高齢出産の基礎知識①何歳からが高齢出産?
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年齢を重ねるごとに出産は大変になる、というのを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。「高齢出産」と言われる年齢は、具体的にはいくつからなのでしょうか。
✔︎ 「高齢出産」は一人目は35歳以上、二人目は40歳以上
一般的には一人目は35歳以上、二人目は40歳以上を指します。近年、晩婚化が進み初産の年齢が30歳以上、という方は珍しくありません。2015年における出生児の母親の平均年齢は、第一子が30.7歳、第二子が32.5歳、第三子が33.5歳(※)とあり、年々上昇傾向にあるそうです。
(※出典:内閣府「婚姻件数、婚姻率の推移」)
(※出典:内閣府「婚姻件数、婚姻率の推移」)
高齢出産の基礎知識②リスクが高くなる原因は?
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そもそも、出産には母親そして赤ちゃん共にリスクがあります。ではなぜ、高齢出産だとリスクが高くなると言われているのでしょうか。
✔︎ 年齢を重ねるごとに卵子も老化する
リスクが高くなる原因の一つは、年齢を重ねるごとに卵子自体が老化してしまうからです。卵子が老化すると、染色体異常が増加しダウン症の発症率が上がると言われています。このことにより、結果的に流産・早産・死産が増えてしまうのです。
✔︎ 病気にかかりやすくなる
年齢を重ねると、何かしら病気にかかってしまう機会が増えてしまいます。妊娠中は特に、子宮筋腫や子宮内膜症などの合併症にかかる確率も上がると言われています。
✔︎ 体力の低下
若い頃よりも疲れやすくなった、と感じる方は多いのではないでしょうか。妊娠中はもちろん、一番体力の必要な出産時に体力が衰えていると、出産自体が長引いてしまう原因に。また、産後の回復にも体力が必要ということも頭に入れておきたいですね。