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離乳食からアレルギー対策!予防法とアレルギーっ子のための代替食品

離乳食からアレルギー対策!予防法とアレルギーっ子のための代替食品

2017年1月5日 公開

こどものアレルギー対策をしていますか?離乳食の時から少しずつアレルギー対策を行うだけでも健やかに過ごす事が出来ます。そこで今回は、離乳食から出来るアレルギー対策として予防法と代替食品について調べてみました。覚えておくだけでも便利なアレルギー対策をしっかりと確認してみましょう。

離乳食とアレルギーの関係って?

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離乳食の時期がきたから離乳食を食べさせているというだけは良くありません。せっかくなので離乳食についてもしっかりとしっておきましょう。
離乳食のタイミングが早すぎた場合には、赤ちゃんの成長に合っていない食べ物を与えてしまう事になります。この状態が引き起こされてしまうと、アトピーやアレルギーという症状を引き起こしやすくなってしまうので注意が必要です。

西原式と呼ばれるものでは、アトピーやアレルギーを防ぐためにも1歳までは母乳やミルクを与えるというものがあります。これは、離乳食の時期が早すぎる言った問題も多くあります。

次に、離乳食が遅くなってしまったらどうなるでしょうか。今は学会での論文が出ている段階ですが、開始が遅い場合には2歳あたりでのアトピーや喘息(ぜんそく)の可能性が高くなるとされています。

このように離乳食とアレルギーは非常に関係性が強いものと考える事が出来ます。

家族がアレルギー体質の場合は要注意!

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家族にアレルギー体質の人がいる場合にはこどもにも注意が必要です。
アレルギー体質は遺伝する傾向がるので、統計的に見るとアレルギーを引き起こしやすい状態と言えます。
片方がアレルギーで片方が健康の状態との比較でも、両親がアレルギーの場合の方が発症しやすいとされているのです。どちらかの場合でもアレルギー体質の遺伝の可能性があるため、しっかりと対処しておく必要性があります。
アレルギーは100パーセント遺伝的な病気ではなく、育った生活環境の影響も大きいため、必ず発症するとも限りません。また、両親が鼻炎であっても子どもには食物アレルギーが発症するなど、アレルギー疾患の種類や原因アレルゲンは必ずしも親子で共通するとは限りません。
必ず、親のアレルギーがそのまま引き継がれるという事ではありません。アレルギー体質そのものの遺伝なので、何にアレルギーが出るかはこどもの体質次第なのです。

アレルギー予防のためにできること

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近年では、アレルギーを抱える子供が5年間で約2倍程度まで増えてきているそうです。
食物だけではなく、花粉症やアトピーといった体に出てくる症状まで幅広いものが当たり前となってきました。
清潔思考や、抗生物質の多様、化学物質での環境変化などが増加の原因と考えられているようですが、このような事がある以上しっかりと予防をしておかなくてはいけません。 

アレルギーは完全に防げなくても、予防をおこなうだけでリスクを下げる事が出来ます。特に乳幼児期と呼ばれる頃はしっかりと予防が必要です。
1) 予防のための食物抗原の摂取制限は妊娠中、授乳中、離乳食を
   含めて無意味である。離乳食の開始時期を遅らせないようにしよう。
2) 経皮感作の予防:湿疹の予防治療。
    *保湿をしっかりしよう。   *乳酸菌、ビフィズス菌の使用。
3) 早期から始める湿疹の治療:保湿剤、ステロイド軟膏による外用療法。
4) 湿疹の再発予防:プロアクテイブ療法。
発症の予防としてこれらの方法があげられます。
食物アレルギーの予防として、スキンケアを行うという方法があります。
湿疹やアトピー性皮膚炎などで肌が荒れていると、空気中にある食物の成分が体に入ってしまうそうなのです。体質によっては空気中の食物の成分によってアレルギーが出やすい状態になってしまうそうです。
今も研究がつづけられている部分ではありますが、肌荒れを減らすだけでも子供には良い効果ですよね。予防の一つとして行ってみるようにしてみましょう。

アレルギーの原因になりやすい食材

最も原因になりやすい食材は
・鶏卵
・乳製品
・小麦
とされています。これらの食物アレルギーの場合は3歳程度には半数の子供が治っている事が多いものです。6歳程度になると80%の子供が食べられるようになるので気にしすぎないで問題ありません。

