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何故起こる?妊娠中の辛い便秘!快便に効くおすすめの食べ物は?

何故起こる?妊娠中の辛い便秘!快便に効くおすすめの食べ物は?

2017年1月27日 公開

妊娠中のトラブルは、つわりや浮腫みなど様々ですが、あまり人には言えないけれど便秘に悩まされている人も多い様です。何故妊娠すると便秘になるのか?便秘解消するには、どうしたら良いのか?などについてご紹介します。快便に効果的な食べ物や飲み物を積極的に摂って、辛い便秘を解消しましょう。

妊娠中の便秘は何故起こるの?

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妊娠すると、女性の身体は気づかぬ内に色々な変化をしています。赤ちゃんを授かり、幸せな気分にひたるのもつかの間、多くのストレスを感じやすくもなっていきます。
その一つが便秘。周りには言えないけど辛い便秘に悩まされているという妊婦さんは少なくありません。妊娠中の便秘には、様々な原因があるようです。妊娠週数によっても異なるので、詳しくみていきましょう。

1. ホルモンの影響が原因!

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妊娠すると体内のホルモンバランスに変化が現れます。代表的なものとして挙げられるのが、妊娠には欠かせない「プロゲステロン」の増加です。プロゲステロンは、別名「黄体ホルモン」「妊娠ホルモン」とも言われ、妊娠状態をキープする重要な働きがあるんです。

このプロゲステロンの増加により、体が栄養を蓄えようとするため、代謝が低くなります。そして、摂取した栄養を逃がさないために、胃や腸などの筋肉を緩めさせてしまうんです。これが便秘を引き起こす要因とされています。

2. ストレスが原因!

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特に妊娠初期は、怠さやつわりなど体の不調を感じやすく、常にストレスに晒されています。身体的にも精神的にも、過度なストレスがかかると、自律神経が乱れ始め、腸の動きにも悪影響を及ぼすと言われています。

3. つわりによる水分不足が原因!

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妊娠初期のつわりによって、あまり飲んだり食べたりすることが出来ないと、体内の水分量が失われ、便秘がちになってしまいます。嘔吐が酷い場合は余計に水分不足となるでしょう。
繊維質のものを食べると良いのですが、食生活に偏りが出てしまう時期なので、どうしても便秘になってしまうというわけです。

4. 妊娠中の運動不足が原因!

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妊娠初期は、つわりや身体の怠さで横になっている事も多いため、運動不足になりがちですよね。後期に入ると、今度はお腹が大きくなり、ちょっとの動作も大変になる為、必要以上に動かなくなってしまうものです。運動不足になると、腸の動きも悪くなりますし、筋肉も衰えていく為、便を排出する力も弱くなってしまいます。

5. 大きくなった子宮に圧迫されるから!

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妊娠後期になると、赤ちゃんもどんどん成長し、それに伴い子宮も大きくなります。圧迫された大腸や小腸は、背中の方に移動してしまうため、便が出にくくなってしまうんです。
さらに、水分も必要以上に吸収されてしまうので、便が硬くなり、出にくくなってしまいます。

妊娠中の便秘を解消してくれる食べ物とは?

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お腹の赤ちゃんの成長のことを考えると、出来るだけ薬は使いたくないと思うママが圧倒的に多いと思います。そんなママは、是非食生活を改善してみましょう。まずは、以下のような食べ物や飲み物を意識して摂り入れてみると良てください。薬ではないので、即効性はないとは思いますが、数日後には変化が少しづつ現れているはずです。

①乳酸菌を摂り入れよう

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皆さんご存知の通り、乳酸菌は腸の働きを整えてくれる作用があります。乳酸菌が多く含まれている食べ物と言えば、ヨーグルトやチーズなどの乳製品だけでなく、納豆や味噌、キムチなどの発酵食品にも多く含まれているんですよ。

乳酸菌は、毎日同じ量を摂り続けることで効果が出てくるんだそうです。毎朝、朝食時にヨーグルトや納豆を食べるなど、習慣にすると良いかもしれませんね。乳酸菌は、色々な種類がある為、体に合う合わないもあるんだそうです。10日以上同じ菌の入った食べ物を続けてみて、効果が見られなければ、別の種類のものを試してみるなど工夫すると良いでしょう。

②オリゴ糖が効果的!

