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子どもと一緒に歌いたい<春の歌>を保育士が教えます~親子で楽しい時間を過ごそう!~

子どもと一緒に歌いたい<春の歌>を保育士が教えます~親子で楽しい時間を過ごそう!~

2018年1月23日 公開

春の歌ってどんな曲があったっけ?保育士が、幼稚園や保育園で実際によく歌われている春の歌をピックアップしてみました!歌には子どもの成長にもたらす良い効果もたくさんあるんですよ。親子で楽しく♪春の歌を歌ってみましょう。

<春の歌>で季節の訪れを感じよう♪

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寒~い冬が過ぎ去ると、暖かい春がやってきます。春は新しいことが始まる季節。気持ちもワクワクしてきますね。

春の訪れをより身近に感じるために、お子さんと一緒に歌を歌ってみるのはいかがでしょうか?歌は、子どもに良い効果を沢山もたらしてくれるんですよ!

幼稚園や保育園でも実際に多く歌われている、子どもが大好きな春の歌をたっぷり紹介します。

歌が子どもにもたらす効果とは?

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歌を歌うことで、子どもの成長に良い効果が沢山あります。でも具体的にはどんなことがあるのでしょうか?

子どもとのコミニュケーションが取れる

子どもにとって歌うことは、とっても楽しいことです。ですから、パパやママと一緒に歌うということも、子どもにとっては一緒に遊んだりおしゃべりをすることと同じ位楽しいことなんです。

子どもとどんなふうに遊んだらいいのか分からないとか、言葉がまだ少なくてあんまりおしゃべりできない…なんて思っているパパママ、子どもとのコミュニケーションの手段としても、一緒に歌を歌うということは良いことなんですよ。

子どもがまだ上手に歌えなくても大丈夫!パパやママが一方的に歌ってくれるだけでも嬉しい気持ちになるし、同じ歌を繰り返し聞くことで、少しずつリズムや言葉も覚えていきます。

物の名前や言葉の言い回しなど会話する力を育てる

リズムに合わせて物の名前(単語)を聞くことで、物の名前も覚えやすくなります。また、歌の歌詞から言葉の言い回しも学ぶことができるんですよ。

例えばですが、『ぞうさん』という歌があります。

<ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね>

という歌詞から始まりますが、この一文だけで <ぞうさん> という単語が繰り返されてぞうさんという動物を覚えるきっかけになるし、 <おはな ”が” ながいのね> という一文では、”~が”という接続詞の使い方や、長いという言葉の意味を覚えることができます。

ちょっとした歌詞ですが、子どもが会話をする力を身に付けるのに効果的です。

お話が苦手な子どもも、歌を覚えて上手に発声することができるようになることで、少しずつ自信が身につき、自分の考えを表現する力が身についていきます。

脳の活性化

歌を繰り返し歌うことで、歌詞やリズムは自然に身についていきますが、これは脳が良く働いている状態。子どもの脳をよく活性化させて、成長の手助けをしてあげましょう。

リズム感を養う

リズムに合わせて歌うのですから、当然リズム感は養われていきます。1人で気持ち良く歌うのもいいのですが、ピアノの音やCD、テレビでも構わないので、伴奏に合わせて歌ってみても、リズム感が養われていきます。

手遊び歌などで体を動かしながら歌うことで、よりリズム感を養う効果が期待できますよ。

想像力・表現力の発達

歌には様々な歌詞がありますが、テレビのように歌の内容や場面が目の前に現れるわけではありません。自分で歌いながら、どんなシーンなのか想像して楽しんだりします。大人が教えなくても、自然と登場人物の感情を考えたりもしているのです。

子どもが成長してくると、歌にも声量の強弱や、早く・遅く歌ったりなどの表現を付けたり、輪唱を楽しんだりということもできるようになります。

想像力や表現力を育てるのにも、歌は適しているのです。

楽しく歌うことで気持ちを発散する

大きく息を吸い声を出すことで、自律神経を整えてリラックスさせる効果があると言われています。

子どもも大きな声で元気に歌うことで気持ちが発散され、ストレス解消につながります。大人だって、カラオケなどでたくさん歌を歌うとスッキリしますよね。

体調や天候などによってお家にこもりがちになったり、お友達と喧嘩したり、パパやママに怒られちゃったり…子どもにはストレスがないように思いますが、ちょっとしたことでも溜まったりするものです。

声を出して発散させてあげましょう。

程よい運動にもなる

お腹から声を出し腹式呼吸をすることで、程よい運動効果が得られます。血行が良くなり新陳代謝アップにもつながりますよ。

日本の四季を感じる

日本の歌には季節を感じる歌が数多くあります。春の歌はもちろん、その時期や季節に合った歌を選んで歌うことで、四季や行事などをより身近に感じることができます。

親子で楽しく歌いたい<春の歌>10選‼

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今回は<春の歌>でオススメの10曲をピックアップしてみました!

