育児ストレス限界!今話題の「ワンオペ育児」とは?
「ワンオペ」とは、飲食店などの店舗を1人で回している状態、すなわち「ワンオペレーション」を略した言葉で、1人で家事や育児に日々奮闘するママ達のことを、「ワンオペ育児」と呼ぶようになりました。これは、インターネットを中心に普及し、メディアでも多く取り上げられるようになった、現代社会における子育ての深刻な問題の1つなのです。
このワンオペ育児は、決してシングルマザーに限ったことではありません。仕事で帰りが遅い・長期出張などでパパが育児に参加できない・またはしないような場合、ママがたった1人で育児と家事をこなさなければならない家庭が増えています。実家の祖父母にも頼れず、孤独な育児をしているママは、終わりの見えない「ワンオペ育児」に不安とストレスを抱えているのです。
実は多い「ワンオペ育児」ママ!
事実、日本の男性が、家事や育児に関わる比率というのは、諸外国と比べてとても低く、ワースト1位と言われています。まだまだ「男は働きに出るもの」「女は家庭を守るもの」という考え方が拭いきれていないんだなと言った印象です。女性の社会進出を応援する一方で、このような考え方では、育児・家事・仕事のすべての負担を女性ばかりが担うことになるので、安心して職場復帰をすることが出来ませんよね。
ワンオペ育児は何故注目をあつめているのか?
それは、様々な子育て環境の変化に原因があると思います。
例えば、昔に比べて核家族世帯が圧倒的に増えていること。昔は、祖父母と同居している家庭も多かったため、慣れない育児に奮闘するママをサポートしてくれるおじいちゃん・おばあちゃんがいました。しかし、最近は、多くの家庭が「父親・母親・子供」の核家族世帯。遠方に祖父母がいる場合は、特に周りの助けを得ることが出来ませんので、ママの負担が必然的に増えてしまうというわけです。
さらに、昔に比べると「共働き世帯」が増えていることも1つの要因です。共働き家庭なのに、ママばかりが育児・家事を負担することが多く、精神的・体力的にも限界にきているママが増えています。しかし、日本の育児や家事に対する古い考え方が根強く残っているがために、この辛さを周りから理解してもらいにくいというのが現状のようです。
ワンオペ育児ママ達の悲痛な叫び
「家の中のことはきちんとしろ!」って出来る限りやってますけど?子供の世話して家のことして毎日完璧求められても無理。
— ぐちぽん@サレ妻ワンオペ育児 (@guchipon0126) August 19, 2017
子供と一緒に昼寝すれば「楽でいいねぇ」って。こっちは夜中何度も起きて朝も5、6時から起きとんねん。
私の大変さ1ミリもわかってないくせに。#旦那の愚痴
ワンオペ育児だと「機嫌がいい時」=「家事をやらねばいけない時間」となってしまうから赤ちゃんを可愛いと感じる余裕がなくなるの、めちゃわかる。んでパパと遊んでめちゃ笑顔なのを見ると自分って上手く遊んであげられてないのかなって思う
— なぎさっと (@nagisatt) August 19, 2017
ワンオペ育児、ストレス溜まる…夫は一人気ままに遠出。誰と一緒なのかしらね…
— ayayan_2b (@2b_ayayan) August 19, 2017