりますね♡
豆乳と野菜を使った甘酒スムージー。ミキサーがあれば簡単に作れるので、朝ごはんや小腹の減ったおやつタイムにもおすすめ♡

甘酒だけでなく、カボチャやサツマイモの栄養も摂取出来、美容にとても良さそうです。秋の味覚を堪能したい方は是非作ってみてください!
見た目もおしゃれな栗を使った甘酒スイーツのご紹介です。
甘酒をそのまま飲むより食べやすく、手軽に作れることから子供のおやつやママのランチ会のデザートにも使えそうですね。
味噌と甘酒に豚肉を漬けて焼いたレシピ。ボリューム満点なので夕食にぴったり♡甘酒感はあまりないので、苦手な人にもおすすめです。パパも満足してくれそうですよね。

漬け込む際はビニール袋などを使うと、洗い物が少なくて済みますよ!甘酒の持つ酵素パワーで、豚肉の旨味が凝縮され、とても美味しく食べられます♡

まとめ

Running Runner Long Distance · Free photo on Pixabay (128935)

いかがでしたか?甘酒の持つ様々な力は、美容やダイエットだけでなく、体の健康・心の健康にも影響を及ぼすことが分かりましたよね。
因みに、米麹甘酒の方が健康的なイメージが強いのですが、酒粕甘酒も同じように健康や美容に効果があり、最近では酒粕入りの保湿剤なども発売されていますので、匂いが気にならない人は是非お試しくださいね。

甘酒が苦手な方も、今回ご紹介したレシピを参考に、飲みやすい・食べやすい料理を作って、甘酒パワーを積極的に摂取しましょう♡どんな時も体が資本ですから、いつまでも元気で美しくあるために、普段の生活に甘酒を取り入れてみて下さいね。