共働き家庭の家事分担は北欧諸国に学べ!今すぐできる家事分担改革の5つのポイントとは?

共働き家庭の場合の家事分担率をご存知でしょうか。なんと日本は世界的に見ても最も家事育児をしない国という調査結果が出ているのです!一方で、家事分担率が高いのは北欧諸国。共働き家庭が8割も超えている北欧では、どのようにして家事分担を行っているのでしょうか。今回は、共働き家庭における家事分担についてご紹介します。

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2018/02/18 公開 | 3411 view

共働き家庭の家事分担は北欧諸国に学べ!今すぐできる家事分担改革の5つのポイントとは?

共働き家庭のリアルな家事事情とは?

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女性の社会進出が進み、現在では専業主婦世帯よりも共働き世帯の方が上回る程、年々増加傾向にある日本。そんな、共働き世帯での家事分担はどうなっているのでしょうか?

ある調査によると、共働き家庭の理想の家事分担率は「夫50%妻50%」であるのに対し、現実はなんと「夫10%妻90%」という回答をした人が約3割にものぼる結果となりました。
「男女平等」と謳っている日本社会ではありますが、現実はまだまだ「女性=家事育児をするもの」という考えが根付いているという印象を受けます。

共働き家庭の妻のホンネとは?

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家事分担の満足度についてのアンケート調査では、共働き家庭の妻の35%は「満足していない」と回答しており、そのうちの60%が「夫に今よりももっと家事を分担して欲しい」と回答しています。

つまり、共働き家庭の妻のホンネは「家事分担率が不平等である」と感じているのです。確かに、我が家も共働き家庭ですが、家事育児は全て妻である私の仕事です。たとえ、私が仕事で夫がその日お休みであったとしても、仕事から帰った私が料理やお風呂掃除、洗濯物の取り込みから片付けまでを行います。仕事で忙しい・疲れているという夫の気持ちも十分理解できますが、家事育児だって立派なお仕事だという認識をもっと世の男性に持って欲しいと思います。

日本の男性の家事参加率はワースト1!

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日本よりもっと共働き家庭が多い諸外国に目を向けてみましょう。38カ国を対象にした家事分担率を見てみると、なんと日本は夫の家事率は18.3%と最も低く、ワースト1位という不名誉な結果となりました。
ワースト2位のチリは24.3%なので、日本はダントツで最下位という事です。夫の家事分担率が2割にも達していないのは日本のみで、世界各国と比べても特異な状況と言っても良いでしょう。

ちなみに、上位はスウェーデンが最も多い42.7%。次いでメキシコが41.1%、アイスランド、デンマークが40.1%となっています。4割を超える夫の家事分担率を誇る北欧諸国は、言わずもがな「住みやすい国」「子育てしやすい国」としても有名ですよね!日本人女性からすると、なんとも羨ましい結果です。

何故日本人男性は家事をしないのか?

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何故日本人男性の家事分担率は、ここまで低いのでしょうか。その背景にあるのは「日本ならでは」の慣習や考え方が関係していると思われます。以下に、主な2つの原因をまとめてみました。ご覧ください。

①仕事の拘束時間が長い

日本人男性の家事・育児の分担率が極めて低いのには、男性の勤務時間の長さが関係していると思われます。男性の週当たりの平均勤務時間は47.8時間。それに対して女性の場合は20.2時間ほどであるというデータもあります。男女平等と言いつつも、やはり「男は仕事、女は家庭」という観念が非常に強いため、残業や休日出勤などを強いられる男性は、必然的に勤務時間が長くなってしまうのです。

また「勤勉国家」である日本特有の文化も影響しているとも言えるでしょう。こうしたことから、諸外国に比べ、男性の育児休暇の取得や時短ワークが困難となっているようです。そのため、やむを得ず妻に保育園のお迎えを頼み、育児・家事全般をお願いするような家庭が増えてしまっているのかもしれません。

②古くからの慣習が根強い

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