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幼稚園に行きたがらない子どもへの7つの原因と対処法!上手に克服して親子の絆を更に深めよう!

幼稚園に行きたがらない子どもへの7つの原因と対処法!上手に克服して親子の絆を更に深めよう!

2019年5月13日 公開

「幼稚園・保育園に行きたくない!」と子どもが登園拒否をすることは、よくある話です。それまで順調に通えていたのに、ある日突然起きることもあります。忙しい朝に毎日グズられては困りますよね。 そこで今回は、幼稚園の登園拒否に対する原因と対処法についてまとめました。 子どものSOSのサインをキャッチして、早めの対応をしましょう。子どもの話をじっくり聞いて、1日でも早く、楽しく安心して幼稚園に通えるよう、ママがサポートしてあげてくださいね。

「幼稚園へ行きたくない」はある日突然始まることも

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幼稚園や保育園の登園渋り。朝の忙しい時間に「行きたくない」と泣き叫ぶわが子に、イライラしたり悩んだりした経験はありませんか?
よくあるケースは、入園後、まだ慣れない園生活に不安で「ママと離れるのが嫌」と泣く場合ですが、実はそれ以外にもゴールデンウィークや夏休み・冬休みなどの長期休暇明けや、新しいクラスに進級する時期などにも登園渋りが起こりやすいと言われています。

また、ママに2人目、3人目の赤ちゃんができたなどという時にも「赤ちゃん返り」することで登園を渋ることもあります。たとえ順調に園生活を送っていたとしても、ある日突然「行きたくない」と言い出すこともあり得ますので、決して他人事だと思わずに、子どもの様子には十分注意しておきましょう。

原因①友達とのトラブル・友達が作れない

Girl Portrait Black And White - Free photo on Pixabay (148789)

子どもの性格によっては、お友達の輪になかなか入れない・コミュニケーションが上手くとれないこともあります。また、お友達と喧嘩をしたり、ちょっとした行き違いから意地悪をされたというケースもあります。

特に5歳児くらいになると、他人と自分を比較して優劣をつけたがったり、お友達に負けて「悔しい」という気持ちを感じるようになりますので、遊びや園生活の中でお友達とトラブルになることも増えてきます。競争心が芽生えること自体は悪いことではありませんが、それが相手を傷つけるような言動として表れてしまうのは好ましくありませんね。

まだ物事の善悪をしっかりと理解できていない年齢ですから、感情の赴くままに、つい口調が激しくなったり、手が出てしまったりすることもあるでしょう。
幼稚園児であっても、意外とお友達とのトラブルは多いものです。

~対処法~

仲良く遊んでいたお友達の名前が出てこなくなったり、公園遊びに行きたがらなくなるなど、何か異変を感じたら、まずは子どもの話を聞いてあげましょう。その際、決して怒らず、責めずに子どもの気持ちを引き出すイメージで聞くことがポイントです。

普段から、お風呂の時間や帰り道の時間を活用して、「今日幼稚園どうだった?」「何して遊んだの?」など話をする習慣をつけると良いですね。また、ママも子どもの園生活に興味を持ち、お友達の名前を覚えるなど話が盛り上がるような工夫をすると良いかもしれません。

大人も、困ったとき・不安なときに頼れる「心の拠りどころ」あると、とても強くなれますよね。子どもにとっては、それがママやパパであることを忘れないようにしましょう。

常に「何かあったらママが助けにいくからね」「ママはあなたの味方だから大丈夫」と安心させ、勇気づけてあげることも大切です。

お友達とのトラブルは、特に気持ちが不安定になりやすいので、子どもが安心してなんでも話せる環境を作ってあげると良いでしょう。お友達トラブルは、これから子どもが成長していく過程で度々起こることです。良い教材だと思って、積極的に解決策を見出していくといいですね。

原因②苦手なことがある

Child Kid Play - Free photo on Pixabay (149366)

