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初めての育児起こりやすい危険な事故の防止と応急手当について!

初めての育児起こりやすい危険な事故の防止と応急手当について!

2017年2月10日 公開

赤ちゃんから9歳までの子どもの死亡原因の第1位は、不慮の事故です。 死亡に至らなくても事故は日常生活で多発しています。 初めての育児でどうすればいいのかわからないママも多いはず。 事故防止の認識、親の気配りが大切になってくるので起こりやすい事故とその原因や事故防止方法、家庭でできる応急手当てについてわかりやすくまとめてみました。

0歳児に多い窒息死

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0歳児の事故死の8割以上は不慮の窒息が原因です。
窒息の多くは、食物によるものやベッド内で起きています。
柔らかい布団や枕、タオル、ガーゼやよだれかけなどに口をふさがれたり、吐いた食べ物をのどにつまらせたりして窒息する事故が多発しています。
ここでの事故防止ポイントは、ベッド内にはタオルやぬいぐるみなど置かず、寝ている時はよだれかけを外して口や鼻がふさがることがないようにしてあげましょう。
うつ伏せ向けに寝かせるのも窒息の事故へと繋がるのでやめましょう。
また、寝返りをうってうつ伏せになり、窒息しないようにちゃんと見といてあげましょう。

1歳から4歳児で増える溺死

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お風呂場で親が数秒目を離したすきに溺れていたり、浴槽に浮かぶおもちゃを取ろうとして転落してしまう事故があります。
入浴時以外でも一人で浴室へ入って溺れていることもあります。
こうならないように入浴後の浴槽の水は、2歳になるまでは抜いておくようにしましょう。
そして、入浴中は子どもから目を離さないようにしましょう。
入浴の際に首に巻く首浮き輪が、目を離した隙に外れていて溺れるという事故も頻発しているみたいなので首浮き輪をしているから溺れないというわけではありませんので注意しましょう。
お風呂場以外でも洗濯機や洗面器による事故も多く、小さな子供はバケツや洗面器などのわずか10cmの深さの水でも溺れてしまいます。
バケツや洗面器の水がどんなに少なくても子どもを1人にしないようにしっかりと注意してみてあげましょう。
家以外でも夏季にはビニールプールや海や川で遊んでいてちょっと目を離した隙に溺れてしまうという事故が起きています。
水辺は必ず大人が付き添って子どもから絶対に目を離さないようにしましょう!!

窒息したり溺れたときの応急手当

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胸骨圧迫(心臓マッサージ)

声をかけながら足の裏を叩いても反応がなく、呼吸停止や異常の場合は、ただちに胸骨圧迫による心肺蘇生を開始します。
幼児の場合は片手で、乳児の場合は指2本で胸の真ん中を胸の厚さの約三分の一の深さまで強く圧迫します。
1分間に少なくても100回のテンポで繰り返し行います。

気道確保・人工呼吸

頭を後ろへそらして、あご先を持ち上げて気道を確保して幼児は鼻をつまんで口から口へ、乳児は口で鼻と口を一緒におおい、約1秒間胸がふくらむまで息を吸い込みます。
30回の胸骨圧迫と2回の人工呼吸を繰り返します。

異物を吐かせる

子どもが1歳未満の場合は、腕の上に下向きでうつ伏せにして背中を数回強く叩き、次にあおむけにして胸の真ん中を強く圧迫してこの2つの方法を繰り返します。
1歳以上であれば後ろ向きに抱き上げてコブシをおへその上の胃のあたりにあてて素早く押し上げます。
この方法は1歳未満に行ってはいけません。
口の中に指を入れて取り出そうとしたりすると、異物がさらに奥へ入ってしまうことがありますので注意しましょう。

AED(自動体外式除細動器)

心臓に電気的な刺激を与えて正常なリズムを取り戻すための機器で、人の集まる多くの場所に設置されています。
AEDが届いたらその音声ガイダンスに従って操作してその後、ただちに胸骨圧迫と人工呼吸に戻り、以後2分おきに繰り返します。

転落・転倒による事故に注意しましょう。

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寝返りをうつようになるとベビーベッドやソファなどから転落する事故が多くなります。
階段やベランダからの転落、発育や成長によりテーブル下のまく板を足蹴りしてハイチェアごと後方に転倒したり、立ち上がって転落することもよくあります。
ベッドから離れるときは必ず柵を立て、スライド式の場合は一番上まで上げましょう。
転落してもケガ をしないように床に座布団などを敷いておきましょう。
階段には、必ず安全マークのついたベビーガードを設けたり、ベランダや階段の近くには踏み台になるようなものは置かないようにしてなるべく近づけないようにしましょう。
子ども用のハイチェアは、一人で座らせたままにしないで乗り降りは必ず大人がさせてあげましょう。