パパやママも聞いたことがあるような身近な歌が多いので、親子で楽しく歌ってみてくださいね。

小さな子どもも歌いやすい『チューリップ』

【童謡】 歌詞付き チューリップ【onward】

メロディも歌詞も簡単なチューリップの歌は、小さな子どもでも覚えやすく歌いやすい一曲です。チューリップの花も春にしか咲かない花ですが、お家の庭先でも植えている家庭も多く、とても身近な花です。赤、白、黄色…原色ではっきりとした色合いの花なので、子どもが見た目で覚えやすい・馴染みやすいという面からも、歌いやすいのかもしれませんね。

音階も『ド』の音から『ラ』の音までですので、お家にあるおもちゃのピアノなどでも簡単に弾くことができます。ママが弾いてあげて一緒に歌っても楽しそうです。

春の訪れを感じるなら『はるがきた』

【童謡】春がきた【歌詞】

寒くて辛かった冬が過ぎ去って、暖かい春がやってくると、なんだか嬉しい気持ちになります。『はるがきた』という歌は、そんな気持ちを表現するような楽しくて温かみのある歌です。

歌詞も<は~るがき~た~>を何度も繰り返すので、子どもも(あぁ、春が来たんだなぁ♪)と楽しい気持ちを実感できそうです。

春はやっぱりお花の季節♪『おはながわらった』

おはながわらった

春といえば、色んなお花が咲き始める季節です。お花がきれいに咲くと、なんだか笑っているみたいで嬉しい気持ちになりますよね。そんなお花の気持ちに共感できる一曲なので、歌っている子どもの感受性も豊かになりそうです。

暖かい季節に『ちょうちょう』を探しに行こう!

ちょうちょう【歌あり】童謡

『ちょうちょう』は実は春~秋まで見かける虫ですが、春になって増えてくると(暖かくなってきたなぁ♪)と、春の訪れを感じますよね。散歩にでかけてちょうちょうを見つけた時には、子どもと一緒に歌って楽しみたいですね。

輪唱してみても楽しい『かえるのうた』

🐸 カエルの歌 (輪唱)【Japanese Frog Song】♫

かえるの歌もチューリップ同様、『ド』の音から『ラ』の音までで歌うことができ、小さな子どもでも歌いやすい歌です。身近にいる虫ですし、覚えて一緒に歌いたいですよね。

『かえるのうた』は輪唱(おなじリズムの歌を、少しずらしながら繰り返し歌う方法)して楽しめる歌です。大きなお子さんも、パパやママと輪唱して楽しむと、コミュニケーションがとれて楽しそうです。

春の日差しの中で『さんぽ』を歌いながら出かけてみよう!

◆T3. さんぽ (となりのトトロ~) 秋山カズ オリジナル歌手は「井上 あずみ」さんですが 著作権の関係でUP出来ません。秋山カズさんの歌も大変人気があります。

映画『となりのトトロ』でお馴染みの曲です。春の暖かい日差しの中、散歩に出かけるときには是非一緒に歌ってみてください♪

<坂道~ トンネル~ 草っぱら~>現在では身近に少なくなってきたのもですが、歌いながら楽しく歩くと、いつもの道もワクワクしそうですよね!

パパやママも懐かしい⁉『めだかのがっこう』

めだかの学校  和島順子 Junko Kamishima

川の中にめだかがいる光景は、現代ではなかなか見かけることができない光景です。もしかしたらパパやママの世代でも見たことがないという方の方が多いでしょう。

ですが<めだかの学校は~ 川の中~>なんて、古い日本の風景があったんだな、なんて想像しながら歌うのもいいですよね。春は新学期が始まる季節でもあります。学校に行くのが楽しみになるような歌詞も、春にピッタリです。

年齢が上がったらちょっと難しい歌も『はるのおがわ』

【童謡】春の小川【歌詞】

チューリップやちょうちょうなどの歌が簡単すぎるようになった子は、『はるのおがわ』など少し難しい歌にも挑戦してみてはいかがでしょうか。昔の言葉を使った歌詞が難しいので、ママやパパと一緒に考えながら歌ってみるのもいいかもしれません。

幼稚園・保育園に入園するのが楽しみ!『せんせいとおともだち』

せんせいとおともだち 歌詞入り Teacher and friend

4月になると、初めて幼稚園や保育園に入園するお友達もいるでしょうし、進級して新しいクラスになるというお友達もいるでしょう。”新しいクラス”というのは不安もあり、4月のうちは子どもが泣きながら登園するという姿もよく見かける光景です。

少しでも早くクラスに馴染めるように、まずは「先生って優しいんだよ、楽しい人なんだよ」と教えてあげる意味でも、『せんせいとおともだち』を歌ってあげるのもいいかもしれません。先生のことが好きになれば、園に行くのがイヤー!!!と泣いていた子どもの気持ちも少しは変わるかも!?

新しい生活に期待を持たせたい『一年生になったら』

一年生になったら

春は別れの季節…そして始まりの季節でもあります。これから小学校へ入学するお子さんは、『一年生になったら』という期待を持っていることでしょう。小学校生活を楽しく充実したものにするためにも、この歌はオススメですよ。

春の歌はどんな時に歌ってあげる?

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春の歌を紹介しましたが、どんなシーンで歌ってあげたらいいのでしょうか?

子どもが興味を持った時に

歌を歌うのはいつでも構いません。遊びの中で、ごはんの前に、お風呂の中で、寝る前の子守歌で…それに、春を感じた時にも歌ってあげてもいいですね♪子どもが興味を持つようであれば、いつでも歌ってあげて下さいね。

散歩で春を探しに行くとき

春の季節を感じたいなら、やっぱり散歩がいいですよね。道端に咲いている花、虫、まだ少しだけ寒い風が吹く中で感じる暖かい日差し…五感で季節を感じながら、歌でも一緒に春を探して歩いてみましょう♪

こども番組と一緒に

Eテレなどで放送されている子ども番組は、季節に沿った歌を歌うことが多いです。子どもに1人でテレビを見せておくのではなく、時々で良いのでパパやママも一緒にテレビを見て、一緒に歌ってあげるといいかもしれませんね。

まとめ

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<春の歌>は季節を感じるだけでなく、子どもの成長に良い効果が沢山あることもわかりましたね。

暖かい季節を感じながら、親子で一緒に歌って楽しい時間を過ごしましょう♪
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