妊娠中の立ち仕事は危険?仕事を続けるなら流産や早産のリスクも理解しておこう

妊娠中の立ち仕事って大変ですよね。妊娠初期は流産やつわり、妊娠中期以降はお腹の張りや早産の可能性…と仕事を続けていくうえでこれらのリスクはつきものです。仕事を続けることは立派なことですが、妊娠中の立ち仕事は流産・早産のリスクがあることを理解しておきましょう。

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2017/03/23 公開 | 6662 view

妊娠中の立ち仕事は危険?仕事を続けるなら流産や早産のリスクも理解しておこう

妊娠初期は流産しやすい時期

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妊娠が分かって嬉しい気持ちでいっぱいの妊娠初期ですが、仕事のことを考えると憂鬱になりますよね。立ち仕事を続けていくのか、仕事を辞めるのが望ましいのか…。仕事の継続は働く女性にとって、妊娠初期にぶつかる壁の一つですよね。

ですが妊娠初期は妊娠中一番「流産」しやすい時期といえます。妊娠15週までの期間を妊娠初期といいますが、この期間の流産は主に胎児側の問題が多いのですが、妊娠初期の流産率は全体の80%を占めるといわれています。

胎児側の染色体異常や子宮外妊娠などの要因で胎児が子宮内で充分育てないことが原因なので、残念ながら私たちに防ぐ術は残念ながらありません。立ち仕事以前に妊娠初期の段階では、このような流産のリスクが高いということを理解しておきましょう。

妊娠初期の立ち仕事はつわりも重なって大変

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妊娠初期は、早ければ妊娠4週から「つわり」が始まる人もいますよね。妊娠初期の立ち仕事はつわりの気持ち悪さや吐き気を助長させるため、思っているよりも身体へ大きなダメージを与えてしまいます。

また妊娠初期は流産の他にも「切迫流産」の恐れがあるため、激しい動きや長時間の立ち仕事は母親の身体にストレスや疲労を与えます。妊娠初期の流産は胎児側の問題が多いですが、切迫流産に至っては母親側のストレスや疲労、冷えなどが原因の場合もあります。

立ち仕事でなくとも、電車で座れずにいるとつらいと感じますよね。立ち仕事はつわり中の身体には重労働です。また妊娠初期は出血もしやすいため、妊娠がうまくいってないんじゃ…という不安にも繋がってしまいます。

立ち仕事・妊娠初期に限ったことではありませんが、妊娠中は周りに迷惑かけたくないと頑張り勝ちになります。妊娠中はなるべく安静にしいているか、無理のない範囲で仕事をするようにしたいものですね。

妊娠が発覚したら立ち仕事でもそうでなくても上司へ報告

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妊娠が発覚したらなるべく早めに上司へ報告を入れておくのが望ましいです。なるべく妊娠が安定するまでは報告したくない人もいると思いますが、妊娠初期はつわりの度合いによっては周りへ大きな迷惑をかけてしまうことがあります。

立ち仕事では吐き気や気持ち悪さから倒れてしまうかもしれませんね。倒れたあとに「なぜ妊娠を報告しなかった」と責められる可能性もあります。妊娠報告は自分の身を守ることにも繋がるので、なるべく早めに報告をするようにした方が良いです。

まだ同僚たちに知られたくないなら、上司にまだ周りに話さないでほしい旨を伝えておきましょう。妊娠が安定するまではなかなか抵抗があると思いますが、大事な身体・胎児を守れるように、無理のない仕事内容にしてもらえるようにせめて上司だけには報告した方が自分のためでもありますよ。

妊娠中期になっても立ち仕事で無理は禁物

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流産する確率も減った妊娠中期はつわりも落ち着いている人が多い時期です。そのため初期に休みをもらっていた人でも比較的安定して仕事をすることができます。今まで休みや迷惑をかけていた分を取り戻そうと意欲を出している時期でもありますね。

しかし忘れてはいけないのが、まだ流産の可能性や早産になってしまう可能性があることです。立ち仕事は動き回ることが多い仕事です。妊娠中は動き回るとお腹が張りやすくなります。軽い張りならまだ頑張れると思いますが、これがカチコチになるくらいの張りになると注意が必要です。

家ではゆっくり横になれますが、立ち仕事をしているとそうもいきません。妊娠初期を乗り切ったから大丈夫、と考えず、中期は中期でお腹の張りに気をつけましょう。立ち仕事の場合座って休むことも難しいかもしれません。

さまざまなリスクを考えて、場合によっては仕事内容を変えてもらうことも考えましょう。

妊娠後期は長時間の立ち仕事は控えるようにしましょう

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