妊娠中の体重増加はどれくらいが理想?太りすぎ&痩せすぎのリスクや体重管理するポイントも!

妊娠中の気がかりの一つが体重増加です。中には太りすぎ!と先生に怒られてしまう人もいますよね。そんな妊娠中の体重ですが、太りすぎはもちろん痩せすぎも良くありません。そこで妊娠中の理想の体重増加量を始め、太りすぎ・痩せすぎの場合、それぞれどんなリスクがあるのか詳しく紹介していきます。また上手に体重管理するための食事のポイントや、おすすめの運動方法も一挙公開!うまく体重管理を行い、妊娠中はもちろん出産時のリスクを減らしましょう。

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2019/06/04 公開 | 505 view

妊娠中の体重増加はどれくらいが理想?太りすぎ&痩せすぎのリスクや体重管理するポイントも!

妊娠中はなぜ体重が増えるの?

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妊娠中は赤ちゃんをお腹の中で育てるため、どうしても体重が増加してしまいます。ただ妊娠中の体重増加は赤ちゃんだけではありません。ではどんな理由があるのか、詳しく見ていきましょう。

赤ちゃんに必要不可欠な「羊水や胎盤」

妊娠すると赤ちゃんを育てるための胎盤や赤ちゃんを守り成長を促す羊水なども、体重が増加する理由の一つ。特に羊水は赤ちゃんが成長するにつれ、量も増えてきます。臨月になると、胎盤が約0.5kg・羊水が約0.5kgとこの2つだけで1kgにもなるのです。

妊娠によって増える「血液」

妊娠すると赤ちゃんに栄養や酸素を送り込む必要があることから、大量の血液などが作られます。その量は妊娠前の3~4割増し!臨月時には増えた血液や体液などの量は約2kgにも及ぶのです。血液などの増加も体重の増加に大きく影響しているのですよ。

赤ちゃんを守るためにつく「皮下脂肪」

妊娠すると赤ちゃんを外の刺激から守るため、お腹やお尻周りを中心に皮下脂肪がつきやすくなります。妊娠したら全体的に丸みを帯びるのは、赤ちゃんをためについた皮下脂肪が原因なんですよ。

この皮下脂肪が臨月時までに約2kg程度付きます。そのため胎児の約3kgを合わせると、臨月時は約8kg程度は体重が増えることになりますよね。

妊娠中理想の体重増加量は?

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太りすぎるとダメってよく言われるけれど、一体どれくらい増えるのが理想なの?とう思う人も多いですよね。体系によって、推奨体重増加数が違います。まずは肥満度を示すBMIの測定を行いましょう。

【BMIの測定方法】
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI指数

(例)体重:55kg・身長:160cmの人の場合なら、55÷1.6÷1.6=約21.5(BMI)

BMI指数がわかったら、以下の表からどれくらいの体重が理想かチェックしてみてください!

【BMIから見る理想の体重増加量】
・BMI:18.5未満(やせ型)…9~12kg
・BMI:18.5~25.0未満(普通)…7~12kg
・BMI:25.0~(肥満)…個別対応


普通体系の人でも、痩せ型よりの人は上限に近い体重、肥満気味の人は下限に近い体重が理想体重になります。またやせ型~普通体系の人は、1週間に約300~500g増が理想と言われているのですよ。

臨月までに増える体重と理想体重に差があるのはなぜ?

「妊娠中なぜ体重が増えるの?」で臨月までに増える体重は8kgに対し、理想体重の上限が12kgなのはなぜ?そう感じた人もいますよね。ではなぜ4kgの差が出ているのかというと、それは赤ちゃんを産み育てるママの必要エネルギーと考えられています。

長時間の陣痛に耐えられるだけの体力、出産後昼夜問わずお世話する体力がママには必要になります。この体力を補う部分が4kgに当たるのですよ。

妊娠中の太りすぎるとどんなリスクがある?

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