妊娠中の栄養は産後の回復にも重要!?
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妊娠中の食事は妊婦さんだけではなく、お腹の赤ちゃんにとっても大切な栄養源ですよね。妊娠中は必要な栄養をしっかりと摂取したいもの。
かと言って、体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群や、前期破水などのトラブルの原因になってしまいます。でも体重が少なすぎることでも、切迫流産や切迫早産などの問題が出てしまうんです。
かと言って、体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群や、前期破水などのトラブルの原因になってしまいます。でも体重が少なすぎることでも、切迫流産や切迫早産などの問題が出てしまうんです。
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適切な体重制限をしながら、摂取するべき栄養はしっかりと食べることが重要です。妊娠中にちゃんと栄養を摂取できていると、出産後の体力の回復も順調になるんです。産後は体力勝負ですから、これも重要ですよね。
ただ栄養を摂ると言っても、カロリーは高くても必要な栄養が摂取できない食事では、妊婦さんにもお腹の赤ちゃんにとっても望ましくありません。
体重増加を抑えるために必要な栄養が不足してしまってはいけませんし、逆に体重があっても、摂取するべき栄養が不足していては妊婦さんが低栄養状態になってしまいます。
ただ栄養を摂ると言っても、カロリーは高くても必要な栄養が摂取できない食事では、妊婦さんにもお腹の赤ちゃんにとっても望ましくありません。
体重増加を抑えるために必要な栄養が不足してしまってはいけませんし、逆に体重があっても、摂取するべき栄養が不足していては妊婦さんが低栄養状態になってしまいます。
増加する低栄養妊婦と低体重児?妊娠中の栄養が重要
日本では増加!2500g以下の低体重の赤ちゃん
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日本ではここ30年ほど、生まれてくる赤ちゃんの低体重化が進んでいることが、厚生労働省の調査結果で出ているそうです。赤ちゃんの平均体重が、30年前と比較すると200gも減ってしまっているんです。2500g以下の赤ちゃんは『低出生体重児』と呼ばれます。
低体重で生まれた赤ちゃんは、将来生活習慣病やメタボリックシンドロームになりやすくなるという可能性が指摘されています。
低体重で生まれた赤ちゃんは、将来生活習慣病やメタボリックシンドロームになりやすくなるという可能性が指摘されています。
低体重で生まれると、生活習慣病や妊娠糖尿病のリスクが
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例えば英国の『Barker仮説』では、生活習慣病の起源が胎児の時の栄養の低さによるものという、胎児プログラミング仮説が出されているんです。
これは胎児の時に栄養不足の環境になってしまうことで、胎児の体質が変質していまうという見解です。
よくダイエットで、食事制限をしすぎることでかえって太りやすい体質になってしまうことが言われますよね。栄養が不足した身体は、以後エネルギーを溜め込みやすい体質に変わってしまいます。それが胎児の時の栄養不足でも起こってしまうということのようです。
これは胎児の時に栄養不足の環境になってしまうことで、胎児の体質が変質していまうという見解です。
よくダイエットで、食事制限をしすぎることでかえって太りやすい体質になってしまうことが言われますよね。栄養が不足した身体は、以後エネルギーを溜め込みやすい体質に変わってしまいます。それが胎児の時の栄養不足でも起こってしまうということのようです。
今から約15年前に、英国のサザンプトン総合病院の環境疫学部門の研究者バーカーらは、欧米の地域住民の調査から、低出生体重など出生時に身体サイズが 小さく生まれた人は、成人になると循環器疾患や2型糖尿病になる割合が高いことを発見しました。胎児期の母親のお腹の中が低栄養の環境の場合、胎児は栄養 摂取不足になるので、出生時には小さく生まれます。
他にも、妊娠中の栄養不足により起こる様々な問題についての報告があります。
日本でも国立成育医療研究センター母性医療診療部による調査で、2500g以下で生まれた女性は妊娠糖尿病になるリスクが、2500~4000gで生まれた女性の6倍も高いと出たそうです。
このように低体重で産まれた赤ちゃんは、将来的に様々な問題を抱えてしまう可能性が示唆されています。
日本でも国立成育医療研究センター母性医療診療部による調査で、2500g以下で生まれた女性は妊娠糖尿病になるリスクが、2500~4000gで生まれた女性の6倍も高いと出たそうです。
このように低体重で産まれた赤ちゃんは、将来的に様々な問題を抱えてしまう可能性が示唆されています。