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オリゴ糖は、腸内で善玉菌の餌になり、善玉菌をどんどん増やしていく働きがあります。オリゴ糖を摂取することで、善玉菌が増えるので、腸内環境の改善が整えられ、便秘解消となるわけです。なかでも、ガラクオリゴ糖という種類は、特に便秘に効果的と言われています。最近では、スーパーやドラッグストアで手に入りますので、お砂糖の代わりに摂り入れると良いと思います。

因みにオリゴ糖は、出産後、赤ちゃんが便秘の時にも活用できますので、1つ持っていると役に立つかもしれませんよ。

③食物繊維を摂る

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便秘解消に欠かせないものは、食物繊維ですよね。食物繊維には、排便を促す作用があるので、いつもの食事に沢山摂り入れてください。この食物繊維は、「水溶性」と「不溶性」の2タイプあり、それぞれ働きが異なります。両方ともバランスよく摂ると、より効果が発揮できるようです。

『水溶性食物繊維』は、胃や腸で吸収されずにカチコチに固まってしまった便を、柔らかくし、排出しやすくする作用があります。また、腸内環境を改善する作用もあるので、便秘解消には特に効果的ですね。代表的な食材として、昆布などの海藻類、納豆や大豆などの豆類、ごぼう、こんにゃく、にんじん、切り干し大根やアボカドに多く含まれます。

果物だと、キウイフルーツやプルーンにも多く含まれているので、つわりが酷く、食事がとれない人は、プルーンなどを食べると良いでしょう。

一方、『不溶性食物繊維』は、腸内で水分を取り込んで数十倍に膨れ上がると、腸を刺激し、腸内活動を活発にしてくれる働きがあります。おからやインゲン、トウモロコシに多く含まれています。

④妊娠中の強い味方!ルイボスティーを飲む

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妊娠中は、カフェインを控えなければならないため、紅茶やコーヒーが飲めず、ストレスになる妊婦さんも多いですよね。そこで多くの人に飲まれているのが、ルイボスティー。妊娠中でも安心して飲めるノンカフェインのハーブティーです。このルイボスティーは、マグネシウムがたくさん含まれているので、腸内にある水分を吸収し、便を柔らかくしてくれる働きを持っています。

ほかにも、活性酸素を除去する働きもあるので、腸内の悪玉菌をやっつけてくれるそうです。麦茶やたんぽぽコーヒーに飽きたら、是非ルイボスティーを飲んでみてください。もちろん、産後の授乳期間中にも飲んでいただけますので、味が好みの人は続けていると、快便になり、産後もスッキリダイエットに繋がるかもしれませんね。

⑤お酢ドリンクを飲む

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少し前に、ダイエットの方法の一つとして、お酢ドリンクを飲むというのが流行りましたが、これは、お酢が腸の働きを助けてくれ、便秘を解消してくれるからなんです。市販で売られているドリンクタイプの黒酢やりんご酢は、さほど酸っぱすぎないので飲みやすくておすすめです。妊娠中、酸っぱいものを好む妊婦さんにはピッタリですね。

他にも、最近流行っている酵素ドリンクなども同様に腸内の働きを活発にするため、便秘解消につながるそうです。気になる人は是非飲んでみてくださいね。

妊娠中、気をつけなければいけない食べ方は?

