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兄弟喧嘩にうんざりのママ必見!兄弟喧嘩が激減!ママのストレスもスッキリ解消する方法を伝授

兄弟喧嘩にうんざりのママ必見!兄弟喧嘩が激減!ママのストレスもスッキリ解消する方法を伝授

2017年6月5日 公開

兄弟喧嘩にイライラして、怒ってしまったことはありませんか?でも、怒鳴ったばっかりに子どもが泣きだしてしまい、うんざりしたことのあるママさんも多いのではないでしょうか。どうして子どもって兄弟喧嘩をするのでしょう。なぜ上の子は下の子に優しくできないのでしょう?今日は、兄弟喧嘩をスッキリ解消して、仲良し兄弟に導くための秘訣を伝授します。

イライラのもと、ママがうんざりしてしまう兄弟喧嘩はなぜ起こる?

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兄弟喧嘩にうんざりしているママ、兄弟喧嘩に悩む必要はありませんよ。
なぜなら、兄弟喧嘩は、兄弟がいるからこそできる喧嘩です。今、一人っ子が多いこの時代に、喧嘩ができる兄弟がいることは幸せな事です。

筆者は、20年間保育の現場で働いてきました。
兄弟がいない子どもは、大人の中で育つため、何でも自分の思い通りになることが多いようです。ところが保育園の集団生活の中に入ると、思い通りにならないことばかり。そんな現実にイライラを募らせ、大爆発させてしまう場面をたくさん見てきました。

喧嘩に慣れていない子は、ちょうどいい喧嘩ができないのです。
その点、兄弟がいる子は上手に喧嘩ができます。日々の生活の中で起こる、兄弟喧嘩の経験があると、「これ以上やったらまずいな」という頃合いが分かるのです。頃合いが分かれば、やり過ぎてしまうことがなく、仲直りすることもできます。
子どもの成長にとって、喧嘩は大切な過程です。喧嘩をすることで、傷ついたり、悲しかったり、辛かったりする気持ちが分かるようになり、成長と共に、喧嘩をしなくても良い解決方法を探そうとするようになるのです。

一人一人、考えていることや思っていることは違います。例え子どもでも、です。だから、意見が違ったり、思い通りにいかないことがあれば喧嘩になるのは当然なのです。しかも、兄弟なら遠慮がないからなおさらです。
兄弟喧嘩が起こるのは、当たり前のことなのです。兄弟喧嘩をするのは、ちゃんと成長している証なのです。

兄弟喧嘩の原因は上の子のせいだと思うのは大間違い!間違の修正で、兄弟喧嘩は激減

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それでもやっぱり、兄弟喧嘩ってイライラしますよね。でも、イライラするからって、怒ってばっかりじゃ、兄弟喧嘩の解決にはなりません。

気付いてください。兄弟喧嘩をしている時、「お兄(姉)ちゃんなんだから優しくしなさい」「お兄(姉)ちゃんなんだから、我慢しなさい」「お兄(姉)ちゃん、やめなさい」なんて言ったりしていませんか?

かくいう私も、数年前までは、長男に対してとにかく我慢をさせていました。そして、叱るのも長男に対しての方が多かったのです。そんなかかわりをされた長男がどうしたか。彼は、私の見ていないところで、弟をいじめるようになったのです。見ているところで喧嘩をすれば、自分が怒られることを知っているので、隠れていじめるようになってしまったのです。
そのことに気づいた時の衝撃は、本当に辛くて、情けなくてたまりませんでした。でも、そんな長男にしてしまったのは、母親の私だったのです。

気付いてください。兄弟喧嘩の原因はママである自分なのかもしれないことを!

