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話に聞く「赤ちゃんの音楽」はクラシックが良い!それはホント?

話に聞く「赤ちゃんの音楽」はクラシックが良い!それはホント?

2017年1月16日 公開

赤ちゃんに音楽を、特にクラシックを聞かせると良い影響があると聞きますが、本当なのでしょうか?赤ちゃんにどんな影響があるのか、クラシック以外の音楽は良くないのか、どんな曲をどんなタイミングでどのくらいの音量で聞かせるのが良いのか、とても気になるので知らべてみました。

赤ちゃんだって音楽が大好き♪

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赤ちゃんは皆、音楽が大好きなんです。これは胎児の頃から始まっていると言われています。妊娠20週目・6ヶ月に入る頃からはっきりと音を感知するそうなので、この頃から音楽を聞かせてあげると赤ちゃんも楽しめるようです。羊水の中に居る胎児には低音の方が良く聞こえるそうなので、低音のゆっくりした音楽が良いようです。

生後間もない赤ちゃんが口をブーブー鳴らしたり、あーうーと色んな声を出したりするのも、音楽を楽しんでいる始まりだと言われています。生後9ヶ月頃になると音楽に合わせて体や手足を動かして踊ったり、音楽に合わせて声を出したりするようになります。

このように早い時期から赤ちゃんは音楽を楽しんでいるんです。

「テレビはダメ」と言うけど…音楽は良いの?

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テレビは赤ちゃんに良くないと言われていますが、具体的には「言語発達の遅れが出る」と調査結果が出ています。これはテレビがついていると一緒に居る大人の言葉数が減り、話しかける時にもちゃんと赤ちゃんの顔を見ていないことが多くなるのでコミュニケーション不足から言語発達の遅れが出てしまうようです。

画面のない音楽にはコミュニケーション不足になるようなマイナス要素はなく、またお互いの顔を見ながら一緒に音楽を楽しむことでコミュニケーションをとれるのでテレビと音楽は赤ちゃんへの影響が全く違っていて「テレビは良くないけれど音楽は良い」ということになります。

赤ちゃんをあやしながら!音楽を聴くのはダメ?

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赤ちゃんをあやしながら音楽を聴くことはダメではありません。ママがその音楽の方に夢中になってしまったり、赤ちゃんに適さない音楽でなければ大丈夫です。その音楽を聴くことでママがリラックス出来れば、その気持ちが伝わって赤ちゃんもリラックス出来るのでとても良いです。

では、赤ちゃんに適さない音楽とはどんなものでしょうか?
まず1番気を付けないといけないのは音量で、大音量の音楽は赤ちゃんの視神経にダメージを与える可能性もあります。激しい音楽や爆発音を含むものも赤ちゃんが驚いてしまうので良くありません。長時間、聞き続けるのも控えた方が良いでしょう。

赤ちゃんにクラシックが良い!それは本当?

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「赤ちゃんにクラシックが良い」「特にモーツアルトが良い」という話は、本当でも嘘でもないようです。クラシックでもモーツアルトでも赤ちゃんに聞かせるのに向かない曲もあり、クラシックよりも赤ちゃんに聞かせるのに向いてる曲もたくさんあります。

赤ちゃんに向いている音楽は、スピーカーから流れるものよりもパパやママの生の歌や生演奏の楽器の音です。童謡のような明るくて優しい音楽が赤ちゃんに良い影響を与えます。クラシックが赤ちゃんに良いと言われているのは演奏する楽器の種類が多いことが理由のようで、たくさんの楽器の音色を聞くことは赤ちゃんの発達に良い影響を与えると言われています。

「赤ちゃんの気分に合わせた音楽」を聴かせてあげよう♡

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これは大人も同じだと思いますが、眠い時には眠りやすい音楽を、踊りたい時には踊りやすい音楽を、その時の気分に合った音楽を聴きたいですよね。また目覚めた途端にテンションが高過ぎる音楽も戸惑う気持ちになるかも知れません。赤ちゃんがお気に入りだからと同じような音楽を繰り返しかけて放置せず、赤ちゃんの様子や反応を見ながら相談してあげて下さいね。

夜に眠る時の音楽だけは同じものにした方が良いようです。赤ちゃんはその音楽を聴くことで「夜になった」「今から眠るんだ」と知ることが出来ます。この時の音楽は何かの曲ではなく、パパやママの子守歌の方が赤ちゃんは嬉しいようなので、可能ならば歌って聞かせてあげて下さい。

寝ない赤ちゃんを眠らせる!そんな魔法のような曲があるの?

