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《子育てタクシー》気になる料金や利用方法&口コミ情報など徹底調査してみました!

《子育てタクシー》気になる料金や利用方法&口コミ情報など徹底調査してみました!

2018年5月12日 公開

陣痛タクシーは結構知られてきた昨今ですが、子育てタクシーってご存知ですか?子育て中のママや小さいこどもとのお出掛けや送迎にとっても便利なんですよ。子育てタクシーについて口コミも含めて詳しく調べてみたのでご紹介します!

子育てタクシーってどんなもの?

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一般社団法人である【全国子育てタクシー協会】のドライバー養成講座を受講した運転手が乗務し、こどもやその保護者、妊婦さんにやさしいタクシーのことをいいます。
2017年の年末の時点での30都道府県の148社に2030人の登録ドライバーがいるのだそうです。
養成講座では子どもの救命救急に加えて、子育て支援を学んだ上、保育園などで実習もあるといいます。

【子育てタクシー】という言葉は全国子育てタクシー協会の登録商標なので、子育てサポートなどの違う言葉で、同様のサービスを行っているタクシー会社もあります。

子育てタクシーの料金

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料金体系は、タクシー会社によって違うということを頭に入れておきたいところです。
時間制で1時間でいくらと決まっている場合もあれば、通常の運賃と変わらないという場合もあります。
また、チャイルドシートを用意してもらう場合、運転手を指名する場合など別途料金がかかる場合もあるので、利用したいサービスに対して運賃以外の料金がかかるかということもチェックしておく必要があります。

例として関東地域の2社ご紹介してみます。

東宝タクシー

基本的には通常の運賃と変わらない金額と考えていいようです。対象は横浜市鶴見区全域となっています。

■送迎料310円+初乗り730円=スタート1040円~

これに加えてオプション料金がかかってくることになります。
チャイルドシートが必要な場合は500円かかります。
ひよこコースというコースに登録する場合は、登録費用に3000円かかります。
加えて、タクシーを降りて目的地まで付き添ってくれるサービスを利用すると15分で1000円必要となります。

日の丸交通株式会社

こちらはコースごとに違いがあるので、間違えないように確認しておいた方がいいようですね。
乗車地または降車地のどちらかが、東京23区・武蔵野市・三鷹市に該当していれば利用が可能です。

*こうのとりコース・ふくろうコース:通常の運賃と変わりません。

■送迎料310円+初乗り410円=スタート720円~

*カンガルーコース・ひよこコース:走行距離と時間、ドライバー指定料で変わります。

■1時間あたり10km未満の場合:最初の1時間4,650円
(※10km未満で1時間を超える場合は、以後30分毎に2,110円の加算)

■1時間あたり10km以上の場合:メーター料金+子育てタクシードライバー指定料(1,030円)

チャイルドシートは1台目は無料ですが、2台目510円、3台目1020円、4台目1530円と2台目から費用がかかります。ジュニアシートの場合は無料となっているようです。

子育てタクシーの利用(登録)方法

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まずはお住いの地域を対象としているタクシー会社を探すところから始めることになります。
そして、希望のタクシー会社がみつかったら、そのタクシー会社の登録方法に従いましょう。
ホームページにて登録ができるタクシー会社も多いので、ホームページを確認して入力フォームを利用して登録します。
登録は無料というところも多いですが、登録料金が発生するものもありますから、しっかりと確認しておきましょう。
登録内容は、連絡先や氏名、こどもに関する情報など基本情報を登録しておくことになります。

とにもかくにも、利用したいタクシー会社を探すことから始めましょう。

子育てタクシーってどこでも使えるの?

Question Mark · Free vector graphic on Pixabay (117172)

残念ながら、登録方法でも申し上げた通り、どこでも使えるということではないんです。
全国各地に子育てタクシーやそれに似たサービスを行っているタクシー会社はありますが、お住いの地域や目的地が対象地域でなければ利用することは難しいといえます。

全国子育てタクシー協会に【加入しているタクシー会社がない地域】をピックアップしてみます。

関東:群馬県
信越・北陸:富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県
近畿:兵庫県、和歌山県
中国:鳥取県、島根県、岡山県
四国:徳島県、高知県
九州・沖縄:福岡県、熊本県、大分県

これだけの地域で全国子育てタクシー協会に加入して運営しているタクシー会社がないということになります。
全国子育てタクシー協会に加入していなくても、子育てタクシーに似たサービスを行っているタクシー会社はあるようですから、一概に上記の地域の方は利用できないとも言い切れませんが、探し当てるのには少々時間がかかるかもしれませんね。

子育てタクシーの検索方法

Google Www Online Search · Free photo on Pixabay (117175)

子育てタクシーを利用したいと思い立ったら、まずはタクシー会社を選ぶことが先決とご紹介してきました。検索する方法は確認しておきたいですよね。
まずは↓のリンクへ飛んでみてください。そちらで全国子育てタクシー協会の全国エリア別タクシー検索ができます。
他にも子育て支援のタクシーサービスをしている業者を、いくつかピックアップしてみましたので検索の参考にしてみてください。

*子どもサポートタクシー:第一交通
*キッズタクシー:日本交通、株式会社国際興業大阪、三和交通
*子育て支援タクシー:石川県タクシー協会、岩手中央タクシー
*こどもタクシー:大稲自動車(福岡)※新規登録中止中(2018.5.11現在)

検索のキーワードとしては【こども タクシー】でいくつか発見できます。お住まいの地域の名前も加えて検索してみるといいかもしれませんね。

子育てタクシーはどんなことで利用する?