やけどによる事故にも注意しましょう。

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熱いストーブに触ったり、電気ポットやアイロン、加湿器などの蒸気に触れてやけどする事故も多いです。
電気あんかや湯たんぽなどによって長時間皮膚の同じ場所に接していると低温やけどを起こすこともあります。
子どもがテーブルクロスを引っ張って高温の飲み物やカップめんなどをひっくり返してやけどすることもあります。
蒸気の出る器具は、なるべく子どもの手の届かないようにして子どもが寝たら電気あんかや電気カーペットの電源は、切るようにして低温やけどを防ぎましょう。
子どもが引っ張らないようにテーブルクロスの使用はやめましょう。
コンセントにおもちゃやヘアピンを突っ込んだり差し込んだりして感電することもあります。
保護者は必ず子どもをみてやけどをしないように守ってあげましょう。

やけどしてしまった時は…

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皮膚が赤くなった程度のやけどの場合は、範囲が小さく赤くなった程度ならまずは、流水で十分に冷やして痛みがとれれば清潔なガーゼなどで覆うようにしましょう。
やけどの範囲が広い時は、氷を入れたビニール袋や冷たいタオルで冷やしながら、救急車で病院へ連れて行きましょう。
湯たんぽやカイロなどで比較的温度の低いものに長時間触れてできた低温やけどの場合は、小さくても皮膚の深くまでやけどが進行していますので、冷やしながらすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。

様々な誤飲事故にも注意が必要!!

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床やテーブルに置かれた錠剤や、洗剤、化粧品など舐めたりする事故が多いです。
薬品類は、子どもの目に触れない場所や手の届かない場所に置くようにしましょう。
異物を飲み込む事故では、お菓子の包装紙やタバコ、シール、ポリ袋などを口に入れる例が多くみられます。
物をつかんだり、なんでも口に入れたりする生後5か月ごろから1歳までの時期は、特に赤ちゃんが誤飲しないように物を整理して口にしないような環境を心がけましょう。
食べ物によるのどをつまらせる事故も多く、3歳未満の子どもにはピーナッツなどの硬い豆類は与えてはいけません。
こんにゃくゼリーものどにつまらせる危険が高く、あめ玉の大きさや乾燥したベビー用のおやつにも注意しましょう。

誤飲の際の対応ポイント

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直径39mmの中を通るものは、赤ちゃんの口に入ります。
子どもが誤って何かを飲み込んだときは、水や牛乳を飲ませ、吐かせるのが原則。
しかし、異物によって対応が違うこともあります。
タバコは、何も飲ませずにのどの奥を刺激してすぐに吐かせて至急病院へ。
ボタン電池や金属製品は、何も飲ませずに吐かせないで至急病院へ。
ボタン電池は、成分が漏れ出すことがあるので病院へ急ぎましょう。
金属製品は医師の指導を受けて便とともに排泄されるのを待ちます。
除光液や灯油、ガソリンなどは吐いたものが気管に入り、肺炎等を起こすことがありますので吐かせずに病院へ。
大部分の医薬品等は水や牛乳を飲ませてのどの奥を刺激してすぐに吐かせて病院へ。

いざという時にあわてないために準備と心構えが大切

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もしも事故が起きてしまったら、まず気持 ちを落ち着けて行動しましょう。
いつでも相談できる主治医をつくり、緊急時の連絡先などがすぐにわかるようにメモをしておきましょう。
母子手帳や保険証、診察券はひとまとめにしていつでも持ち出せるように準備しておき、ある程度の現金や小銭を一緒にしておくのも便利です。
そして、普段から救急箱の中に不足している物や期限切れの物がないか点検して三角巾や包帯、消毒液やガーゼを用意しておくと便利です。
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まとめ

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赤ちゃんや小さい子どもの起こりやすい事故について注意するべきことをしっかりとパパやママが把握して必ず危険な事故から防げるように事故の原因や応急手当についてお分かりいただけましたか?
初めての育児でわからないことや不安がいっぱいなパパもママもあわてずに落ち着いて正しい対処方法を行って赤ちゃんや小さい子どもを事故から守りましょう!!
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