子守歌として有名な『ゆりかごのうた』のオルゴールバージョンに、時々「寝息の音」は入っています。赤ちゃんは、この寝息の音が大好きで安心して自分も眠れるので、とても効果的です。

ディズニーメドレーのオルゴールバージョンです。優しい音色が眠りを誘い、パパやママも聞き慣れた曲なので楽しめるのではないでしょうか?また赤ちゃんが大きくなった時、一緒にディズニー映画を観た時に「この歌、知ってる!」と言われたりすると何だか嬉しくなりそうです。

クラシックのピアノ演奏の子守歌集で、赤ちゃんの眠りを誘う穏やかな曲が続きます。一緒に聞いている大人の方が先に寝てしまいそうなくらいリラックス出来るので、パパもママもゆったりした気持ちで聞けますね。

赤ちゃんに音楽を聴かせる際の音量は?

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赤ちゃんに聴かせる音楽の音量はあまり大きくない方が良いようです。大きな音は赤ちゃんの耳や脳に悪影響を及ぼす可能性もあるので特にご注意下さい。赤ちゃんにとって心地良いのはBGM程度の大きさだと言われています。大人が音楽を楽しむ感覚とは違い、普通の大きさの話し声が聞こえるくらいの大きさを意識すると良いのではないでしょうか。

赤ちゃんに音楽を聴かせるのは良いことですが、赤ちゃんひとりでスピーカーから流れる音楽を聴かせ続けることは良くないと言われています。誰かと一緒に音楽を楽しむことが良いことなので、赤ちゃんとのコミュニケーションの邪魔になってしまうほどの音量は大き過ぎると考えれば良いと思います。

赤ちゃんに音楽を聞かせえる時!「イヤホン・ヘッドホン」はあり?

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赤ちゃんにイヤホンやヘッドホンを使って音楽を聞かせることが良いのか悪いのか、断言は出来ませんが良くない可能性の方が多いようです。ヘッドホンで音楽を聞かせると赤ちゃんの耳に届いている音量がどのくらいなのか把握出来ないので『ヘッドホン難聴』になる可能性があります。ヘッドホン難聴とは、騒音性難聴の中の1種で『大きい・周波数が高い・長い時間』音を聞くことが原因で起こる症状で、鼓膜に傷を付けてしまうので注意が必要です。

またヘッドホンで音楽を聴くということは赤ちゃんがひとりで音楽を聴くことになるので、やはりおすすめは出来ません。赤ちゃんに良い音楽とは、誰かと一緒に楽しめることなので「ヘッドホンは、なし」が良いでしょう。

赤ちゃんを「素敵な音楽」に沢山触れさせてあげよう♪

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赤ちゃんが好む音楽とはどんな音楽なのでしょうか?
一般的には、ピアノやオカリナなどの優しい音色の楽器で演奏された音楽やオルゴールの音色だと言われていますが、やはり赤ちゃんにも好みがあり生活環境も異なるので全員が同じ好みだとは言えません。出来るだけ多くの種類の音楽を聴かせてあげて、赤ちゃんの好みの音楽を探してあげるのが1番良いと思います。赤ちゃんが心地良さそうで、楽しそうになる音楽が、その赤ちゃんにとっての「素敵な音楽」なのです。

出来るだけ多くの種類の音楽を聞かせてあげることが、赤ちゃんにとって良いことです。素敵な音楽に出会えるように色んな音楽に触れさせてあげて下さいね。

まとめ

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赤ちゃんに音楽を聴かせると、とても良い影響が期待出来ます。クラシックに限らず、その赤ちゃんが喜ぶ音楽を選んであげましょう。また赤ちゃんだけで音楽を聴くことは余り良くありません。パパやママも一緒に音楽を楽しみましょう。赤ちゃんにとって1番良い音楽はパパやママの歌声なんです。一緒に楽しみながら歌うことが本当に赤ちゃんが喜ぶ音楽との関わり方なんです。