子どもも大人と同じように苦手なものにはストレスを感じてしまいます。たとえば運動が苦手・工作が苦手・歌が苦手・給食を食べるのが苦手・プールが苦手などです。

得意・不得意は誰にでもあり、個性でもありますから無理やり「好きになれ」とは言えません。しかし、子どもの場合は、「食べず嫌い」と同じようにちょっとしたきっかけで嫌いが好きになることもあるかもしれませんので、何でもかんでも「苦手ならやらなくていい」とは教えないようにしましょう。

~対処法~

まずは、何が苦手で何が嫌なのか、本人と話して原因をはっきりさせましょう。

苦手なものも慣れていけば楽しくなる・好きになるということを教える良い機会でもあります。焦らずに、励ましながら一緒に練習し、自信をつけてあげるようにしたいですね。

私の娘は、入園当時、鉄棒が苦手でしたが、休みの日に公園で度々練習することで「できる喜び」を知り、鉄棒が好きになりました。よくよく話を聞いていくと、苦手というよりも「怖い」から嫌いだったようです。
このように、苦手なことが楽しみに変わることもありますから、子どもの可能性を伸ばしてあげることも大切です。

また、努力する大切さを学ぶ良いきっかけにもなると思います。

原因③環境の変化

Kindergarten Clown Garden - Free photo on Pixabay (148792)

入園や進級で新しいクラス・新しい先生になると、雰囲気もガラリと変わるものですよね。慣れ親しんだお友達や先生と離れ離れになるのは、とても不安なことでしょう。

環境の変化に順応するのが苦手な子もたくさんいます。登園拒否とまでは行かなくても、園から帰ってから不機嫌だったり、甘えん坊さんになったりと不安定になる子もたくさんいます。

~対処法~

子どもが最も安心できる場所は、やはり「ママ」。
慣れない園での生活にストレスを感じているときは、帰ってきたら笑顔で迎え入れ、たっぷりとスキンシップをとるようにしましょう。

ママに甘えたい・ママとずっと一緒にいたいという想いからで登園拒否になることもありますので、朝はきちんと笑顔で送り出し、帰ってきたらたっぷり甘えさせてあげるなどメリハリをつけると良いでしょう。

登園前も、ぎゅっと抱きしめてあげるなど、子どもが頑張れるように促してあげることも大切です。

原因④先生が苦手・怖い

Colorful Five Fingers Kid - Free photo on Pixabay (149371)

子どもも大人と同じように、他人との相性が合う・合わないがあります。たとえ幼稚園の先生であっても、苦手だなと感じることもあるでしょう。

また、先生に叱られたことがきっかけで「怖い」と感じることもあり、それらが登園拒否につながってしまうこともあります。

~対処法~

まずは子どもの話をよく聞くようにします。
子どもに聞いてもよく事情が分からなかったり、子どもが上手く話せなかったりする場合は、先生に直接聞いてみましょう。もし、直接担任の先生に話しづらければ、学年主任の先生など頼れる先生に相談すると良いです。

子どもの言い分だけでは、状況を判断することも難しいので、双方の話を聞いて原因を特定することが大切です。
単に子どもの勘違いや相性の問題だけなのか、それとも実際に先生がヒステリックになって怒鳴ってしまったり、他の子と違う態度で接するなどといった行為があるのかどうか、それによって対処法も変わってきます。

万が一のトラブルを早期に発見・解決するためにも、日ごろから先生やクラスのママ友との交流を深めておくと情報収集の際に役立つでしょう。

原因⑤朝起きられない・準備ができない

Clock Time Alarm - Free photo on Pixabay (149374)

生活習慣が乱れ、大人と同じような時間帯に寝る子は、どうしても早起きができないことがあります。大人もそうですが、寝不足気味だと、頭の回転が悪く集中力もないので、朝ごはんを食べなかったり、登園準備に時間がかかってしまうこともありますね。