食べられるようになったかを確認するために食べるのではなく、定期的に特異的IgE抗体検査というものを受けるようにしましょう。食物アレルギーであったとしても、アナフィラキシーショックが引き起こされないという保証はどこにもありません。
また、この検査の結果をみて食べられるようになったかを確認するという方法で行います。
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学童期から成人期になって初めてあらわれる食物アレルギーの場合は治りにくく、長く続くことも少なくありません。このような食物アレルギーの主な原因食物は、甲殻類、果物類、魚類、そば、ピーナッツなどです。
治りにくい食物アレルギーが見つかるケースも少なくありません。検査はとても重要な事なのです。
原因となっているものが子供個人で違うので、必ずしも食べられないというわけではありません。また、いつから・どのていど食べられるのかというのも個人差が大きく出る部分です。あまり神経質にならず、食品を避けながら検査を行って食べられるようになったら摂取させるという方法を考えていきましょう。

アレルギーかどうか確認する方法

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大人であってもアレルギーにはとても苦労しますよね。
そんなアレルギーがあるかどうかを確認する方法に
◆血液検査
◆スクラッチテスト
◆パッチテスト
◆食物除去試験
◆食物負荷試験
というものがあります。
これらの検査は小児科・皮膚科・アレルギー科で受ける事が出来ます。一番身近にある小児科で受けられるのはありがたいですね。

血液検査はもっとも一般的な方法として知られており、採血してアレルギーを引き起こすIgE抗体の数値を確認します。血液内にあるIgE抗体をそれぞれのアレルゲンの種類に合わせて数値を調べる事である程度の特定が出来るものです。
スクラッチテスト

赤ちゃんの背中や腕の皮膚に、スクラッチ針で出血しない程度の傷をつけ、そこにアレルゲンと疑われるエキスを1滴ずつ垂らして、皮膚の反応を見ます。

皮膚が赤くなれば、アレルギーの可能性があります。スクラッチ針で傷つけた箇所は痛みもほとんどなく、跡も残りません。

パッチテスト

アレルゲンのエキスを小さな紙に染みこませ、それを腕などに貼り、時間を置いて皮膚の反応を確認します。スクラッチテストと同様、赤くなればアレルギーの可能性があります。
皮膚でアレルギーの有無を調べる方法はこの2種類が主流となっています。
食物除去試験と食物負荷試験ですが、除去試験の場合はアレルゲンを疑われている食べ物を1~2週間程度食べないようにして過ごします。アレルギー症状が緩和された場合には、アレルゲンの可能性がある食べ物を特定できます。
これには、ママも一緒になって食べないようにする必要があるので注意しましょう。

負荷試験は除去試験の逆で、アレルゲンの可能性のある食べ物を摂取して症状の有無を確認します。これにはアナフィラキシーショックの可能性も否定できないため、医師の指示のもと行うようにしてください。
自分の判断で突き止めるために摂取させるという事がないようにしましょう。

ご紹介した検査を複数行う場合や、単体で特定するなど病院の方針によって違うので医師に確認してみてくださいね。

もしアレルギーなら医師の指示に従い除去などの対策を

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アレルゲンの特定が出来たら、医師の指示に従って治療がはじまります。基本的にはアレルゲンとなっている食品を避けて引き起こされないようにする方法が行われます。
また、アレルゲンに触れて症状が出てしまった場合には抗アレルギー薬などを使って症状の緩和が行われます。

もうひとつの治療方法として専門医師が管理して、経口免疫療法という治療方法があります。
今でも研究がおこなわれている方法ですが、量を調節しながらアレルゲンである食べ物を摂取して耐性をつけていくものです。リスクなどの説明をしっかりと受けてから治療に臨みましょう。

これらの治療方法は全て医師の指示による方法です。自分で行うとリスクのあるものが多いので必ず、受診した病院の医師の指示に従ってください。赤ちゃんによって一番良い治療方法が見つかる事を願っています。

もしもの時は代替食品も利用してみよう

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できるだけで良いので家族で同じものを食べたいなどの想いから様々な食品を探している人も少なくはありません。似たような食事にしていてもやはり子供だけ違うというのも寂しいですよね。
そんな時に便利なのが「代替食品」です。
「代替食品」
・ クリーム系の料理・・・ルウはすりおろした芋で代用、アレルギー用マーガリン
  やアレルギー用ルウなども利用
・ 洋菓子の材料・・・豆乳やココナッツミルク、アレルギー用ミルクで代用
〇他の食品でカルシウムを補おう!・・・アレルギー用ミルク、調整豆乳、小松菜、桜エビ、
                        ひじきなど
代替食品としてはこれらのものが考えられます。出来るだけ見た目を損なわずに同じようなものを食べるのには便利なものが多いので覚えておきましょう。