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このままでは、長男はろくでもない大人になってしまう。そして、私自身も子育てに失敗した情けない親になってしまう。こんな自分をなんとかしたい、そして、長男の心の歪みをなんとかしたいと学び始めたのが「アンガーマネジメント」でした。

アンガーマネジメントは、私の希望の光でした。今の状態から抜け出せるかもしれないと思えたからです。でも、一方で兄弟げんかを引き起こしたり、意地悪な長男の性格を作り出していたのは私自身なんだと痛感したものでもありました。なぜなら、兄弟げんかの原因も長男の意地悪も、すべて私の怒りのコントロール不足によるものだったからなのです。
ただ、その怒りの感情さえコントロールできれば、今の状態を改善できるということに気づくことができたことで、私のアンガーマネジメントの取り組みに意欲が湧きました。

もし、兄弟喧嘩にうんざりしたり、兄弟喧嘩にイライラしたり、兄弟喧嘩にストレスを感じているなら、自分の長男長女へのかかわりを振り返ることが解決の糸口になるかもしれません。

兄弟喧嘩はママが怒りの感情をコントロールすることで解決する?

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兄弟喧嘩は、ママが怒りの感情をコントロールすることで必ず解決できます。なぜなら、ママが怒りの感情をコントロールして長男長女に関わることで、彼らのストレスが減るからです。彼らは、ママからの怒りの圧力に委縮し、大きなストレスを抱えているのです。
怒りの性質に、「強いものから弱いものへ流れる」「矛先が定まらない」というものがあります。
兄弟ゲンカにイライラするから、長男長女の意地悪に腹が立つから、と、自分の怒りを自分で制御できずに子どもにぶつけてしまうことを続けていてもその状況は変わらず、永遠にイライラが続いていきます。
強い存在であるママから受けた怒りを、彼らは弟、妹へとその矛先を変えて八つ当たりをするのです。強い立場の相手に、投げ返すことができない怒りは、矛先を変えて自分より弱い弟や妹へぶつけるしかないのです。それが長男長女が下の子に意地悪をする最大の理由です。
さらに、弟妹は、兄姉からぶつけられた怒りを投げ返すことができず、保育園、幼稚園、小学校に持って行って、自分より弱い相手に投げつけます。このようなネガティブな怒りの連鎖は、いじめの始まりにもなりかねません。

つまり、兄弟喧嘩は、ママが怒りの感情をコントロールし、上の子に対する態度を変えることで解決できるのです。

ママが怒りの感情をコントロールして兄弟喧嘩を減らす方法

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では、どうやって怒りの感情をコントロールすればよいのか?

そこは重要ですよね。
ここでは、アンガーマネジメントのテクニックを使って、怒りの感情をコントロールする方法をお伝えしましょう。
なぜ、怒りの感情がコントロールできないのかというと、衝動のコントロールができていないことが原因です。衝動のコントロールができていないと、腹の立つ出来事やイライラする出来事が目の前で起こったときに、反射的に言いかえしたり仕返をしたりしてしまいます。

でも、仕返しをしたとして、最初に腹を立てた出来事は解決するでしょうか?反射的に、解決方法を考えもしないで仕返しをしても、決していい方向には進みません。

怒りの感情をコントロールするためには、出来事に対して反射的に反応しない、つまり、衝動をコントロールすることが大切になってきます。なぜなら、人間は腹の立つ出来事が目の前で起こって、怒りの感情がピークに達するまでの時間は長くて6秒だと言われているからです。

つまり、6秒たてば落ち着くということです。6秒間やり過ごして、落ち着くことができれば、怒りに振り回されて怒り過ぎることなく、冷静に対応できるようになるのです。

ママが怒りの感情をコントロールして、兄弟喧嘩を減らすためには、衝動のコントロールをして、反射的に叱り飛ばさないことを意識してみましょう。

兄弟喧嘩を解決!ママと子どもが一緒にできる衝動コントロールのテクニック

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衝動をコントロールするとは、腹の立つ出来事に反射せず6秒間やり過ごすということです。この6秒間をやり過ごすために、超簡単にできるアンガーマネジメントのテクニックを紹介しましょう。

呼吸リラクゼーション

このテクニックは、ゆっくりと深呼吸をするテクニックです。誰でも簡単に、場所を選ばずできるテクニックです。鼻からゆっくり息を吸って、口からゆっくり息を吐いてください。これを3回ほど繰り返して行うことで、簡単に6秒間は過ぎ去ってしまいます。注意してほしいことは、このテクニックを使ってリラックスルするという気持ちで取り組むことです。腹の立つ出来事を悶々と考えながら深呼吸しても意味はありませんからね。
怒っている時は、呼吸が浅くなり脳に酸素がいかなくなってしまいます。ゆっくり深呼吸をして脳に酸素を送り、リラックさせてあげることで、落ち着くことができますよ。