「早くしなさい」と、ママもつい怒ってしまいますが、それがまた登園拒否を引き起こす原因にもなってしまいます。

~対処法~

幼稚園に行きたくないと毎日グズるわが子を見ると、つい怒鳴ったりイライラしたりしてしまいますが、そこはグッと我慢して叱らないように心がけましょう。

ママがイライラすることで、余計に子どもも不安定になってしまいます。
生活習慣の乱れにより、朝がグズグズになってしまう場合は、ママも一緒に早寝早起きをし、子どもの生活リズムを改善するようにしましょう。起床時間も、笑顔で気持ちの良い朝を迎えられるよう、余裕を持って準備ができる時間に設定すると良いですね。

原因⑥体調不良

Portrayal Portrait Crying - Free photo on Pixabay (148797)

朝起きたら、食欲がない・元気がないということもあるでしょう。
もしかしたら、体調不良のサインかもしれません。熱がないかチェックしたり、どこか痛いところがないか、いつもと違うところがないか見てあげてください。

体調不良が原因で、心も不安になり登園拒否をする子もいます。

~こんなときは要注意!~

単なる突発的な登園拒否ではなく、幼稚園に行く平日に限って体調不良になるという場合は注意が必要です。
血尿が出たり、腹痛を訴えたり、嘔吐や頭痛がしたりする場合は、何らかのストレスにより、体調を崩している場合が考えられます。

このような場合は、無理に登園させるとかえって症状が悪化してしまうため、幼稚園側と相談しながら、解決の糸口を見つけていきましょう。
何かしら大きな原因があるかもしれません。

原因⑦ママと離れたくない

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幼稚園に馴染めない子どもの場合、「ママと離れたくない」「ママと離れるのが不安・寂しい」と感じていることがよくあります。特に、長期休み明けなどはママと楽しく過ごしたことで、余計に登園を拒否してしまうものです。

大人も、連休明けに仕事に行くのが憂鬱だと感じるものですから、ママに甘えたい・離れたくないということが原因であれば、あまり深刻に悩まずに成長を温かく見守ってあげることも必要となります。


~対処法~

ママと離れるのが嫌で登園を拒否する場合は、幼稚園に行くことが楽しいと思える何かを見つけることが大切です。どんな些細なことでも構いません。お友達とお手紙交換をはじめたり、給食のデザートを楽しみにしたり、園庭で育てているお花の観察を楽しみにしても良いでしょう。

お友達作りが苦手で、園生活に不安を感じている子は、公園遊びを通じてお友達の輪を広げていくのもおすすめです。ママが他のお友達やお友達のママと仲良く楽しそうに話す姿を見て、徐々に安心感を覚えてくれるでしょう。
少しのきっかけで変わることもありますので、模索しながら「幼稚園の楽しみ」を見つけるといいですね。

なるべく登園させることが大切!

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登園拒否をする子に、「かわいそうだから」と休ませてしまうママもいますが、これだといつまでたっても幼稚園に慣れず、登園拒否が改善されなくなってしまいます。

泣き叫ぶ・グズる子を見てかわいそうに思えてしまいますが、そこは心を鬼にして、「いってらっしゃい」「今日も頑張ってね」と笑顔で送り出すようにしましょう。

幼稚園に行きたくないから制服に着替えないという子もいますが、あまり酷いようなら先生に相談し、しばらく私服で通わせても良いかなど聞いてみるのも1つです。
体調不良以外は、どんな状況であっても、まずは登園させることが大切なので、ママは毎朝大変ですが、子どもが慣れるまでの辛抱だと思って乗り越えましょう。

まとめ

Heart Card Pastels - Free photo on Pixabay (148798)

いかがでしたか?

子どもは、大人が思う以上にデリケートです。ママの喜ぶ顔が見たいと、無理に頑張りすぎる子もいます。

少しでもいつもと様子がおかしいと感じたら、じっくり話す機会をもうけるようにしましょう。

子どもが何かしらの壁にぶつかった時は、次のステップに成長するチャンスとも言えます。今こそ、親子で力を合わせて乗り越えましょう!
上手く克服できれば、ママへの信頼感がアップし、親子の絆も深まることができますよ。