代替食品を調べてみよう

アレルギーなどでどうしても食べられないものが多い場合には、代替食品をしっかりと調べて食事に取り入れていく事が大切です。代替食品を調べてみましょう。
ひどいアレルギーによって給食などが食べられないで苦労するケースも少なくはありません。しかし、代替食品を使う事で回りの子供達と同じような食事を摂取する事が出来ます。下記のサイトにも詳しく載っているので参考にしてみてください。

主なアレルギー症状

食品で引き起こされるアレルギー全般での症状は
◆皮膚や粘膜症状
◆呼吸器症状
◆消化器症状
◆全身症状
があります。このような幅広い症状があるのですが、食べた食品によって症状の出方に違いがあります。
代表的な3つの食品である、卵・乳製品・小麦についてご紹介します。

卵アレルギーの症状

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いずれの場合も症状には個人差が出てくる事には注意して下さい。
卵アレルギーの場合ですが
・かゆみ
・湿疹
・蕁麻疹
・目のかゆみ
・充血
・鼻づまり
・くしゃみ
・喉のかゆみ
・咳
・鼻水
というものがあります。これらの症状は体調不良の時や風邪のときなどにも出てくるため、非常に見分けがつかないケースがあります。症状が出てくる前に何をして、何を食べたのかを考える事で発見しやすくなります。

乳製品アレルギー

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乳製品でのアレルギー症状は
・蕁麻疹
・目や口唇の腫れ
・喘息
・嘔吐
・下痢
・腹痛
・咳
・呼吸困難
・血便
・アトピー性皮膚炎
などがあります。乳製品に含まれているたんぱく質によって引き起こされる症状が一般亭です。成分の違いで大きく症状が変わる点も注意してみてください。

小麦アレルギー

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小麦で引き起こされるアレルギーとしては
・吐き気
・嘔吐
・腹痛
・下痢
・便秘
・蕁麻疹
・かゆみ
・充血
・くしゃみ
・鼻水
・鼻づまり
・咳
などがあげられます。ひどい症状が出た場合には呼吸困難が引き起こされるケースも少なくはありません。

アレルギー症状が出てしまったときの対処法

アレルゲンの食品を摂取したあとに2時間程度で症状が出てきます。個人差は出てきますが、冷静に対処が出来るようにしっかりと覚えておきましょう。

アレルゲンが分かっている場合には、医師の診断を受けている事が多いのであらかじめどのように対処すべきなのか医師と相談して決めておきましょう。症状が軽症~中程度の場合の対処としては
・症状の変化をよく観察する
・食後30分以内ならば吐かせる(超えている場合は吐かせない)
・主治医からの薬を飲ませる
・1時間は最低でも観察して後日受診する
・治まらない場合は医療機関に緊急で受診する
といった方法があります。
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血圧が下がる、意識を失うなどのショック症状があらわれたときには緊急に対応し、できるだけ早くアドレナリンを筋肉注射する必要があります。医療機関に連絡し、救急車を利用して速やかに受診するようにしてください。
以前に引き起こした事のある人ならば、アドレナリン自己注射薬が処方されるケースがあります。持っている場合は使っていきましょう。
蕁麻疹などが出た場合には、活発に動いているとかゆみが強くなってしまいます。
出来るだけ安静にさせて過ごしましょう。症状が強くつらい場合には冷水で冷やしたタオルを患部に当てる事で緩和する事があります。

お風呂に入る場合には、熱いお湯につかったり、タオルでこすり過ぎたりしてしまうと悪化してしまいます。
出来る事ならばぬるめのシャワーで済ませましょう。
お風呂あがりには掻くと悪化するため、爪を短くしておく必要があります。

まとめ

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いかがでしょうか。
食品でのアレルギーは落ち着くケースも多くあります。しかし、アナフィラキシーショックが一番危険なので対策をしておく事や原因の特定はしておくのが良いでしょう。
こどもが毎日何をしていて、何を食べていたのかを記録しておくと特定のきっかけになるので便利です。是非参考にしてアレルギーと向き合ってみてくださいね。