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いくら便秘にいいからと言っても、妊娠中は食べ過ぎに注意しましょう。フルーツやヨーグルトは、糖分が気になりますので、たくさん食べると体重増加の原因にもなります。特に妊娠後期は、体重管理がとても厳しくなりますので、適度に摂り入れるようにしましょう。ヨーグルトを食べる場合は、無糖を選び、甘さが足りない人は、オリゴ糖を入れると効果的ですね。

また、野菜やフルーツを食べる場合は、必ず表面をよく洗ってから食べましょう。実は、野菜やフルーツの表面には「リステリア菌」という細菌が生息しています。妊婦さんが口にすると、感染する確率が非常に高いので、気を付けましょう。

万が一、感染してしまうと、胎盤を通じてお腹の赤ちゃんに感染し、早産や流産のリスクが高まるとされています。必ずよく洗って下さいね。

スッキリ快便!おすすめレシピ3選

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ここではおすすめの便秘解消レシピを動画で分かりやすくご紹介します。体調の悪い妊婦さんでも簡単に作れるレシピばかり集めてみました。

つわりなどで思うように食事が摂れない方でも食べやすいものばかりなので、便秘に悩んでいる人は是非試してみて下さい。出産までにスッキリと便秘解消をして、赤ちゃんを迎える準備を整えてましょう!

1. オリゴ糖を使ったオレンジスムージー

便秘解消レシピbyカラダの中からキレイラボ オレンジスムージー篇

オレンジやマンゴーなどのフルーツを中心としたスムージーなので、飲みやすいと思います。オリゴ糖が便秘解消に更に効果的ですね。
あまり食欲のない妊婦さんでも、手軽に飲める為、ビタミンなどの栄養補給にもなり、一石二鳥です!

2. 豆乳きな粉クッキー

妊婦さんの便秘解消にオススメ♪きな粉クッキー

きな粉や豆乳も、大豆製品なので便秘解消に一役買ってくれます!妊娠中のおやつは、体重管理のことを考えると、食べたいのに食べられないストレスを感じてしまいますよね。

そんな時に、豆乳きな粉クッキーはいかがでしょう?便秘解消なだけでなく、カロリーも低めなので妊婦さんでも安心です。

3. りんごとさつまいも煮

【便秘解消!切って煮るだけの簡単おやつ。りんごとさつまいも煮】

切って煮るだけの簡単レシピです。食物繊維が豊富な食材なので、便秘解消に効果が期待できるでしょう。甘い物が好きな人は、チョコレートやケーキを食べるより、このようなおやつを食べた方が体にいいですよね。

産後、離乳食が進んできたら、赤ちゃんにも食べさせやすいので、覚えておくと便利です。

酷い便秘は主治医に相談!

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便秘になると腸が詰まった状態になり、摂取した水分が便に吸収されると、さらに便は硬くなってしまいます。便秘は解消しなければ、どんどん悪化し、酷い人はトイレに半日篭っていた…なんてこともあるそうです。

硬い便を無理やり押し出そうといきんでしまうと、肛門に圧力がかかり、痔になってしまう場合もあります。便秘だけでなく、痔になってしまうなんて、益々ストレスですよね。

もともと、前述したとおり妊娠中は子宮が大きくなり腸を圧迫するので、直腸周辺の血流が悪くなります。すると、肛門の近くがうっ血しやすくなる為、出来れば思い切りいきまず排便することを心がけましょう。

その為には、便秘が酷くなり過ぎる前に解消しておくことが大切です。もし、食生活を意識して改善しても治らないようなら、一度産婦人科の医師に相談してみて下さい。お腹の赤ちゃんに影響のない薬を処方してくれるはずですよ。市販の便秘薬は、子宮を収縮させてしまう作用の物が含まれていたりしますので、必ず病院で処方されたものを飲むようにして下さい。

まとめ

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妊娠中の便秘は、甘く見ていると大変なことになります。便秘が続くと、下痢になることもあり、下痢になると子宮口が開きやすくなります。そうすると、赤ちゃんが下りてきやすくなってしまうんだそうです。特に妊娠中期には注意が必要なので、気になることがあったら、早めにかかりつけのお医者さんに相談すると良いですよ。

妊娠中の便秘や下痢は、珍しいものではありませんので、恥じることはありません。まずは、軽いうちに食生活を改善し、すっきり便秘解消に努めましょう。安定期に入り、体を少し動かせる人は、お散歩や体操など、無理のない程度で運動することも効果的です。