カウントバック

腹の立っていることから、意識をそらせるために「頭を使って考える」ことをします。カウントバックとは、その名の通り、数を引いていくテクニックです。100から1に向けて数を数えていく方法です。ただし、慣れてしまうと簡単に数えられてしまうので、少しアレンジを加えてみましょう。例えば、100から3ずつ引きながら数えてみる、とか、英語で数えてみる、とかです。カウントバックのテクニックを使うことで、脳を働かせ腹の立つ出来事を考えずにすむわけです。しばらく数を数えることに意識を集中することで、一呼吸おくことができますよ。


そして、このテクニックは子どもにも簡単にできるので、子どもがイライラしていたら、親子で一緒に落ち着くために試してみてください。

カウントバックについては、小さな子どもには少し難しいかもしれません。その時は、「親子で一緒に6まで数える」だけでOK。数を数えた後「じゃ、言いたいことを言ってみて」と声をかけてあげましょう。
これらのテクニックを使って、衝動のコントロールを意識するだけでも、ガミガミ怒ることは減ってくるでしょう。ガミガミ怒ることが減れば、子どもの心も穏やかになり、喧嘩をする回数も必ず減ってきます。
一呼吸おくことができていれば、きっと、大声で叫ぶことはないですよ。

兄弟喧嘩が激減!ママにしてほしいことは「伝え方」を変えること

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さらに、兄弟喧嘩を激減させるためにしてほしいことは、今までとは違う「伝え方」を意識するということです。怒りの感情をヒートアップさせず、衝動をコントロールして、脳の働きが正常な状態になったら、「自分の怒りやイライラの感情をどう言葉にすれば、子どもに伝わるだろうか?」ということを考えてください。
アンガーマネジメントは、未来志向で伝えることを大切にします。過去は変えられません。子どもがしてしまった兄弟喧嘩の事実は消えないのですから、そこにこだわっても仕方がありません。「いい加減にしなさい」「何でいつも喧嘩ばかりするの」と、叫ぶだけでは問題は解決しませんね。
それよりも、これからどうしてほしいのか、つまり、今後、兄弟喧嘩を減らすためにできることは何なのかを伝えることを大切にしましょう。
では、どうやって今までとは違う方法で伝えれば良いのでしょう。

親が変われば子も変わる「相手を責めない伝え方」こそ、兄弟喧嘩を減らす方法

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相手を責めない伝え方は、「おまえが」「あなたが」「きみが」と言う、相手を主語にした伝え方ではなく、「私は」を主語にした伝え方です。

「私(お母さん)は、残念だわ。兄弟喧嘩をする前に、自分がどうして怒っているのかを伝えてほしいわ。お互いに腹が立つこともあるのは当たり前だけど、喧嘩をせず解決できる方法を探してみようよ」
という感じです。
もう一度言います。大切なのは「私は」を主語にするということ。
そしてその後、自分の気持ちを伝えます。「残念だ」「悲しい」「情けない」「辛い」などです。怒りたくなったときの自分の気持ちです。喧嘩ばかりして残念だ。お互いになじりあっている姿を見て悲しい、情けない、辛い、というような気持ちを伝えます。
最後に、今後、どうしてほしいか、という欲求や、解決方法を一緒に見つけていこうという、提案などを伝えてみてください。
これが、子どもを責めることなく、自分の気持ちと欲求を伝える方法です。

まとめ

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いつも、大声を出して怒っていたのに、いきなり怒り方、伝え方を変えることはなかなか難しいかもしれませんが、アンガーマネジメントのトレーニングだと思って取り組んでみてください。

この方法で、私の子育ては大きく変わりました。
長男の次男に対する言葉使いや態度が、徐々に変わってきたことを実感しているからです。
諦めず、コツコツと続けてみてください。

必ず兄弟喧嘩は必ず激減し、子育てのストレスはスッキリ解消することでしょう。