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子育てタクシーをどんなタイミングで利用するの?というところですが、例として全国子育てタクシー協会のコースをご紹介してみます。
子育て支援で行われている各タクシー会社のサービスも似ている部分もあるので参考にしてみてください。

全国子育てタクシー協会に加入しているタクシー会社で利用できるコースは4つあります。

①かんがるーコース

このコースは、ママとこどもの外出の際に利用できるコースです。
病院に行ったり、買い物に行ったり、幼稚園の送迎など、さまざまなお出掛けのシーンで利用できます。要望すれば、ドライバーさんが玄関先まで荷物やベビーカーを運んでくれるというサービスもあるようです。
ママと小さなこどものお出掛けは荷物も多いですし、移動は本当に大変です。そんなときにはぴったりなコースですね。

②ひよこコース

このコースは、こどもがひとりで利用するためのコースです。
あらかじめ保護者が予約をして、通園通学、通塾などのひとりでの移動を助けてくれます。例えば『急な用事でお迎えの時間に間に合わないから、子育てタクシーにお迎えを頼み、おばあちゃんの家に送ってもらっておく』ということが可能ということになります。
送迎先、担当ドライバーなど事前にしっかり打ち合わせができ、送迎が終わったら電話連絡ももらえるので安心です。

③こうのとりコース

このコースは、妊婦さんが利用できるコースで、いわゆる陣痛タクシーといっていいでしょう。
出産予定日や出産予定の産院を登録しておいて、いざというときの移動手段に利用することができます。

④ふくろうコース

このコースは、夜間の急な発熱などで病院に行きたいというときに利用できるコースです。

小さいこどもは夜間に高熱になるということも少なくなりませんよね。救急車を呼ぶようなことでもないけど、自分で運転して連れて行くということも難しいというようなときに登録しておくと病院まで送迎してくれます。
また、突然の出来事によるこどもだけの移動にも対応してくれているので心強いですね。

子育てタクシーの口コミはどう?

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子育てタクシーの口コミを調べてみて気になった口コミをいくつかご紹介します。

■こどもの自信になった!
送迎にこどもだけでタクシーになるというのは、こどもにとっての自信にもつながるようです。初めてタクシーにひとりで乗るというのは大人でもちょっと勇気がいることだったりしますよね。自分だけで大人みたいにタクシーに乗ったんだと思うと誇らしい気持ちになるようですね。

■子育ての先輩ママがドライバー
タクシー会社によっては女性を子育てタクシーのドライバーにしているというところもあるようですし、ドライバーさんは男性ばかりではないようです。小さな赤ちゃんを連れてお出掛けをしてければならないママとしては、ドライバーさんが女性で先輩ママさんだったので気兼ねなく乗ることができてよかったという声も見かけました。

■相性があう(信頼できる)ドライバーに当れば・・・
特にこどもだけで乗ってという場合にはやっぱり不安はつきものです。相性のあう信頼できるドライバーでなかった場合には安心してこどもを任せられないという声もありました。
ドライバーを指定することができる場合もあるので、信頼できるドライバーに当ったらその方にその後お願いできるようにするといいかもしれませんね。

■車内の臭いがやっぱり気になる
車内は禁煙とされているタクシーも多くなってきましたが、たばこの臭いが気になったという声もありました。こどもや妊婦さんの場合たばこの臭いはやっぱり避けたいところではありますね。


いい面も悪い面もありますが、利用する際には綿密に打ち合わせをして利用することとなるでしょうし、ドライバーさんも研修を受けている方ですのである程度信頼をして利用するというところでしょうかね。

子育てタクシーのメリット&デメリット

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子育てタクシーを利用するメリットとしてあげられるのは、やはりドライバーさんがしっかりと研修を受けていて、子連れやこどもだけ、妊婦さんへの対応を学んでいるという点でしょう。
それから、こどもだけでの移動にも利用できるシステムがあるという点もあります。そして、保険による保証も充実しているので安心して利用できるという点でしょうか。
どうしても送迎が難しい、誰にも頼めないというような状況になったときに十分に頼りになるのではないでしょうか。

子育てタクシーにデメリットがあるとしたら、全国各地どこでもあるわけではないという点がまずあげられます。全国子育てタクシー協会に加入しているタクシー会社が近隣になかった場合は、そのサービスに似たサービスをしているタクシー会社を一から探す必要がありますから、気軽にというわけにはいかないかもしれません。
また、思い立ったときにすぐ利用できるというものではなく、事前登録や予約が必要であるということです。チャイルドシートを利用したいという場合やこどもひとりでの移動の場合の打ち合わせなど時間に余裕をもっていなくてはならないという点もデメリットにあげられるかもしれません。

まとめ

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子育てタクシーについてご紹介してきましたがいかがでしたか?

いろいろ面倒な準備は必要ですが、【移動手段に困っている】【こどもだけでなんとか習い事に行かせたい】【見守りやお手伝いを頼みたい】など困っているママにとってはとてもありがたいサービスではないでしょうか。

事前に利用できる子育てタクシーや似たサービスをしているタクシー会社がないか調べる必要もあるし、利用登録もしなくてはなりません。面倒なことかもしれませんが、利用してみる価値はありそうですね。

子育てタクシーも味方につけて、移動や送迎の不便を解消できるといいですね!